第13話 僕エンドラ大好き
あらすじ・感想
サマンサが帰って来ると、ママがタバサを子馬に乗せて遊ばせていた。実は子馬はママがダーリンを変身させたもので、元の姿に戻ったダーリンはエンドラと言い争いになってしまう。
エンドラはダーリンの様子を探るため、写真立ての中の写真になりすまし、ダーリンの会社へ。窓から写真立てが入ってきてママの仕業だと気づいたダーリンは写真を捨てようとするが、どこへ持って行ってもデスクに戻って来てしまう。
そんな中、家庭用電化製品の会社のクライアントがやって来る。ダーリンが妻の母親の写真を飾っているのを見て感動し、ラリー夫妻とクライアントとでスティーブンス家で食事をすることに。
サマンサとダーリンはママは来ないだろうと思っていたら、ドレスアップして現れてしまう。全員が集合してダーリンもエンドラも今日ばかりはけんかを中止し、仲のいいところをクライアントに見せていた。
これに張り合おうとしたラリーはルイーズとけんかになり、クライアントはラリーが家族をないがしろにしていると責めてしまう。さらに、ダーリンを独立させてその会社に宣伝を頼みたいと言って来た。
ラリーもクライアントにいいところを見せたくて、ついルイーズの母と仲がいいと言ってしまったのでしょうが、嘘がバレて窮地に立たされてしまいました。
それでもダーリンはラリーとの友情を信じていましたが、独立話が出た瞬間からダーリンをクビにしようと考えていたのでしょう。
心優しいダーリンは自分のアイデアをラリーの手柄にしようとしていたのに、荷物が送られてきたのではそんな考えも吹き飛んでしまいますね。
サマンサは2人のことを心配してブリーフケースに魔法をかけて、本当にラリーの手柄にしてしまいました。
これがなかったら本当に2人はけんか別れしていたはずです。
社長としてラリーもクライアントに認められたかったのでしょうが、今回はちょっとやりすぎてしまいましたね。
ゲスト
グレッグソン – ジャック・コリンズ
DATA
原題:Solid Gold Mother-in-Law
放送日:1967/11/30
監督:R・ロバート・ローゼンバウム
脚本:ロバート・ライリー・クラッチャー
第14話 ダレかの耳はロバの耳
あらすじ・感想
出社前にダーリンに名前を名乗らない女性から電話がかかって来る。相手の女性はホテルの骨董品店の従業員で、サマンサが欲しがっていたロッキングチェアーの件で電話をかけてきただけで、ダーリンは妻に内緒でプレゼントしようとしていた。
浮気を怪しんだエンドラが会話の終盤だけをサマンサと魔法で盗み聞きして、ダーリンに嘘を付くたびに耳が大きくなる呪いをかけてしまう。
ダーリンはお隣のグラディスさんに椅子が届いたら預かってくれと頼んで、会社に行く前にホテルに寄る。骨董品店の女性を送って行くことになったが、近所のヘーゼルに見つかって勘ぐられ、つい嘘を付いて耳が大きくなってしまう。
耳が大きくなったダーリンはそのまま会社へ行くこともできず、ヘルメットをかぶって自宅へ戻る。冷たい態度のサマンサに何とかしてくれと頼み、ラリーとお得意さんが自宅にやって来る。
養蜂用のネット帽子をかぶって何とかごまかすことができたが、サマンサを納得させるために本当のことを明かすことに。
どうみてもダーリンの耳は付け耳でしたが、どんどん大きくなって顔くらいのサイズになったのが面白かったです。
プレゼントだと真実を明かしてめでたしめでたしと終わらないところも、ひねりが効いていました。
グラディスさん夫妻を上手く巻き込んで、冒頭の電気ノコギリのくだりが生かされていましたね。
サマンサはロッキングチェアーだと聞いたとたんにダーリンの話を信じていましたが、あくまでも浮気を疑うのがエンドラらしかったです。
ダーリンに勝てると思っていたのでしょうが、2人の愛情の方が強かったですね。
最後のダーリンが買ってきてサマンサを驚かせていたエルフ耳もちょっぴりかわいかったです。
ゲスト
アリス・スワントン – ジョーン・ホッチキス
ヘーゼル・カーター – マイラ・デ・ グロート
グレイソン – トーマス・ブラウン・ヘンリー
DATA
原題:My, What Big Ears You Have
放送日:1967/12/7
監督:リチャード・キノン
脚本:エド・ジュリスト
第15話 子守り争い
あらすじ・感想
