BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン5 第17話~第20話 あらすじ・感想

第17話 同窓会殺人事件

あらすじ・感想

ブレナンが通っていた高校の近くで切断された頭蓋骨が見つかり、周囲を捜索すると残りの骨が出てくる。保安官のベッキーはブレナンの同窓生で、高校時代のブレナンのあだ名はブキミちゃんだったらしい。

この森には都市伝説があり、肋骨を焼いて食う魔物がいて、ブレナンの高校時代にも同級生が同じように殺され犯人は見つからず仕舞いだった。ラボで骨を分析し、ジャックは死亡時期は10日前だと割り出し、ウェンデルがあごに骨折の跡を見つける。

Webカメラで骨折跡を見たブレナンは、被害者は同窓生のイブリンだと気づき、未解決の過去の事件との関連性を考え、非公開で捜査を行うことに。ブレナンは高校の同窓会に出席することにして、ブースは彼女の夫ボブだと名乗って潜入する。

被害者の体には複数の刺し傷があり、切断されたのは金属を切れる電気ノコギリだと判明する。過去の事件でも容疑をかけられた用務員のレイ・バクスリーだが、ブレナンは高校時代に彼によくしてもらって犯人ではないと言っている。

電気ノコギリなどがある工芸室に行ってみると、漂白剤で拭き取られた跡があった。バクスリーは掃除していないと言っていて、パソコンの通気孔から骨の粉が見つかる。


高校時代は嫌われていたブレナンでしたが、ブースのおかげで楽しい同窓会を過ごせたようでよかったです。
初プロムだと感動の涙を浮かべていたのも印象的だったし、ブースとのスローダンスもできて思い出が増えましたね。

前回、ブースと微妙な関係になってしまってギクシャクするかと思いましたが、お互い大人として振舞っていいパートナーとして仕事ができているみたいです。
ブースは前に踏み出そうとして来週デートをする予定で、相手が誰なのがスイーツがしきりに知りたがっていたのが面白かったです。
スイーツの知らない人だろうし、聞いてまた分析でもするのでしょうか。

アンジェラの妊娠事件が尾を引いてしまって、ウェンデルとの関係が終わってしまいました。
ジャックの包み込むような愛があったから何となく予感していましたが、ウェンデルが優しくて素直だし思いやりのある誠実な男性だからこそ、もう少し長く付き合ってほしかったです。

アンジェラはジャックの愛の深さに気づいたからこそ、ウェンデルの言葉に物足りなさを感じて、別れを決意したのかもしれません。
アンジェラとジャックがくっ付くのは後は時間の問題でしょうから、今後のなりゆきを見守っていきたいです。

ゲスト

ジュリー・コイル – メーガン・ヒルティ
ベッキー・コンウェイ – ジェニカ・バージェレ
ブラッド・ベンソン – ビクター・ウェブスター
アンディ・フルーガー – ベン・ファルコーン
キャリー・ターナー – スージー・ナカムラ
デデ – シャンリー・キャズウェル
アナ – アビバ・ブランデス
レイ・バクスリー – ロバート・イングランド

DATA

原題:The Death of the Queen Bee
放送日:2010/4/15
監督:アラン・クローカー
脚本:マーク・リッソン

第18話 命の海の法則

あらすじ・感想

海洋大気学者のキャサリン・ブライアー博士がブレナンに分析を依頼しにラボへやって来る。打ち上げられたサメの口の中から人間の足が見つかったとのこと。

ブレナンは被害者は男で、足には複数の魚のかみ跡があると指摘し、キャサリンが確認すると3種類の魚で同じ場所には生息していないと言っている。ブースの上司アンドリューが水族館ならあり得ると、ブースとブレナンは最近海へサメを帰したという水族館へ。

担当者のマリリンは従業員や見学者の中には行方不明者はいない、高級フィルターがなくなったのと、少しアンモニア濃度が高かったことくらいしかおかしなことはなかったと話す。ブース達がサメがいた水槽へ行ってみると、たくさん来ている客達の前で魚が頭蓋骨を吐き出す。

ブレナンとジャックが潜って頭蓋骨の回収を行い、岩の陰から体も発見される。被害者は目の周辺を先端がとがったもので刺され、生きたまま水槽に放り込まれたと見られる。

ジャックはアンモニア濃度とサンゴの成長具合から、被害者は金曜の深夜から朝6時にかけて殺されたと死亡時刻を割り出す。その日に水族館に来ていたリストの中から、ジャズ・ガンというテレビでも有名な自己啓発者が行方不明になっていたことが判明し、ブレナンが頭蓋骨が一緒だと身元が特定される。


