奥さまは魔女 シーズン1 第17話~第20話 あらすじ・感想

第17話 夫婦善哉

あらすじ・感想

夜ベッドに入っていると、ダーリンが裏の鍵をちゃんとかけたかどうか心配だと見に行く。ものすごい音がしてサマンサが駆けつけると、ダーリンが階段で足を滑らせて落ち足首をくじいてしまった。

ダーリンは仕事にも行けずベッドに釘付けになっていて、ちょっとしたことでサマンサを上に呼びつけている。さすがにサマンサも階段の上り下りで疲れてしまい、家中のものに協力してもらってダーリンのお世話をすることに。

サマンサが下で掃除をしていると冷蔵庫が勝手に開いてサンドイッチを作り出し、上へと運ばれて行く。そんな中ママが現れ、人間が魔法の味を知ってしまうと歯止めがきかなくなるとアドバイスする。

サマンサは大丈夫だと言っていたが、ダーリンは魔法にどっぷり浸かってしまった。サマンサとママの前で魔法を禁止していたことを謝り、これからは好きに使ってくれとサマンサに似合う毛皮を出させる。

翌日、ダーリンはラリーを呼んで仕事を引退すると伝え、サマンサと楽しく暮らそうと言い出した。サマンサは毒を制するには毒しかないと、家も売って海外を回り、宮殿のような家で楽しく暮らそうと提案する。


ダーリン魔法にはハマるの巻ですね。
命令さえすれば必要なものが飛んで来てくれて、これほど楽なことはありません。

ダーリンじゃなくても魔法を手にしてしまったら、やりたいことや楽しいことを思い切りできますし、欲しいものを簡単に出せてしまいます。
エンドラがこうなると指摘したように、ダーリンが欲の塊のようになってしまいました。

長く生きている魔女エンドラは色んな経験をしてたくさんの人間を見てきたからこそ、娘に忠告したのでしょう。
あのエンドラとダーリンが仲良くおしゃべりしているのも珍しいし、エンドラがダーリンの名前を間違えずに呼んだのも珍しいことです。
ダーリンを好きになったというよりも、面白がっていたからでしょう。

サマンサはダーリンにささやかな幸せや目的を達成した時の喜びを思い出させてあげて、半年の結婚記念日を幸せに過ごせてよかったです。
最後のサマンサの涙にはこっちまでウルウルしてしまいました。

DATA

原題:A Is for Aardvark
放送日:1965/1/14
監督:アイダ・ルピノ
脚本:アール・バレット

第18話 猫にバケたな

あらすじ・感想

ライバル会社が契約しているマーガレット化粧品の広告をダーリンが担当し、向こうの社長も気に入った。すぐ契約ができるかと思ったら、会長のマーガレット・マーシャルの承認が必要とのこと。

そんな話をしているとマーガレットがやって来て、広告を見ていい出来だが細かいところを詰めたいと言い出し、今夜会社があるシカゴまで来てくれと命令口調で指示する。100万ドルの契約がかかっていて、ラリーはダーリンがマーガレットの気に入られたのを見抜き、結婚していることは内緒で行けと言う。

今夜はサマンサとの7ヶ月めの結婚記念日だったが、すぐに帰宅してサマンサに仕事でシカゴへ行かないといけないと伝える。お互いにプレゼントを交換し、一緒に行きたいというサマンサを止めて家にいてくれと頼んで、ダーリンはシカゴへ。

マーガレットの迎えが来ていて彼女が住む船に案内され、船内で打ち合わせすることに。船長が波止場で見つけたという猫を抱いていて、ダーリンは猫をサマンサだと思い込む。

ラリーの予想通りマーガレットはダーリンに迫って来るが、ダーリンは猫を気にしながらやんわりと断る。


魔法らしい魔法なんてなかったのに大爆笑したエピソードです。
ダーリンはモテモテですから、いつも美しくて上品な女性からアプローチされています。
それにも屈しないで何とか仕事を上手くいかせようと頑張っている姿がかわいかったです。

猫を追い掛け回して、挙句の果てに愛の言葉をささやいていましたから、他人が見たらおかしな人だと思うはずです。
猫だけじゃなくてペリカンまで登場して、なでながら魚食べたの?なんて聞いていました。

そりゃ、普通のペリカンなら魚を食べるでしょうし、サマンサは細部にまでこだわるので化けるなら臭いにもちゃんとこだわっているでしょう。
あのペリカンは実はママだったらしく、エンドラは嫌っているダーリンからなでられて愛をささやかれたのですから、さぞや気持ち悪かったでしょうね。

ゲスト

チャーリー・ゴッドフリー – ハリー・ホルカム
ケリー – ジョージ・アイヴス
クジョー – クラレンス・ルン
マーガレット・マーシャル – マーサ・ハイヤー

DATA

原題:The Cat’s Meow
放送日:1965/1/21
監督:デイビッド・マクダーモン
脚本:リチャード・セイル、メアリー・セイル

第19話 離婚もたのし

あらすじ・感想

ダーリンの両親が街中に越してきて、サマンサはダーリンの両親と自分の母エンドラを食事に招待することに。先にダーリンの両親がやって来て、フランクが定年後の生活でもう一花咲かせたいとみんなに話していた。

