BONES -骨は語る- 1×3 木につるされた少年

BONES-骨は語る-シーズン1第3話 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン1第3話「木につるされた少年」のあらすじと感想です。
ブースはブレナンは親が金持ちや要職に就く子供達の寄宿学校へ行き、木につるされた遺体の調査行います。

あらすじ

遺体はティーンエイジャーの少年で死後10日から14日ほど経過し、耳には人工内耳が埋め込まれていて製造番号から遺体の身元が判明。

少年はベネズエラ大使の息子ネストール・オリーボスで、少年の年齢では舌骨が折れているのはおかしいとさらに分析を進めることに。ネストールはルームメイトタッカーの別荘で休暇を過ごしメールが送られていたが、タッカーがネストールに頼まれて出したものだと証言する。

FBIは学校からの圧力で自殺か他殺かを決定しろと言っていてブレナンは他殺だと断言し、大使がブレナンを尋ねてきて真実を知りたいと訴える。ネストールの遺体からドラッグが発見され、そのせいで舌骨が折れた可能性があり自殺の線が濃厚となる。

ネストールの部屋から女の子キャムデンとベッドに入っているDVDが見つかり、学校側はこの手のDVDを没収して警察に渡したとのこと。押収したDVDを確認してみるとタッカーとキャムデンの母が関係しているDVDが見つかり、タッカーはネストールがDVDを撮影して脅して金を巻き上げていたと言い出す。

雑感

今回も冒頭から、なかなかなグロシーン。頭が落ちて来てブレナンが上手くキャッチし、その後に胴体まで落っこちてきました。
顔にウジなどがたかっているシーンはさすがにげんなりです。

今回は情に流されず科学的見地から正しい判断をしたいという、正義感あふれるブレナンの行動が素敵でした。
被害者の母親が真実を知りたいとブレナンを訪ね、ブレナンは真実を突き止めると約束しています。

仮他殺→自殺→他殺と状況によって死因がグラついたけど、最後にはみんなの力で死因や犯人を突き止めたのはお見事でした。

証拠から自殺だと断定したブレナンですが、もどかしい気持ちを感じながらもこれが真実だと自分で確信していたから、受け入れようとしたのでしょう。

でも、ブースの捜査官としての経験や勘から、ネストールは自殺じゃないと粘って真実を突き止めた手腕はさすがですね。
ブースの一押しがなかったら、本当に自殺で片付けられていたかも。

プライベートでもスクインツ達の結束がだんだん固まってきた感じです。
ブースはお気に入りのシドの店をみんなに荒らされて、ちょっと不機嫌でしたね。

相棒のブレナンならリラックスできるお気に入りレストランで一緒に食事しても楽しめるだろうけど、普段あまり接点がないスクインツ達まで押しかけて来たんじゃ逆にストレスたまりそう。

ただ、みんなの仲間意識は徐々に高まっているし、すごく楽しそうでした。

ザックは何歳なのかわからないけど女性関係で悩んでいて、みんなに聞き回っていたのがかわいかったです。
アンジェラやジャックに相談するのはまだわかるけど、ブースにまで相談しようとしていてうっとおしがられていました。

最後には恋愛マスター的なアンジェラが仕方なくアドバイスしていて、ザックのもやもやも少しは晴れたんじゃないかな。

勘なんて全く信じていないブレナン。
そういえば、グッドマン所長も「勘で臭いがわかるなら鼻はいらん」とか言ってましたね。

この事件はいわばブースのプンプン臭う勘から、犯人にたどり着いた所が大きいです。
ブレナンは無意識のうちにブースが人のしぐさや声色を読み取っていて、勘じゃなくて心理学的な見地で事件を解決したという風に言っていました。

合理的なブレナンは勘=経験に基づく人を読み取る力みたいにとらえて、自分の中で矛盾するものに折り合いをつけたんじゃないでしょうか。
ブースとブレナン、両方の力がないと事件は解決しないし、ちょっとずつだけどいいコンビになってきました。

キャスト

■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
木に吊るされ死亡した遺体の分析に当たる。
自殺か他殺かを判断しなければならず、他殺だと断定する。

■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
被害者が通う学校から圧力をかけられるが屈せず、勘に従い殺人だと判断する。
被害者の部屋にいた侵入者を、殴って確保する。

■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
正確な死亡時期を割り出す。
シドの店で臓物スープを飲み、胸やけで悩まされる。

■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
コンピュータの3Dソフトを使って、舌骨がどのように折れたのか再現する。
ザックに恋愛のアドバイスをする。

■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
古生物学部のナオミに「察して」と言われ悩む。
ジャックやアンジェラにアドバイスをしてくれと頼む。

■ ダニエル・グッドマン – ジョナサン・アダムズ
被害者の死因についてFBIから呼び出され、結論はブレナンにゆだねる。

■ シド・シャピロ – ヘヴィ・D
ブース行きつけのレストランオーナー。
その人にぴったりな料理を出すのが得意。

■ ミッキー・サンタナ – ホセ・ズニーガ
被害者の学校側から自殺で処理するよう圧力をかけられる。

■ タッカー・パティソン – トビー・ヘミングウェイ
ネストールのルームメイト。
彼から頼まれたと、別荘から偽のメールを彼の親に送る。

■ キャムデン・デストリー – ケイラ・メイ・マロニー
ネストールのガールフレンド。
ネストールと寝ているところを撮影したDVDが見つかる。

■ メロディ・デストリー – エイビス・ヴレントモア
キャムデンの母。
タッカーと寝ていた。

■ オリーボス大使 – マーリーン・フォルテ
ネストールの母で、ベネズエラ大使。

■ ピーター・ロンソン – トム・デューガン
ネストールが通っていた学校の校長。
事件を自殺で処理させようとする。

■ カレン・ローチ – パトリス・クイン
地元の保安官。

■ レオ・サンダース – マーク・トッティ
ネストールが通っていた学校のセキュリティ担当。
校長と同じく、高圧的な態度。

■ ダウン・St.ジェームズ – マンディ・ジューン・ターピン
弁護士。

■ デストリー氏 – ニコラス・ホーマン
キャムデンの父。

■ トマー・コマラ – Christopher DerGregorian
ネストール大使が送り込んだセキュリティ担当。

■ オラルド・オリーボス – ゲイリー・カルロス・サバンテス
オリーボス大使の夫。

■ パティソン氏 – トム・シュミット
タッカーの父。

■ パティソン夫人 – クリスティン・キャリー
タッカーの母。

■ テレサ・ペティ – カヴィタ・パティル
ネストールの学校のカウンセラー。

■ ネストール・オリーボス – ブライアン・バーネット
木から首吊りをしたような状態で発見された被害者。
人工内耳を埋め込んでいたが、やや耳が不自由だった。

作品データ

原題:A Boy in a Tree
放送日:2005/9/27
監督:パトリック・ノリス
脚本:ハート・ハンソン

コメント

タイトルとURLをコピーしました