第5話 身代わり奥様も魔女
あらすじ・感想
朝からエンドラがキッチンに現れサマンサに魔女議会に出席するよう忠告するが、サマンサは魔女議会には二度と出ないと断ってしまう。その直後、新聞を取りに行ったダーリンが銅像にされてしまった。
サマンサは議員達にお願いして呪いを解いてもらうが、ダーリンは機嫌が悪いままゴルフへ行ってしまう。困ったサマンサはセリーナを呼び出し、自分の代わりにサマンサに扮してダーリンをごまかしてくれと頼み、議会へ出席することに。
ダーリンはラリーに相談し、昔を思い出してラブラブ気分を味わうようアドバイスされ、ゴルフを中断して帰宅。戸惑っているセリーナをドライブに誘って、ハネムーンでやって来たムーンライト・ロッジへ。
議会が終わってサマンサは家に戻るが、セリーナとダーリンの姿がなく心配していた。ダーリンは新婚気分を味わおうとセリーナに迫るが拒否され、気まずい雰囲気のまま家に帰って来る。
ダーリンがタバサの様子を見に行っているすきにセリーナはサマンサにロッジに連れて行かれたとブツブツ言いながら、2人はスイッチングする。
最近セリーナの出番が増えてサマンサと入れ替わることが多くなり、ストーリーに幅が出てきました。
いつも悪役が多いセリーナですが今回は純粋にサマンサ役をやっていて、大胆なセリーナではなく、窮地に追い込まれたセリーナが見物でしたね。
ダーリンもサマンサと仲直りしてくてロマンチックな演出をしたのに、サプライズが台無しになってしまって、ちょっとかわいそうでした。
本物のサマンサ相手だったら感激して、夫婦仲がよりいっそう深まったかもしれません。
タバサから真相を聞かされて、いたずらっぽくサマンサをからかうダーリンもかわいかったですが、我が家が一番だというサマンサがとても素敵でした。
ゲスト
ワゲール – フィフィ・ドーセイ
DATA
原題:It’s So Nice to Have a Spouse Around the House
放送日:1968/10/24
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:バーバラ・アヴェドン
第6話 なに着てもカッコイー!
あらすじ・感想
ダーリンは朝から鏡とにらめっこしていて、30代になっても若々しくありたいと言っている。エンドラが現れてそんなダーリンをせせら笑うと、ダーリンはエンドラに帰れと強く当たってしまった。
エンドラはサマンサとダーリンがうぬぼれ屋かどうか口論し、エンドラはダーリンにうぬぼれてしまう魔法をかけてしまう。車で出勤途中だったダーリンは信号が青になっても車を進ませず、サイドミラーで自分の顔を映してうっとりしていた。
ラリーは保守的な製薬会社のハスコムさんと、今度売り出す日焼け止めローションの宣伝について話し合っている。ダーリンは奇妙で大きなビーズを何重にも首にかけて現れ、ラリーとハスコムさんを驚かせる。改めて仕事の話をしようということになり、夕方レストランで3人で会うことに。
ダーリンは山のように洋服などを買い込んで帰宅し、ヒッピー風の洋服を着てサマンサを驚かせてしまう。ママが魔法をかけたとサマンサは気づくが、ママを呼び出しても応答なし。
仕方なく魔法で、レストランに向かったダーリンのビーズを消して洋服をスーツに変えてしまった。レストランの中にあった池に自分を映してうっとりしているダーリンだったが、ラリーやハスコムさんが見てる前に頭から池にドボンと落ちてしまう。
相変わらずダーリンがエンドラのいたずら魔法の犠牲になって、うぬぼれ屋になってしまいました。
自分の姿が映るものならどんな物でもOKで、ラリーのピカピカの机を見て自分にうっとりしている姿には笑いました。
ヒッピー風の衣装やカーボーイ風の格好など、真面目でお堅いイメージのあるダーリンには、あんまり似合っていませんでしたね。
ラリーがハスコムさんから安定剤をもらっていた気持ちがよくわかります。
いきなり友人&部下のダーリンがあんな格好で現れたら、ラリーじゃなくても目を覆いたくなります。
傑作だったのは、金ピカのダーリンの衣装と銀ピカのサマンサのドレスです。
サマンサのナイスなアイデアで今回もピンチを乗り越えましたが、ハスコムさんの奥さんが現代的な人で助かりました。
ゲスト
ホイットニー・ハスコム – ハーブ・ヴォランド
エミリー・ハスコム – サラ・シーガー
DATA
原題:Mirror, Mirror on the Wall
放送日:1968/11/7
