奥さまは魔女 シーズン6 第9話~第12話 あらすじ・感想

第9話 ネズミにされない方法

あらすじ・感想

朝からエンドラがやって来て、いつものようにダーリンと口げんかになってしまう。ダーリンが「もう家には来ないでくれ」と怒鳴ると、エンドラは「明日になればネズミに変えてやる」と暴言を吐いて姿を消してしまう。

困ったサマンサはダーリンをネズミにさせないようにと、エスメラルダから紹介された薬屋へ。薬屋の主人によれば、ある3つの手順を踏んで薬を飲ませると、魔法にはかからないとのこと。野牛の眉間を触る、水の底で水薬を飲む、昼間に真っ暗な状態で水の上を飛ぶ、というとんでもない内容だった。

ダーリンはラリーから、重要種類の入ったロッカーの鍵を預かっていて、そこにはクライアントの資料が入っていた。ちょうどお昼だからと、サマンサとタバサはダーリンの会社に来て一緒に動物園に行こうと誘うが、仕事が忙しいと断られてしまう。

そんな中、野牛会をやっている会社の同僚ラルフがやって来て、サマンサに挨拶する。何か思いついたサマンサはラルフの眉間に汚れを付け、ダーリンにハンカチを渡して拭いてあげるよう頼む。

ダーリンがラルフの眉間を拭くと、どこからともなく鐘の音が聞こえてきて、1つめの条件は突破できたようだった。


ダーリンの魔法避け騒動と会社の書類が盗まれた謎とが、いい塩梅でミックスされていました。
普通に考えたらネズミにされない方法はどれも無茶なものばかりでしたが、さすがはサマンサです。

頭を使って謎解きをして疑っているダーリンに気づかせないように操り、エンドラの魔法をブロックできるようにしてしまいました。
グラスの下で薬を飲ませれば、確かに水の底で薬を飲んだことになりますね。

ラリーのオフィスから書類を盗んだのもラルフだとすぐにわかるのですが、どう話に絡めて犯人を暴くのかが楽しみでした。
エンドラの魔法もダーリンをネズミに変えるというものではなく、下等動物をネズミに変えると呪文をかけてしまったから、ただそこにいたラルフに魔法がかかってしまいました。

これでラルフも反省しただろうし、きれいに話もまとまっていて面白かったです。

ゲスト

ラルフ・ジャックマン – シドニー・クルート
ベティ – ジーン・ブレイク・フレミング

DATA

原題:Samantha’s Secret Spell
放送日:1969/11/13
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:エド・ジュリスト

第10話 猛烈魔力サラリーマン

あらすじ・感想

モーリスがアダムに会いに来て、ダーリンに魔法を使える時計をプレゼントする。魔法に頼りたくないとダーリンは時計を突き返すと、怒ったモーリスはダーリンを犬に変えてしまう。

サマンサの説得でダーリンを元に戻してもらうと、モーリスは5年もサマンサは人間の暮らしになじもうとがんばっているから、ダーリンも魔法の世界を知るべきだと主張する。2、3日だけでいいから、時計で魔法を使ってみろとアドバイスして、ダーリンも納得する。
会社ではクライアント、ブリスの広告をライバル社と争っている。

昔ながらの宣伝法でブリスは行きたいらしいが、ダーリンは新しい画期的な宣伝法を提案し、ブリスは役員会にかけてみると持ち帰る。モーリスが現れて会議の様子を見に行こうと誘い、魔法で姿が見えない状態でブリスの会社の会議に忍び込む。

やはり、ブリスの社長は昔ながらの方法で宣伝したいと考えていて、ライバル社に広告をまかせようと言っている。ダーリンは急いでラリーの元へ行き、極秘情報を手に入れたと新しい広告を考えてブリスを説得することに。


禁断の蜜の味である魔法を知ってしまったダーリンは、今のところ魔法の魅力に染まってしまったみたいですね。
モーリスの考えにも一部納得できるところがあり、サマンサが魔法なしで人間として暮らそうとしているのだから、ダーリンも魔法を使った暮らしを経験すべきだというのは、わかる気がします。

サマンサはダーリンを信頼して、魔法のとりこにはならないと思っていましたが、今のところ、ダーリンはモーリスの術にハマってしまっています。

ダーリンがあの調子ですから、きっとサマンサが何とかしてダーリンの目を覚まさせるのでしょう。
モーリスがダーリンに魔法をかけるまでは会議をのぞこうなんて思っていませんでしたから、きっとダーリンの正義感に訴えかける行動を起こすのでしょう。