チャイムが鳴ってエンドラがやって来て、美しくてセンスのいいエンドラにフランクはべったり。フィリスはエンドラに舞い上がっているフランクを見て、ちょっと腹を立ててしまう。

明日、ミュージカルを見に行くので、エンドラも一緒にどうかとフランクが誘うが、フィリスは明日は頭痛がしそうだからと行くのは止めようと言い出し、フランクはエンドラと2人きりで行こうと誘い彼女もOKする。

ダーリンとサマンサは両親の不仲が原因で言い合いになってしまい、腹を立てたサマンサは魔法でダーリンをベッドから追い出してソファへ。

ダーリンは母を訪ねて仲直りさせようとするが、父もまたソファーで寝かされた様子である。ダーリンの職場にフィリスが訪ねて来ると、急に離婚弁護士を紹介してくれと言い出し、両親が離婚の危機に陥る。

フランクは家に戻らずクラブに泊まり、サマンサがフィリスと出会った頃の愛情いっぱいのエピソードを聞いていた。サマンサがフィリスを買い物に連れ出しておめかししてフランクを待つよう説得するが、エンドラがフィリスを訪ねて事態は余計にややこしくなってしまう。


親のけんかにダーリンとサマンサまで巻き込まれてしまって、親を仲直りさせるために走り回っていました。
エンドラは上品で素敵だし、笑顔を振りまいて社交性を発揮しただけですし、魔法も使っていませんでした。

ポーっとなったのはフランクの方だから、ダーリンがサマンサを責めるのはお門違いですね。
それなのにダーリンが難癖をつけてサマンサに親の悪口を言ってしまったから、ソファー送りになってしまいました。
やっぱり、魔女を怒らせると怖いですね。

2人を出会った場所で出会った時のような気分で再会させようというサマンサのプランはとてもロマンチックでした。
エンドラも娘のためなら仕方ないと手伝ってくれて、魔法でお膳立てはばっちりでしたね。
電車を急に止めたり飛行機を勝手に飛行場を作って下ろしたりしたら、それこそニュースになって大騒ぎになりそうです。

ゲスト

ハーコート – デイヴィッド・ガーナー

DATA

原題:A Nice Little Dinner Party
放送日:1965/1/28
監督:シャーマン・マークス
脚本:バーナード・スレード

第20話 正体みえたり

あらすじ・感想

サマンサはエジプトにいるいとこマリオの結婚式に招待されるが、ダーリンの希望で欠席することに。ママが姿を現してダーリンに文句を言うが、サマンサもダーリンが仕事をしているのにエジプトには行けないと断ってしまう。怒ったママはダーリンに今に見ておれと脅すような捨てゼリフを吐いて去って行く。

ダーリンは仕事が大忙しで、ラリーは見かねてアシスタントのギデオンを雇う。ダーリンに憧れている若いギデオンをダーリンも気に入り、2人でクライアント、ウルフ氏に会いに行く。エール大出身のウルフは同じエール大の後輩ギデオンを気に入る。

その日からダーリンに奇妙なことが起こり始め、プレゼン中にしゃっくりが止まらなくなったりエレベーターに閉じ込められてしまう。サマンサにママのせいじゃないかと聞くが、ママはそんなことはしないと言っている。

しかし、ダーリンが徹夜で考えたアイデアをウギデオンに盗まれ、ギデオンはママが送り込んだ魔法使いだと確信する。魔法使いならそんな小さな魔法は使わないし得にもならないとサマンサは言っていたが、ママに仕業じゃないにしてもギデオンの正体を突き止めようと魔法をかけてしまう。


ダーリンのアシスタントとしてやって来た爽やか青年のギデオンは、腹黒い詐欺師のような人物だったんですね。
最初はダーリンと同じくエンドラの嫌がらせかと思っていたら、どうやら違ったようです。

タイミングよくダーリンがくしゃみしたりプレゼンの台が壊れたりしたから、絶対に魔法だと思いました。
不運続きのダーリンでしたが実は全てギデオンの策略でした。

サマンサ絡みの魔法使いという線も考えたのですが、まさか人間だったとは予想を裏切られて、なかなか楽しかったです。
エンドラもダーリンに甘い言葉をささやいて、魔法には魔法で対抗しようと、ダーリンに魔法を使わせたとばかり思いました。

身内になったことだしと家族思いのところを見せて、意外と思いやりがあると思ったら何もしていなかったんですね。
サマンサのおかげでギデオンの本心が聞けましたし、どうやってダーリンのアイデアを盗んだのかのトリックもわかってすっきりしました。

ゲスト

ウールフ – アレックス・ゲリー
ギデオン・ウィトセット – ジョナサン・デイリー

DATA

原題:Your Witch Is Showing
放送日:1965/2/4
監督:ジョセフ・ペヴニー
脚本:ジョアンナ・リー

奥さまは魔女

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