BONES/ボーンズ、シーズン4第19話「天才物理学者の誤算」のあらすじと感想です。
粉々になった被害者の骨に混じって、隕石のかけらが発見される。被害者は物理学研究所の職員で、立場上、多くの人から恨みを買っている可能性があった。捜査を進め、複数の研究員が容疑者として浮上する。
あらすじ
カメラマンが撮影中に鳥に食い散らかされ粉々になってビニール袋に詰められた遺体を発見する。死後48時間から72時間ほど経っていて遺体は粉砕機のようなものにかけられていた。
遺体の状況から冷凍した後粉砕機にかけられていて、金と黒い真珠のようなものが一緒に見つかるが真珠のようなものは隕石のかけらだった。ブレナンとブースは同じ隕石を扱っているコラー物理学研究所で盲目のコラー博士から話を聞くと、隕石のかけらは婚約指輪に加工して婚約者のダイアンに贈ったとのこと。
ダイアンはこの研究所の職員で機関紙の編集長もやっていて、2人の研究員の指導を行っていた。ビンセントは骨は粉砕機で砕かれたのなら規則正しい大きさになるが、この骨は不ぞろいで切断面がきれいすぎるので、粉砕機は使われていないと主張する。
コラーはダイアンと研究員のクリストファーは肉体関係があったと証言し、クリストファーは他にもジェニファーと寝ていた。ジェニファーはミルトンと関係を持っていたと証言し、肉体関係が殺人の動機にはならないと指摘する。
カミールはダイアンが白血病だった痕跡を見つけるが2週間前の人間ドックの検査では全く異常はなく、2週間足らずの間に放射線を浴びた可能性を示唆する。
しかし、ダイアンの研究室を調べても放射線は検出されなかったが、彼女の椅子の背中が当たる部分に小さなシミがあり、腫瘍ががあった痕跡が認められる。
雑感
発見された遺体の状況はグロかったのですが、人の形をとどめていませんでしたからポリ袋に入った汚物といった感じで、視覚的なグロさがあまりなくて助かりました。
法医学とはまた違った最先端の研究を行っている物理学のラボが舞台になっていて、スクインツの仲間ブレナンは賛同できる部分が多かったようですが、ブースはついていけないようでしたね。
特に愛を大事にするブースからしたら、性に対する自由さは理解に苦しんでいました。
今回は楽しい実験パートが2回もあって、ジャックとビンセントコンビの新たな境地が見られました。
1回目はブレナンが止めたのにもかかわらず、ジャックとビンセントは実験を強行してさんざんな結果になってしまいました。
こってりカミールからも絞られたようで、2人が同じ部屋にいることすら禁止とはユニークな罰です。
2回目の実験はカミールがGoサインを出したのに、高い所から凍った七面鳥を落としても跳ね返るだけで、跳ね返った七面鳥はアンジェラに当たってしまいました。
床でクルクル回る七面鳥が何ともおかしかったです。
そういえば、尋問で物理学者の溶接工が凍った遺体を落としても、回るだけだと指摘していましたね。
存在感のあるアンジェラパパが久々に登場。
いつも威厳のある雰囲気で、路上でギターを弾く姿が様になっていましたね。
アンジェラは父を見かけてジャックに逃げろと言っていたけど、ジャックは全然平気みたいでした。
スイーツがアンジェラパパと話をつけようと肩に触れたとたん、その恐怖を感じたのでしょう。
アンジェラと同じく、町を出て逃げるよう言っていました。
結局、ジャックは仕事に専念して事件解決には大いに役立ったけど、一生消えない証を腕に刻まれてしまいました。
アンジェラが事前に頼んでいなかったら、この程度ではすまなかったでしょうね。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
ポリ袋に入った粉々の遺体が見つかるが、分量が少ないと告げる。
過去にコラー研究所に応募したが、落とされている。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
ラボで爆発騒ぎが起き、すぐにブレナンを壁際に押し付けてかばう。
振動発生室にブレナンと閉じ込められ、銃を撃って助かる。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
ビンセントとの一度目の実験で、カミールに叱られる。
アンジェラの父ビリーに「アンジェラ命」のタトゥーを彫られる。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
父を町で見かけ、ジャックに逃げろと警告する。
ビンセントの骨の分析結果をコンピュータで再現する。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
被害者は冷凍されてから粉々にされたと分析する。
被害者は2週間前まで元気だったが、突然、白血病になったと話す。
■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
IQの高い容疑者に尋問するが、心理学者だとバカにされる。
ビリーにジャックのことで話をつけようとするが、恐怖を感じる。
■ ビンセント・ナイジェルマリー – ライアン・カートライト
ジャックとの1回目の実験後、カミールからジャックと同じ部屋にいることを禁じられる。
2回目の実験では意図した結果にならず、七面鳥が跳ねてアンジェラにぶつかる。
■ アンジェラの父 – ビリー・ギボンズ
肩に手を置いたスイーツを、サングラス越しににらみつける。
ジャックの件をアンジェラと話し、アンジェラの気持ちを知る。
■ ランディス・コラー – ジョン・パイパー=ファーガソ
物理学研究所の設立者で盲目。
被害者ダイアンの婚約者で、隕石の指輪を贈った。
■ ジェニファー・キーティング – エイミー・ガルシア
ダイアンと親しかった研究員。
放射性同位体が保管場所から、何個か消えているのに気づく。
■ クリストファー・ボーデット – アンリ・ ラマン
地震エネルギーの研究をしている。
ダイアンとは体の関係があった。
■ ミルトン・アルバレド – オーガスト・エマーソン
ダイアンと親しかった研究員。
藻などを使った転送の研究をしている。
■ ブロデリック・マリンズ – ジェイソン・ローゲル
ダイアンに脅しのメールを何通も送っている。
優秀な物理学者だが溶接工として働いている。
作品データ
原題:The Science in the Physicist
放送日:2009/4/9
監督:ブラッド・ターナー
脚本:リーナ・クソルティ
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