BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン3 第9話~第12話 あらすじ・感想

第9話 クリスマスの奇跡

あらすじ・感想

クリスマス直前ブレナンは父に面会に行き、クリスマスはペルーへ行くと報告すると、父は家族みんなでクリスマスを祝いたいと言い出す。下水道で見つかったサンタの遺体がラボへ運ばれ暖冬で腐敗が激しかったが、サンタの衣装を身に着けていてクレイのパイプをくわえていた形跡があった。

ブレナンはラスに面会に行き父の希望を伝えてエミリーや子供達もラスに会えるのを楽しみにしていると伝えるが、ラスは子供達に外国へ行ったことにしていると不満げであった。

被害者の名前はクリス・クリングルでおもちゃ屋の上に住んでいて、部屋はクリスマスムード一色でクローゼットにはサンタの服だけしか入っていなかった。派遣でサンタの仕事をしていて誰からも愛される善人で、派遣仲間のサンタは彼の死を惜しみ何でも協力するとブースに申し出る。

ジャックは虫達の状態から被害者はチャイナタウンのあるレストラン近辺へ行っていたと突き止め、ブースはレストランの従業員に話を聞き、ジャックは近くのゴミ箱を漁って殺人現場はこの近くで、ゴミ箱から空の財布とIDが見つかる。

ブレナンは父のために夫婦面会用のトレーラーを借りようとキャロリンに頼みに行くと、代わりにヤドリ木の下でブースをキスをしろと要求される。

IDの持ち主でショッピングモールの警備員マーティはサンタに財布をすられて文句を言い鼻を殴ったと認めるが、殺してはいないと証言する。


マックスの要望で家族みんなでクリスマスが過ごせて、誰にとっても一番思い出に残るクリスマスになりました。
親に捨てられてずっとクリスマス嫌いだったブレナンも、父と兄、兄の家族と一緒に過ごせて、愛情たっぷりの心温まるクリスマスだったことでしょう。

ラスも最初は子供達に嘘を付いてまで呼び寄せたくはないと反対していましたが、ブレナンが説得してくれました。
それに力を貸したのがスイーツというのがまた面白いところで、クリスマス精神をスイーツなりに分析していとも簡単にブレナンを納得させてしまいました。
ブースは4日もかけて説得していたのに、立つ瀬なしですね。

メインイベントはブースとブレナンのキス!
ヤドリ木の下でのキスはロマンティックでしたが、最初は面白がっていたキャロリンは複雑な表情で去って行きました。
2人の間にも何となく気まずい雰囲気が漂っていました。

ブースにもクリスマスの奇跡が起きてパーカーがパパと過ごしたいとやって来て、息子と水入らずのクリスマスを過ごせてよかったですね。

ゲスト

ジェフ・マンテル – アーニー・グルンヴァルト
ラリー – ドノヴァン・スコット
ラルフ・ハーリー – デヴィッド・ドーティ
マーティ・ムッサ – デビッド・アッカート
エイミー・ホリスター – ベス・ウォール
チャン – マーティン・チョウ
ヘイリー・ホリスター – スカイ・アレンズ
エマ・ホリスター – アントニア・フラー

DATA

原題:The Santa in the Slush
放送日:2007/11/27
監督:ジェフ・ウールノー
脚本:エリザベス・ベンジャミン、スコット ウィリアムズ

第10話 泥に沈んだ栄光

あらすじ・感想

誰にも知られていない森の奥にある泥風呂にやってきた若いカップルが人骨を発見する。泥の温泉で骨がゆでられているので、ブレナンは泥ごと全部研究所に運んで調査することに。

被害者は死後10日から2週間立っていて、体中に様々な怪我を負っていたが致命傷となったのは前と後ろから頭を殴らたことで、後ろの傷は角パイプによるものだが前は別の凶器が使われていて、複数犯の可能性が出てくる。

アンジェラが顔を復元しブースがそれを見て、有名なバイクレーサーのトリップ・ゴダートだと気付き、2週間前に大きなレースで優勝していた。ブースとブレナンは彼が所属していたチーム、スラム・ボトムに行きフィッツ・ファミリーとジャーナリストのガースにトリップの死を伝え、トリップが最後に目撃されたのはレースの祝勝会だったと聞かされる。

優勝目前でトリップに仕掛けられて転倒したライバルチームのダニーは、数年前に妹フィリパにトリップが近づき殴った過去もあり、今のところ有力な容疑者だが確たる証拠はない。ジャックはトリップの体からトルエンを発見し、ブレナンがトルエンは血液をきれいにするのにも使えるとひらめいてFBI捜査官がガレージ内の排水溝近くを探ると血液の跡が見つかる。

