デスパレートな妻たち シーズン4 第6話~第10話 あらすじ・感想

第6話 ハロウィーンの魔物

あらすじ・感想

高齢出産になるスーザンはあらゆる事態に備えるために遺伝カウンセリングを受け、そこで初めてマイクの父が生きていることを知らされる。マイクの父ニックは人を殺して刑務所に入っていて、早速二人で会いに行く事に。スーザンはニックから上司を殺したいきさつを聞かされるが、ニックがまるで罪の意識がないのに驚きを隠せない。

病気の治療が一通り終わったお祝いにトムは食事に行こうとリネットを誘うが、リネットはそれどころではなく庭が荒らされているのを見て、フクロネズミ退治をすることに。毒入りのえさも生け捕りにするゲージも効果がなく、ブリーからすすめられたエアガンで仕留めることにする。トムはフクロネズミ駆除に執念を燃やすリネットが心配でたまらないが、好きなようにやらせることにする。

リーとボブのハロウィン・パーティーに招待されたブリー達は、ダニエルだけ家に残して家族総出でパーティーを楽しんでいた。パーティーにダニエルがやって来て、ブリーの仮装をしていると言って、大きなお腹を上手くごまかしてパーティーに参加する。しかし、突然破水してしまい病院まで連れて行く時間がないため、家で出産することになる。

カルロスとガブリエルは二人でやり直すために、それぞれのパートナーときちんと別れることにする。カルロスは荷造りをしてイーディに別れを告げるが、だまって引き下がるようなイーディではなく、カルロスの隠し口座の番号を国税局に密告しに行く。

ガブリエルはビクターの出張先のホテルに別れのメッセージを電話で入れて家を出る。前の家に訪ねて来たのはビクターの父ミルトンで、ビクターが電話のメッセージを聞く前に消してしまい州知事選が終わるまでは離婚しないで欲しいと、多額の小切手をガブリエルに渡す。ガブリエルはカルロスを呼び出してやり直すにはお金がいるからと、ミルトンからもらった小切手を見せるのだが…。


ダニエルの出産とリネットの病気完治とおめでたいこと続きでしたが、雰囲気は若干重たかったですね。
ダニエルはまだ若くて遊びたい盛りだから、こっそりパーティーに行きたいという気持ちもわかります。

ブリーの仮装はあんまり似ていなかったけど言動がブリーそっくりで、ダニエルも将来、ブリーっぽくなる要素はありますね。
予定日は3週間も先なのに急に破水してしまって、近くにアダムが住んでいて助かりました。

アダムはちゃっかりブリーの偽装妊娠には気づいていたみたいですが、訳ありなんだろうとだまっていてくれたのは優しいです。
腕に赤ちゃんを抱いて、やっぱりダニエルは愛情がわいたみたいですが、結局、子供の将来のことを考えて、ブリーに託す選択をしました。

リネットも病気と闘って負けたくないという気持ちから、フクロネズミを何としても退治したかったのでしょう。
検査結果を待つ間不安だったのもあるでしょうし、自分が病気で家庭に影を落としていると思ったのかもしれませんね。

ゲスト

ラシュトン医師 – ジョージ・ワイナー
ミルトン・ラング – マイク・ファレル
ニック・デルフィーノ – ロバート・フォスター
ヘレナ – ソルダード・セント・イレール
ミシェル – ノーマ・マルドナード

DATA

原題:Now I Know, Don’t Be Scared
放送日:2007/11/4
監督:ラリー・ショウ
脚本:スーザン・ニラ・ジャフィ、ダーヴィ・ウォーラー

第7話 不実の影

あらすじ・感想

女性陣みんなリネットの家に集まって、ブリーの出産とリネットのガン克服を喜び合っていると、ステラと彼女が連れ込んだ男スタンがバスローブ姿で現れる。リネットは子供達に悪い影響を与えるのでそろそろ出て行ってもらいたいと切り出すが、全財産を使い果たしたステラは住む場所がなかった。そこで、妹のリディアに母の面倒をみてもらおうと強硬手段に出る。

ブリーの家でオーソンとブリー、マイクとスーザンで食事をすることに。マイクがキッチンで落とした薬をチェックしたブリーから、それが常習性のある麻酔薬だとスーザンは聞かされる。マイクに説明を求めると、事故の古傷が痛んだ時用の飲み残しだと言われ安心するが、ブリーからは依存症だと平気で嘘を付くと意見され、スーザンは家の荷物を全部調べ始める。

スーザンとマイクとの食事の席で、生まれたばかりの息子ベンジャミンの割礼の事が話題になる。オーソンは自分の経験から割礼には猛反対だったが、ブリーはオーソンに内緒でベンジャミンを病院へ連れて行って割礼を受けさせようとする。しかし、オーソンは先に手を回していて、どこの病院でもベンジャミンの手術は行なえない状態になっていた。

ビクターからロマンチックなクルージングに誘われ、二人っきりでボートで海に出たガブリエル。そこへカルロスから電話が入り、イーディがビクターに二人の浮気を全部バラしたから注意しろと言われる。自分が殺されるのではと思ったガブリエルは、オールでビクターを殴り海に落としてしまう。カルロスとボートで何とかビクターを助け上げたものの、カルロスとビクターの殴り合いが始まってしまう。

ディランは学校から家系図を書く課題が出され母が何も教えてくれないので、パソコンで自分の父の事を調べていた。キャサリンは父の居所を書いたメモをディランに差し出し、自分の居所については何も言うなと最後にあったことを語り始める。母から父に殺されそうになったことを涙ながらに聞かされたディランはメモを返し、先生に課題を変えてもらうことにする。


ビクターはガブリエルに愛情を注いで何とかやり直そうとしていたのに、とんだ事件に発展してしまいましたね。
ロマンチックなクルージングが恐怖のクルージングに変わって、ついガブリエルも後先考えずに行動に出てしまったのでしょう。

カルロスと一緒に助けに戻って、ビクターが救い出されたまではよかったですが、またオールでコツンとビクターを殴って、今度は海の藻くずになってしまいました。
この後、ガブリエルとカルロスの2人は罪の意識に苦しむのか、警察に追われる身になるのか、展開が楽しみです。

ここのところ影が薄かったオーソンですが、愛情深いところを見せてくれてぐっときました。
ブリーとオーソンとの割礼合戦はお互いにそこまでやるの?という展開でしたが、ブリーの方がやっぱり上手でしたね。

宗教まで超えて目的を遂げる意志の強さはさすがです。
この件があったからこそブリーはオーソンの家族への愛を再認識できたし、今後はベンジャミンのことを夫と相談しながら子育てしていけそうですね。

ゲスト

リディア・リンキスト – サラ・ポールソン
ルーシー – キャリー・プレストン
ハンソン医師 – トム・バイアー
スタン – グレッグ・ルイス

DATA

原題:You Can’t Judge A Book By Its Cover
放送日:2007/11/11
監督:デヴィッド・ウォーレン
脚本:チャック・ランバーグ、アン・フレット=ジョルダーノ

第8話 過去の亡霊

あらすじ・感想

マイクがアダムの家の配管を修理していると、シルビアという女性が彼を訪ねて来る。アダムが困っているようだったので助け船を出したマイクは、キャサリンに黙っている代わりに薬の処方箋書いてくれと頼む。しかし、産婦人科医が男性の処方箋を書くのはマズいと、アダムはダニエルの出産の件をネタにオーソンに頼む事に。

カルロスは良心の呵責に耐え切れず教会にガブリエルを呼び出し警察へ行こうと言い出だし、完全に弱気になっている。ビクターの船が無人で見つかったと二人組の刑事がガブリエルに話を聞きに来る。指紋が全て拭き取られていて事故の可能性は薄いらしい。一方、市長が行方不明だというニュースを見たイーディは、匿名の電話をかけてカルロスとガブリエルの不倫のことを密告する。

ブリーはオーソンとの寝室にベンジャミンを挟んで寝て、親子三人で絆作りをすることに。食事の席でブリーはアンドリューの目の前で、今までの子育ての失敗をあげて同じ轍は踏まないと宣言する。アンドリューの携帯をピザパーラーへ届けるついでに、トムに子供が小さい時の夫婦の営みについて聞き、新しい家族との生活にかかりきりなブリーをアンドリューは寂しそうな目で見つめるのだった。

