ジェシカおばさんの事件簿 シーズン2 第6話~第10話

第6話 わが心のオルゴール

神経衰弱で参っている古い友人のフランチェスカを訪ねてシンシナティにやって来たジェシカ。彼女は前夫ロスの亡霊に悩まされているという。今の夫スコットが車で仕事へ向かう途中、事故で亡くなった。

保安官はジェシカの助言で詳しく捜査した結果、遺体からは大量のトランキライザーが検出され、スコットが仕事に出かける前に飲んだジンに薬が入れられていたらしい。トランキライザーを医師ビクター・マーチから処方されていたフランチェスカはメイドに薬を持って来てもらうと、処方されたばかりなのに容器が空っぽだったのだ。

保安官はフランチェスカを逮捕しようとするが、心神耗弱でビクターがフランチェスカを病院へと連れて行く。ジェシカは事の真相を探るために捜査を始めるのだった。

ゲスト

フランチェスカ・ロッジ – アン・ブライス
スコット・ロッジ – ベン・マーフィー
シェリル・ロッジ – ステイシー・ネルキン
ビクター・マーチ – スティーヴン・キーツ
カール – ウィングズ・ハウサー
ボダイン保安官 – マーティン・ミルナー
マーガレット – エスター・ローレ
ブルック・デボン – ジャネット・ドメイ

DATA

原題:Reflections of the Mind
放送日:1985/11/3
監督:セイモア・ロビー
脚本:ロバート・E・スワンソン

第7話 美女は湖底に沈む

ハリー・ピアースの案内で、新しい小説を書くために湖畔のペンションへやって来たジェシカ。ジェシカがバードウォッチングをしていたら、双眼鏡越しにボートで争うクレイン夫妻の姿が見え、妻のキャロリンは湖に落ちてしまう。

エイモスの指揮の元で湖の遺体捜索が行なわれるが、なかなか遺体は見つからなかった。そして、キャロリンは溺れた場所から離れた北の岸で水死体となって発見されるが、彼女が水泳の名手だったこともあり、ジェシカは不自然な点が多すぎると事件が片付くまでペンションに残る事にする。

キャロリンの夫ハワードに嫌疑がかけられるが、ハワードが言うには湖に誘ったのはキャロリンの方で自ら湖に飛び込んだというのだが…。

ゲスト

ハリー・ピアース – ジョン・アスティン
キャロリン・クレイン – スーザン・ブランチャード
バートン・ホリス – ウィリアム・クリストファー
カイル・ジョーダン – チャールズ・フランク
ハワード・クレイン – ローレンス・ラッキンビル
グレース・オバーホルツ – リー・メリウェザー
ジョアンナ・ベンソン – リー・パーセル
ジャック・ターニー – チャールズ・テイラー
ベティ・ジョーダン – ローレン・テューズ
ノア・ペイズリー – ジョニー・クロフォード

DATA

原題:A Lady in the Lake
放送日:1985/11/10
監督:ウォルター・グローマン
脚本:ロバート・ヴァン・スコヤック

第8話 勝利の美酒は苦い味

競馬のジョッキーをやっている姪のトレイシーに会いに来たジェシカ。新米ジョッキーのトレイシーはまだ勝鞍がない。レース直前、ジョッキーのカルロスが激しい胃痛に襲われてとても騎乗できる状態ではなく、妻のビッキーが医務室へ連れて行くことに。

困った調教師のジャック・ボーエンはその場にいたトレイシーに騎乗を依頼し、ジェシカはボーエンのボックス席でトレイシーのレースを見物することになる。ビッキーもやって来てレースの成り行きを見守っていたら、トレイシーの乗った馬が見事にレースで優勝したのだ。

トレイシーの勝利を祝うため探していたジェシカは、厩舎でジャック・ボーエンが麻酔銃で殺されているのを発見する。レースは八百長だったとされてトレイシーは運営委員会から騎乗停止処分を受け、更に殺人の容疑者として警察に連行されてしまう。

