BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン4 第9話~第12話 あらすじ・感想

第9話 過去からの訪問者

あらすじ・感想

州警察の訓練で催涙弾を麻薬捜査で押収したトレーラーに打ち込んだらどうなるかの実験を行い、教官が弾を撃ち込んだ直後にトレーラーは爆発し、中にあった遺体も一緒に吹っ飛んで近くの車のフロントガラスに激突。

被害者は銃で撃たれた跡がありポケットにノートが入っていて、何かのラフな設計図が書かれてあったことから機械のデザイナーかエンジニアだろうと見られる。

被害者が発明家で特許出願番号がノートに書いてあり、アンジェラがそこから身元を探り出すことに。カミールとブレナンは弾の射出口が見つからず凶器が特定できずにいる中、戻って来た助手のクラークが頭蓋骨に格子模様が付いていると報告を。

被害者の身元はジム・ステグマンで彼の息子ポールこそが発明家で、父とは3日前に会ったきりだとのこと。酒を飲んで暴力をふるっていた父は子供の頃に家を出て行ったきりだったが、ポールの発明が新聞に載って電話がかかってきて交流を持つようになったとのこと。

クラークはジムは長年酒を飲んでいた骨の状態ではなく丈夫で、ポールが言っていたような両足の骨折が見られないとブレナンに報告し、被害者はジムではないと判明する。DNA検査の結果から遺体は詐欺で逮捕歴のあるアンソニー・ポンジェッティで、ジムの息子ポールの財産狙いでジムになりすましていたとブースは見る。


ブースの家族初登場で、弟ジャレッドは海軍の制服が似合うイケメンです。
ワシントンに移動になってパーティーに同伴する相手探しにやって来て、顔なじみのカミールに頼むんですが、私も聡明だとさりげなくブレナンが主張していたのがおかしかったです。

結局、カミールが仕事で行けなくなり、ブレナンとジャレッドがいい感じになっていましたが、くっ付くことはなさそうです。
そして、ジャレッドが飲酒運転で捕まり、ブースは弟を逮捕させないために、事件の手柄を譲ってしまいました。
このことを知ったブレナンが激怒し、負け犬となじってジャレッドを突き飛ばした時にはちょっと過激だけど、胸がスカっとしましたね。

せっかくのブースの誕生日だったのに、弟にはブースの気持ちが伝わらず残念でした。
ブースの様子からすれば、過去にもお酒がらみでジャレッドは問題を起こしていたんでしょう。

ブレナンの言葉には耳を傾けて、ジャレッドの成長のためにかばわないという決断をしたブースもカッコよかったし、誕生日でのブレナンのスピーチも感動的でした。

今回の助手は優秀なクラークでプライベートと仕事をきっちり分けようとネクタイまでしてきたのに、周りがそれを許してくれないみたいで、ため息をつく生活が待っていました。
どうやら助手はブレナンが見てる学生の持ち回りみたいで、次回は誰が登場するのかちょっぴり楽しみです。

ゲスト

レオナルド・ウィルキンソン – ブライアン・ハウ
ライアン・ウォルチャック – ジョセフ・C・フィリップス
リリー・ステグマン – マンディ・フロイント
ポール・ステグマン – エリック・ラディン
スティーブ・ジャクソン – エリック・ラング
マイク・キャンベル – ジョン・ウェルナー
ウィリアムス – ダニエル・ルー

DATA

原題:The Con Man in the Meth Lab
放送日:2008/11/12
監督:アリソン・リッディ=ブラウン
脚本:カリーヌ・ローゼンタール

第10話 殺人フライト

あらすじ・感想

ブレナンは中国で見つかった古代の骨の鑑定のためにファーストクラスに乗っていて、ブースはブレナンと鑑定用機器を守るために同じ中国行きの飛行機のエコノミー席にいた。ブースがボーンズの隣でくつろいでいると悲鳴が聞こえ、CAがオーブンの中から焼かれた死体を発見する。

被害者は客の中の1人だろうと予測しブースはアメリカへパイロットに引き返すよう要請するが不可能だと言われ、飛行機が着陸するまでに犯人を捕まえなくてはならない。

長い休暇前でスクインツ達はそれぞれ予定を過ごそうとしていたが突然ラボに呼び戻され、ブレナン達の殺人事件の協力をすることに。

検視のためにブースは隣の席にいた推理小説好きの老女シャーロットに毛抜きとメジャーを借り、殺人事件だと気付いたシャーロットはプローブ代わりにと編み棒も持たせてくれて、エコノミー席から出て行った人は全員戻って来たので被害者はファーストクラスの客だとアドバイスをもらう。

