BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン3 第1話~第4話 あらすじ・感想

第1話 金庫室の晩餐

あらすじ・感想

3人の若者が乗る車のフロントガラスに頭蓋骨が飛んで来て、嫌がるブレナンをブースは無理やり連れ出すことに。ザックがイラクに行ってから3ヶ月が経ちブレナンは助手選びをしているが満足行く人材に恵まれず、クラークが今は助手代わりを務めていて、採用されるかどうかがかかっていた。

車を運転していた若者はトラックの荷台から頭蓋骨が飛んできたと言っているが、陸橋から投げ込まれトラックの荷台で跳ねて車に跳んできた可能性もあった。頭蓋骨に削られた跡があり人間の歯によるもので犯人は食人者だと断定し、近くの耳鼻咽喉科のレントゲン写真から、被害者は天才バイオリニストのギャビン・ニコルスだと判明する。

ブースはギャビンの恋人の尋問にブレナンを連れ出そうとするがまたもや拒否され、代わりにアンジェラが付き合うことに。アンジェラは恋人が持ってきたフォトアルバムの中から気になる1枚の写真を指摘し、ブースはギャビンに別の恋人がいるのではと聞き、別の写真のロナ・サムナーを指差す。

サムナー夫妻を呼んでブースとキャロリンが尋問するが妻の浮気は夫も了承済みで犯人ではなかった。

ジャックが見つけた石の微粒子と一致する場所が古い銀行だと判明し、ブースとブレナンは金庫の中を調べると送信機が設置されていて、中には古代の貴重な品がたくさんあり、ギャビンのバイオリンや象徴的な形をした銀の骨と人骨で作られた人体模型を発見する。


またブースとスクインツ達は奇妙な事件を抱え込んでしまいました。
どうやら、シーズン通して少しずつ犯人に迫っていくようで、ブースも言っていましたが、今までにない大規模な事件になりそうです。
古代の伝説や秘密結社との関わりや、食人という風習など、異質なものばかり組み合わされています。

そんな大事件を前にして、ブレナンは元気がないみたいで、ラボから出ようとしません。
ブースが父親を逮捕してしまったこと、アンジェラ達が逃げて教会にブースと置き去りにされてブースを意識していること、ザックがいなくなって大忙しになっていることと、全部が複雑に絡み合っているんでしょうね。

イラクに行ったザックは早々に帰って来てしまって、なじめなかったことで落ち込んでいるようです。
反対にブレナンを始めとしてスクインツ達みんなはザックが帰って来てうれしいし、熱烈な歓迎ぶりにザックも少しは心が安らいだことでしょう。

ジャックとアンジェラの結婚問題も、まだまだ引っ張りそうですね。
ほとんど手がかりになるようなことをアンジェラが覚えていなかったのに、相手を突き止めた探偵はかなりのスゴ腕です。
ただ、相手が見つかってもジャックとアンジェラのことだから、すんなり結婚というわけにもいかないような気がします。

ゲスト

ダグ・ドイリー – ラファエル・スバージ
アメリア・トラットナー – シンシア・プレストン
ジェイソン・ハークネス – アンドリュー・ジェームズ・アレン
ロナ・サマー – スザンヌ・フォード
レオ・サマー – マイケル・キャナヴァン
チャーリー・バーンズ捜査官 – ネイサン・ディーン
ギャビン・ニコルス – ゼヴ・マカリスター

DATA

原題:The Widow’s Son in the Windshield
放送日:2007/9/25
監督:イアン・トイントン
脚本:ハート・ハンソン

第2話 青空に散った正義と真実

あらすじ・感想

子供達がサッカーを練習しているグラウンドの側でミニバンが爆発してその中から死体が発見される。死体の一部は木の上にあり、ブレナンは車の中から娘らしき写真が入ったロケットを見つけて、被害者のサッカーマムを誰が殺したのかと不思議に思っていた。

車ごとラボに運ばれてきてブレナンとブースは遺体を集めジャックは微粒子を取ろうとしていたが、爆弾犯のフロスト捜査官がやって来てジャックと協力して分析を進めることに。車の持ち主はジェレミ―・ナッシュで被害者は妻のエイミーだった。

エイミーの肩には銃で撃たれた古傷があったが完治していて、体にはボールペンと縫い針で入れたタトゥーがあり、1970年代の学生過激派組織NLAのものだった。1975年の警官殺しでNLAの2人が指名手配されていて、そのうちの1人ジューン・ハリスが今回の被害者エイミーだった。