ブースにはキャサリン、ブレナンにはアンドリューとお互いいい相手にめぐり合えて、デートを楽しめたようです。
お互いに抱えている思いはあるのでしょうが、2人とも新しい道に進み始めているんだなとちょっと寂しくなりました。
ただ、パートナーとしてはブースとブレナンはお互いに必要不可欠な存在ですから、離れることはないはずです。

代わりにジャックとアンジェラがいいムードになっていて、こちらのカップルの方が付き合い始めるのは早そうです。
ブレナンのいる前で美しい水族館の水槽のライブ映像でうっとりしていて、鈍いブレナンも2人のムードに気づいたようで変な顔をしていました。

ブースのお相手キャサリンはきれいで賢いし、積極的でブースを笑顔にさせてくれる素敵な女性です。
アンドリューは以前にもデートに挑戦して失敗していましたが、ずっと思い続けたブレナンが振り向いてくれてうれしそうです。

クラークとジャックのちょっとしたやり取りがありましたが、クラークの助言がジャックの心にも響いたようです。
相変わらずプライベートのゴタゴタに巻き込まれたくないと言いながらも、仲間のことは放っておけないいいヤツです。

ジャックもアンジェラへの昇華できない思いをどうするか考えて、具体的に行動に出るかもしれません。
以前は線路脇で骨探しをさせられたり、今回はブレナンに水槽に突っ込まれて苦しい思いをさせられたりと、めっきりクラークも肉体派のイメージです。

ゲスト

アンドリュー・ハッカー – ディードリック・ベーダー
グレイス・レッドモン – ミンディ・クリスト
マリリン・ストッダート – テンビ・ロック
ベン・マーカス – トビー・ミューリ
タッド・ベネディクト – スティーヴン・モンロー・テイラー
ディミトリ・ウラソフ – ラビル・イスヤノフ
ジャズ・ガン – アダム・ポール
キャサリン・ブライヤー – レナ・ソファー
ルーシー・アルバレス・ロドリゲス – ノエル・ヘイル

DATA

原題:The Predator in the Pool
放送日:2010/4/22
監督:ドワイト・リトル
脚本:カリン・アッシャー

第19話 殺しのセッション

あらすじ・感想

ホテルの業務用洗濯機の中から骨が見つかる。肉は柔軟剤や漂白剤、洗濯機の熱のせいで完全に腐敗していて、洗濯機の中に残されていた。骨もきれいに血液などが洗い流されていて、死因や凶器の特定は難しい状態である。

骨の状態から被害者は冒険好きで毎年のようにスリルを味わっていて、何らかの怪我を繰り返していた形跡が見られる。人工的なシリコン物質が見つかり、アンジェラのコンピュータ技術で製造番号を読み取り、被害者は不動産業者のリチャード・コールだと特定される。

誕生日のたびに様々なキャンプに参加し、別人になりきってスリルや興奮を味わっていたとのこと。今年はロックの音楽キャンプに参加していたが、主催者のサイモン・グラハムともめて追い出されたという情報を得る。

サイモンはコールと和解していて、有名なロックミュージシャン、エリック・ダルトンと共演させることで取引きしたと言っている。

エリックの部屋に行ってみると誰かと争った形跡が見られるが、相手はコールがだましてからかった男で、単にけんかをしただけだった。

アンジェラとアラストが傷跡を分析し、死因につながる傷を見つけ出し、凶器はギターだと特定する。しかも、特殊な形のギターで、高価な57年製のレスポールだと判明する。


音楽ネタ満載で、ロックな雰囲気がカッコよかったです。
体育会系なノリのブースはロックを聞きまくっていたみたいで、色んなバンドにも詳しかったし、セッションではノリノリで歌っていました。

スイーツは以前メタルバンドをやっていたと言っていたし、自分でもキーボードを弾いて歌っていましたから、音楽に詳しいのは当たり前ですね。
夢見る少年みたいにサイモン・グラハムの取調べに同席させてくれと、ウルウルした目でブースに頼んでいたのがかわいかったです。