ゲスト

ブリスJr – ジョン・フィードラー
ブリスSr – J・エドワード・マッキンリー

DATA

原題:Daddy Comes for a Visit (Part 1)
放送日:1969/11/20
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:リック・ミッテルマン

第11話 欲望は限りなく

あらすじ・感想

すっかり魔法のとりこになってしまったダーリン。サマンサは朝食にフレンチトーストを作ろうとしていたが、ダーリンはモーリスの案でパリの食堂を自宅に呼び出し、豪華な食事を取ることに。

会社へは魔法で飛んで行き、ラリーには心霊術で人の心が読めると言い訳をしていた。試しに朝食に何を食べたかラリーは秘書にメモに書かせ、その様子をダーリンが透明になってこっそりのぞき見し、ラリーがオフィスに戻ると、秘書が食べたものを全て当ててしまう。

ラリーは2人が組めば何でもできると喜んでいたが、ダーリンはサマンサが魔法なしの生活がいかに大事か語っていたことを思い出していた。目が覚めたダーリンはタクシーで自宅に戻り、時計をモーリスに返す。

お得意様のブリス親子がラリーと一緒に食事にやって来て、ダーリンは広告案を話し始める。モーリスはダーリンの欲をかき立てようと時計を机の上に置くが、ダーリンは時計には触らず自らの力で宣伝案を話す。


ダーリンは見事に魔法の魅力から解き放たれて、何が一番大事かを思い出して目が覚めてよかったです。
一途にダーリンのことを思ってサマンサがかけた言葉のおかげで、2人の愛が固く結ばれているのを感じますね。

ラリーはいつも通りちゃっかりしていて、世界征服が夢だなんて語っていてラリーらしかったです。

最後までダーリンを誘惑しようとしたモーリスでしたが、そうはいきませんでした。
見た目や接し方はエンドラよりも優しいモーリスですが、やることはエンドラよりも派手で辛辣です。

この2人から生まれたサマンサがこれほど思いやりに満ちていて、人間のことを理解しているのが不思議なくらいです。

ゲスト

ブリスJr – ジョン・フィードラー
ブリスSr – J・エドワード・マッキンリー
ベティ – アイリーン・バイアット

DATA

原題:Darrin, the Warlock (Part 2)
放送日:1969/11/27
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:リック・ミッテルマン、エド・ジュリスト

第12話 クシャミ一回千客万来

あらすじ・感想

サマンサは朝から大忙しで、エスメラルダを呼び出してタバサの面倒をみてもらうことに。庭でエスメラルダがタバサにマザー・グースの本を読んでいるとクシャミをしてしまって、本の中からマザー・グースが出て来てしまう。

ダーリンの母フィリスから電話があり急にスティーブンス家にやって来て、夫フランクと離婚すると言っている。サマンサはマザー・グースを自分の叔母だと紹介し、フィリスは夫と別れるショックからお酒を飲んでしまって、2階で休むことに。

フランクもまたスティーブンス家へやって来て、庭でマザー・グースの話を聞いて楽しんでいる。ゴルフに行っていたダーリンまで帰って来てしまって、サマンサが事情を説明すると、頭から湯気が出そうなくらい腹を立てていた。

ダーリンが父に母と仲直りするよう説得するがまるで効果なしで、サマンサはあるアイデアを思いつく。マザー・グースとフランクが仲良くしている姿をフィリスに見せて、嫉妬心を煽ろうとする。サマンサの魔法のスパイスも上手く効いて、フィリスはフランクと仲直りする。、


次々にスティーブンス家に人がやって来て、サマンサはてんてこ舞いでしたね。
ダーリンの両親はちょっとしたことでいつも離婚するとスティーブンス家に駆け込んで来ますが、結局は元サヤに収まっています。

そのたびに魔法で変なものを見せられて、フィリスの頭痛もどんどん悪化してしまいそうです。
最近はフランクまで変なものを見るようになったから、フィリスにも理解を示していることでしょう。

エスメラルダも悪気があるわけじゃないし、サマンサを手伝おうとして毎回ハプニングが起こっています。
小心者でどこか憎めないところがあるから、ダーリンも珍しく魔女なのに受け入れていますね。

サマンサはダーリンの両親の世話まで焼いて、心休まる時があるのか心配になってきました。

ゲスト

マザー・グース – ジェーン・コンネル

DATA

原題:Samantha’s Double Mother Trouble
放送日:1969/12/4
監督:デヴィッド・ホワイト
脚本:ペギー・チャントラー・ディック、ダグラス・ディック

奥さまは魔女

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