BONES/ボーンズ、シーズン1第17話、18話のあらすじと感想です。
アンジェラにスポットが当たった17話では、彼女の恋人が行方不明になります。親友ボーンズがすぐに駆けつけてしっかりサポートしています。
第17話 砂漠の恋人
休暇を取ってアンジェラは砂漠で恋人と過ごしていたが、恋人が行方不明に。パニックになってブレナンに電話し、助けを求める。
あらすじ
アンジェラは休暇中で1年に3週間だけ砂漠に住む恋人カークに会いに行っている。そのアンジェラからブレナンへ電話が入り頭蓋骨を保安官が送らせてくれないと動揺していて、よくよく聞いてみると、保安官のポーチに箱に入った頭蓋骨が置かれていたとのこと。
カークは砂漠に写真を撮りに行き5日間戻らず行方不明。友達でガイドのダニーも一緒で、アンジェラは頭蓋骨がカークかもしれないと心配していた。所長が止めるのも聞かずにブレナンはアンジェラのいる砂漠へと向かう。
着いた早々ブレナンは頭蓋骨の鑑定を始め、30歳から35歳の男性で頭に銃弾を受けていて、殺人事件だと断定する。ブレナンはブースに協力してくれと頼み翌朝早くブースが到着して、FBIの権限で頭蓋骨を研究所に送る許可を取ってくれた。
2人はダニーのトレーラーに行くと彼女の恋人アレックス・ジョゼフからショットガンを向けられ、中を調べるのを拒否されて写真のみ渡される。写真は保安官とダニーが仲良く写っててブースは2人の仲を疑うが、保安官はダニーは腹違いの妹で彼女の無事を心から心配していると語る。
ジャックから電話があり、DNA鑑定で頭蓋骨はカークのものだと判明し、ブレナンはアンジェラに話さなくてはと心を痛めることに。
雑感
1年に3週間だけの恋人というのがアンジェラらしいし、たったの3週間でも心からカークのことを愛していたのがよくわかります。
普段はテンションが高くていつもテンペランスのことをからかったり、みんなのプライベートネタで盛り上がっていて、いつも天真爛漫で明るいところが彼女です。
でも、今回はしんみりと悲しみに暮れていて、親友のテンペランスがすっ飛んで来てくれたのは何よりも心強かったでしょう。
この落差がアンジェラの悲しみを表しているかのようでした。
ブースもすぐに来てくれて、テンペランスの頼みだからというのと、アンジェラの危機を助けたいという思いがあったはずです。
直感に従ってアンジェラは心で感じてダニーを探し出したし、広大な砂漠には何かミステリアスなことが起こっても不思議でありません。
ラボではブレナンがいないことをいいことに、ジャックが幅を利かせていました。
意地の張り合いでどっちが上かを競っているみたいでしたね。
所長もちょっと決断に迷うことがあり、結局は格上のジャックの言葉を優先して彼の仕事を先にやらせていました。
ザックも博士号を取って上へ行きたいけど、博士号を取ってしまったら今の楽しい職場や立場にはいられないから、複雑な思いなんでしょう。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
休暇中だったアンジェラからの電話で心配になり、現地へ行く。
ブースを呼んで、カークの死の真相を調べる。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
ブレナンに感じよく頼まれて、砂漠の町へ。
被害者が軍用車のボンネットに乗せられたと見向く。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
ブレナンが留守なのをいいことに、ザックの分析より自分の分析を優先させる。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
ブレナン、ブースと共に砂漠でカークの遺体を探す。
カークのカメラを見つけ、保安官を説得してフィルムを復元する。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
ジャックの分析が優先され、思ったように仕事が捗らない。
■ ダニエル・グッドマン – ジョナサン・アダムズ
ブレナンから送られた画像を見て、偽札の原版だと伝える。
ザックに論文を書かせ、博士号を取らせたいと考えている。
■ ベン・ドーズ – ジェームズ・パークス
砂漠の町の保安官。
行方不明になっているダニーの義理の兄。
■ アレックス・ジョセフ – カラニ・クイーポ
ダニーの恋人。
ドラッグ絡みで怪我をして入院する。
■ ウェイン・ケロッグ – クレイトン・ローナー
地元のアーティスト。
ドラッグを売買している。
■ ラリー・スタンフィールド – ブレント・ブリスコー
弁護士。
■ イネズ教授 – メルセデス・コロン
砂漠付近のコヨーテについて詳しく、顎が変形したコヨーテの群れの場所を見つける。
■ ダニー・ウェバー – デスティニー・モニーク
カークのガイド。
カールと一緒に行方不明中。
■ カーク・パーシンジャー – ケヴィン・ポール
アンジェラの恋人で写真家。
頭蓋骨が保安官事務所の前に置かれていた。
作品データ
原題:The Skull in the Desert
放送日:2006/3/29
監督:ドナ・ディッチ
脚本:ジェフ・レーク
