第19話 タイムカプセル
コロラド州ブロンソン・スプリングスで1988年に埋めたタイムカプセルの中から男性の首が発見され、ネットに動画が上がって再整数がうなぎのぼりに。その後、元保安官が首なし死体で発見され、ブロンソン・スプリングスは注目を浴びる町となっていた。両方の被害者に使われたのこぎりが同じもので、BAUは同一犯による犯行と見ている。
不安に怯える住民のためにタウンミーティングが開かれるが、何かが入った麻袋を持ち込んだ男性が取り押さえられ、ただのいたずらだと判明する。その夜、女性新聞記者の首なし死体が発見され、庭には大麻が栽培されていた。
25年前のタイムカプセルから発見された最初の被害者は真面目で模範的な生徒だったが、警察沙汰を何度も起こしては父親がもみ消し、元保安官はもう1つの家族が別の町にいて、昔から麻薬撲滅を訴えていた新聞記者は自宅で大麻を育てていた。被害者達は表向きはクリーンなイメージだったが裏では悪事に手を染めていて、犯人は個人ではなく町そのものに復讐しようとしているとプロファイルする。
25年もの間犯罪が露呈するのを待ち続けた犯人の忍耐力にはすごいものがあります。
エピソード内でも触れられていましたが、長期間犯罪をストップさせるシリアルキラーもいるにはいるみたいですが、やはり少ないようですね。
愛する妻のための復讐劇かと思っていたらとんだどんでん返しが待っていて、良い意味でだまされました。
第20話 錬金術
リードは地方紙を読んでいて、サウスダコタのラピッドシティで2件の殺人でバラバラ死体が発見されたと告げ、BAUは現地へ飛ぶ。どちらの被害者も体格が良く似ていて森林伐採員だったため、森林保護を訴える活動家かもしれないという意見があがる。被害者達の背中には丸いあざが残されていて、2人とも遠方から季節労働者として出稼ぎに来ていた。
また、ソラニンという毒物が使われているため犯人は薬草師やシャーマンの線も追うことに。新たに行方不明の男性チャドが出て被害者達と体格は良く似ていたが、職業は軍人で休暇で遠くから来ていたという共通点しかなく、モーテルを引き払っていた。チャドの友人のボイスメールからベルのような音が聞こえ、捜査官が近くのバーだと気付く。
バーに行ったロッシとJJはチャドが女性に誘われて姿を消した可能性が高いと見ていた。ガルシアの調べでソラニンを使って逮捕された男がいて話を聞きに行き、ブレイクは吸い玉を見て被害者達は生殖機能を高める治療を受けていたのではと推測する。チャドはバーから女性に誘われて行方不明になっていて、死体をバラバラにするのには力がいることから、犯人は女性と男性の2人組だとプロファイルする。
リードがやたらコーヒーを飲んでいて眠っていないのが丸わかりで、現地のFBI捜査官にもトゲトゲした発言をしていたからちょっと心配になりました。
ロッシはそんな様子のリードをしっかりフォローしていて頼もしいかぎりです。
でも、JJとバーに聞き込みに行った時には「4人目のロッシ夫人になるところだった」と、こういうお茶目なロッシもいいですね。
第21話 子守キラー
カリフォルニア州で毎年子供とベビーシッターが誘拐され、24時間以内に子供だけ返されてシッターは拷問を受けて熱湯で溺死させられ、死体で発見される事件が起きている。唯一の生き残りが2010年に誘拐されたタラだけだが、激しいトラウマを受けていて何も覚えておらず、事件については何も話したくないと拒絶されていた。
被害者達は性的虐待を受けていて体中にタバコの焼け跡があり熱湯に沈められ、死体で5月13日にロスの公園で発見されていた。今年は手口が少し違っていていつもの年よりも早くから動き出し、2歳のフィービーとシッターのジーナが行方不明になり、24時間経っても子供は発見されていない。また、フィービーは思いぜんそくだったが、今まで誘拐された子供達はいたって健康体だった。
JJとモーガンは唯一の手がかりであるタラに話を聞きに行くが、やはり拒否されてしまってセラピストに聞いてくれと言われてしまう。セラピストは患者の情報を明かすことはできないが大まかにタラの治療経過を教えてくれて、3年経ってやっと仕事に就けるようになったので、そっとしておくべきだと語る。
JJのプロファイラーとしての成長ぶりが良くわかるエピソードでした。
冒頭のヘンリーとお風呂で戯れるJJはものすごくかわいくて良いママで、笑顔がとっても素敵でした。
モーガンと捜査中のJJはとても頼もしいし、タラを励ます時は優しくて思いやりのある捜査官の顔です。
犯人を追い詰めた時のJJは鬼気迫るものがあり、迫力満点で銃をぶっ放す姿もかっこ良かったです。
すっかりモーガンとタメを張るくらいのアクションキャラになっていて、エミリーの後をしっかりカバーしています。