FRINGE/フリンジ シーズン5 第6話~第10話 あらすじ・感想

第6話 413号室

あらすじ・感想

監視人のインプラントを首に埋め込んだピーターは徐々に体に変化が訪れ始めていた。ウォルターはアンバーからテープを取り出し、あるアパートの413号室へと向かう。

テープの指示通りに動くと世界のポケットへと入ることができて、監視人にも見つからない世界のはざまのような場所だった。しかし、ウォルターはポケットのどこに何を隠したかをさっぱり覚えておらず、廊下でセシルという青年と出会う。

セシルは監視人の攻撃でここへ吹き飛ばされて5日ほどいると言うが、時間の進み方が違っていて20年も経っていた。ウォルターの姿がどこにもなく、ピーター達はウォルターを探しにテープを持って出かける。

アパートでポケットを無事に見つけ、ポケットに入るとテープの残りの部分が再生される。ウォルターとセシルとみんなは無事に合流しウォルターは計画に必要なものを隠した部屋を思い出すがその部屋には何もなかった。


一番単独行動を取ってはいけないのがウォルターですね。
公共の乗り物を利用してすぐに監視人に気づかれてしまい、追っ手がやって来ました。

ピーターもどんどん監視人化していて、監視人と互角に戦えるようになりましたし、物の見え方がコンピュータチックになっていて、とても怖いです。

ウォルターも切り取った脳が元に戻ってしまったから、自分が人のことを思いやれない以前の嫌な自分に戻りつつあり、怯えていました。
ウォルターの場合はそれに気づいていますから、自分で何とかしようと思ったらできそうな気がします。

異次元ポケットみたいなものを作り出してしまうとは、ウォルターも冴えていますね。
映像の中でラズベリーパイを食べたくなって、撮影を中断していたのがかわいかったです。

ゲスト

セシル – ザック・サンティアゴ
ミューラー – マイケル・ロジャース

DATA

原題:Through the Looking Glass and What Walter Found There
放送日:2012/11/9
監督:ジョン・カサー
脚本:デビッド・フューリー

第7話 世界を売った男

あらすじ・感想

ピーターは監視人の装置を体に入れたことで、監視人と同じ能力を得られるようになる。アニルに監視人のブリーフケースを爆弾が入ったものとすり替えるよう頼むが失敗してしまう。

ウォルターは別のテープをアンバーから取り出し、監視人のシリンダー2個を昔ベルと一緒に研究していた施設から取って来いと指示されていた。ベルの施設がある場所は破壊されていて入口は瓦礫の山で動かせそうになく、ニーナに頼んで瓦礫を一瞬にして取り除ける装置を借りることに。

ニーナはウォルターの変化を心配するが、自分を止めてくれるピーターが今はいるので大丈夫だと話す。しかし、ニーナはベルを愛していたが止めることはできなかったと言うが、ウォルターはベルが本当はニーナを愛していなかったからだと冷たい言葉を投げかける。


ピーターはベルの施設の前で耳から血が出ていましたから、普通の人間があの装置を使うとかなり体に負担がかかるのでしょう。
ウォルター達の計画を邪魔されないように、ピーターは騒ぎを起こして監視人達に察知されないようにしたのですね。

ウォルターも以前の自分に戻りつつあると実感したからこそ、ニーナに脳の一部をまた取り出してくれと頼んだのでしょう。

オリビアがとうとうピーターの事実を知ってしまいました。
当然、これ以上はやめてと止めようとしますが、ピーターはエッタの敵をとるまではきっと止めないでしょうね。

ピーターは完全に無表情で髪の毛まで抜けてきていますから、完全に元に戻れなくなる前に手を打ってほしいです。

今シーズンは昔のフリンジ事件で扱ったアイテムを、管理人に使うというパターンがちょこちょこあります。
総集編っぽい感じでとても懐かしいし、今シーズンで本当に終わってしまうのだという寂しさも感じますね。

ゲスト

ヘイスティングス – ゲイブ・コース
ミューラー – マイケル・ロジャース
ロイス – マルコ・ソリアーノ

DATA

原題:Five-Twenty-Ten
放送日:2012/11/16
監督:イーグル・エギルッソン
脚本:グラハム・ローランド

第8話 未来

あらすじ・感想

オリビアはアニルに頼んで、ピーターが埋め込んだのと同じ監視人の装置を手に入れてもらいウォルターに分析してもらう。ピーターはウインドマークを倒すことだけに集中していて、彼の行動パターンを分析して倒そうと考えていた。

ウォルターは新たなテープを取り出し電磁石を手に入れるためにフィッチバーグに行くよう指示され、オリビアがとりにいくことに。ウォルターとアストリッドはラボで監視人の装置を分析し、人間の脳をより活発にして知性を高める代わりに感情を失くしてしまうことが解る。

スクラップ工場でオリビアはシモーヌという女性に会い、母から託された電磁石を守ってきたと温かく迎えてくれる。シモーヌには不思議な力があり、オリビアがエッタの弾丸のネックレスを持っていることにも気付いていた。

ピーターはニューヨークでウインドマークに罠を仕掛けるが、先にウインドマークに読まれてて、エッタの死の直前のイメージを見せられる。


シモーヌが温かく迎えてくれましたが、オリビアは不信感をぬぐえず、親切に甘えることができませんでしたね。
最後には和解できたのでよかったですが、ピーターだけでなくオリビアもまたエッタの死を完全に受け入れることができないでいるのでしょう。

