ジェシカおばさんの事件簿 シーズン3 第16話~第20話

第16話 八百長は死で報われる

友人の私立探偵ハリー・マグローから窮地に立たされたという連絡を受け、ボストンにやって来たジェシカ。ハリーは借金返済のためにボクサーブラスター・ボイルのマネージャーをやっていて、試合を実現させるための資金が不足しており、ジェシカは5000ドルを貸す。

後日、キャロット・コーヴでいつものようにジョギングから帰ってくると、新聞社からインタビューしたいと電話があり、ブラスターのマネージャーとして書類にジェシカの名前が載っているとのこと。

ハリーの仕業だとすぐに電話をかけたのだが電話に出たのはケイシー警部で、ハリーを殺人容疑でたった今逮捕したところだと言うのだ。ジェシカはボストンへ急いで行き拘留中のハリーから話を聞くことに。

殺されたのはプロモーターのウェイド・タルマッジで、ブラスターとボクサーのショーン・シャリーンの試合を組んだ人物。ハリーに試合でブラスターをわざと負けさせろと脅しをかけてきたがハリーはそれに反抗し、一悶着起こしていた。

そして翌日、タルマッジは橋の下の車の中で銃で撃たれて死亡し、弾はハリーの銃のものと一致していたのだ。ブラスターのマネージャーとなったジェシカは、事件解決に乗り出すと共にブラスターの試合に向けてトレーニングを開始する。

ゲスト

ドク・ペンローズ – ジョン・エイモス
コスモ・ポンジーニ – アーネスト・ボーグナイン
デイブ・ロビンソン – レヴァー・バートン
デニス・マコーネル – ブラッドフォード・ディルマン
ケイシー警部 – レイ・ジラーディン
ショーン・シャリーン – マイケル・マグレイディ
パム・コリンズ – リン・ムーディ
ブラスター・ボイル – ハロルド・シルヴェスター
ウェイド・タルマッジ – アダム・ウエスト

DATA

原題:Death Takes a Dive
放送日:1987/2/22
監督:セイモア・ロビー
脚本:ピーター・S・フィッシャー

第17話 さようなら私の絵

シングルマザーのアイリーンは生活が苦しく息子トミーに自転車を買ってやれないのを知り、ジェシカは夫の自転車をプレゼントする代わりにトミーに自宅の草むしりをしてもらうことに。

キャロット・コーヴに住む有名な画家サイモン・セインに食事に招待されたジェシカ。翌日、サイモンはアトリエで肉切りナイフで胸を刺され死体となって発見される。

メイドとしてセイン家で働くアイリーンは午前0時頃帰宅したと主張するが、サイモンの家の近くで深夜1時頃エイモスの部下がアイリーンを見かけたこと、そして、アイリーンの家のゴミ箱から血のついた洋服が発見され、アイリーンは容疑者として逮捕されてしまう。

その日暮らしの修理屋キャッシュ・ローガンは、サイモンが描いたと思われる女性の裸体の絵をゴミ箱から拾って所持していたが、顔の部分が切り裂かれていた。この絵のモデルが殺人と関連しているとジェシカは推理する。

ゲスト

エレノア・セイン – ダイアン・ベイカー
サイモン・セイン – フォスター・ブルックス
キャロル・セルビー – アン・デューセンベリー
フェリックス・キャスロー – レナード・フレイ
アイリーン・ラトリッジ – テス・ハーパー
キャッシュ・ローガン – スティーヴ・ウィンウッド
ジョージ・セルビー – ディック・サージェント
トミー・ラトリッジ – クリス・ヘバート
マーサ・ソマーズ – ダリル・リン・ウッド
コリンズ巡査 – フィリップ・クラーク

DATA

原題:Simon Says, Color Me Dead
放送日:1987/3/1
監督:ケヴィン・G・クレミン
脚本:ロバート・E・スワンソン

第18話 ショーマンは悲しからずや

マック&マレーは一世を風靡したコメディアンだが仲違いをしてコンビ解散以来、今では犬猿の仲である。マックの息子キップとマレーの娘コリーが婚約し、マレーのロッジで婚約パーティーが開かれることになり、友人のジェシカも同席して、30年ぶりにマックとマレーは再会することに。

しかし、マックとマレーの嫌みの応酬が始まりパーティーは散々な結果となり、早々にお開きになってしまう。マレーが洗面所で歯を磨いていたら、何者かに背中を刺されるという事件が起きるが、幸い傷は浅かった。

翌日、二人のマネージャーをしていたフィルが倉庫で首吊り自殺をはかり、洋服には、マレーを刺してすまないとう内容の遺書が貼り付けられていたのだ。地元の若い警察のチーフ代行ワイリーによって、フィルがマレーを刺し自殺したという単純な事件として解決されそうになる。