できるだけ写真を撮ってブレナンは全てラボに送り、被害者は茶色の髪で付け爪をしていた160cmくらいの女性で、CAは3Bの女性だと覚えていて、エリザベス・ジョーンズだと判明する。キャロリンがラボにやって来てエリザベスは旅行雑誌の記者だと突き止めてくれて、ブースはキャロリンにスイーツを連れて雑誌社の従業員から話を聞いてくれと頼む。


ブースとブレナンが行くところ必ず死体があって、プライベートでも休ませてくれないようです。
エコノミーのブースがファーストクラスのブレナンの隣にちゃっかり忍び込みますが、CAにバレてつまみ出されてしまいました。
相変わらず2人が旅をする時には経済的な格差があって、ブースはちょっぴりかわいそうです。

ブレナンが事件よりも本来の古代の遺骨の鑑定を楽しみにしてるのを知って、納得がいかないブースはまたもやファーストクラスに忍び込んできました。
確かに事件はエキサイティングで刺激になりますし得るところも大きいでしょうが、ブレナンとしては本来の仕事を全うするのも大事なことなんでしょう。

いつもなら設備の整ったラボで検視や鑑定をしますが、今回は飛行機のキッチンです。
客から借りたあり合せの道具で検視を進めていく過程はなかなか興味深かったです。

ブースの隣の席にいた老女はブローブ代わりに編み棒を貸してくれるし、客に協力をあおいだものからブレナンが何をしようとしているか言い当てたりして、かなりの切れ者でした。

ただ、肉付きの遺体はかなりグロかったし、目がポコっと浮いてくるところなどはまさにホラーでした。
着陸ギリギリでの逮捕劇でハラハラ感があったし、重たくなりすぎずコメディタッチだったのもよかったです。

ゲスト

シャーロット・ウトレー – ペギー・ミレー
ケイト・マクナット – エイミー・ファリントン
アーサー・ビルブレー – ウィリアム・R・モーゼス
イーライ・ビルブレー – ディラン・クリストファー
ハワード・ケンデル – キース・ダイアモンド
ニック・デヴィト – ジャドソン・ミルズ
テレサ・ミン – リディア・ルック
ブレイク機長 – チャールズ・パーネル
ロキシー・リヨン – ニコール・ヒルズ
ナディーン・スピリング – ドン・ハーディ

DATA

原題:The Passenger in the Oven
放送日:2008/11/19
監督:スティーヴン・デポール
脚本:カーラ・ケトナー

第11話 良い親の条件

あらすじ・感想

カミールからマックスをジェファソニアンを訪れる子供達のために雇ったと聞かされ、ブレナンは反対するが証拠には一切近づかないとマックスと約束して様子を見ることに。政府が所有する森林で木の上に散らばった人骨の破片がたくさん発見され、風に飛ばされて来たようだ。

ウェンデルが舌骨を見つけ首を絞められた跡があり、ブレナンは殺人だと断定する。被害者は30歳くらいの男性。燃焼促進剤で焼かれていて、3ヶ月から6ヶ月前に圧迫骨折し、骨髄のDNAで元軍人のカルビン・ウォーレンだと身元が判明し3年前に退役していた。

データベースから皮膚科医のアントニア・エズラロウがカルビンに薬を処方しているが覚えがないと言っている。アンジェラはカルビンのSNSから住所を突き止め、ブースとブレナンが部屋を捜索すると各国の紙幣とキーカードが見つかる。

キーカードはデュポン・サークルの政府の高官や企業のCEOなどの子供達が通っている学校のもので、カルビンの名前を調べてもらうとキング家の子供達の子守りだったことが判明する。

エリザベス・キングの話では日曜から連絡が取れなくなったとのこと。その日、カルビンはロイスをラクロスの試合に送って行き、ロイスが試合で怪我をしたので同級生の母親で医師のエズラロウ先生に手当てしに連れて行っていた。

エズラロウ医師はカルビンがキング家の子守りで名前までは知らなかった、自分はパイロットで子供達と一緒にカルを自家用機に乗せたことがあると話す。


久々にマックス登場で、何とジェファソニアンの子供達に科学の楽しさを教える案内係に抜擢されました。
みんないい事だと認めているのに、ブレナンだけ猛反対して反発しています。
純粋に犯罪の容疑者が神聖な科学の場に影響を与えるという気持ちももちろんあったんでしょうが、スイーツの言うように幼い頃の辛い記憶を思い出したり、また親に捨てられるのではという恐怖心が芽生えてしまったからなんでしょうね。

