BONES/ボーンズ、シーズン5第18話「命の海の法則」のあらすじと感想です。
サメから人間の体の一部が発見される。海洋学者の依頼でブレナン達が分析して、水族館が捜査の対象に。水槽内から頭蓋骨等の骨が発見され、行方不明者の中から被害者を特定する。
あらすじ
海洋大気学者のキャサリン・ブライアー博士がブレナンに分析を依頼しにラボへやって来る。打ち上げられたサメの口の中から人間の足が見つかったとのこと。
ブレナンは被害者は男で、足には複数の魚のかみ跡があると指摘し、キャサリンが確認すると3種類の魚で同じ場所には生息していないと言っている。ブースの上司アンドリューが水族館ならあり得ると、ブースとブレナンは最近海へサメを帰したという水族館へ。
担当者のマリリンは従業員や見学者の中には行方不明者はいない。高級フィルターがなくなったのと、少しアンモニア濃度が高かったことくらいしかおかしなことはなかったと話す。ブース達がサメがいた水槽へ行ってみると、たくさん来ている客達の前でハタが口から頭蓋骨を吐き出す。
ブレナンとジャックが潜って頭蓋骨の回収を行い、岩の陰から体も発見される。被害者は目の周辺を先端がとがったもので刺され、生きたまま水槽に放り込まれたと見られる。
ジャックはアンモニア濃度とサンゴの成長具合から、被害者は金曜の深夜から朝6時にかけて殺されたと死亡時刻を割り出す。その日に水族館に来ていたリストの中から、ジャズ・ガンというテレビでも有名な自己啓発者が行方不明になっていたことが判明。ブレナンが頭蓋骨が一緒だと身元が特定される。
スイーツの調べによると、ジャズ・カンは交通事故で歩けなかったが、恐怖を克服することで歩けるようになったとのこと。ブラジルの海でサメと一緒に泳いだらしい。
雑感
毎度ながら、遺体の発見状況が独創的で面白い!
打ち上げられたサメの口から人間の足が見つかり水族館の魚がポイっと頭蓋骨を吐き出すなんて、プロットを考えた人はスゴいですね。
水族館に来て頭蓋骨を吐き出す所を見ていた客達は、さぞビックリしたことでしょう。
久々にブレナンとジャックが水に潜るシーンあり。
水槽は大きいし色んな魚がいるから、遺体を探しながらでも壮大な海の雰囲気を味わえたかもしれないですね。
ブースにはキャサリン、ブレナンにはアンドリューとお互いいい相手にめぐり合えて、デートを楽しめたようです。
お互いに抱えている思いはあるのでしょうが、2人とも新しい道に進み始めているんだなとちょっと寂しくなりました。
ただ、パートナーとしてはブースとブレナンはお互いに必要不可欠な存在ですから、離れることはないはずです。
代わりにジャックとアンジェラがいいムードになっていて、こちらのカップルの方が付き合い始めるのは早そうです。
ブレナンのいる前で美しい水族館のライブ映像にうっとりしていて、鈍いブレナンも2人のムードに気づいたようで変な顔をしていました。
ブースのお相手キャサリンはきれいで賢いし、積極的でブースを笑顔にさせてくれる素敵な女性です。
アンドリューは以前にもデートに挑戦して失敗していましたが、ずっと思い続けたブレナンが振り向いてくれてうれしそうでした。
クラークとジャックのちょっとしたやり取りがありましたが、クラークの助言がジャックの心にも響いたようです。
相変わらずプライベートのゴタゴタに巻き込まれたくないと言いながらも、仲間のことは放っておけないいいヤツです。
ジャックもアンジェラへの昇華できない思いをどうするか考えて、具体的に行動に出るかもしれませんね。
以前は線路脇で骨探しをさせられたり、今回はブレナンに水槽に突っ込まれて苦しい思いをさせられたりと、めっきりクラークも肉体派のイメージです。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
被害者の骨を見つけるため、水族館の水槽に潜る。
アンドリューとお茶デートをして、楽しい時間を過ごす。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
写真コンテストのためだと言って、子供達からカメラを回収する。
キャサリンからアプローチされ、事件解決後にデートする。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
死んだエンゼルフィッシュを分析し、毒を割り出す。
フィルターからミノカサゴのトゲを見つける。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
独自のシステムで、水族館のライブ映像を見られるようにする。
子供達の写真から不審人物を見つけ、歪みなどを取って鮮明にする。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
クラークの分析をわかりやすくまとめる。
ジャックが死亡時刻を割り出した方法について、詳しく聞く。
■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
自己啓発の映像を見ながら、被害者の理論は中途半端だと意見する。
子供達の前でポロっと殺人という言葉を出し、ブースのフォローで助かる。
■ クラーク・エジソン – ユージン・バード
ジャックにからかわれ、きっぱりと反論する。
ブレナンに頭を水槽に突っ込まれ、殺害方法の実演に協力する。
■ アンドリュー・ハッカー – ディードリック・ベーダー
ラボにキャサリンを連れて来て、殺害現場は水族館ではないかとアドバイスする。
ブレナンとデートをして、ラットパックで笑わせる。
■ キャサリン・ブライヤー – レナ・ソファー
海洋学者で、打ち上げられたサメから見つかった足を持ってくる。
ブースを気に入り、自分からデートに誘う。
■ グレイス・レッドモン – ミンディ・クリスト
小学校の先生。
泊まり込みで子供達を水族館へ引率していた。
■ マリリン・ストッダート – テンビ・ロック
水族館の職員。
高機能なフィルターが盗まれたと話す。
■ ベン・マーカス – トビー・ミューリ
水族館の職員。
ロシアンマフィアからの小切手を換金していた。
■ タッド・ベネディクト – スティーヴン・モンロー・テイラー
被害者ガンのアシスタント。
一度はけんかして離れたが、和解してまたアシスタントに戻る。
■ ディミトリ・ウラソフ – ラビル・イスヤノフ
ロシアンマフィアのボス。
酒を密輸するためにフィルターを盗ませたと、ブースは追及する。
■ ジャズ・ガン – アダム・ポール
水族館で殺された被害者。
自己啓発セミナーで金儲けをしていた。
■ ルーシー・アルバレス・ロドリゲス – ノエル・ヘイル
水族館で写真を撮った子供。
作品データ
原題:The Predator in the Pool
放送日:2010/4/22
監督:ドワイト・リトル
脚本:カリン・アッシャー
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