ダーリンはサマンサとクライアントのパーティーに出席する予定だが、エンドラが子守りに来られなくなってしまった。代わりにサマンサは自分が子供の頃にお世話になった子守りのエルスペスに頼むことに。エンドラが突然姿を現してエルスペスに敵意を向ける。
ダーリンを攻撃しようとするエンドラからエルスペスが守り、すっかりダーリンもエルスペスを気に入ってしまう。パーティーの最中にエンドラがエルスペスの前の雇い主モントドラコ卿を連れて来て、ダーリンにエルスペスを返せと要求するが、ダーリンが拒否。
モントドラコ卿は口から離れないバラをダーリンにくわえさせ、そんな時に限ってラリーがクライアントを連れて来て、ダーリンの印象が悪くなってしまう。帰宅した2人はエルスペスを問い詰めるが、彼女はモントドラコ卿の面倒はもう見たくないと言っている。
翌日、ダーリンのオフィスにまたモントドラコ卿が現れ、家のことを仕切れない夫とは情けないと言って、ダーリンを軟弱な中世風の男に変身させてしまう。
ダーリンに味方する珍しい魔女エルスペスは、クララおばさんみたいに温かいハートの持ち主ですね。
メリー・ポピンズみたいに傘で下りてきてかわいらしい登場だったし、シッターを完璧にこなして人の扱いも上手いから、ずっとスティーブンス家にいてほしいです。
手のかかる伯爵もサマンサの作戦で、寂しさから逃れられてすっかりご機嫌になっていました。
エルスペスとずっと2人で過ごしていたから、外の女性と会話したのが新鮮だったのでしょう。
これからは城から飛び出して、第二の人生をきっと楽しめるのではないでしょうか。
ゲスト
チャペル – バーン・ホフマン
エルスペス – ハーマイアニ・バドリー
クライブ・モントドラコ卿 – レジナルド・ガーディナー
DATA
原題:I Get Your Nannie, You Get My Goat
放送日:1967/12/14
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:ロン・フリードマン
第16話 聖しこの夜
あらすじ・感想
サマンサは朝からクリスマスツリーをどこに置くかさんざん迷っていて、魔法でツリーを出して置き場所を探していた。ダーリンはちょっと遅刻して会社へ行くと、頑固者で時間にうるさいクライアント、モティマーに文句を言われてしまう。
クリスマス・イヴだというのにモティマーからラリーとダーリンは呼び出されて仕事の話になるが、ダーリンは妻とツリーの飾りつけをすると早々に帰ってしまう。
帰宅したダーリンはサマンサとツリーを飾っていると、ラリーとモティマーがやって来て、またもや仕事の話を始める。きっぱりとダーリンはクリスマスが終わるまで仕事はしないと告げると、モティマーは契約しないと怒って帰ってしまった。
サマンサはクリスマスを嫌っているモティマーを何とかしようと、寝ぼけているダーリンに話しOKをもらう。魔女の格好をしてモティマーの寝室に行き、ホウキに彼を乗せてサンタのことろへ。
サンタはサマンサを歓迎し、モティマーもサンタのプレゼントを袋に詰める手伝いをしていた。かんしゃくを起こしたモティマーをソリに乗せ、彼の召使いの家へプレゼントを届けに行く。
クリスマスらしい心温まるエピソードで、頑固で時間を気にするモティマーさんも、すっかり心変わりをして一緒に楽しそうにクリスマスをお祝いしていてよかったです。
サマンサはダーリンにキラキラの飾りを1本ずつしか渡していませんでしたが、やっぱり大ざっぱなダーリンはまとめて飾りをもらったら、ドサっとツリーに乗っけていました。
サマンサもダーリンならやると思ったから、1本ずつしか渡さなかったのでしょう。
ラリーは相変わらずクライアントの味方をしていましたが、クリスマスにサンタの格好をして誤りに来るとは、優しいところもありますね。
ゲスト
サンタクロース – ドン・ベドー
ホーキンス – マーティン・アッシュ
マーガレット – ロザリン・バーベッジ
ジェシー・モティマー – チャールズ・レイン
DATA
原題:Humbug Not to Be Spoken Here
放送日:1967/12/21
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:リラ・ギャレット、バーニー・カーン
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