周りが説得しようとしても応じなかったけど、相棒として頼むとブースに言われてパーカーの笑顔に悟されて、頑なに閉じていた心が溶けたようでよかったです。

ブースの事件でお金持ちの子供が通う私立学校の実情を見て、パーカーを私立に通わせるべきかどうか悩み始めます。
ここでもスイーツが鋭い指摘をして、子供をどこに通わせるべきかを真剣に考えていることこそ、いい親だと言えるとアドバイスします。
ブースもパーカーは普通の学校でも十分学べると心を決められたのも、スイーツのアドバイスがあったおかげですね。

ジャックもウェンデルとマックスの助けがあって、ずっと避けていた実験する楽しさを思い出したようでよかったです。
今後は毎回違うブレナンの助手くん達と、また楽しくてバカげた実験で楽しませてくれそうです。

ゲスト

トニ・エズラロウ医師 – ジーナ・トーレス
エルスベス・キング – モリー・ヘイガン
リチャード・キング – ロビン・トーマス
ドネガン校長 – ジョン・ラファイエット
ノーマ・ランドール刑事 – アイシャ・ハインズ
アレクサ・キング – ハンナ・リー
ロイス・キング – スターリング・ボーマン

DATA

原題:The Bone That Blew
放送日:2008/11/26
監督:ジェシカ・ランド
脚本:カーラ・ケトナー

第12話 潜入! サーカス団

あらすじ・感想

テキサスとオクラホマの州境近辺の乾燥地帯で2つの人骨が発見され、ブレナンは2人とも女性で腰でつながっている結合双生児だと断定する。被害者は19歳から21歳でシーツに包まれていて、アンジェラがすぐに身元を突き止めサーカスにいたジェニーとジュリーだと判明する。

ブースとブレナンは彼女達がいたサーカスを探して話を聞こうとするが、スイーツはサーカスは閉鎖的でよそ者を嫌うので捜査は難しいと言う。

2人の両親は子供達に最後に会ったのは4ヶ月前で、夫は弁護士で何度かサーカスを訴えていた。ブレナンは分離手術は考えなかったのかと質問すると、ジェニーとミュア医師は賛成していたがジュリーと母親が危険だからと反対していたと話す。

サーカスに潜入するためにブースとブレナンはバックとワンダというナイフ投げの夫婦のふりをして、派手なトレーラーで双子がいたサーカスに売り込んで雇ってもらうことに。

ブースはレンジャー仕込みのナイフ投げを披露し、オーナーのヘンリーから今夜のショーが成功したら正式に雇うと言われる。団員達の興味を引くために2人はトレイラーに閉じこもって中から揺らし、夫婦の仲の良さを見せ付けることに。


ブースとブレナンの潜入捜査はいつも楽しいですが、今回ほどノリノリだったのは初めてじゃないでしょうか。
バックとワンダは2人とも弾けていて、普段の2人からは考えられないくらいです。

特にブレナンの弾けっぷりがハンパなかったです。
ナイフ投げでだんだんエキサイトしてきて、頭にりんごを乗せたり赤い鼻をつけたりして、ブースも渋々付き合っていた感じです。
黒髪でナイスバディのブレナンも素敵だったし秘められた特技を見せ付けたブースもカッコ良かったです。

早い車を調達するなんて言っていて、いざ手に入れたのはサイドカー付きのバイクというのもツボです。
ちゃんとスーツを用意して着替えて医師に会いに行って、またサーカス用の衣装に着替えて戻ったなんてマメですね。

カミールは何か役に立てることがあるかもしれない、なんて言っていましたが、Webカメラをつけさせたのは捜査のためじゃなく、単にみんながショーを見たかっただけでしょうね。

ブースとブレナンはあの衣装のまんまバンで眠ったみたいで、ブレナンはメイクもそのまんまでお肌が荒れちゃいそうです。
車から出たらサーカスごと消え去っていて、これ以上ブース達に関わりたくなかったんでしょう。
ゴミが舞う人っ子1人いない場所がちょっともの悲しく、夢の終わりを告げているみたいでした。

今回の助手くんは博識でウンチク好きのヴィンセントです。
前回ほどウンチクは嫌味じゃなかったし、みんなも慣れてきたみたいで意外と役立つ知識を披露してくれて、へぇ~と感心する場面もありました。

ゲスト

ラベール – エド・ゲイル
マグナム – レスター・スパイト
タンブルズ – グレッグ・ロメロ・ウィルソン
アルバート・ミュア医師 – バーナード・ホワイト
マダム・ニーナ – マゲイナ・トーヴァ
サンドラ・ヒックス – マギー・ベアード
デル・ヒックス – マイケル・モンクス
ヘンリー・サイモン – アンディ・リクター

DATA

原題:Double Trouble in the Panhandle
放送日:2009/1/22
監督:ドワイト・リトル
脚本:ライラ・オリヴァー

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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