しかし、ジェシカはフィルの身長や梁の高さ、ロープの長さから、フィルの自殺は不可能だと推理し、殺人だと捜査を始める事になる。

ゲスト

キップ・ハワード – ジョージ・クルーニー
イーディ・ハワード – パット・クローリー
ファーリー・プレスマン – ジョージ・ファース
マレー・グルーエン – バディ・ハケット
フィル・リンカー – アート・ジョンソン
ワイリー・レッドベターチーフ – デヴィッド・ネル
マック・ハワード – スティーヴ・ローレンス
ノーマ・ルイス – シェリー・ノース
コリー・グルーエン – ベス・ウィンザー
ミズ・クライン – パット・デラニー
ヘンリエッタ – アリス・ナン
ドクター・ワース – リチャードソン・モース

DATA

原題:No Laughing Murder
放送日:1987/3/15
監督:ウォルター・グローマン
脚本:トム・ソーヤー

第19話 亡霊ビルを行く

ジェシカはニューヨークの会計事務所で働く甥のグレイディを訪ねるが、着いた早々、幽霊騒ぎに出くわしてしまう。グレイディと夕食に出かけ、事務所があるビルはかなり古い建物で、ちょくちょく衣類や食べ物などの小物が消えてしまい幽霊の仕業だと、グレイディから聞かされる。

夕食後、グレイディはオフィスに戻り上司のラルフ・ホイットマンの部屋へ行ってみると、椅子に座ったまま彼が殺されているのを発見する。ホイットマンには脱税容疑がかけられており、国税庁の調査員はネプチューン・ベンチャーズという会社について調査していて、リストにはグレイディの名前もあったのだ。

状況証拠や脱税容疑で強力な動議があるグレイディは殺人容疑をかけられてしまい、ジェシカはグレイディと協力して容疑を晴らす事に。

40年間清掃員として努めている女性が壁に赤いスプレーで壁一面に書かれた脅しのメッセージを発見し、幽霊の仕業だと怯えている。ジェシカは彼女から霊力が強い場所を聞き出し調べてみると、壁の奥に通じる抜け道があり懐中電灯片手に忍び込み、幽霊と思しき男性を見かけるが、何年もここで暮らしていて殺人はやっていない言ってあっという間に姿を消してしまう。

ゲスト

ミセス・エリス – ドロシー・ラムーア
レスター・グリムショウ – ジェフリー・ルイス
ティモシー・ハンラティ警部 – バーニー・マーティン
マーティ・ジャイルズ – ロン・マサク
ラナ・ホイットマン – パティー・マコーマック
ハリー・コールドウェル – トム・マクファデン
ポール・カーライル – ジェームス・ノーブル
ラルフ・ホイットマン – マイケル・トーラン
コニー・ノートン – ケイト・ヴァーノン
幽霊 – ポール・コミ
エンダ – ペギー・ドイル

DATA

原題:No Accounting for Murder
放送日:1987/3/22
監督:ピーター・クレイン
脚本:ジェラルド・K・シーゲル

第20話 とても不安な保安官

友人のリンダを元気付けるためアイダホにやって来たジェシカ。リンダの夫ジムは市長で、違法ギャンブルを摘発しようと努めていたところ、自動車事故で亡くなったばかりである。

ジムの父ハリーは息子は事故でなく他殺だと信じて独自に調べていたが、ジェシカが見つけた暗号の謎を解き明かそうと出て行ったきり帰ってこなかった。翌日、ハリーは死体となって発見されるが所持品はなく、ブーツさえも履いていなかったのだ。

見つけた暗号の謎を解こうとジムのオフィスで本を調べていたジェシカは、ジムの友達のデビッドで車で送ってもらうことにするが、帰り道で謎のトラックに襲われる。過去に数回ジムが違法ギャンブルの摘発に失敗していることや、ジェシカが情報を調べていてトラックで脅された事から、事務所内に内通者がいるのではと推理する。

ゲスト

リンダ・スティーブンス – エレン・ブライ
ジョージ・マクダニエルズ – ジョセフ・カンパネラ
デビッド・キャロル – ブルース・デイヴィソン
オリバー・イエーツ保安官 – エド・ローター
ハリー・スティーブンス – ジョン・マクライアム
アーネスト・レンコ警部 – ミッチ・ライアン
シンディ・マーチ – シャーリーン・ティルトン
ケイト・ガナーソン – マリー・ウィンザー
ウェイン・ビーラー – ジェフ・イェーガー
ジル・ストークス – ディック・バルドゥッツィ
リタ – キャスリン・デヘトル

DATA

原題:The Cemetery Vote
放送日:1987/4/5
監督:セイモア・ロビー
脚本:ロバート・ヴァン・スコヤック

ジェシカおばさんの事件簿

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