BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン4 第13話~第16話 あらすじ・感想

第13話 殺意のリンク

あらすじ・感想

研究所のみんなはブースとウェンデルが出場しているホッケーの試合の応援に来ていて、相手チームのピート・カールソンにウェンデルは氷に叩きつけられブースは手を負傷してしまう。

穴釣りに来ていた親子が氷の下から死体を発見し、ブースは身に着けていたネックレスから被害者は先月試合をしてもめたピート・カールソンだと気付く。ブースが容疑者になったことでこの事件はペロッタ捜査官が担当し、ブースはコンサルタントとして関わることに。

カールソンの死亡時期はここ4週間以内でジャックが水を調べると湖とは別の水が出てきて、殺害場所は別だと言っている。ひざの骨折が見られ死因は左目を細いもので刺されたせいで銃で撃たれた傷ではなかった。

ブースとペロッタがカールソンの部屋を調べると「アルビー、火曜11:00PM」と書かれたメモを発見し、ブレナンは水槽の魚が全部死んでいてえさをやっていなかったらしいと言う。カールソンののどにあった水はアイスリンクのもので、湖に一番近いリンクはブースとカールソンが試合をした場所だった。

カールソンの元恋人クロエによれば、アルビーは中華料理屋の奥でポーカーをやっている元締めだとのこと。早速ブースとペロッタはアルビーに会いに行き、自分がカールソンを殺したら金を回収できないと容疑を否定し、最後に会ったのは先月で金の代わりにこれを置いていったと身に着けていたゴールドのブレスレットをブースに渡す。

ブレナン達はアイスリンクの調査に来て、ブラックライトの代わりにアイスリンクのミラーボールを利用し、大量の血液と引きずられた跡を見つける。


体育会系のブースの魅力が光るエピソードで、ついホッケーで熱くなるブースが素敵でした。
審判が相手チームのピートの反則を取らないことでどんどんブースがエキサイトして、チームメイトのウェンデルに怪我をさせたことで切れて相手選手をボコボコに殴ってしまいました。

スクインツはみんな理系でラボに閉じこもっていて、趣味はインドア派かと思っていたら、ウェンデルは意外にもホッケー好きでブースと同じチームだったとは驚きです。
頭もよくてスポーツもできてイケメンで優しいし、プライベートでは女性にもモテモテなんじゃないでしょうか。

当のピートが今回の被害者だったため、ブースが容疑者になるという異例のケースでなかなかユニークな展開でした。
誰もブースが殺したとは思っていませんが、状況が状況だけに新しい捜査官としてやって来たペロッタもなかなか話のわかる女性みたいです。
容疑者のなだめ方や対応の仕方もスムーズだし、話の引き出し方も上手かったですね。

スイーツはそれとなくブースの父親について触れていましたが、ブースにとってはほじくり返されたくない過去みたいです。
夢の中に出てきたホッケー選手に父親とは違うと励まされて、少しは心が救われたことでしょう。

血液サンプルを取るのに相手チームを何人も怪我させて、ウェンデルが血液を取ってブレナンに渡すというアイデアは面白かったし、最後のブースとブレナンのスケートシーンもロマンチックでした。

ゲスト

エド・フラリック – ネイサン・ウェスト
アレックス・ピナ – スティーヴン・マルティネス
デイブ・シムズ – ニック・ウォーノック
コニー・ウィザース – ジュリー・ドレッツィン
アルビー – ビアンカ・ローソン
クロエ・ブラットン – ジェマ・ジグラー
ルー・ヘリン – トーマス・ランバーグJr.
レン – ジェームズ・デュモン
レオ – ジョシュ・ブレイロック
ペイトン・ペロッタ捜査官 – マリサ・カフラン
ルク・ロバタイユ
ピート・カールソン – ステファン・デジャルダン

DATA

原題:Fire in the Ice
放送日:2009/1/22
監督:チャド・ロウ
脚本:スコット・ウィリアムズ

第14話 英雄の過去

あらすじ・感想

ブレナン、ジャック、墓堀人に関する本を書いているトーマス・ベガが連邦判事に呼び出され、新しく担当になったタフェット検事を紹介される。タフェットは墓堀人の証拠がFBIから盗まれ今日中に返せば免責扱いにすると言っている。

ブレナンが表彰されることになりブースを始め研究所のみんなも授与式に出席する予定になっていたが、ブレナン達が研究所を出ようとするとブレナン宛に電話がかかってくる。ボイスチェンジャーを使った墓堀人からで、指定した時刻までに指定した場所へ盗んだ証拠を渡せばブースの居場所を教えると言ってきた。

ブレナンは証拠を持っておらず盗ったとすればジャックが怪しいと見当をつけ、今すぐ証拠を渡すよう指示する。

暗くて狭い場所に閉じ込められていたブースは車のキーを使ってネジを外して外へ出ると、ハッチのようなものに閉じ込められていて、部屋のような場所に出ると目の前には軍隊時代に死んだはずのテディがいた。