キャロリンがラボにやって来て、ジューンは司法取引して4日後に出頭するはずだったと語り、当時の事件担当捜査官でブースの師匠でもあるサムは司法取引のことを知らず、怒ってFBIにやって来る。

ハリスの共犯者で恋人だったニール・ワトキンスの居場所を探るため、当時ハリスの弁護士だったハンツィンガーに聞くが知らないらしく、殺された警官の息子なら知っているかもしれないと語る。


ジャックがセクシー捜査官に目移りしそうになりますが、どっしりとかまえたアンジェラが素敵でした。
ジャックを信頼していて、男性だからホットな女性に引かれても仕方ないと寛大な考えがアンジェラらしいです。
そんなジャックも最初はフロスト捜査官にドギマギして一緒に仕事していましたが、大切な証拠を捨てられそうになって一気に冷てめてしまったようです。
はたから見たらガラクタでも、ジャックにとっては宝の山なんでしょうね。

ブレナンはマックスとの関係がギクシャクしていて、しばらく引きずりそうです。
マックスはブレナンに会いたくてトランプを頼んだりソックスを頼んだりして、とにかく顔さえ見て会話を重ねていけば和解できると信じています。

かたくなだったブレナンもブースのアドバイスは今回の事件を通して、理屈抜きに親子の愛情の深さというものに気づいたんでしょう。
今後もごたつくことはあるでしょうが、少しずつマックスとの関係を深めていってほしいです。

ブースはサムとブレナンの間に立って仲介するのが大変そうでした。
最近出番の多いキャロリンの毒舌も冴えていましたし、ストーリーの緩急が付いて楽しかったです。

ゲスト

キャサリン・フロスト捜査官 – デボラ・ゾーイ
ジェレミー・ナッシュ – エリック・アンダーソン
セリア・ナッシュ – スカウト・テイラー=コンプトン
レオナルド・ハンツィンガー – リチャード・コックス
ダニー・バレンティ – クリス・タルディオ
サム・ライリー捜査官 – ロン・カナダ
マーカス・ゲラー捜査官 – デヴィッド・グリーンマン
エイミー・ナッシュ – スーザン・ローラー

DATA

原題:Soccer Mom in the Mini-Van
放送日:2007/10/2
監督:アラン・クローカー
脚本:エリザベス・ベンジャミン

第3話 サラブレッドの最期

あらすじ・感想

森でキャンプしていた子供が腐乱死体を発見し、死体から少し離れた場所で枯れ葉に埋もれ切断された足首を発見する。被害者は死後4日経っていて死後に手をひもで結ばれ足首から切断され、顔には馬用の日焼け止めが塗られていて、胃からは馬が食べるようなえさが見つかった。

被害者はエド・ミルナーでクレジットカードの履歴からあるホテルに泊まっていたことが判明し、ブースとブレナンはホテルのオーナーラッキーはここはポニー・プレイを楽しむ場所で、エドや馬役として来ていたとのこと。

エドのライダーアニーはエドが死ぬ前の晩に妻アリスがやって来たが、彼はそのままロールプレイを続けていたと話す。アリスは外国訛りのある男性から夫が浮気しているという密告電話がありホテルに行き、ショックを受けて離婚弁護士に相談していた。

ラッキーからイギリス出身のトールはアニーの馬だと教えられ、彼はアリスに電話したことは認めたが殺してはいないと主張しアリバイもあった。

ザックは蹄刀が凶器だと突き止め、頭の傷も足を切られたのも蹄刀によるものだと指摘し、ジャックは手を縛られていたひもは干草用のものだと突き止め、限られたところにしか卸されておらずラッキーのホテルもその1つだった。

ラッキーはアニーの元夫で彼女もホテルの経営者の1人で、ホテルには蹄刀もあったが4日前に肉屋のムラ―ズに盗まれ、彼は馬肉も扱っていると話す。


今回もなかなかのグロい死体で、足が切れていたり虫がたかっていたりで、思わず目を覆いたくなるほどでした。
ブースは結構慣れてきたようで、淡々と仕事をこなすかミールやブレナンにジョークを言うくらいの余裕もありますね。

ブレナンは肉付きだととたんにやる気をなくすみたいで、骨以外には全く興味なしと徹底しているところが潔いです。
骨はどこなの?何で呼んだの?のしきりに言っていたし、ラボに戻ってからもカミールと肉vs骨の小さな戦いをしている雰囲気でした。

イラクから戻ってザックがすっかりおとなしくなり、今回のメロンを使った実験もジャックは楽しみにしていたのに、ザックったら淡々と1人で刃物を突き立てていました。
相当イラクで邪魔者扱いされたことがショックだったのか、子供っぽい実験から卒業しようとしているのでしょうか。

