奥さまは魔女 シーズン1 第29話~第32話 あらすじ・感想

第29話 出るぞ出るぞ

あらすじ・感想

ダーリンが出かけてお隣のグラディスさんがやって来るが、サマンサは壁の絵をどこにかけるか魔法で思案中で、絵が部屋の中を飛び回っていた。それを見たグラディスさんは気絶し、気がついた時には言い逃れできない状態だった。

サマンサは絵を動かしていたのは自分ではなくグラディスさんで、超能力があるとけしかける。サマンサが魔法で数字を書き換え、グラディスさんが数字を当てたように見せかけ、彼女は本当に自分に不思議な力があると思い込んでしまう。

アブナーにも数字をメモに書いてもらってたまたまそれが当たったものだから、どんどんグラディスさんはエスカレートしていく。スプリンクラーを力を使って動かそうとすると偶然雨が降って来て、今度は雨を止めようとザーザー降りの雨の中でずっとがんばっていた。

アブナーが困ってサマンサとダーリンに相談に来て、サマンサは翌日、力はもう消えてしまったと納得させようとする。しかし、今度はグラディスさんはスピリチュアルなものを感じると言い出し、どんどん深みにはまっていくばかりだった。


今回はいつも脇役のグラディスさんがフィーチャーされたエピソードで、どんどん壊れていくグラディスさんが面白かったです。
アブナーも今回ばかりは病気だと責めるにはエスカレートしすぎていて、完全に巻き込まれて参っていましたね。

こんなことになったのも、いつものようにサマンサが魔法を使っているのをグラディスさんが見てしまったからです。
適当にごまかせばよかったけど、今回ばかりはグラディスさんも引かなかったです。

口で上手く丸め込んで、グラディスさんに超能力があると思わせたまではよかったです。
ただ、彼女の性格上、力があると知ったら使わずにはいられないですから、そこまで読めていたらサマンサも別の対処法を思いついたかもしれないですね。

雨乞いしたり雨を止めようとしたりと、グラディスさんも体を張っていました。
かわいそうだったのがアブナーで、あたふたして大変そうでした。

DATA

原題:Abner Kadabra
放送日:1965/4/15
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:ローレンス・J・コーエン、フレッド・フリーマン

第30話 またまたお隣に美人

あらすじ・感想

ダーリンが朝新聞を取りに外に出ると、お隣に美しい女性が引っ越して来て、以前この家に住んでいたオライリーの妹デインジャー。彼女に見とれて家に入ろうとするがドアも窓も開かず、閉め出されてしまう。

デインジャーが家に招いてくれて、朝食を一緒に取ることに。ゆっくりした日曜の朝を迎えたサマンサは下に下りてくるがダーリンの姿が見当たらない。ふと窓からお隣を見ると仲良さそうにダーリンとお隣さんが朝食を取っていて、サマンサが電話する。

電話の最中にデインジャーの食洗機が壊れ、ダーリンは掃除を手伝い、サマンサは家で寂しくトランプ遊びをしていた。そんなサマンサの様子を見て、ママはサマンサの幼なじみジョージに会いに行き、切々とサマンサがかわいそうだと語る。

ジョージもその気になってサマンサを誘いに行くが、夫を愛していると断られてしまう。カラスに変身してジョージはダーリンの会社へ行き、賢いカラスとして宣伝に使われることに。

鳥かごに入れてダーリンはカラスを持ち帰ると、サマンサから事情を聞かされカラスがジョージに変身する。


前回と同じシチュエーションでお隣りの美女と出会って、おまけに大騒ぎになったオライリーの妹さんとはビックリです。
お姉さんよりも妹さんの方がきれいで、性格もよさそうでした。

男性が美しい女性にポーっとなるのは仕方ないですが、ダーリンも学習しないですね。
家を閉め出されてしまったのはサマンサの魔法かと思ったら、どうやらママが嫌がらせでやったみたいです。

エンドラはいつもサマンサとダーリンの動向に目を光らせていて、トランプの顔がエンドラの顔そっくりだったのには笑いました。
せっかくの週末に娘が1人でふてくされてトランプ遊びをしていたら、親としては幸せじゃないと思ってしまいます。

幼なじみのジョージ登場で、またまた引っかき回してくれました。
でも、サマンサと同じく魅力的なデインジャーと出会って、サマンサの気持ちがわかったみたいですね。
デインジャーのお姉さんもめでたく結婚したことだし、彼女とジョージも時間の問題でしょう。

ゲスト

ポーターフィールド – ローレン・ギルバート
サッチャー – シャロン・ドゥボール
ジョージ – クリストファー・ジョージ
D・デインジャー・オライリー – ビヴァリー・アダムス

DATA

原題:George, the Warlock
放送日:1965/4/22
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:ケン・イングランド

