BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン4 第5話~第8話 あらすじ・感想

第5話 完全なる世界の崩壊

あらすじ・感想

廃工場の貯水槽からバラバラ死体が発見され水が紫色に変色していた。水槽には体のパーツが12個に分断されて浮いていて頭は見つかっていない。

被害者は男性で死後2日から4日経っていて、新しい助手のウェンデルは被害者が焼いて指紋を消していると指摘し、遺体の近くからは大人用の靴だが子供が履く様な柄のものが見つかっている。

ウェンデルはX線写真からある疾患を持っていたと言い当て、ジャックは水槽にあった紅藻のせいで水が変色したと突き止める。病院の医療記録から被害者はジャレッド・アディソンだと判明し、母親は息子がSF作家でホテルで執筆中だと思っていたらしい。

ジャレッドの書いた本の裏表紙の写真は本人ではなく、表向き用の出版社が用意した別人になっていた。スイーツを呼んで部屋をプロファイルしてもらうとジャレッドは強迫性障害で恋をしている女性がいて、ブースのヒントで靴の中から女性の写真が見つかる。

相手の女性ケリー・サットンはジャレットより25歳以上も年上の女性でお互いに愛し合っていて結婚を考えていたとのこと。ジャレッドはホテルで執筆していたのではなく、行動療法の集まりに参加していて神経症を治そうとしていた。

ウェンデルは被害者の指にボクサー骨折があり誰かを殴ったことを見つけ、ブレナンから20歳以上も年上の女性と関係を持ったことがあるかと聞かれて困惑する。


ザックが離脱してからそれほど時間は経っていないんですが、久々の登場でとっても懐かしさを感じます。
ジャックはまめにザックのところへ面会へ行っているみたいで、ラボのキング合戦はこんなところでも行われていました。
ジャックは気分転換にでもなればという軽い気持ちで、ザックのところに捜査資料を置いて行ったんでしょう。

ところが、優秀すぎるザックは見事にジャレッドの頭部がある場所を突き止め、ついでに犯人のヒントまで与えてくれて、サクっと事件を解決してしまって、相変わらず冴えていますね。
スイーツのカードに細工して精神病院を抜け出せるのなら、あのまま逃亡しててもおかしくないです。

最後にスイーツに告白していましたが、自分は人を殺していないと言っていたように、曲がったことができない性分なんでしょう。
本人も言っていましたが、罪を犯していないことがわかれば刑務所に入れられて、どんな扱いをされるかわからないです。
それよりも、殺したと嘘を付いたまま病院にいた方が安全です。
直接手を下していなくてもゴルモゴンにロビイストの居場所を教えて、彼が死んでしまったのは事実ですから、病院でその罪を償いたいから内緒にしておきたいのではないでしょうか。

またまた新しい助手のウェンデル登場で、初回からブレナンに言い寄られたと焦っていました。
アンジェラのおかげで誤解だとわかってよかったですが、ザックもブレナンの愛人だったのか?なんて聞いていたのには笑いました。
ザックの登場で影が薄かったですから、今後はもう少しウェンデルの見せ場があるといいですね。

ゲスト

ケリー・サットン – デブラ・クリストファーソン
ティルダ・アディソン – リサ・カミニール
ラルフ – ライアン・アルバレス
デビッド・サットン – トッド・ロバート・アンダーソン
ゲイリー・タッシュマン – マット・ドハーティ
ジム・アメリアン – ディーン・カドワース
ペインター – ランスフォード・ドハティ
カレン – ジェイミー・レネー・スミス
トッド – ブライアン・デビッド・ミラー

DATA

原題:The Perfect Pieces in the Purple Pond
放送日:2008/9/24
監督:ヤノット・シュワルツ
脚本:ジシュ・バーマン

第6話 血染めのエレベーター

あらすじ・感想

会社のエレベーターが突然止まり天井から女性の足の一部が降って来た。ブレナンとカミールはエレベータシャフトを覗くとバラバラに飛び散った遺体を発見し、血の飛び散り方から死んだ後にシャフトへ突き落とされ、骨の状態から相当高い所から落とされたと見ている。

屋上にある機械制御室でエレベーターは操作可能で施錠したはずの鍵が開いていて、床にはマリファナが落ちていた。ジャックは被害者の髪飾りから髪の毛を見つけカミールの指示でアンジェラの届け世間話をしようとするが、気まずい雰囲気に。

ブースとブレナンはアンジェラの復元を参考に被害者は16階で働くパティ・ホイルではないかと聞き込みに行くと、フロア中にパティの死が伝わってしまう。パティのボス、ゲイリーは金曜の夜は残業していたのはパティくらいで、優秀な社員だったが敵も多かったと語る。