ロックなどには全く興味なしのブレナンでしたが、ステージ上で披露したギターの腕はなかなかのものでした。
ロック・ミュージシャンを父に持つアンジェラの知識はさすがです。
凶器がギターだと特定したし、年代や種類までピタリと当てて、ギターをバラすのは自分の見ていないところでやってくれと、父親譲りのギターへの愛情が感じられました。

久々にカミールにも春がやって来て、素敵な婦人科医との出会いがありました。
結局、ミシェルにはバレてしまって別の婦人科医を探すことになりましたが、親子の立場が逆転してミシェルに説教されていたのも、仲のいい信頼関係のある親子だからこそですね。

ゲスト

エリック・ダルトン – ジョシュ・トッド
ポール・リドナー – エロン・ゴールド
ベベ – モリー・モーガン
ジーノ – ジョン・ウィン
フレッド・キートン – スティーヴン・ハック
サイモン・グレアム – マイケル・デ・バレス
リチャード・コール – マイケル・イリオパウロス

DATA

原題:The Rocker in the Rinse Cycle
放送日:2010/4/29
監督:ジェフ・ウールノー
脚本:カリーヌ・ローゼンタール

第20話 魔女たちの饗宴

あらすじ・感想

ブースとブレナンは保安官に案内されて火事の現場へ行くと、スチール製の家具の中に白いドレスを着た白骨死体が入っていた。近くにはカラスが集まっていて、現場からもう1体焼け焦げた遺体が発見される。

家の周りは丸く石で囲われていて、それに沿って白い粉がまかれている。遺体の状態から、先に見つかった死体は17世紀のもので、セーラムの魔女裁判と同じ拷問を受けている。

もう1つの新しい遺体は溶けた化学繊維が死体を覆っていて、クラークとジャックとで取り除くことに。火事のあった家の持ち主はシェリー・ワードという女性で、新しく見つかった方の遺体の被害者で、家族の話では魔術にはまっていたらしい。デベロッパーが家を買おうとしていたが、魔術で呪われて怖くなり買うのを止めたとのこと。

ジャックとアンジェラが翌日になっても出勤せず、クラーク1人で骨をきれいにする実験を行い、胸の辺りに複数の刺し傷があるのを発見する。

スイーツは被害者の家近辺に魔女サークルがあり、今夜集会が開かれることを突き止める。こっそりブースとブレナンは儀式の様子を覗き見て2人の魔女から話を聞くと、ジェリーは金儲けのために魔術を使っていて悪い魔女だったため、このサークルのメンバーではなかったと話している。


ジャックとアンジェラのために作られたようなエピソードで、急展開でしたが2人にやっと幸せが訪れてくれて本当によかったです。
ちょっとしたおふざけ運転で保安官も見逃してくれるだろうと思っていたら、甘かったですね。
法を厳格に守る保安官で融通が利かないし、アンジェラの魅力を持ってしてもダメでした。

留置場の中ではお互いに色んな思いを語り合うことができて、わだかまりが解けていいムードになっていました。
結婚式がダメになって上手くいかなくなり、どうして別れたのか、どうして追いかけてくれなかったのかなど、冷静になってから話し合って、お互いに2人ならやっていけるという自信が持てたからこそ、すぐにその場で結婚したのでしょう。

アンジェラはジャックと別れてから他の人とも付き合っていましたが、ジャックはアンジェラ一筋で、結婚指輪を持ち歩いていたというのがまた泣かせます。
そんなジャックの一途な思いがやっと実を結んで、夫婦になれたのは感動的でした。

ここの判事は本当に何でも屋で、本業は理髪店らしいですが結婚まで取り仕切ることができる資格をお持ちのようです。
熱が冷めないうちにじゃないですが、思いが1つになれた瞬間の結婚式で派手じゃなかったけど、本当に2人とも幸せそうでした。
あの厳格な保安官まで満面の笑みで2人の門出を祝っていたのがツボでした。

ゲスト

エンバー – ジリアン・バック
ローワン – ケイト・ヴァーノン
フロイド・バーバー – ウィリアム・スタンフォード・デイヴィス
マリオ・トリビソンノ – ジョエル・ポリス
ジェシー・バード – ピーター・ホールデン
マレー・ハドラー – クリス・アフランド
ガス・エイブラムス保安官 – ウェイド・ウィリアムズ
ハドラー夫人 – カーラ・ゲイル・グリッピン

DATA

原題:The Witch in the Wardrobe
放送日:2010/5/6
監督:フランソワ・ヴェル
脚本:キャシー・ライクス

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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