ピーターは無表情になり監視人と同じ未来を見通す能力を持てましたが、ウインドマークに先を読まれていました。
同じ能力を身につけたとしても、ずっと監視人として生きてきたウインドマークの方に、やはり分があるような気がします。

ウォルターもピーターの説得を試みましたが耳を貸さず、オリビアの必死の説得がやっと功を奏してくれました。
本当によかったですね。
エッタを心の中から消さないようにピーター自ら装置を取り出し、オリビア抱き合って泣いていた姿にはぐっときました。

ゲスト

シモーヌ – ジル・スコット
ブリッグス – ケット・タートン
ストラットン – ネイサン・ダッシュウッド
カルロス – クロード・デュハメル
ダービー – エリザ・ファリア

DATA

原題:The Human Kind
放送日:2012/12/7
監督:デニス・スミス
脚本:アリソン・シャプカー

第9話 黒い傘

あらすじ・感想

世界のポケットから持ち帰ったラジオが何かを受信し始める。ウォルターに聞こうとするがハイになっていて話が通じない。計画のについて覚えていない自分にがっかりしていて、昔の自分に戻りたくないので、計画が成功したらニーナにまた脳の一部を取り除いてもらうと語る。

薬のせいで昔の助手カーラの幻が見えたり妖精が見えたりしている。アニルに信号の発信源を探ってもらいオリビアとピーターは森の中へ。監視人とレジスタンスらしき骨を見つけ、その一つがサム・ワイスだった。

ウォルターはラボに隠してあった昔のノートを見つけ、そこには色々なアイデアが書き込まれている。カーラとニーナの幻が現れ、ノートは危険なものだと忠告する。フリンジ・チーム全員で信号の発信源がある島へボートで渡る。そこにはある夫婦と子供の監視人がいて、合言葉を言えと銃で脅される。


ウォルターがハイになっていて、色んな不思議な世界が見えていました。
亡くなった助手のカーラや昔のニーナ、妖精などなど、ウォルターの葛藤する気持ちが現れているようでしたね。

合言葉を思い出すシーンではシュールなアニメでしたし、ちゃんと黒い傘につながっていたのが面白かったです。

サムはいい人でオリビアを助けてくれましたし、最初の人々の本を守ってきた意外な人物でもありました。
レジスタンスとして最後まで管理人やロイヤリストと戦って、信号の中継地点を守り切って亡くなったのがサムらしいですね。

そして、ウォルター達を待っていたのはシーズン1で出て来た、あの子供の監視人というのがまた憎い展開です。
時間軸が違いますから別の生き方をしてきたのでしょうが、オリビアのことはわかったみたいですね。

見た目監視人そっくりですから、マイケル君が打倒監視人計画で、どんな役割を果たすのか楽しみです。

ゲスト

カーラ・ウォーレン博士 – ジェニー・ブロング
リチャード – トム・バトラー
キャロリン – マリア・マーロウ
ジェラルド – ウィリアム・ビッグ・スリープス・スチュワート

DATA

原題:Black Blotter
放送日:2012/12/14
監督:トミー・ゴームリー
脚本:クリスティン・キャントレル

第10話 マイケル

あらすじ・感想

子供の監視人マイケルには例の装置は埋め込まれておらず、意志の疎通を図ることができない。オリビアはニーナに協力を求め、マッシブ・ダイナミックの秘密ラボで監視人の実験をしていたことを明かされる。監視人の考えをイメージ化する装置があったが壊れていて、もう1組は科学省にあると言う。

マイケルはニーナとここに残りオリビア達がとりに行くことに。ウインドマークは瓦礫の撤去に監視人の技術が使われていたことから、ニーナが怪しいと彼女の電話の痕跡を拾って子供の監視人がいることを知る。

ウインドマークは科学省の職員を1人ずつ心を読んでニーナの居所をつかもうとしていた。ヘイスティングス博士が尋問されて心を読まれ、ニーナとマイケルの居所がばれてしまう。ニーナはマイケルを安全な場所に隠しウインドマークの到着を待つ。

ウインドマークはマイケルがは染色体異常のXB-6783746で、抹殺される前に姿を消したと話す。


シーズン終盤に来て、ニーナがお亡くなりになるとはしょっとショックです。
ベルがいなくなりましたし、ウォルターの良き理解者、オリビアの育ての親として、最後まで一緒に戦ってほしかったです。

自分の命を犠牲にしてまで心を読ませまいとして、マイケルをかくまってフリンジチームを助けたニーナはスゴいですね。

マイケルはニーナが亡くなって泣いていたり、見た目は子供でずっと成長していませんから、普通の監視人とは大きく違うようです。
別の時間軸ではマイケルはオリビアと文字でコミュニケーションを取っていましたが、この時間軸ではできないのでしょうか。
ウォルターと装置でつながってウォルターの望みを知った後、懐かしいシーンがたくさん流れて感動しました。

そして、ビックリなのがドナルドです。
ドナルドがセプテンバーなのはマイケルが出て来た時に何となく予想していましたが、まさか、髪の毛があってかなりのイケメンですし、肌の色も青白くなくて人間っぽかったですね。

ゲスト

ダリル・ヘイスティングス – ゲイブ・コース
ロー – ジェームス・オサリバン

DATA

原題:Anomaly XB-6783746
放送日:2012/12/21
監督:ジェフリー・ハント
脚本:デビッド・フューリー

FRINGE/フリンジ

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