ウォーキング・デッド シーズン8 第6話~第10話

第6話 分かれ道

今回の戦いに参加しなかったミショーンやロジータ、カール達の姿が描かれていました。ミショーンとロジータは本当に救世主達が壊滅寸前なのかこの目で確かめたいと、2人で車で出かけて行きます。

ニーガンに貴重なたった1つの弾丸を撃ち込んだロジータは恨みを抱いているからこそ、自分の目で確かめたかったんでしょう。ミショーンもリックと一緒に戦いたかったのにそれができずにモヤモヤした気持ちを抱えていて、嫌な予感を打ち消したくて現場に行こうと決めたんだと思います。

この2人のとっぴな行動で、結局は敵が秘密裏にオペラ作戦でサンクチュアリのウォーカーを遠ざけようとしていたのを阻止できました。またいいタイミングでダリルとタラがやって来て、救世主の車をぶっ潰したのはお手柄でした。毎回、ダリルの登場は派手でカッコいいですね。話全体が穏やかに進んでいたから、ロジータがロケランをぶっ放す姿もかなり決まっていました。

ヒルトップでは捕虜をどうするかでもめていましたが、マギーは捕虜として中に入れることを決めます。さんざんヒルトップをかき回してきたグレゴリーを捕虜と一緒に監禁してくれたのが一番スカっとしました。ただ、反抗的なジャレッドが何かやらかして、それにグレゴリーが協力しそうな予感がします。

単独でゴミ屋敷連中の所へ乗り込んだリックはあっさり捕まってしまいました。ジェイディスは強い方につくと思っていたんですが返事はノーで、リックの身が危ぶまれます。

失意のエゼキエルはまだ立ち直ることができず、仕えなくていいと言われても家の外から動こうとしないジェリーの忠誠心の強さに心打たれます。キャロルの言葉にエゼキエルが何かを感じてくれて、キングダム再建に立ち上がってくれる日を待ちたいですね。

第7話 心の葛藤

ゲイブリエルを助けてカーソン医師を連れてここから脱出すべきか、ニーガンに従ってここを守るべきか、大きな選択に迫られているユージーンです。ニーガンからも基地を取り囲んでいるウォーカーを何とかしろ言われ思い悩むユージーンでしたが、アイデアと知識を使って音楽を鳴らすラジコングライダーを作るとは大したものです。

一方、究極の選択に迫られていたのはユージーンだけではありませんでした。ダリル達もリックの帰りを待てなくて強行作戦に出ようとします。

でも、土壇場になってロジータが抜けミショーンが抜けて、ダリルとタラ、モーガン率いる狙撃グループのみでの作戦となりました。戦いに参加できなかったロジータとミショーンはダリル以上にヒートアップしていて、何かを仕掛けるならこの2人だなと思っていましたが、意外にも先を見越して今は待つ時だと手を引いたのは賢い選択でしょう。

リックもジェイディス達に捕まってウォーカーと戦わされそうでしたが、見事に力でねじ伏せて清掃人達を味方に付けるのに成功しました。24のジャック・バウワーなみにリックも不死身ですね。

ダリル達の作戦が決行されてトラックが基地に突っ込んできた時にユージーンはついに何をすべきかを決断します。自分の身を守りたい、生きていたいという気持ちもあったでしょうが、罪もない人達の命が危険にさらされるのを何とかしたいとニーガンに付くことを選んだのだと思います。

第8話 暗夜の口笛

リックがゴミ手段を連れて聖域の基地に戻った時にはウォーカーの姿がきれいさっぱり消えていて、狙撃手達と連絡が取れなくなっていました。形勢不利と見たジェイディス達の逃げっぷりが鮮やかで、やっぱりねという感じです。

そんなリックの前に助けに現れたのがキャロルとジェリーで、いつもリックが危機に陥るといいタイミングでキャロルが現れてカッコいいですね。

ヒルトップ組にも異変が起きていて車で移動しようとしていると不自然に木が道路でふさがれていて、救世主達の待ち伏せにあってしまいます。住民達を守るためにマギーは屈辱を感じながらもヒルトップに引き返し、殺されたメンバーの代わりに捕虜1名を撃ち殺してしまいます。

