BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン5 第1話~第4話 あらすじ・感想

第1話 楽園の果て

あらすじ・感想

アンジェラはグアテマラから帰国したばかりのブレナンを引っ張ってきて、自分が信頼している霊能者アバロンにタロットカードで見てもらう。アバロンはブレナンが書いて消してしまった小説の中で妊娠していたがブースには内緒にしていたと告げる。

ブースは退院してから休養を取っていて、やっとスイーツから仕事復帰の許可をもらう。ブレナンのオフィスでブースは待っていて久しぶりの再会を喜び合っていると、アンジェラはアバロンがテバーシャム噴水の下に遺体が多数埋まっているのを見たと話しに来た。

一応機械で調べてみると、アバロンの言った通り白骨死体が多数埋まっていて、一緒にデジタルディスクらしきものがあるので先住民達ではないと発掘することに。

霊能力を信じていないブース達はアバロンがどうやって遺体を見つけたのかと疑っているが、スイーツは父の形見の時計を3ヶ月前に失くし、アバロンからクリーニング屋のスーツのポケットにあると教えてもらいアバロンの力を信じていた。

12人分の遺体が見つかりそのうち1つの頭蓋骨に穴が開いていて殺人の可能性が濃厚である。アンジェラはMDの復元をしていて、レンタカーのナンバープレートを読み取り、最初に復元を始めた頭蓋骨の顔がアバロンそっくりだった。


驚きのシンディ・ローパー登場で、しかも霊能者で事件にも大きく絡んでいて、科学vs霊能力が端々に見えました。
霊能者アバロンは遺体が噴水の下に埋まっているのも当てたし、ブースにブレナンに危機が迫っていて、今すぐ助けに行くいようすすめたりとバシバシ占いを的中させていてスゴかったです。
ただ、妹さんを事件に組み込んでしまったのはやりすぎだったような気がします。

やはりブースは夢の後遺症みたいなものがあり、ブレナンに強く引かれていたり派手なソックスを履かなかったり、ピエロと楽しそうに戯れていたりと、以前のブースとはどこか違っていたようです。

ブレナンに対する思いには現実派スイーツの脳の腫瘍の影響だとCTスキャンのデータで科学的に説明され、アバロンは精神的な強いつながりがあるから、心に従えと意見は真っ二つでした。

しばらくはブースがブレナンに片思いして、気持ちを抑えながらブレナンと捜査を進めていくんでしょうから、ちょっと切ない展開になりそうです。
ライオンハートのブースなら大丈夫だろうし、茶目っ気たっぷりで元気なブースに早く戻って欲しいです。
それと同時に、ブースとブレナンの関係がどんな形で進展していくのかも、今後が楽しみです。

ゲスト

アバロン・ハルモニア – シンディ・ローパー
チャールズ・リーコック – レニー・シュミット
トム・ファーグッド/アレクサンダー・ガロ – マイケル・ブライアン・フレンチ

DATA

原題:Harbingers in the Fountain
放送日:2009/9/17
監督:イアン・トイントン
脚本:ハート・ハンソン

第2話 ジェームズ・ボンド殺人事件

あらすじ・感想

駐車場で遺体が見つかるが猫が数匹集まって肉を食べてしまったため、猫ごとラボに運ぶことに。遺体の状態から2日は経っていて、車の跡や被害者の足の骨折から犯人にひき殺された模様。

遺体からサイレンサーに使われる繊維が見つかり被害者は殺し屋の可能性があり、ウェンデルは身長を伸ばす手術の跡がロシア特有のものだと断定し、手首が切られているのは何かを外れないように持っていたからだと分析する。

ジャックは猫のフンからロシア航空で配られているナッツを見つけ、被害者は最近ロシアから入国したことを突き止める。国務省のハロルドから被害者はユーリ・アントノフ、ウクライナのダイヤ運び屋で、3日前に外交官用のビザで着いたがその後行方が解らなくなっているとのこと。

ウクライナダイヤを扱っているプロツキ―はアントノフが200万ドル相当のダイヤを持って姿を消し、いつもなら普通ビザで入国すると話している。

アンジェラの分析で車はジェームス・ボンドが乗っているアストンマーティンと同じで、スイーツはアントノフはスパイだとプロファイルする。被害者をひき殺した車が見つかりトランクの中には遺体が入っていて、CIAのバッジを付けていて、ジェームス・ボンドが愛用していた銃と同じワルサーPPKが発見される。