ブースがマリファナの件を尋ねると去年テッドがマリファナで捕まったとのことだが、テッドはマリファナを吸ったことは認めたがパティを殺してはいないと否認している。パティのパソコンから脅迫メールが見つかり、送り主のデイブはパティが殺される前日にクビになっていた。

駐車場でパティはいつも車を横ギリギリに止めてて、デイブの車は傷だらけになり駐車係に文句を言ったらクビにされたので、怒ってメールを出し彼女の車に傷をつけたが、パティを殺していないと主張し殺害時刻のアリバイもあった。

ジャックが見つけた微粒子からFBIの鑑識がコピー室を調べるとカーペットに何か物質が付いていて、パティのセーターにあったコピー機のトナーとセーターの繊維を見つける。


今回の被害者パティはオフィスの仕切屋で、色んな人から恨みを買っていました。
でも、殺したいとまで思った人はいなかったようで、見た目はエレベーターシャフトから突き落とされたと残忍な事件でしたが、解決してみれば、ただの事故が発端だったのが面白いところです。

ブースはゴージャスな亡くなった同僚の椅子を狙っていて、いかに椅子を手に入れるかで苦労していました。
ブレナンに診断書を書いてくれと頼んでも断られ、カミールに頼んだら病院送りにされそうな勢いでしたし、人事の子にケーキを配ってご機嫌取りしようなんて、よほど椅子が欲しかったんですね。
最後にはブレナンがブースのよさを訴えてくれて、無事に椅子が手に入りましたが、とんでもない年代物で座り心地も最悪というオチに笑えました。

ジャックとアンジェラはギクシャクしていて、とうとうアンジェラが今の状態に耐えられなくなり何とかしようとします。
ブレナンに意見を求めに来たら、ストレートにジャックをクビにするなんて言い出して、ブレナンらしい極端な答えにアンジェラもビックリしていました。

スイーツに相談しに行くと一からカウンセリングさせられそうになり、アンジェラが例えていた矢の話がユニークで、刺さった原因や放った弓矢に興味はなくどうやって抜くかだけが知りたいというのは、アンジェラらしかったです。
結局、スイーツのアドバイスが功を奏して、いいこともたくさんあって丸ごとそれを受け入れてジャックにお礼を言うことで、前へ踏み出せたみたいでよかったです。

ゲスト

チップ・ヤップ – ユアン・チュン
クリスティン・ガーティン – キャサリン・レナード
ゲイリー・フラナリー – ピート・ガードナー
テッド・ルッソ – デヴィン・マッギン
デイブ・ファーフィールド – キム・ロビラード
スタン・ノークス – エドワード・ジェームズ・ゲイジ
ハミッド・ヒラニ – オミ・ヴァイディア
マーカス・ガイアー – デビッド・グリーンマン

DATA

原題:The Crank in the Shaft
放送日:2008/10/1
監督:スティーヴン・デポール
脚本:エリザベス・ベンジャミン

第7話 聖人の秘密

あらすじ・感想

チェサピーク湾の浜辺で上半身のみの遺体が発見され、スイーツのカウンセリング中だったブースとブレナンは現場へ。衣類から被害者は女性で死後2週間から3週間、豊胸バッグが見つかり指が潰されていた。

ヴィンセントは目の周りにも整形手術の跡を見つけ、豊胸バッグのIDから被害者はメイラー島に住むパトリシア・ラドマラーで泳ぎに出かけたまま行方不明になっていて、FBIにはここ5年以前の彼女の存在が見つかっていない。

パトリシアは島のコミュニティ教会の牧師で留守番電話にはJPという男性からメッセージが残されていた。パトリシアの下半身が発見されビンセントは骨の状態から男性だと言うが下半身には肉が残っていて、カミールは女性だと見ている。

スイーツの意見では彼女はトランスジェンダーで性的適合手術を受けていて、それを知った誰かが殺した可能性もあるとのこと。JPはパトリシアの過去を知っていて2年前まで刑務所にいて半年前から教会のメンバーになり、妻との関係修復のために相談していたと話す。

パトリシアが女性になる前の記録が見つけられず、カミールは見つかった薬からホルモン療法を受けていてビンセントはタイ辺りの外国で手術を受けたのではと示唆する。

アンジェラがパトリシアの以前の顔を復元し、テレビに出ていたパトリック神父で6年前にタイ、ベトナム周辺を旅行中に失踪していた。教会の金2万5000ドルを持ち逃げして手術費用に当てたが、毎月100ドルずつ教会に返済していた。


宗教がらみの事件になると、必ずブースとブレナンの意見のぶつかり合いが出てきて、今回も楽しませてもらいました。
ブレナンが男だったらブースは気を使わなくてすむし、ブースが男だったらブレナンは嫉妬しちゃうみたいです。
こんな発想ができるのも、素直に言い合えるブースとブレナンだからでしょう。