マギーはヒルトップが最後の砦になると言っていましたが、無事な町はここくらいのものだから、守りの要になるような予感がします。

アレクサンドリアが一番被害甚大で、ニーガン自ら乗り込んできて演説をしてリックをあぶり出そうとします。カールが父の代わりに時間稼ぎして対抗したのは勇気があったし、その間に住民達が避難できたのは大きかったです。キングダムもようやくエゼキエルが復活してくれましたが、1人で捕らわれてしまいました。

ニーガンvsコミュニティ連合の決着がそんなに早くつくとは思っていませんでしたが、聖域の人員や戦力があんなに残っていたとは意外です。キャロルや1人様子を探っていたモーガン、ゲイブリエルを逃がそうとしているユージーン辺りが後半戦の鍵になりそうです。

第9話 夢

ウォーカーに噛まれてしまったカールと、エゼキエルを救いに行ったモーガンとキャロルのストーリーでした。とうとうカールが最後の時を迎えて、リックの悲しみは底知れないものがあったことでしょう。

シーズン1でキャンプしてた頃のカールはまだ小さな子供で、保安官だったリックの帽子が大きすぎて詰め物をしないとかぶれないくらいだったのに、今では立派になったものです。父の教えをしっかり守ってセディクを助け、人の命を救おうとしたカールはとても成長しました。

年を取ったリックや大きくなったジュディス、みんなで仲良く暮らしている夢は本当に幸せそうでした。ちゃっかりユージーンも夢の中に出てきていたし、ニーガンまで加わって争いのない世界の素晴らしさをカールは願っていたのでしょう。

一方、エゼキエルを救いに行ったモーガンとキャロルもひと波乱ありました。あんなに大勢の救世主達をたった2人で倒してしまうのだから、モーガンとキャロルの戦闘能力の高さはずば抜けています。しかし、モーガンは無双していて素手で相手を倒してしまったのには驚きです。

以前、まだリックが偶然会った頃のモーガンがこんな感じでしたね。たった1人で次々にウォーカーを狩っていて、狂気の世界に入り込んでいました。それから棒術の師匠と出会って、人の命を大切にして殺さない道を選んだはずだったのに、元に戻ってしまったようです。

最後の最後でヘンリーに救われた感がありましたが、まだまだニーガン達との戦いがありますし、モーガンが立ち直れるのかどうかが心配です。

第10話 託された手紙

リックとミショーンがアレクサンドリアを後にするんですが、カールがいた思い出の場所を燃やすまいと必死でウォーカーをかき分けながら消火器で火を消す姿は悲しかったですね。やらなきゃいけないことが山積みなのにカールの死が尾を引いていて、今後のニーガンとの戦いに影響しなければいいのですが…。

ニーガン側にも動きがありました。ヒルトップから荷物が送られて来て、中にはウォーカー化したニーガンの部下が入っていました。

これに怒ったのはサイモンで、怒り爆発させていました。ニーガンに人は資源でゴミ山の住人を従わせるために1人なら殺していいと指示されていたのに、ジェイディス以外みんな殺してしまうとはひどいもんです。これがニーガンにばれたらただじゃすまないでしょうね。

運悪くそんな事件の後にゴミ山にやって来たのがリックでミショーンで、惨憺たる状況に抜け出すのもひと苦労でした。ジェイディスを一緒に連れて行かなかったのは過去の裏切りがあったせいなんでしょうか。残されたジェイディスは絶望していて、ウォーカー化した仲間をミンチにしていたのはエグかったですね。

カールはニーガンにまで手紙を残していて、リックはニーガンにカールの死と手紙の内容を伝えます。ただ、リックも言っていましたが、カールが望んだような和平は結ばれないでしょうね。死んだグレンやエイブラハムのことや物資を毎回奪われていた過去があるから、そうそうリックも折れないでしょう。

ウォーキング・デッド

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