スパイ要素が絡んだユニークなエピソードで、ブースやジャック、ウェンデルと男性陣が楽しそうに捜査や分析をしていました。
BGMもスパイ映画風だったし、ボンドカーから発見されたCIA分析官ドリットがダブルスパイだったんじゃないかとか、色んな憶測が飛んでいました。
ドリッドの時計に盗聴器が仕込まれていたり、画像に暗号データが入っていたりなど、なかなかこったストーリー運びでした。

以前からブレナンとブースの経済的な格差はチラチラ取り上げられていましたが、今回はなかなか本格的でした。
ブレナンはロレックスをもらうほど本が売れていて、遊んで暮らせるくらい稼いでいるみたいで、ブースは配管の修理代さえケチりたくなるくらいの生活レベルとかなり差があります。
そんな格差を感じさせない仲良しぶりだったし、最後の2人の配管修理が微笑ましかったです。

ブレナンの助手の中で一番まともそうで真面目なウェンデルの奨学金絡みのエピソードも良かったです。
苦労してここまで登り詰めてきて将来にも夢があり、そんなウェンデルを応援しようとみんなが行動を起こしたのが素晴らしかったです。

みんなとハグしたり握手したりして別れを惜しんでいて、これでいなくなるんだなとしんみりしていましたが、ギリギリでカミールが朗報を届けてくれて安心しました。

ゲスト

アーサー・レトレッジ – クリストファー・B・ダンカン
ハロルド・プレスコット – マイケル・アーデン
マンディ・サマーズ – リキ・リンドホーム
レナ・ブロツスキー – エミリー・バルドーニ
ペドロ・マルケス – ジョセフ・ジュリアン・ソリア
リサ・コペック – キャサリン・カムヒ
グレッグ・ドリット – ジョシュ・レヴィー

DATA

原題:The Bond in the Boot
放送日:2009/9/24
監督:アレックス・チャップル
脚本:マイケル・ピーターソン

第3話 悲しみの旋律

あらすじ・感想

バージニア州の線路でバラバラになった人骨が発見される。被害者は10代で線路に捨てられていて、ブレナンは骨は方々に飛び散っていると見ていた。

被害者は間違いなくアメリカで育っていたが加工食品や電気に触れた形跡が見られず、1800年代のような暮らしをしていて、死亡したのは2ヶ月前。ブレナンは被害者はアーミッシュだと特定しブースは失踪者を調べてリーバイ・ヨーダーだと判明する。

両親はリーバイはラムシュプリンガーで家を出ていてワシントンの友達ジョゼフの家で生活していたが、リーバイはジョゼフの家を出て2ヶ月前から連絡が取れなくなったとのこと。

ブースとブレナンはリーバイの部屋を調べていると、ベッドの下から石の入った箱が見つかる。帰ろうとしていた2人にアーミッシュの女の子サラが声をかけるが、兄にさえぎられて話ができず、ブースは名刺を渡す。

ジャックが石を分析するが何も出てこず、スイーツが石を見たとたんにテーブルに規則正しく並べ始め、リーバイはピアノに見立てて石で練習していたと言う。

エレノア・ターナーはリーバイが働いていた職場の責任者の妻で、彼にピアノを教えていて、リーバイには音楽の才能があると絶賛していた。リーバイは音楽院を受験するつもりで友達と一緒に住んでいて、ピアノの練習に没頭していたと、エレノアは話しながらリーバイからもらったDVDをFBIに渡す。


カミールは年頃の娘を持ってあれこれと思春期の悩みに対応するのが大変そうでした。
自分で生んで育てた子ならまだしも、いきなりティーンエイジャーのミシェルを引き取ったのだから、色々あって当然です。

職場でみんなにどうしたらいいとアドバイスを求めていて、クラークがいつものように居心地悪そうにしていて骨探しに行ってしまったのもお約束という感じでした。

ブースがさりげなくミシェルのボーイフレンドに脅しをかけて、FBIでスナイパー出身だと凄みを利かせていたのも、カミールとミシェルを思ってのことでしょう。
当分はミシェルのボーイフレンドも、あんな怖いブースがバックにいるなら、おいそれとミシェルに手は出せませんね。

ブースはいつもの派手なバックルにまだ違和感を感じているみたいで、ブレナンはブースっぽいと言っていましたが本人はあまり気に入ってないようでした。
あんなにお気に入りのベルトだったのにまだブースの脳が回復しきっていないのでしょうか。