ゲスト

トレイシー・マギール – リンダ・グロヴナー
ジャック・ボーエン – ロニー・チャップマン
カルロス・ガエゴス – バート・ロサリオ
ビッキー・ガエゴス – プリシラ・バーンズ
ビンス・シャックマン – ノーマン・フェル
パット・フィリップス – ラモン・ビエリ
クリフ・カーペンター – ジャック・カーター
クリスティン・カーペンター – キャロル・クック
マイク・ガン – クルー・ギャラガー
テッド・ミスコ警部 – ロイ・シンズ
クッキー・ミルフォード – ディレル・モーリー

DATA

原題:Dead Heat
放送日:1985/11/24
監督:ピーター・クレイン
脚本:J・ミヨコ・ヘンズリー、スティーブン・へンズリー

第9話 人質なんて初体験

ジェシカは急病の友人に代わって女子刑務所で講義を行なうために訪れるが、講義の最中に警報が鳴り響く。ゲイツ所長がマシューズ医師の部屋をマスターキーで開けると医師は既に息はなく、床に倒れていた。そして、近くにはモルヒネのビンと注射器が落ちていたのだ。

早速捜索が行なわれ、医師の部屋に隠れていた囚人のメアリーが殺人犯として所長に連れて行かれる。刑務所内は大パニックで囚人達が暴動を起こして、所長や看守を始めジェシカも人質に取られてしまう。銃を手にした囚人達はメアリーの無実を訴えてジェシカに真犯人をあげるよう要求する。

事態を収めるためにジェシカは捜査を始めて、まずはモルヒネのビンに付いている指紋の照合を警察に依頼するが、一つはメアリーのもの、そしてもう一つは囚人にもスタッフにも該当しない第三者のものであると判明する。そして、急に電気が消えて暗がりになった瞬間、第二の殺人が行なわれてしまう。

ゲスト

ディキシー – マーガレット・エイヴリー
キャサリン – エイドリアン・バーボー
アマンダ・デブス所長補佐 – バーバラ・バクスレー
ミス・スプリンガー – イヴォンヌ・デ・カーロ
メアリー・スタム – リンダ・ケルシー
アイリーン・マシューズ医師 – ジャネット・マクラクラン
エリザベス・ゲイツ所長 – ヴェラ・マイルズ
ルイーズ – スーザン・オリバー
タグ – イヴ・プラム
ブラディ – メアリー・ウォロノフ
バーサ – スーザン・ペレッツ
ジェイミー – ドナ・ポンテロット
ミムズ – ダーリーン・コンリー
スージー – エイミー・エックルズ

DATA

原題:Jessica Behind Bars
放送日:1985/12/1
監督:ジョン・リュウェリン・モクシー
脚本:カールトン・イーストレイク

第10話 変な手紙がいっぱい

キャロット・コーヴで、ビバリーがお風呂で感電死するという事故が起きた。エイモスは保安官を引退することになり、後釜として不動産屋のハリーを指名してハリーが捜査に当たる事に。

その頃、町中に嫌がらせの手紙が飛び交い、住民達は大騒ぎ。保安官のところに大量の手紙が持ち込まれるが、手紙には共通性がなくタイプで打ったものや手書きのもの、紙の色もバラバラであった。

エルヴィラがある人に脅されたと保安官のところへ苦情を言いに来たのだが、手紙の山を見て彼女は友人から頼まれた手紙一通しか出していないと、怯えるように帰ってしまう。

その夜、エルヴィラは町中に手紙を書いたのは自分だという内容の遺書を残して自殺するが、ジェシカは二つの事件を他殺だと睨んでいる。

ゲスト

ハリー・ピアース – ジョン・アスティン
フリードリヒ・ホフマン – ポール・ベネディクト
ジョージ・ナップ – ジョセフ・キャンパネラ
ラリー・バーンズ – ジョン・デイヴィッド・カーソン
エルヴィラ・ツリー – マーシャ・ハント
エドナ – イヴリン・キース
ニルス・アンダーソン – デニー・ミラー
ライラ・ノリス – ベッツィ・パーマー
マイケル・ディグビー – パーカー・スティーヴンソン
アダム・フォービシャー – クリストファー・ストーン
バート・ネルソン – ハワード・ウィット

DATA

原題:Sticks and Stones
放送日:1985/12/15
監督:セイモア・ロビー
脚本:ジャクソン・ギリス、リンダ・シャンク、マーク・ジャイルズ

ジェシカおばさんの事件簿

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