BONES/ボーンズ、シーズン6第3話「ジャージーショア殺人事件」のあらすじと感想です。
チームはジャージーショアで見つかった腐乱死体の捜査に当たる。身元はすぐに判明するが、容疑者の特定にまではいたらない。一方、ブースは恋人との関係が進展し、アンジェラの妊娠が周りに知られる。
あらすじ
ビーチの砂に埋まった遺体が発見され、急速に腐敗が進んでいる。財布に身分証があり身元がすぐに判明して、筋肉質で体脂肪が4%しかなかった被害者リチャード・ジェナロは、ジャージーショアというビーチハウスで友人らと楽しく暮らしていたらしい。
頭蓋骨に陥没した跡があり、何かで殴られたのが死因と見ている。ブースは母親を呼んでリッチーの死を知らせると、高校時代の悪友フランキーのことを話してくれて、昔、ステロイドをやっていたとのこと。
フランキーはシロで大量のメールからスイーツが容疑者らしき女性マリーを特定するが、彼女もまた犯人ではなかった。クラブで氷を盗んで逃げていたペピーの証言で、元トレーナーでステロイドの売人だったテラーは、リッチーがステロイドのことを密告して、職を追われたことが判明する。
今はクラブのドアマンをやっていて、ブース達が調べに行くと倉庫に入るのを嫌がるが、当日はミュージカルを見に行ったというアリバイがあった。そんな中、フィッシャーが頭蓋骨の傷の間から小さなプラスチック片を発見し、凶器はコンクリートとプラスチックの両方が使われているものだとわかる。
雑感
ブースの幸せそうなベッドシーンから始まり、ハンナとの同居を始めるようでどんどん2人の仲が進展しています。
ハンナはブレナンにも嫉妬せず、お祝いの品選びの意見を求めてきて、気さくで包容力もあるし、心からブースを愛しているのがわかりますね。
ブースが一番喜びそうなクラシカルな電話がいいとすすめて、それとなく、ブースを傷つけないでほしいと伝えたのもブレナンなりの友情と優しさを感じました。
ブレナンはブースを相棒以上に思っていることは誰でもわかるけど、自分から彼を遠ざけたから素直になれないみたいです。
ハンナの登場で改めて自分の気持ちに気づいたけど、ブースの幸せを考えて相棒でいる道を選びそう。
ブースを見つめるブレナンの目がちょっと切ないですね。
アンジェラの妊娠がどんどん周りに伝わっていて、これでブースとカミールも知ってしまったし、知らない人を探す方が早そうです。
寝転がってクラッカーを食べているだけで気づいたカミールの観察眼にも脱帽です。
また新たに助手のフィッシャーくんが戻ってきましたが、1日20時間も眠っていただけあって、やたらとあくびをしていまいた。
元々根暗な面がありましたがそれがいっそう強調されてしまった感じです。
今回の遺体はウジ虫がピョンンピョンはねて腐敗のせいで肉が音と共に剥がれ落ちて、ちょっとグロかったですね。
グイドという集団が出て来て、ブレナンが興味を持っていたのが意外です。
やたら彼らの文化に詳しくて彼ら流の挨拶をしたりで、グイドに気に入られていました。
クラブでの相手を威嚇するカニのポーズ?をやっていたけど、あれで相手がひるんだとは思えません。
明らかにブースの脅しのせいですね。
当のブースは上着を脱いで銃をブレナンに預けてやる気満々でしたが、相手ははったりをかましただけでした。
FBI捜査官のブースを挑発しておいて、無傷ですんで助かりましたね。
スゴんだブースはカッコよかったです。
スイーツのメール分析能力も高かったですね。
あのアルファベットの羅列で内容を読み解くだけでもスゴいけど、写真付きの人物相関図は圧巻でした。
きっと作るのに時間がかかったはずなのに、労力をあまり認められていないようでした。
事件の方は最後の方に種明かしのネタが眠っていて、犯罪とは無関係そうな人が実は犯人でした。
ブレナンのひらめきはいつも天才的で、知識と経験からくるものなんでしょうね。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
グイドのドキュメンタリーを見て興味を持ち、彼らの文化には詳しい。
被害者リッチーの微小骨折は、ゆっくり冷凍されたからだと気づく。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
ハンナとの同居を決める。
テラーに脅され、けんかになりかける。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
跳ねる虫を分析し、死亡時期を割り出す。
やたらあくびをするフィッシャーを気遣う。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
カミールとブースに妊娠がバレ、ジャックには内緒にと伝える。
コンクリートのカケラから、凶器の大まかな形を再現する。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
アンジェラが寝転んでクラッカーを食べていて、妊娠に気づく。
ブレナンのようにひらめきがないと落ち込むフィッシャーを励ます。
■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
リッチーの大量のメールを分析し、相関図を作成。
ブースとハンナの同居について、友達として警告する。
■ コリン・フィッシャー – ジョエル・ムーア
精神科から退院したばかりで、入院中は1日20時間寝ていた。
骨の間から黄色のプラスチックを発見する。
■ ハンナ・バーリー – キャサリン・ウィニック
ブースの家に引っ越し、一緒に住み始める。
ブレナンのオフィスを訪ね、ブースへの引っ越し祝いは何がいいか聞く。
■ テラー – アントニオ・サバト・Jr.
クラブのドアマン。
ブースに脅すような言葉をかけ、けんかになりかける。
■ マリー・ガラッソ – リアナ・メンドーサ
リッチーが付き合っていた女性の1人。
リッチーとかなりもめていて、過激な内容のメールを送っていた。
■ クリントン – B・J・ブリット
クラブの従業員。
氷をタダだと思って持っていくペピーを追いかける。
■ ペピー・ディオ – ジョナサン・コワルスキー
リッチーの友達。
たまたま同じTシャツを着ていて、けんかになるが和解する。
■ フランキー・コステロ – ジョセフ・ルッソ
リッチーの母親が疑っている。
高校の頃、彼にそそのかされてリッチーがステロイドをやったらしい。
■ ジャニーン・ジェナロ – リサ・ロシセロ
リッチーの母。
息子は恨まれるような人物ではないと証言する。
■ ジョゼフィーン – ジーナ・ラ・ピアナ
リッチーの仲間達が集まるパーティーに参加。
リッチーが死んだと知り、みんなに伝える。
■ クラスティ – ジャック・ドナー
金属探知機で海岸で小銭などを探している。
ネックレスが反応して引っ張ると、腐乱死体が出て来た。
■ リッチー・ジェナロ – アンソニー・プミリオ
海岸に埋められていた被害者。
リッチー・ザ・Vと名乗って、筋肉を自慢していた。
作品データ
原題:The Maggots in the Meathead
放送日:2010/10/7
監督:ティム・ソーサム
脚本:ディーン・ロパタ
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