BONES -骨は語る- 1×7 32時間の命

BONES-骨は語る-シーズン1第7話 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン1第7話「32時間の命」のあらすじと感想です。
ブレナンは銃の携帯許可を申請するがブースが却下。納得がいかないブレナンはブースと口論になります。

あらすじ

32時間後に死刑執行が行われる死刑囚ハワード・エップスの弁護士がブースを訪ねて来て、彼はずっと無実を訴えていて証拠の見直しをして欲しいと頼みに来る。17歳の少女エイプリル・ライトが夜中に頭を殴られて殺され、駐車場で遺体が発見された7年前の事件で、ブースが担当していた。

裁判では証拠として採用されなかった陰毛があり、ブースはエップスが犯人だと思っているが捜査に疑問が残る点があると感じていて、ブレナンに証拠の見直しを頼むことに。

ザックは現場写真を撮りに行き、裁判では電話番号だとされていた番号は別のもので、駐車スペースやゲートの入口、時間など、デートの待ち合わせの日時と場所だと気付く。死体発見現場と殺害場所は明らかに違っていてレントゲン写真の手の部分に異物があり、死体を発掘してラボで分析し直すことに。

ブースは被害者家族に説明しエイプリルは担当弁護士のデビッドの事務所でアルバイトしていて、陰毛の持ち主はデビッドだと疑っていた。新しい証拠が幾つか見つかりブースが押収したデビッドの下着から陰毛が証拠と一致する。

被害者の頭蓋骨には微粒子が付着していて、沼地に生息する植物の花粉だとジャックは断定する。

雑感

32時間という時間の制限があったから、かなりスリリングな展開でした。
時々出て来るカウントダウンのタイマーが減っていくに従って、緊迫感も高まりました。

最初はのんびり虫を使って賭けをしていたジャックとザック。
いったん仕事モードに入ると本領を発揮し、あれこれと当時の科学捜査のミスを指摘している手腕はさすがです。

現場の写真を撮りに行ったザックの記憶力と分析力はスゴかったですね。
メモの切れ端の数字をそんなによく見ていないのにしっかり覚えていたし、現場に行って数字に違和感を感じたのでしょう。

暗号のような数字の謎をあっさりと解いて、デートの場所と時間だと突き止めてしまいました。
謎を解いてうれしかったのか、現地からジャックに電話したのがかわいかったです。

アンジェラはせっかくデートを楽しもうと素敵な男性をラボに連れて来たのに、死体が運び込まれて散々な結果になってしまいました。

ネットで出会った男性みたいだったけど、かなりカッコ良かったです。
振られちゃった割には、あんまりヘコんでいなかったのがアンジェラらしいですね。

死刑直前に新たな証拠が発覚し、事件を捜査し直すという展開は、海外の犯罪ドラマに時々出てきます。
死刑囚が無実だったという冤罪のケースが多いけど、今回はかなりひねった結末だったから、さらに面白い!

ブレナン達スクインツチームが次々に新しい手がかりを見つけては新事実が発覚。
事件の真相が徐々に解明されていく様が秀逸でした。

それもこれも、エップスの冤罪を信じている弁護士エイミーが発端でした。

ブースはエップスが犯人だと疑っていなかったけど、捜査や証拠にあいまいな点があってはっきりさせたかった。
ブレナンはブースに頼まれて証拠を分析したけど、見逃されている点が多くて真実を突き止めたかった。

結局、2人とも思ったような結果じゃなかったけど、正義をつらぬいたのは素晴らしいです。

それにしても、エップスはずる賢いというか頭がいいというか…。

事件が釈然としないのでブースは再捜査するだろう→ブースはブレナン博士と組んでいるから新証拠が見つかるだろう→死刑は行われないだろう

お膳立ては完璧でエップスの思い通りで、ブースもブレナンも出し抜かれてしまいました。
セオリー通りにはいかない結末というのも楽しめました。

キャスト

■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
ブースに頼まれ、被害者の骨の再鑑定を行う。
デジタルX線写真で異物を見つけ、遺体を掘り起こして新たな証拠を見つける。

■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
7年前に逮捕したハワード・エップスの弁護士の説得に耳を貸す。
事件に疑問点が残り、真実を追求するため再捜査を開始する。

■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
ブレナンが見つけた異物を分析する。
砂利や花粉などを見つけ出し、捜査の進展につながる。

■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
デート中に呼び戻される。
被害者が殺された状況を3D映像で再現する。

■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
ブレナンの指示で、被害者の殺害現場である駐車場へ写真を撮りに行く。
被害者が握っていたメモの謎を解く。

■ サム・カレン – ジョン・M・ジャクソン
FBI副長官。
ブースの再捜査を良く思っていないが、機器や人員を手配する。

■ シド・シャピロ – ヘヴィ・D
疲れ切ったブースとブレナンに料理を出す。

■ ハワード・エップス – ヒース・フリーマン
死刑を目前に控えた囚人で、無実を訴えている。
7年前、ブースに逮捕された。

■ コーエン判事 – マイケル・ロスハー
夜中にブレナンとエイミーが訪ねて来て、遺体の掘り起こしを許可する。

■ エイプリル・ライト – ケンドラ・ローズ・モンターニャ
エップスに殺された被害者。

■ エイミー・モートン – レイチェル・レフィブレ
ハワード・エップスの弁護士。
死刑制度に反対している。

■ ラリー・カーライル – マイケル・マンテル
検察官。

■ デビッド・ロス – ジェフリー・ノードリング
エイプリルがバイトしていた弁護士事務所の弁護士。
エイプリルと関係を持っていた。

■ ケン・ライト – デヴィッド・スターズィック
エイプリルの父親。

■ メアリー・ライト – ジョーン・マクマートリー
エイプリルの母父親。

■ トロイ・プルーイット – マーカス アシュレイ
アンジェラのデート相手。
白骨死体を見て、帰ってしまう。

作品データ

原題:A Man on Death Row
放送日:2005/11/22
監督:デビッド・ジョーンズ
脚本:ノア・ホーリー

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