ジャックはスーツケースごとブレナンに証拠を渡し、その中に墓堀人の車にはねられた時の破片があり、製造元を突き止めるのにもう少しなので時間が欲しいと頼み、あと8時間だけ監視付きならとブレナンは許可する。アンジェラは脅迫電話を分析してバックの音を取り出し、カモメの声が聞こえて海の近くだと場所を絞り込むことに。

ブースはテディの力を借りてドアを開けると水が流れ込んで来て、このまま水かさが増すのを利用して上の階の通路まで行ってドアを開けることに。

カミールはカモメの声の他にメリーゴーランドの音に気付き、場所はキングスビーチでベガはその近くに住んでいるとジャックが指摘する。ブレナンはジャックとベガに会いに行くと駐車場の車の中で死んでいて、2人を尾行していたらしいペロッタ捜査官とFBIが押しかけて来る。


そう言えば墓堀人のエピソードは初期の頃にありましたが未解決のままでしたね。
なかなか重厚で迫力あるエピソードで、スクインツ達も持てる力を結集させてブースの居場所を割り出しました。

ジャックは墓堀人に埋められたことがトラウマになっていて、何としても犯人を見つけ出そうと証拠を盗んでしまったのでしょう。
自分達でギリギリまで分析を重ね、カモメやメリーゴーランドから犯人にちょっと近づいたものの、ベガが殺され手がかりをまた失ってしまいました。

ブレナンが折れて証拠を墓堀人に渡そうとしたのに、爆破してブレナンとジャックを殺そうとするなんて、いつものパターンとは違っていました。
墓堀人は自分につながる手がかりをことごとく消していて、まさに大掃除するつもりだったのでしょう。

ブースの命を救うためブレナンがジャレッドを説得し、ジャレッドも今の軍での立場を犠牲にしてまで、兄を救おうとしたのには感動しました。

一方、ブースはスナイパー時代に死なせてしまった部下のテディの幽霊に助けられました。
怪我をしていたしブース1人では船から脱出できなかったかもしれません。

ブースにとっては思い出したくない辛い過去だったでしょうし、それを克服して助けてくれたお礼もかねて恋人のクレアに伝言を託したのでしょう。
助けに来たブレナンとブースが抱き合ったシーンでは本当に泣けました。

ゲスト

テディ・パーカー – ノエル・フィッシャー
ヘザー・タフェット – ディアドレ・ラヴジョイ
トーマス・ベガ – マルコ・サンチェス
ウィリアムス判事 – リチャード ・V・リカータ
ペイトン・ペロッタ捜査官 – マリサ・カフラン
クレア – サラ・アラン

DATA

原題:The Hero in the Hold
放送日:2009/2/5
監督:イアン・トイントン
脚本:ジャネット・リン、カリーヌ・ローゼンタール

第15話 洞窟のプリンセス

あらすじ・感想

ブースがしばらく休養を取ることになり、代わりにブレナンはペロッタ捜査官と組んで捜査を行うことに。洞窟で発見された遺体はラボに運ばれフィッシャーが分析を行って、被害者は女性で25歳から29歳であご周辺が粉々に砕けていた。

手の甲に何かあると見たペロッタはブルーライトを当ててブラックライト・スタンプを発見する。アンジェラがスタンプの分析をするが発見できず、オタクのフィッシャーがイマジコンというアニメやゲームファンのオタク達が集まるイベントのものだと言う。

Webからイマジコンを見つけ出しサイトに載っていた女性の画像と被害者の衣装や骨格から同一人物だと判断する。早速ブレナンはペロッタとイマジコンに行って聞き込みを行うと、被害者はケンドラ・キムで会社からクビにされていて、近々まとまったお金が入ると同僚に話していた。

同僚はケンドラが黒騎士のクルーンと会っていたと証言し、クルーンはケンドラが映画の小道具で使われたエクスカリバーを持っていて値段を尋ねられ、高価なもので盗んだのではと心配になったが家族からもらいオークションにかけようとしていたと話す。

ブレナンとペロッタがケンドラの部屋を調べに行くと、部屋が荒らされていて誰かが剣を探して荒らしたものと見る。ジャックはケンドラの爪とスニーカーに残っていたものから場所を特定しアンジェラと金属探知機で周辺を探していると、ケンドラが埋めて隠したらしいエクスかリバーを発見する。


ブースがお休みの珍しいエピソードで、いつもとは雰囲気が違ってスイーツやフィッシャーが大活躍でなかなか楽しめました。
前回はブレナンのおかげで背中の痛みが取れて快調になったブースでしたが、今回はそうもいかず腰を痛めてしまったようです。

ここ最近ブレナン達と行動することが多かったペロッタ捜査官がブレナンとコンビを組んで、見事に事件解決です。
違ったタイプの女性同士でペロッタも少しはブレナンの扱いにも慣れてきたようで、即席コンビにしては上手く機能していたんじゃないでしょうか。