クラークは体力がありそうだから現場仕事も十分こなせると思ったのですが、本人は憔悴しきっていました。
体力のない頭脳派研究者なんでしょうが、何事も経験が大事だし、その方がスムーズに仕事がはかどるとブレナンも思ったのでしょう。

ゲスト

ダニエル・ヨーダー – ランディ・オグレスビー
レベッカ・ヨーダー – ジェニファー・パーソンズ
カリーン・リン – ケイトリン・ダブルデイ
トニー・サリナス – アージェイ・スミス
エイモス – ブライアン・レッシャー
ペリー・ウィルソン – マイケル・B・ジョーダン
エレノア・ターナー – マーシア・アン・バース
サラ – ステファニー・ターナー
ジョゼフ・ビーチー – ドリュー・ジェイムス
リーバイ・ヨーダー – ライダー・ニセヴィッツ・ラーセン

DATA

原題:The Plain in the Prodigy
放送日:2009/10/1
監督:アラン・クローカー
脚本:カリーヌ・ローゼンタール

第4話 隣人の秘密

あらすじ・感想

郊外の住宅地で住民達が集まりバーベキューをやっていると、かまどから花火のような音が聞こえてきた。ちょうど豚の丸焼きを作っていて覆いをはずして豚を取り出すと、下から人の丸焦げ死体が見つかる。

豚を入れたのはネイトとピートのカップルで朝9時頃だったと言い、ブレナンは被害者は30歳から35歳の男性だと分析する。遺体がかけていたサングラスに見覚えがあると庭師のトレイが言い出し、カートのものだと彼の家を指差した。

カートの妻ケリーは住民達から孤立していたと寂しそうに語る。環境のことを考えてソーラーパネルと風車を設置していたが、住民達からは景観を損ねると文句を言われていた。

散歩中の犬が風車にマーキングしているのを見て、カートは怒って犬に下剤を食べさせて、ご近所さんとトラブルになったこともあった。

現場で見つかった小石の調査をしていたジャックはバジリのアドバイスで風車の根元に置かれている小石を探ると、大量の血の跡を発見する。カートの死因は失血死で遺体に付着していた花粉から死亡推定時刻は5時47分と判明する。

遺体には肩に刺されたような傷があり、他の骨にはノコギリのような往復機械による傷の跡が見られる。また、ジャックは遺体のそばから44口径の銃の弾を見つけ、登録データからエリオットのものだと解るが、彼はバーベキュー用の豚を撃っただけだと主張している。


びっくりしたのはバジリで、アラブ訛りがなく普通にしゃべれたんですね。
あれこれ詮索されないために訛って話していただけで、最後に色々とみんなから突っ込まれていました。

そんなバジリをカウンセリングしたスイーツも意外とわかっていて、バジリの気持ちを理解しながらスクインツ達を納得させるためには、説明も必要だと示唆していました。
最後には危しげなウォッカもどきを飲まされて、みんなに質問攻めにされていましたが、素の自分を出せてバジリも少しは肩の荷が下りたんではないでしょうか。

パーカーがブースに彼女を作らせようとした理由もかわいかったですね。
ブースは色々と考えすぎて、焦ってブースはスイーツに相談したりしていました。
でも、ブレナンがちゃんとパーカーがどうしてパパに恋人を作らせようとしているのかをスパっと聞いてくれたおかげで、ブースも悩みの種が1つ減ってほっとしたことでしょう。。

子供らしい願望があっただけで、ただプールに入って遊びたかっただけだったんですね。
ブレナンのおかげでパーカーの望みもかなったし、ブースもひと安心で丸くおさまってよかったです。

ゲスト

ネイト・グルネンフェルダー – レオナルド・ナム
ジェームス・ペリー – レジー・オースティン
ボブ・セイルズ – ビリー・ガーデル
メアリー・ケイ・セイルズ – シェリル・ホワイト
ケリー・ビセット – ポーラ・ニューサム
ポーラ・リンドバーグ – ジョシー・デイヴィス
エリオット・リンドバーグ – コナー・デュビン
ペイジ・セイルズ – エイミー・ガメニック
トレイ・ジョンソン – ロブ・メイズ

DATA

原題:The Beautiful Day in the Neighborhood
放送日:2009/10/8
監督:ゴードン・C・ロンズデール
脚本:ジャネット・リン

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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