そういえば、ブースが元男性の被害者の妻に会って、名前で呼んでたから夫婦仲が冷めているというと、ブレナンが自分もブースと呼んでいると切り返します。
ブースは俺達は夫婦じゃない、なんて言って、ユーモアとテンポのある会話が最高です。

また新しい助手のヴィンセントが登場しましたが、ひとクセある博学で、雑学を披露しないとどうしても気がすまないタチみたいです。
口から生まれてきたみたいなおしゃべりな子で愛すべき存在です。

骨鑑定の実力もなかなかのもので、ラボになじめばいいキャラになりそうだったのに、合わないからと去ってしまって残念でした。
なかなかザックの次の助手が見つからず、ブレナンもみんなも大変そうです。

ゲスト

ライアン・スティーブンソン – デヴィッド・ギャラガー
JP・グラットン – ブルース・トーマス
チャック・ケネディ – ブレイク・シールズ
セシリア・スティーブンソン – ナンシー・ヤングブラット
ウェイド・シュミット – ジョン・リヴィングストン
リタ・グラットン – シルヴァ・ケレギアン
パトリック・スティーブンソン – マーク・ドーア

DATA

原題:The He in the She
放送日:2008/10/8
監督:クレイグ・ロス・Jr
脚本:カリーナ・ソルティ

第8話 デス・アート

あらすじ・感想

スクラップにされた車の中から遺体が発見され車ごとラボに運ばれて来るが、どうやって遺体を取り出すかみんなで相談していた。スクラップされた車の送り先の倉庫に来たブースとブレナンは他にも数台スクラップになった車が置かれていて、中から着物らしきものを身に着け歌舞伎風に白塗りした女性ヘレンが現れ、床に血の跡があるのを見つける。

スクラップにされた車はアーティスト、ジェフリー・ソーンの作品で非常に高価で貴重なもので、他のアーティストが豚の血を使って作品を作っているので床に血があるのはおかしくないとのこと。

FBIが調査を行っているとジェフリーのアシスタント、ロキシーが現れ被害者のしていた指輪はロキシーが贈ったものだと確認され、以前からジェフリーはアートの一部になりたいと言っていた。

カミールは被害者の体から見つかった薬から自殺を考えていたと示唆し、ジャックは車を解体する機械を持ってきて遺体を取り出そうとしているとキャロリンがやって来て、車は芸術性の高いアートとして扱われ破損不可能だと裁判所命令を持って来る。

弁護士と一緒に来ていたロキシーに気付いたアンジェラは懐かしさからハグし合って、学生時代の友達だとみんなに説明する。遺言状で遺産は全てロキシーに残されていてジェフリーはうつ病で自殺の危険もあり、薬の管理もロキシーがしていた。

ロキシーは自殺だと言うが遺書は残されておらず、ジェフリーとの恋愛関係や金銭を狙って殺したとブースは疑っていたが、ロキシーは自分はゲイでアンジェラとも付き合っていたと告白する。


いつものごとく食事中のスイーツをアンジェラが襲撃して、ジャックとのゴタゴタから6週間も経ったのに恋をしていないと相談し始めます。
自分でしゃべっているうちに自分で何か気付いたらしく、自由人アンジェラの復活で、素敵な笑顔でスイーツにお礼を言っていたのが印象的でした。

そんなアンジェラの元恋人が事件に巻き込まれ、偶然再会して恋の予感です。
またもやスイーツの元に押しかけて、今度はスイーツが的確なアドバイスをして彼女に選ばせろと言い、アンジェラもそれに従ってロキシーはアンジェラを選びちょっぴりロマンチックな展開でした。

ブレナンの助手としてデイジーが復活していましたが残念ながらクビ決定です。
カミールがスイーツに相談してスイーツが宣告役を買って出て、第3者から言われた方が納得するのかな、なんて思っていたら意外な展開です。

みんな上からスイーツがどんな風にデイジーに切り出すのか興味津々で並んで見ていたのが可笑しかったですね。
そんなみんなの予想を裏切って劇的でロマンティックなクビ宣告をして、スイーツ、やってくれたなという感じでした。

ゲスト

ヘレン・ブリデンベッカー – ヴィッキー・ルイス
アントン・デルーカ – ジョナサン・ラパーリア
デュアン – トッド・ボスレー
チャンキー – ビル・パークス
ロキシー・リヨン – ニコール・ヒルズ
マーカス・ガイアー – デビッド・グリーンマン
ロス – ジョン・プルーデント

DATA

原題:The Skull in the Sculpture
放送日:2008/11/5
監督:アラン・クローカー
脚本:ジャネット・リン

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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