ダニーはトリップの後釜としてスラム・ボトムのレーサーとなりレース場でバイクで走り始めるが、カーブが近づいてきてもスピードを落とさずそのまま壁にバイクごと激突死、バイクの爆発に巻き込まれて死亡する。


セラピーでダブルデートとは驚きです。
スイーツの指摘は鋭いところをついていて、プライベートでのブースとブレナンの会話が少ないと言っていました。
でも、車で移動中やコーヒーを飲みに行ったりして、ブースもブレナンもプライベートについてかなりしゃべっていると思います。
ただ、スイーツの前ではそういう会話をしていないから、普段の2人をスイーツは見たかったんでしょう。

陶芸を一番嫌がっていたブースが一番楽しんでいて、初めてなのに立派な馬を作っていて驚きました。
ブースとブレナンは楽しそうに陶芸をしていましたが、スイーツとエイプリルは緊迫した雰囲気で最後は残念な結果になってしまいました。

エイプリルはちょっと不思議なところがあり、何となくブレナンと会話が成り立っていたように見えました。
たった1回会っただけなのに、わざわざエイプリルはブレナンのオフィスに恋の相談にやってきて、薄い青とか本当はピンクとか、魚に例えていてちょっとわかりづらかったです。

スイーツのプライベートも描かれるようになり、ただの2人のための分析医からもっと事件やプライベートに深く関わるようになりそうです。
ブースが事件のことを「泥沼で始まって泥沼で終わる」なんて、粋な言葉で締めてくれました。

ゲスト

フィリパ・フィッツ – アビゲイル・スペンサー
ブラクストン・スモールズ – M・C・ゲイニー
レニー・フィッツ – ウィングス・ハウザー
ガース・ジョドリー – クリス・ウィリアム・マーティン
ダニー・フィッツ – シャノン・ロー
エイプリル・プレサ – Senta Moses Mikan
オパル・ワーネク – ダーリーナ・テヘイロ
ティム – アンドリュー・ローレンス
チャンドラー – アリシア・ジーグラー
トリップ・ゴダード – ジョン・エドワード・リー

DATA

原題:The Man in the Mud
放送日:2008/4/14
監督:スコット・ロータネン
脚本:ジャネット・タマロ

第11話 観覧席に埋もれた青春

あらすじ・感想

アトランティック州立大学の体育館にある観戦席の裏で遺体が発見され、遺体だけでなく一緒に見つかったネズミやネズミの子供、床などの施設も全て研究所へ送られる。

ブースは現場に案内してくれた大学警察がしているリングを見て、過去に大活躍したバスケット選手「カットのカトラー」だと気付き、ブレナンは遺体から11番を見つけ、バスケのスター選手でプロ入り間近のRJ・マニングだと判明する。

ジャックとザックの実験で事故による圧死ではなく、頭を誰かに殴られた殺人だと判明。

RJの妹達と大学OBで選手達の世話をしているフランシスから話を聞くが、ブースはフランシスが偽善的で怪しいとにらんでいる。RJの死によってレギュラーになれたコルビーは自分はスター選手ででなくチームプレイヤーで、RJのような活躍はできないと話す。

RJの遺体からステロイドが発見されコーチに疑いがかかるが、コーチ自信ステロイドを使用した経験があり病気にかかっていてあと2年くらいしか生きられないと語り、選手全員にステロイド検査を行うと約束する。ラボで検査が行われると2つの尿から淋病だと解りRJも淋病にかかっていて、2つの尿は同じ選手のものだった。

どちらかの選手がステロイドをやっていて相手をかばって自分の尿を提出したとわかり、2人の選手ジミーとエドをFBIに呼んでブースが追求すると、ジミーがステロイドをやっていて薬はフランシスから買ったと告白する。


体育会系のブースにとっては燃える事件で、有名だったバスケ選手カットのカトラーにも会えて楽しそうに捜査していました。
ブレナンにシュートの仕方を教えて自慢げでしたが、ブレナン理論でスポーツのことをけなされてご機嫌ななめだったのがかわいかったです。

バスケのスター選手が殺されたことで、いつものように容疑者が二転三転しますが、結局は子供を思う親の犯行でした。
最後に自分でケリをつけようと犯人は自殺しようとして、ブースが一生懸命説得する場面は感動的です。

ジャックとザックの実験タイムはいつも楽しいですね。
七面鳥の肉を頭蓋骨にかぶせて圧力を実験したりと発想がユニークで、飛び散った肉を浴びせられたカミールは災難でした。
おまけに自分専用のブレンダーをジャックに分析に使われて、洗えば大丈夫なんてジャックは言っていましたが、使えるわけないですよね。