アンジェラの催眠術も失敗したようでちゃんと暗示があったんですね。
ビリンバウの写真を隠していた本が催眠術に出てきた巨大蜂に関係していたし、あっさり本から写真が見つかって芋づる式に本名まで思い出していました。
これで、ジャックとの関係を先に進めることができますね。

ゲスト

ラッキー – デボラ・ゾーイ
ジェレミー・ナッシュ – マイケル・カドリッツ
アン・マリー・オステンバッハ – クリスティナ・コックス
アリス・ミルナー – ベス・メイヤー
ジャスパー医師 – アン=マリー・ジョンソン
カルビン・ジョンソン – リク・ヤング
トム・ムラーズ – ジェイ・ジャブロンスキー
アーロン – デイブ・マーリン
ジョーイ – マイルズ・ヘイザー

DATA

原題:Death in the Saddle
放送日:2007/10/9
監督:クレイグ・ロス・Jr
脚本:ジョシュ・バーマン

第4話 土の中の秘密

あらすじ・感想

閉鎖中の病院の外で腐乱死体が発見され、一見すると死後数週間は経っているようだったが体温を計ると53度もあり調理された形跡が見られた。ザックは胸部に銃創を見つけ、ジャックは被害者の足に大量のアリの死体があるのに疑問を持つ。

被害者はオーガニックの食品チェーン店で成功しているフランク・カーティスで、彼のズボンから殺虫剤が発見される。妻と娘から話を聞くと、フランクはオーガニック農場を支援する一方で普通の農家にオーガニックへの転換を勧め、応じなかった農家の土地を買収しようとしていたらしい。

交渉中だったタバコ農家のハーディングはフランクが失踪した日にここへやって来て、最後のオファーだとオーガニック農家への転換を押し付けようとしていて、怒ったハーディングは殺虫剤を彼にかけたかもしれないと言い出す。

ジャックがパイナップルにしかいない害虫を見つけ、ブース達はパイナップルを育てている温室を見に行き、ブレナンが有機堆肥の臭いからコンポスト施設なら死体の温度が上がると気付く。

ザックは胸部の穴は銃創ではなく先天的なもので、死因は先が細く尖った刃物で数回刺されことだとかミールに報告する。

コンポスト施設の従業員チャーリーはフランクを素晴らしい人で尊敬していると話すが、クレイは金目当ての事業で自宅はエアコンを使い放題で環境に配慮していないと、賛否両論だった。ジャックは大喜びで堆肥の山の中でサンプルを集めていて、何か硬いものをふんずけて中を調べると女性の遺体が埋まっていた。


ブースとブレナンはFBIのセラピーを受けることになり、精神科医が若くてフレッシュな22歳のスイーツくんです。
さんざんブースは見た目の幼さをバカにしていましたし、ブレナンは真面目にセラピーを受けようとしていましたが、頭からセラピーなんて信じないと2人とも非協力的な態度でした。

それにもめげずにスイーツは今後も2人のセラピーを重ねていくようですね。
新キャラ登場で2人の仲を深堀りされて、微妙なバランスで続いているブースとブレナンにも変化が訪れたら面白いです。

見たこともない害虫を見つけて語りかけ、堆肥の中で大喜びできるのはジャックくらいのものです。
ジャックにとって堆肥は宝の山で、大喜びしていた笑顔は少年のようでした。
第2の死体を発見できたのもジャックのおかげだし、パナップルにしかいない害虫を見つけてブレナン達をコンポスト場に導いたりと、相変わらず大活躍で本当に才能豊かです。
ラボのキングだと自慢したくなる気持ちもわかります。

意外にも、アンジェラはブース&ブレナンコンビの捜査に付き合うのは初めてだったんですね。
車の中での2人の会話に相性ばっちりでアツアツだと反応していたのがアンジェラらしかったです。

ゲスト

キャット・カーティス – エリン・チェンバース
チャーリー・ローガン – ロバート・ブレス
エリザベス・ハーディング – ベス・グラント
ノエル・リフティン – スクート・マクネイリー
ギャビン・リー – ギル・ゲイル
マギー・カーティス – デニーズ・クロスビー
アンドリュー・ハーディング – クリストファー・ダーガ
リンドン・ペイジ – キャメロン・ワトソン
クレイ・アンスリー – ダレン・オヘア
ティム・ペック – ダーウィン・ジョーダン

DATA

原題:The Secret in the Soil
放送日:2007/10/23
監督:スティーヴン・デポール
脚本:カリーヌ・ローゼンタール

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク