FRINGE/フリンジ シーズン3 第6話~第10話 あらすじ・感想

第6話 6955 KHz

あらすじ・感想

同じ周波数の無線放送を聴いていた東海岸の15人がいっせいに記憶喪失になってしまう。聴いていたのは乱数放送で70年前からあり、誰も発信源や暗号の内容を解読できていない。ある電波塔に何者かが押し入りそこにいた人は全員殺されていた。

奇妙な箱型の装置が磁気によって浮いていて、ブロイルズはカバーに付いた指紋を採取する。被害者の一人ベッキーは放送をオープンリールに録音していて、ウォルターは記憶をなくさずにこれを聞く方法を編み出す。

ピーターとボリビアは古本屋のエドに乱数放送の情報を聞きに行くと「最初の人々」という本を渡され、乱数放送について書かれてあるとのこと。乱数放送の周波数を受信してしまった飛行機の墜落事故が起こり、また電波塔で装置が見つかる。

使われている部品からジョセフ・ヘラーという人物が浮かび上がり、ボリビアはひと足先にヘラーの元へ。


ごく普通のフリンジ事件かと思ったら向こうの世界絡みで、またもやシェイプシフターの仕業でした。
偽オリビアはこの事を知っていたようでしたが、こちら側に来る前に長官から知らされていたのでしょうか。

あのタイプライターで情報のやり取りをするのは難しいでしょうから、事前にみっちり長官から計画を聞かされていたのでしょう。
意外と情報通ですから、偽者とバレた時には大変な目にあわされそうです。

ピーターと偽オリビアは深い関係になってしまいましたが、古本屋のマーカスのことを覚えていなかったり、U2のライブにピーターが誘った時の反応など、ピーターはいつもと違うと感じたかもしれません。

頭のいい偽オリビアですから、しばらくは上手く切り抜けることでしょう。
本物のオリビアの方がピンチになっていますから、早く戻る方法を見つけてほしいですね。

ゲスト

ジョセフ・ヘラー – ケヴィン・ワイズマン
エド・マーカム – クラーク・ミドルトン
マレー・ハーキンス – マーク・アシェソン
ベッキー・ウーマー – ポーラ・リンドバーグ
ダン・リャン – リー・ミン
レアード・ウーマー – タイラー・マクレンドン
シェン・チャン – ヴィンセント・トン

DATA

原題:6955 kHz
放送日:2010/11/11
監督:ジョー・チャペル
脚本:ロバート・チアペッタ、グレン・ホイットマン

第7話 キャンディマン

あらすじ・感想

向こうの世界のオリビアは記憶を取り戻しつつあり、ここから逃げるために唯一信頼できるヘンリーに会って逃亡を助けて欲しいと頼む。子供の誘拐事件が起こりフリンジ・チームは現場へ。

クローゼットから採取された指紋に糖の分泌物が付着していて、2年前の連続誘拐犯キャンディマンが復活したと解る。オリビアは犯人は子供の脳の下垂体から何かを吸い取って、若返りしているのではと言い出す。

ブロイルズの息子クリストファーも2年前にキャンディマンに誘拐されていて、オリビアは彼から話を聞くことに。犯人が繰り返し呟いていた言葉をクリストファーが覚えていて、聖書の一節のようなものだった。

その言葉から教会を探し出しマーカス神父に会い、信者の名簿をもらう。チームで手分けして信者の家を訪問し、オリビアはある若者のアパートに行くと不似合いな人形を見つける。


向こう側のブロイルズは軍人然としていて、もっと冷淡な人かと思っていました。
部下思いなのはこちらのブロイルズと同じで、偽オリビアのことを心配していて、オリビアのことを信頼できずにいましたが、今回の事件で、偽者とはしりつつオリビアの誠実で優しい人間性を知って、助けようとしてくれているようです。

久々に出て来たタクシーの運転手ヘンリーも味方になってくれて、散々オリビアが遅刻したのにずっと待っていてくれました。
危険だし船の操縦もあまりできないのに、オリビアをリバティ島まで運んでくれて、本当に良い人ですね。

一瞬だけ本当の世界に戻れたオリビアですが、すぐに戻ってしまったのが残念です。
でも、掃除のおばさんがちゃんとピーターにメッセージを伝えてくれましたから、帰還の日は早そうですね。

ゲスト

ワイアット・トゥーミー – ウィル・ロスハー
ヘンリー・アーリス・ヒギンズ – アンドレ・ロヨ
クリストファー・ブロイルズ – カーティス・ハリス
マックス・クレイトン – マイケル・ストラシーヴィッチ
ハロルド – ローレンス・ヘガート
老人のワイアット – ジョン・ハインズワース
ダイアン・ブロイルズ – カレン・ホルネス
エミリー・クレイトン – トリスティン・レフラー
マーカス神父 – デヴィッド・ニクル

DATA

原題:The Abducted
放送日:2010/11/18
監督:チャック・ラッセル
脚本:デヴィッド・ウィルコックス、グラハム・ローランド

第8話 再会

あらすじ・感想

ピーターはあるフレーズを口にしオリビアが偽者だと確信する。ボリビアもピーターに正体がバレたと悟り、ピーターに薬を打たせて逃走する。フリンジ・チームがピーターを救いに来るが、ウォルターはオリビアを助けに行く手立てがないと嘆いていた。

アストリッドはボリビアが良く買ってきていたお菓子屋はブロンクスにあると解り、全員でその周辺を聞き込みする。ピーターが行ったタイプライター屋で自分のノートパソコンを発見し、奥の部屋にあったタイプライターでボリビアの行き先を知る。

一方、捕まったオリビアは人体実験されようとしていた。ブロイルズが会いに来て、向こうとこちらの両方の世界が生き残れるようにすると言うが、ブロイルズの助けは望めなかった。しかし、彼はオリビアを助けるかどうか頭を悩ませていて、希望を持てる未来を信じることに。


やっと本物のオリビアが帰って来ましたね。
協力してくれたブロイルズも、こっちのブロイルズと同じく良い人でした。

きっと前回の息子のことがあったからオリビアのことも信用してくれて、正しいことをしようと助けてくれたのでしょう。

オリビア同士が入れ替わって丸く収まるかと思いましたが、そう簡単にはいきませんでした。
オリビアは自力で元の世界に戻り、偽オリビアは向こうの死んだブロイルズと入れ替えになってしまいました。

こっちのブロイルズが向こうの死んでしまったブロイルズを見て、さぞやショックだったはずです。
きっと、オリビアがどう助けてくれたかなど、ブロイルズに説明したのだと思います。

偽オリビアもピーターとの写真を大事にしていて持って帰ろうとしていましたから、ピーターに恋したというのはあながち嘘ではなかったのでしょうね。
本物のオリビアが真実を知って、ピーターともめなければいいのですが…。

ゲスト

ルーク – ルーク・カミレッリ
ダイアン・ブロイルズ – カレン・ホルネス

DATA

原題:Entrada
放送日:2010/12/2
監督:ブラッド・アンダーソン
脚本:ジェフ・ピンクナー、J・H・ワイマン

第9話 ドナー

あらすじ・感想

心臓が切り取られた死体が発見されオリビアも復帰初の仕事に急行する。救命士の話によれば、何者かの通報でやって来ると、一瞬死体がよみがえり3分後に死亡したとのこと。ラボに死体を運びウォルターが調べ始め、4時間も経っているのに死後硬直が始まらず、細胞の劣化が遅れていた。

オリビアとピーターは死体が心臓移植を受けていることから、担当医に話を聞きに行く。他にも臓器が切り取られた事件が起きていて、全て同じドナーアマンダから臓器移植を受けた者ばかり。

アマンダの母は娘はうつ状態で自殺したと語り、遺体の発掘許可をもらおうとするが、遺体は葬儀前に盗まれていたことが判明する。オリビアはピーターからボリビアとの関係を聞かされ表面上は仕方ないと冷静さを装っていたが、自分の部屋に戻ると彼女の跡があちこちに残されていた。


ブロイルズが言っていましたが、オリビアの復帰は少し早かったのではないでしょうか。
体は元気でも、別の世界で別の人間の記憶を植え付けられてしばらく生活していたのですから、元通りの生活に戻るまでには時間がかかるはずです。

ピーターを責めるのはかわいそうですが、オリビアのちょっとした違いから、何かおかしいと気づきそうなものです。
付き合ってからそれほど経っていないようですから、ちょっとくらい違っていても、やり手の偽オリビアならしっかりカバーしたことでしょう。

事件の方は何とも不気味で、まさにフランケンシュタインという感じです。
死んだアマンダを操り人形のように躍らせるシーンが特に怖くて、ホラーみたいに腕などがポキっと途中で抜けてしまうのではないかと、ハラハラしました。

ゲスト

ローランド・デビッド・バレット – マーク・イヴァニール
ウォルシュ – バーバラ・タイソン
グラント・ルッソ – マイケル・ビーン
タバサ – ジュヌヴィエーヴ・ビュークナー
ベン・キレンバーグ – マイケル・コールマン
ティム捜査官 – ジャロッド・ジョセフ
アレクサンドラ・ロス医師 – エリザベス・マクラフリン
アマンダ・ウォルシュ – アンニャ・サヴィッチ

DATA

原題:Marionette
放送日:2010/12/9
監督:ジョー・チャペル
脚本:モニカ・オウス=ブリーン、アリソン・シャプカー

第10話 運命

あらすじ・感想

高齢者施設から連絡があり、夜中に徘徊する老人ロスコーが1985年に死んだ息子ボビーと会っている様子が監視カメラに残されていた。フリンジ・チームが到着し、ウォルターは憧れのミュージシャンロスコーに会えたのを心から喜んでいる。

他の映像にはボビーと一緒に監視人が写っていた。ロスコーはボビーと何を話したのか全く覚えておらず、ウォルターは彼をラボに連れて行って思い出させることに。ロスコーは催眠状態に入りピアノを弾き始めると、ボビーはウォルター・ビショップを助けろと言ったのを思い出す。

宝石店が襲われ監視人が姿を現して、ぜんそくの女性を助けたとの連絡が入り、オリビアとピーターが向かう。その頃、ウォルターは監視人から呼び出され、昔ピーターを助けたことで予測のつかないことが起こり、世界のバランスが崩れたこと、ピーターに鍵を渡して女性を救えと言われる。


久々に監視人絡みのエピソードで色々と複雑に絡み合っていて、見ごたえがありましたね。
そもそも、監視人が過去からボビーを連れて来たのは、ロスコーとウォルターを出会わせるためだったんですね。

ウォルターがピーターを向こう側から連れて来たことで色んな連鎖反応が起きて、時間軸に狂いが出たということでしょうか。
今回で修正されたわけではなく、今後、ピーターがあの装置で向こうの世界を救うことで、修正されるのでしょう。

装置を動かすということはピーターが犠牲になるということで、ウォルターもその選択を迫られる時が来るのだと思います。
実によくできたエピソードで、今後への期待感が高まります。

助かった女性店員の過去にウォルターは何やらこだわっていたみたいですが、あまり関係なかったようですね。

ゲスト

ロスコー・ジョイス – クリストファー・ロイド
ビクトリア・ディミリ – オリビア・チェン
パム – マーシー・T・ハウス
ディセンバー – ユージン・リピンスキ
ボビー・ジョイス – ニック・オウレット
ジョー – デビッド・クインラン

DATA

原題:The Firefly
放送日:2011/1/21
監督:チャールズ・ビーソン
脚本:J・H・ワイマン、ジェフ・ピンクナー

FRINGE/フリンジ

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