第18話 黒ひげの呪い
ブースに連れられてブレナンはFBIの死体安置所へ行き、死体メイシーが持っていた小さな指の骨の鑑定を頼まれる。
あらすじ
監察医ハリーが骨を保存液に漬けてしまって表面の微粒子などは全て溶けてしまい、証拠の雑な扱いにブレナンは怒り心頭だった。
被害者メイシーはアサティーグ島で見つかっていてこの地域は黒ひげ伝説が残されていることから、ジャックやブースは黒ひげの宝があるのではと大喜びしている。骨は300年以上も前のものでブースとブレナンは現場へ。メイシーは相棒のハードウィックと宝の発掘を請け負っていて、出資していたのは富豪のローズ。
ローズは200万ドルも投じたのに成果が何もないため発掘を中止しようとしていたが、メイシーが死に300年前の指の骨を持っていたと聞いて、すぐに発掘再開を決める。
死体から発見された泥の分析をジャックに依頼するが、どの深さのものか特定するためにももっとサンプルが必要だと訴え、ジャック自らシャフトに潜ってサンプルを集めることに。ダイバーのマクギニスのサポートでジャックは水深60mまで潜り、シャフトの底から指の骨と同一人物のものだと思われる数々の骨を発見する。
雑感
海賊のお宝でテンションが高いブースとジャックは少年みたいに喜んでいました。
おまけに、ジャックはダイバーの資格まで持っていて自ら60mも潜って貴重なものを発見してしまって、トレジャーハンターの楽しみに目覚めてしまったのではないでしょうか。
あんまり外に出てガツガツ行動することの少ないジャックが積極的に捜査に加わり、シャフトに潜るなんて意外性があって面白かったです。
そこに黒ひげのお宝まで絡んできて、ただの殺人事件にアドベンチャー要素が加わって、話の膨らませ方が上手いですね。
ブレナンは出足から躓いて、知識のない監察医ハリーとの衝突にイライラしっ放しでした。
研究所のみんなが骨を保存液に浸すなんてあり得ないと言っていましたから、ハリーの見解が間違っていたのでしょう。
なんとも嫌味っぽくて奇妙なところがある監察医でしたが、いいキャラなのでまた出てきてほしいです。
ブースはイカとイカれているのギャグから、よく犯人を思いつきました。
さすはがスナイパー出身で軍のことには詳しいし、FBI捜査官としの感と軍隊時代の知識が結びついた結果でしょう。
相変わらずの鋭さで、難事件の解決にはブースは不可欠ですね。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
被害者メイシーが手に持っていた骨の鑑定を行う。
骨のカケラに小さな穴が開いているのに気づき、骨の出所を特定する。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
黒ひげのお宝絡みだと知り、ジャックと共にテンションが上がる。
犯人がどうやって殺したかをブレナンから聞き、特殊部隊出身だと気づく。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
自ら水中シャフトの中に潜り、一番下で300年前の人骨を発見する。
デインと気が合い、再びシャフトに潜ることに。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
海賊のことで盛り上がっているブース達を見て、男のロマンだとブレナンに教える。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
300年前の人骨は盗まれたが、最初にメイシーが握っていた骨を他所に移していていた。
■ ダニエル・グッドマン – ジョナサン・アダムズ
アンジェラと協力し、人骨を盗んだ犯人を見つけ出す。
■ サム・カレン – ジョン・M・ジャクソン
ローズが国務省に文句を言ったらしく、グッドマン所長らを交えて話し合いをする。
■ ハリー・テッパー – カレン・ダグラス
FBIの検視医。
メイシーが持っていた骨を保存液に漬けてしまい、ブレナンから怒られる。
■ ブランソン・ローズ – ロバート・フォックスワース
海賊の宝の発掘に資金を出している大富豪。
手を引こうとしていたが、300年前の骨が見つかり発掘を続行する。
■ デイン・マクギニス – ロドニー・ローランド
宝探しのダイバー。
宝探しで兄を亡くしている。
■ ジャイルズ・ハードウィック – フレドリック・レーン
メイシーの相棒。
メイシーと同じ殺され方で発見される。
■ フランク・ネイ – マイケル・チーフォ
アサティーグ島の町長。
観光客を呼ぶため、海賊の恰好をしている。
■ ケイティ・ネイ – リンジー・ストッダート
町長の妻。
メイシーと浮気したことがある。
■ ハーリー・フランケル – デビッド・ウェルズ
ローズの弁護士。
■ エリック・ヒューズ – クリス・ペイン・ギルバート
ジェファソニアンの警備員。
頼まれて300年前の人骨を盗む。
作品データ
原題:The Man with the Bone
放送日:2006/4/5
監督:ジーザス・サルヴァドール
脚本:クレイグ・シルバースタイン
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