BONES/ボーンズ、シーズン2第9話「届かぬ地中の叫び」のあらすじと感想です。
ブレナンは目覚めると車の中にいて、窓を開けようとすると土が入ってきます。後部座席にはジャックがいて、墓堀人の仕業だと気づきます。
あらすじ
48時間前、森の中に宇宙人がいると通報を受けた保安官がFBIに助けを求めて、ブースとブレナンが到着する。密閉されたタンクに少年2名が閉じ込められ抱き合うようにしてミイラ化していて、何年も経っているだろうとブレナンは話す。
ラボでは1名が怪我をしていてもう1名は無傷でタンク内には大量の血があり、身体的特徴が似ていて双子だろうと見ていた。
2人は2001年に墓堀人に誘拐されたケント兄弟で、ブースとブレナンは墓堀人の捜査担当だった元捜査官と検事から話を聞くことに。墓堀人はターゲットを誘拐して密閉できる入れ物に入れて地中に埋め、加工した音声で身代金を要求。金を受け取れば監禁場所を教え、支払わなければそのまま見殺しにしていた。
今まで6回の誘拐を行っていて救い出されたのは4回で、ケント兄弟の場合は誘拐の専門家KRは身代金を払うよう指示したがFBI捜査官は手順通りに進めようと身代金を支払わなかったため、死んでしまったとのこと。
ブースとブレナン、墓堀人に関する本を書いているベガは、ケント兄弟の父から手がかりをつかもうとしている。
ブレナンはジャックからメッセージを受け取り、タンク内の空気は12時間分しかなかったと知る。墓堀人は金を用意するために24時間の猶予をケント氏に与えたが、金が払われたとしてもケント兄弟の命は助からなかったと伝える。
空手クラスに行こうと駐車場の車までやって来たブレナンは何者かにスタンガンで襲われ、倒れていたブレナンを見つけたジャックは助けようとしていたところを車ではねられる。ブレナンが気がついた時には車ごと墓堀人に地中に埋められていて、ジャックは足を大怪我していた。
ブース宛てに墓堀人から身代金800万ドルの要求の電話が入る。ジャックの足の具合が良くなく、ジャックはブレナンを信じて治療を任せることに。
雑感
墓堀人という強敵が現れブレナンとジャックは危うかったですが、土の中でも最善の努力をして2人は無事に生還できました。
残り時間が表示されて少なくなっていくごとにドキドキ。たいていの海外ドラマは時間が0になる前に救い出されてたのに、その法則からは外れていました。ブレナン達がシートを切り開いたり酸素を作り出したりして、さすがはスクインツです。
酸素がなくなって時間切れになったところでザックは諦めかけていましたが、そうはさせない!とブースがみんなにハッパをかけて、メッセージの内容を解かせようとさせるところはさすがです。
ブースの読み通りブレナンとジャックも諦めてはいませんでしたし、ザックがジャックからのメッセージだと気付いて土に含まれている成分のことだと、場所を割り出してくれた時には光明が見えました。
謎解きのおかげで場所は絞れたけれど、ブース達がやって来た場所はかなり広かったです。
時間との勝負で2人をどうやって見つけるんだろうと、かなりハラハラしましたね。
ブレナンが爆発を起こしたおかげでブースが煙に気づいて駆け寄り、みんなで2人を助け出すところは感動です。
車の中でのジャックがアンジェラへの愛をブレナンに告白するところや、助かってからアンジェラに恐怖の心の内をさらけ出すところなど、今までにはないジャックの人間性が現れていました。
こんな状況でも最大限の知恵と経験、技術を生かして、懸命に生き残ろうとするブレナンとジャック。
2人を助けようとするブースとスクインツ達。
みんなの思いが1つになったからこそ、ブレナンもジャックも助かったのでしょう。
今までのBONESで一番感動したし、ハラハラドキドキしたエピソードでした。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
墓堀人の事件を分析し、1人がもう1人を助けようと自殺したことを突き止める。
駐車場で墓堀人に誘拐され、車ごと地中に埋められる。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
ブレナン達と墓堀人の事件を捜査中。
カミールと食事中に墓堀人から、身代金要求の連絡が来る。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
被害者の残留物からアルミを発見する。
墓堀人に車ではねられ、ブレナンと一緒に埋められる。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
タンク内での双子の様子を再現する。
ジャックの殴り書きしたノートの内容を理解し、カミールに教える。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
改造されたスタンガンの威力を検証する。
ブースに送られて来た数字を読み解き、ブレナン達の居場所を絞り込む。
■ カミール・サローヤン タマラ・テイラー
ブースと食事し、ニューヨークにミュージカルを見に行こうと誘う。
焦るスクインツ達を落ち着かせ、能力を発揮させる。
■ トーマス・ベガ – ベニート・マルティネス
墓堀人に関する本を出版し、墓堀人については誰よりも詳しい。
ブースに脅され、メディアを通じて墓堀人に呼びかけるが返答なし。
■ ジェームズ・ケント – ジェームズ・マクドネル
ケント兄弟の父。
FBIに従い身代金を払わなかったことを後悔している。
■ キム・カーランド検事補 – サリー・リチャードソン
墓堀人の事件を担当している検事補。
■ ピート・サンダース – チャールズ・メジャー
元FBI捜査官で、墓堀人の件を担当していた。
■ ジャニーン・オコネル – ジュリー・アン・エメリー
ジャーナリストで、ベガの次に墓堀人について詳しい。
作品データ
原題:Aliens in a Spaceship
放送日:2006/11/15
監督:クレイグ・ロス・Jr
脚本:ジャネット・タマロ
コメント