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:リラ・ギャレット、バーニー・カーン
第7話 おれはナポレオン
あらすじ・感想
ラリーとルイーズが食事をしに来る予定になっていて、サマンサはケーキを焼いている。オーブンの中のケーキをチェックすると、アーサーおじさんが話しかけてきて、今は都合が悪いから帰ってくれと頼む。
おじさんはサマンサのためにデザートを出そうと、ナポレオンパイの呪文を唱えると、ナポレオン本人が現れてしまう。アーサーおじさんがナポレオンを消そうとしても魔法が効かず、サマンサはスーツに着替えさせ、フランスから来たいとこのアンディだとラリー達に紹介。
ラリーはどこかで見た顔だと言い出し、ナポレオンにそっくりだと気づく。ダーリンが反対する中、ラリーは今手がけている洗剤のCMにアンディをナポレオンとして出演させることに。ナポレオン本人も乗り気で、世界中に名前がとどろけばイギリスを征服できるとご機嫌だった。
翌日、ラリーが迎えに来て、ダーリンとサマンサ、アンディの3人はCM撮影へ。クライアントもやって来て撮影が始まるが、俳優ではないナポレオンは演技が下手くそで、クライアントは別の案を出さないと契約を打ち切ると言い出してしまう。
クララおばさんみたいな展開になっていて、魔法の呪文がわからなくなって大混乱という流れでした。
アーサーおじさんはエンドラと互角にやり合うくらいですから魔力は相当高くて、魔法が失敗したというわけでもなさそうです。
どんな時でもユーモアを忘れないアーサーおじさんは面白いですが、ダーリンはカッカしすぎてどんどん怒りがこみ上げてきていたようですね。
ナポレオンも自分の野望を果たすために手段は選ばず、CMに出るなんて恐れ入りました。
ラリーもいつものラリーで、撮影が失敗した責任をダーリンに押し付けて、クライアントのご機嫌取りに奔走していましたね。
ダーリンが反対するのを押し切ってナポレオンをCMに使ったのだから、潔くクライアントに謝ってほしかったです。
ゲスト
ブラッドリー – J・エドワード・マッキンリー
ナポレオン – ヘンリー・ギブソン
DATA
原題:Samantha’s French Pastry
放送日:1968/11/14
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:リチャード・ベア
第8話 家出だァーもう!
あらすじ・感想
サマンサが暖炉の掃除をしていると姑のフィリスから電話があり、今から家に行くと言うので、魔法でスピードアップして掃除を終わらせる。フィリスは友人がパリ旅行に行くことになった経緯を説明し、サマンサにオムツ会社の公募のキャッチフレーズを考えるようすすめる。
サマンサはあまり乗り気じゃなかったが、フィリスのためにキャッチフレーズを考えて応募することに。それから数ヶ月、ポストにサマンサのキャッチフレーズが採用され、タヒチ旅行にご招待という知らせが届いてサマンサは大喜び。
ダーリンに報告しようとするが、出社前で忙しいダーリンは耳を貸そうとはしない。会社に着いたダーリンはラリーからオムツ会社のキャッチフレーズのことを聞き、ラリーに仕事をクビにされてしまう。
怒って帰宅したダーリンはサマンサに詰め寄り、魔法を使ってやったと責めてしまう。しばらくするとラリーがやって来てダーリンに謝り、サマンサをキャッチフレーズ部の重役にすると言い出す。納得のいかないダーリンはラリーに反対し、家を出てバーで飲んでいた。
久々にダーリンの母フィリスがやって来たから、サマンサと魔法がらみでひと悶着あると思ったら、冒頭だけの登場でした。
ダーリンの両親からみのストーリーもしばらくないから、そろそろ見たいですね。
賢くて色んなアイデアを生み出せるサマンサだから、ナイスなキャッチフレーズくらい作れても不思議ではないです。
ダーリンは何かと言うとすぐにサマンサが魔法を使ったと勘違いして怒ってしまうから、もう少しサマンサを信用してあげてほしいものです。
商売っ気が強くてクライアントのご機嫌取りに忙しいラリーは今回も相変わらずな態度で、サマンサを会社に入れようとしていました。
サマンサが断ってもしつこく電話してくるなんて、粘り強さは人一倍ですね。
DATA
原題:Is It Magic or Imagination?
放送日:1968/11/21
監督:ルーサー・ジェームス
脚本:アーサー・ジュリアン
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