第31話 ああややこし

あらすじ・感想

ダーリンとサマンサはプレジデントホテルに1泊することに。ダーリンは会社でラリーから野球を見に行こうと誘われるが、今日は予定があるとだけ告げて誰と会うかは秘密にしていた。

いつもと雰囲気を変えるため、サマンサはブルネットになってホテルに行く。ダーリンも最初は気づかなかったが、サマンサとわかってビックリするがいつも通り仲良くキスしている。

ホテルへラリーが野球のチケットを買いに来てダーリンに気づくが、ブルネットの女性といちゃついているのを見てニヤニヤしながら帰って行った。

ダーリンが探偵小説を読みたいと言うので、サマンサはいつものブロンドに戻って家まで魔法で取りに。チャイムが鳴ってつい出てしまうとラリーがいて、ルイーズを探しに来たらしいが、ちょっとおしゃべりして帰って行く。

ダーリンは探偵小説を読み終えて2人でゆっくりしようとしているところへラリーがやって来て、顔を合わせるとまずいとサマンサは姿を消してしまう。ダーリンはラリーに話を合わせて口止めをするが、ラリーは帰宅してルイーズにしゃべってしまう。


タイトルの通り誤解が誤解を生んで魔法のことを話すわけにもいかず、ややこしいことになってしまいました。
ルイーズはダーリンがブルネットの女性と浮気しているとお説教するし、ラリーはダーリンの浮気相手がルイーズだと思い込んでダーリンにパンチを食らわすしで、ほんのちょっとした行き違いでこんな大騒動になるとは誰も思っていなかったでしょう。

サマンサはダーリンといつも新鮮でロマンチックな気分でいたくて、ブルネットにして2人きりのデートを楽しみたかっただけですね。
いいタイミングでラリーがホテルに現れたもんだから、そこから勘違いの嵐が始まってしまいました。

ルイーズもラリーが何か秘密を持っていると気づいて、しゃべらせてしまう手腕はお見事です。
きれいな女性に弱いラリーですが、本当に浮気してしまったすぐにルイーズに気づかれてしまいますね。

まとめ方がちょっと強引だったけど、ラリーはサマンサが家にいたのを不思議に思っていなかったし、みんな仲直りできてよかったです。
すっかりサマンサに感化されたグラディスさんの七変化も楽しかったです。

ゲスト

エレン – ウォーレン・オット

DATA

原題:That Was My Wife
放送日:1965/4/29
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:バーナード・スレード

第32話 図々しい奴

あらすじ・感想

ダーリンとサマンサがロマンチックにシャンペンを開けようとしていると、玄関のチャイムが鳴ってアブナーがやって来る。グラディスさんとけんかして家を追い出されたらしく、見かねたサマンサは家に泊めることに。

翌朝、グラディスさんが訪ねて来て、アブナーの衣類を詰めたスーツケースと手紙を置いて行ってしまう。ダーリンがアブナーを起こしに行くとスーツケースを見つけても動揺することもなく、手紙には永遠の別れだと書かれてあった。

帰って来るまでにはアブナーを追い出せとサマンサに伝言して会社へ行ったダーリン。帰ってくるとアブナーは料理中で、ダーリンの苦手なきゃべつの煮込みを作っていた。

サマンサは2人を仲直りさせようとグラディスにおしゃれをさせてアブナーに窓越しにその姿を見せる作戦に。トランプでゲーム中だったアブナーに、しきりにお隣のグラディスさんんがとてもきれいだと言うが、アブナーは全く気にも留めず窓のブラインドを下ろしてしまう。

お互いに頑固者の夫婦だからこのままでは埒が明かず、幸せだった頃を思い出させようとサマンサは魔法で2人にプロポーズした時の夢を見せることに。


夫婦喧嘩に巻き込まれるとめんどくさいことになるという典型的なパターンですね。
普段はおっとりしていて人のいいイメージのアブナーですが、全部奥さんにやらせていたらしく、サマンサも大変そうでした。

ココアを入れてもらったりクリーニングにまで洋服を出してもらったりなど、サマンサをやんわりとこき使っていて、ダーリンじゃなくても腹が立ちますね。
そんな図々しい夫だからこそ、グラディスさんみたいなエキセントリックなタイプの妻が合うのでしょう。

今までにもグラディスさんのキモいコスプレ姿はありましたが、あのピンクのネグリジェとセーラー服姿は悪夢を見そうです。
グラディスさんとアブナーの学生時代の夢は本当ならロマンチックなはずなのに、笑いを取れるところがスゴかったです。

ちゃんと2人は今でも愛し合っていて、スローモーションで仲直りの瞬間を見られたのはラッキーでした。
共に白髪が生えるまでなんて、アブナーもダーリンに負けず劣らず若い頃はロマンチックだったんですね。

DATA

原題:Illegal Separation
放送日:1965/5/6
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:リチャード・ベア

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