母が行方不明で夜を徹して母が行きそうな場所に電話をするリネット。継父グレンが訪ねてきて30年ぶりの再会を喜んでいたが、グレンはステラにお金を貸して欲しいと頼まれ、会う約束になっていると聞く。リネットはグレンが家を出たのは母の浮気のせいだとずっと思い込んでいたが、どうやら別の理由があったようだ。

ジュリーがボーイフレンドと帰って来たが、相手がボディーピアスをしている男性で娘にふさわしくないとスーザンは、キスしているところに割り込む。マイクの仕事仲間で医学部に通うバレットが集金にやって来て彼こそジュリーにふさわしいと、二人をくっつける作戦に出る。しかし、バレットは薬の売人で、マイクが薬を買っていた相手だったのだ。


高校生の頃に比べると、アンドリューは本当に成長して大人になりましたね。
ブリーはオーソンと結婚して生活も一変したし、アンドリューの変化に気づいてはいても、言葉をかけてあげることをしなかったのでしょう。

目の前で失敗作だとか同じ子育ての失敗はしたくないと聞かされると、さすがに家に居場所がないと感じて、家を出る決心をしたのだと思います。
理由はどうあれ大人への第一歩を踏み出すため、アンドリューが自分の力だけで自活しようとしているのには感動しました。

ブリーじゃないけど、飲み物にコースターを使ってくれなんて言うなんて、やっぱりブリーの息子ですね。
ティーンエイジャーの頃には色々あったけど、ちゃんと成長したアンドリューを見られたブリーも感動したし誇らしかったはずです。

ゲスト

シルビア・グリーン – メローラ・ウォルターズ
ベリー刑事 – パトリック・セント・エスプリト
バレット – アーミー・ハマー
グレン・ウィングリールド – リチャード・チェンバレン
ウィーラー医師 – ジョン・オブライエン
ヘレナ – ソルダード・セント・イレール
デレク – サム・ステファンスキ

DATA

原題:Distant Past
放送日:2007/11/25
監督:ジェイ・トーレス
脚本:ジョー・キーナン

第9話 竜巻襲来

あらすじ・感想

ウィステリア通りに竜巻が近づいている朝、ガブリエルはカルロスとやり直すためにしばらくここを離れると、リネット、ブリー、スーザンに告げる。カルロスからケイマン諸島の隠し口座の書類を受け取るよう頼まれていたが、イーディがガブリエルの振りをして書類を受け取ってしまった。イーディの家まで行って書類を取り戻したのは良かったが、外は大荒れで書類は強風に飛ばされてしまう。

ブリーはスーザンに防災グッズを届けに行った帰り、キャサリンが見知らぬ女性と言い争っているのを目撃する。キャサリンに辛く当たられて車で泣いていたその女性に声をかけ、家でお茶をご馳走することに。

女性はシルビアという名でアダムと不倫していたと語るが、ヒステリックに怒り出してバスルームに閉じこもってしまう。竜巻の避難場所であるバスルームが使えず困ったブリーは、キャサリンの家まで行って二人に来てもらい、シルビアを説得してもらうことに。

リネットは竜巻の避難場所として、カレン・マクラスキーの家の地下に家族みんなで非難したいと無理やり頼み込む。カレンはアイダに声をかけたからと最初は渋っていたが、何とか了承してもらえた。いざ家族で地下室に来たのだがトムがアイダの猫に猫アレルギーが出てしまう。

アイダとカレンから猫を地下室から出すつもりはないとぴしゃりと言われたリネットは、二人が寝ている隙に猫を上の階へ連れて行こうとするのだが…。

スーザンは、マイクの薬依存症を知っていて処方箋を書いたオーソンの診療室まで怒鳴り込む。マイクは薬を飲もうとしたら容器が空になっていて、スーザンと言い合いになった拍子にスーザンが階段から転げ落ちてしまう。

すぐさま病院まで連れて行ったのだが、竜巻のせいで病院は大混雑。優先順位の高い順に診ているからと待たされていたが、マイクは我慢できずに医者にすぐ診て欲しいと食ってかかり、相手を殴ってしまう。


竜巻の迫力がスゴすぎて、ウィステリア通りが壊滅状態になっていました。
リネットとマクラスキーさんは無事だったけど、マクラスキーさん家の地下にいたリネットの家族が心配ですね。