カミールとアンジェラのプライベートを力説した議論はカミールの勝ち!
カミールからもらった映像をオフィスで仕事中に堂々と見るなんて、アンジェラの度胸も大したものです。
気づいたのがカミールだけでよかったですが、男性陣に気づかれたらそわそわして仕事どころじゃなかったでしょう。

ゲスト

ジャック・カトラー – ジェームス・ブラック
コルビー・ペイジ – ジャミル・ウォーカー・スミス
ジョージ・フランシス – ダニエル・ローバック
モース – マイケル・マグレイディ
エド・デッカー – エリック・フォン・デッテン
ダラス・ベローナ – ホイットニー・アンデルソン
セレステ・カトラー – メキア・コックス
ジャスティン・ベリー – ミシェル・ペイジ
ジミー・フィールズ – テイラー・キニー
カマリア・マニング – ステファニー・チャールズ
チャーリー・バーンズ捜査官 – ネイサン・ディーン
マーカス・ガイアー捜査官 – デビッド・グリーンマン

DATA

原題:Player Under Pressure
放送日:2008/4/21
監督:ジェシカ・ランドー
脚本:ジャネット・タマロ

第12話 悲しき子守唄

あらすじ・感想

道路から飛び出し森に突っ込んで黒こげになった車から死体が発見され、ブレナンは被害者は20代前半の女性で出産経験があり、車にはガソリンがまかれ、事故ではなく殺人だと鑑定する。ブースはどこからか赤ちゃんの泣き声を耳にし、事故現場の木の上に赤ちゃんを見つける。

オムツを探しているとバッグから鍵を見つけ赤ちゃんの傍らにそれを置き、ちょっとしたスキに鍵を赤ちゃんが飲み込んでしまう。
ブレナン達は証拠の鍵が自然に出るまで赤ちゃんを保護することに。被害者はタッカー郡という寂れた町に住んでいたメグという女性で赤ちゃんはメグの子供アンディだと判明。

アンディの面倒をよくみていたグラント夫妻は橋が流されてから町は衰退していく一方で、メグは夫ルーが出て行きタイヤのリサイクル工場で働きながら1人で子供を育てていたと語る。

メグのトレーラーを調べに行くと男が中を物色中でメグの夫ルーだったが、忍び込んで金をもらおうとはしたが殺してはいないと容疑を否認する。

メグの体には栄養失調や骨の痛みがあった跡が見られ、職場のボスバーネットもメグに休むよう言ったがお金を稼がないと暮らしていけないと無理をしていたらしい。従業員がたまにやって来る会計士シェパードがメグに色目を使っていたと言う。

アンディの体から鍵が出てきてブレナンは鍵の番号をアンジェラに伝え、ターズバーグのグリーンヒル銀行の貸金庫のものだと判明する。


最初はブレナンと赤ちゃんが不似合いだなと思っていましたが、だんだん母性に目覚めてブレナンがアンディをかわいがっている姿がとても素敵でした。
てっきりブレナンは子供嫌いで、赤ちゃんになんか見向きもしないと思いましたが、一緒にいるうちに愛情がわいて、別れる時にはさみしかったでしょう。

自分と似た境遇で、母親は死亡して父親はろくでなしの犯罪者となれば、どうしても放っておけなくて自分と同じようにさみしい思いをさせたくなくて、ちゃんとした里親を見つけてあげたかったのかもしれません。
いつもブースがおむつ替え担当で、ブースとブレナンと赤ちゃんという構図が妙に似合っていて家族っぽかったです。

ラボのみんなもアンディに夢中で、アンジェラは子供をたくさん生みたいなんて言っていましたね。
そんなアンジェラの気持ちをちゃんとジャックは受け入れてあげて、アンジェラがブヨブヨになってもいいなんて優しいです。
ボソっとアンジェラが自分は太らないと言っていたのは、女心でしょう。

最後にはブレナンが町のために投資して、橋を作って町の復興に手を貸すなんて並大抵ではできないことです。
数日間であれ、関わったアンディのために何かしたいというブレナンの気持ちの表れですね。

ゲスト

チップ・バーネット – トーマス・F・ウィルソン
ジミー・グラント – オースティン・オブライエン
キャロル・グラント – ベッキー・ウォールストロム
ルー・テイラー – キャメロン・ダイ
ポール – ジェームズ・ラシュリー
ドロシー – シーラ・ショウ
リッチ – ジェームズ・C・ヴィクター
デルピー保安官 – スティーヴ・シーグレン
アール・デランシー – フランク・クレム
テリー – ロナルド・ウィリアム・ローレンス
チャーリー・バーンズ捜査官 – ネイサン・ディーン

DATA

原題:The Baby in the Bough
放送日:2008/4/28
監督:イアン・トイントン
脚本:カリーヌ・ローゼンタール

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