ブースがバイコディンで正常な精神状態じゃなかったにしても、ブレナンの髪や肌を褒めちぎっていてやっぱり、女性としての魅力を感じていたんですね。

オタクエンジン全開で、捜査がはかどったのもスイーツとフィッシャーくんのおかげです。
スイーツはエクスカリバーが見つかってテンションがやたらと高かったし、オークション会場でのスタトレチックな衣装はペロッタが言っていたようにクローゼットにあった自前でしょう。

2人が乗った帰りの車が体当たりされたのにはびっくりしましたが、ブレナンの剣さばきがとても見事でした。
久々でしたがアクティブで武闘派のブレナンはカッコよかったし、スイーツを守るプリンセスという感じでした。

ゲスト

バレリー・ダニエルズ – タラ・バック
ピーター・クルーン – エリック・ネニンジャー
バッジェリー・モーモント – オリヴァー・ミュアヘッド
シャイニー・コピンスキー – ベッツィ・リュー
ブルース・キム – チャールズ・ラヒ・チュン
ペイトン・ペロッタ捜査官 – マリサ・カフラン
エズラ – カーロン・ジェフリー

DATA

原題:The Princess and the Pear
放送日:2009/2/19
監督:スティーヴン・デポール
脚本:ジマシュー・ドンラン、ジェレミー・マーティン

第16話 溶ける骨

あらすじ・感想

気球で結婚式を挙げバンジージャンプを行った新婚カップルが入り江の崖で遺体を発見する。被害者は殺される前に顔を殴られた跡があり殺された後に崖から捨てられ、死後2日から5日だったが腐敗が予想以上に進んでいる。

皮膚の下で何かが動いていてカミールがメスを入れた途端に緑色の泡が出てきて、急いでラボを封鎖させる。歯の治療記録から被害者はアレックス・ニューカム33歳と判明し、中古車販売店ジャングル・ジムのセールスマンだった。

弟チェットも同じ店で働いていてアレックスは2週間前にクビにされ向かいの中古車屋に移ったとのこと。オーナーのジャングル・ジムはアレックスがペットのサルを叩いたのでクビにしたと言っている。

ラボでは泡の正体がまだつかめず、ヴィンセントは泡が骨の中から出ていて骨がどんどん溶けていると警告する。

向かいの中古車屋のオーナーバディはアレックスが客ケヴィンに欠陥車を売ったともめていて、ケヴィンがゴルフクラブで窓を叩き割ったと証言する。

ジャックとヴィンセントは頭蓋骨を詳しく見ようとライトを近づけた途端にライトが爆発し、遺体から青い炎が上がり再びラボが閉鎖されてしまう。ブレナンは遺体から何かガスが出ていてカミールは水素ガスだと断定し、みんなで議論しているうちにジャックが制酸剤を振りかけると骨が解けるのが止まるが、一瞬でカチコチに石化してしまたもや警報が鳴ってしまう。


緑色の毒々しい泡が出て遺体がどんどん溶けていくなんて、とんでもない事件でした。
骨まで溶けて証拠も徐々に消える一方で、時間との戦いの中、手がかりを順に追って事件を解決したブースとスクインツ達に拍手です。

何度も警報が鳴ってラボが封鎖されて危険な状態になりましたが、誰も病気や怪我することなくピンピンしていてよかったです。
ライトを点けようとすると遺体が青く発火したり、骨が溶けるのをストップしようとすると、こんどはカチコチになったりと、ラボ組はみんな大変でした。

車のセールスは男性的な強さが売りだとブースも言っていて、そんなワイルドなブースの魅力が全開でした。
スポーツカーを乗り回して容疑者を脅したりなど、迫力あるシーンや照れるブースが見られて楽しかったです。

ブレナンがまた妙なことを言い出して、自分も人の心を読み取ったり操って尋問したいと、スイーツのレッスンを受けていました。
あのレッスンではデキがいいとは言えなかったのに、スイーツもよく容疑者の尋問を許可しましたね。
ストレートすぎるほどのブレナンらしい尋問風景で、もっとスイーツのレッスンが必要そうです。

ゲスト

ジャングル・ジム・デルロイ – ストーニー・ウェストモアランド
チェット・ニューカム – ザカリー・ナイトン
モーリーン・ペロット – ジャネット・バーネイ
バディ・シュラージ – サンクリシュ・バラ
バネッサ・ニューカム – クリスティーン・レイキ
ハル・シュラージ – オミッド・アブタヒ
ケヴィン・ハワード – リッチ・ハッチマン
ストロベリー・ラスト – ニコール・マルガリーニ
リック牧師 – マイケル・アドラー

DATA

原題:The Bones That Foam
放送日:2009/3/12
監督:デヴィッド・ボレアナズ
脚本:エリザベス・ベンジャミン

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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