イーディはちゃっかりガブリエルのふりをして書類を受け取っていましたが、目ざとくガブリエルが気づいてしまいました。
書類は風に飛ばされてどこかへ行っちゃいましたが、ライバル同士だったイーディとガブリエルが和解できてよかったです。

強気で自分に自信があり、はっきりさっぱりした性格の2人だからこそ、対立した激しいけど、分かり合えたら思いやりを持って接することができるいい関係になりそうです。

海に落ちても助かったビクターですが、竜巻であっさり死亡してしまったのは意外です。
もうちょっとビクターがガブリエルとカルロスを追い詰める姿が見たかったですね。

ゲスト

シルビア・グリーン – メローラ・ウォルターズ
アル・カミンスキー – ジェームズ・ルカ・マクブライド
ジェレミー・マクマリン – ビリー・アンガー
コワルスキー – エバ・フィッシャー
ペニー・スカーボ – ダリアン・ピンカートン、カースティン・ピンカートン

DATA

原題:Something’s Coming
放送日:2007/12/2
監督:デイヴィッド・グロスマン
脚本:ジョーイ・マーフィー、ジョン・パーディー

第10話 再起する街

あらすじ・感想

竜巻が去ったウィステリア通りはたくさんの住宅がなぎ倒され惨憺たる状況の中、住民達はお互いに助け合って乗り越えようとしている。

崩壊したカレン・マクラスキーの家の地下に閉じ込めれられていたリネットの家族は次々と救助されて、トムも子供達も無事だったが、一緒に閉じ込められていたアイダが亡くなってしまう。アイダはトムと子供達の命の恩人で、リネットはアイダの遺品を整理しながら、カレンからアイダが女子プロ野球の選手だったことや、遺灰をグラウンドに巻いて欲しいことなどを聞かせてもらう。

ブリーは家の屋根と窓の修理が終わるまで、オーソンとベンジャミンと共にスーザンの家に居候させてもらうことにする。屋根の修理をしているウォルターが恋人と別れて傷心で落ち込んで仕事どころではなくなり、ブリーは何とかウォルターに仕事のやる気を出してもらおうと食事会に招く。そして、アンドリューに薄型テレビを買ってあげる条件で、ウォルターに優しくして欲しいと頼むのだった。

ブリーの家に以前居候していたスーザンは最初は嫌々ブリー達を自宅に迎えたが、ブリーが完璧に家事をこなしてくれて、至れり尽くせりの生活にジュリー共々快適さを噛み締めて大喜びしている。屋根が直ってしまえばこの快適な生活がなくなってしまうと、ウォルターを招いた食事会に乱入してウォルターの仕事のやる気をそぐ作戦に出る。

ビクターの葬儀が行なわれガブリエルも参列していた。そこへビクターの父ミルトンが現れガブリエルの不貞のことを既に知っていて、財産は自分名義になっているので一円も渡さないと宣言され、葬儀からも追い出されてしまう。入院中のカルロスを見舞った後、別の書類を用意してもらおうとカルロスの財産管理をしていたアルの家に行ってみると、アルは竜巻に巻き込まれて亡くなり、葬儀の真っ最中だった。


リネットの家族が全員無事で本当によかったです。
アイダはそんなに印象があるキャラではありませんでしたが、命をかけてリネットの家族を守った恩人ですね。

カレンから過去のアイダの功績を聞かされ、心ない親族を追い返して遺灰を手に入れ、アイダの意志通りグラウンドに撒いたリネットの行動力も素晴らしかったです。

ブリーとスーザンのウォルターをめぐっての駆け引きも楽しかったです。
まさか、ブリーがアンドリューを使ってウォルターをなぐさめようとするとはビックリしました。
薄型テレビと交換条件で引き受けるとは、アンドリューもちゃっかりしていますね。

ゲスト

ウォルター・ビアリッチ – J・C・マッケンジー
エリカ – メレディス・スコット・リン
カーター – アダム・カルバーシュ
ダイアン – シルヴァ・ケレギアン
ミルトン・ラング – マイク・ファレル

DATA

原題:Welcome to Kanagawa
放送日:2008/1/6
監督:ラリー・ショウ
脚本:ジェイミー・ゴーレンバーグ、ジョードン・ナーディーノ

デスパレートな妻たち

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