第25話 オンモに出たい
あらすじ・感想
ダーリンは住宅の宣伝を担当することになり家の模型を作り、タバサが遊びたがるがサマンサはダメだと言って2階へ行くよう言う。模型を持ってダーリンが出勤しようとすると、玄関やキッチンのドア、窓も開かなくなっていた。
かなづちで窓を割ろうとしてもダメで、家に閉じ込められてしまう。エンドラを呼ぶが彼女の仕業ではなく、エンドラもまた家の中に閉じ込められてしまう。ダーリンは会議に遅刻していてラリーから電話が来るが、サマンサは病気だと言い訳してその場を乗り切ることに。
アーサーおじさんのいたずらかもしれなかったが、おじさんを呼んで出られなくなってしまうのも怖い。数日前にエスメラルダが来ていたから聞いてみようと呼ぶが、彼女は全く関係なかった。夜デートするつもりだったエスメラルダもまた、スティーブンス家に閉じ込められてしまう。
いろいろと知恵を絞ってサマンサはドクター・ボンベイを呼び出すと、これは魔法のベーパーロックだと診断。サマンサが魔法をずっと使っていなかったせいで、魔法がさびついてロックされたらしい。
「オンモに出たい」というタイトルからして、絶対タバサの魔法だと思ったんですが全然違いました。
エンドラでもなくアーサーおじさんでもなく、誰の仕業なの?と思っていたら、実はサマンサが魔法を使っていなかったせいだったんですね。
それにしても、最近ドクター・ボンベイは冴えていて、ピタっと家から出られない理由を診断したり、平面なって隙間から出たりと、なかなか冴えています。
相変わらず奇抜な衣装で登場でしたが、エンドラも頼りにしている医者だけはありますね。
奇抜な登場と言えば、エスメラルダの格好もすごかったでs。
泥パックにカーラー付けて、お隣りのグラディスさんみたいでした。
75年も憧れていた男性とのデートはどんな風だったのか気になります。
DATA
原題:Okay, Who’s the Wise Witch?
放送日:1970/3/12
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:リチャード・ベア
第26話 いとしのセリーナ
あらすじ・感想
サマンサが買い物から帰るとセリーナがやって来る。サマンサ宛に電話で明日だと思っていたチャリティーのチケット売りが今日だと言われ、サマンサはいいアイデアを思いつきあと20分ほどで行けると伝える。
セリーナに自分の代わりにホテルでチャリティー用のチケットを売ってくれと頼み、用事をすませることに。セリーナがホテルのロビーに座ってチケットを売っていると、ダーリンの会社のクライアント、ディンズデールさんが通りかかる。
寄付はしないと言いつつもすっかりセリーナが気に入ったディンズデールは快くチケットを買い、セリーナと食事に行ク約束をする。夜にはラリーの家でパーティーがあり、ディンズデールさんも来ていた。
ラリーが若手のやり手広告マンとしてダーリンをディンズデールに紹介すると、相手はサマンサに気づいたようだ。ディンズデールさんはわざとダーリンに時間がかかるカクテルを頼み、その隙にセリーナだと思い込んでいるサマンサを口説き始める。
昼間会ったというディンズデールの言葉にサマンサはピンと来て、帰宅してセリーナを呼び出し、きちんと誤解を解くよう伝える。
セリーナとサマンサは瓜二つですから、ディンズデールさんが間違うのも仕方ないですね。
かなり強引にセリーナと間違えてサマンサに迫っていましたから、オウムに変えられてしまったのも無理はないです。
こんな風にサマンサが魔法を使うのも珍しいですね。
魔法で人間を何かに変えるなんてよくないと時々言っていたのに、オウムにしてしまうなんて余程のことでしょう。
ディンズデールさんは完全にサマンサの唇を奪っていましたから、ダーリンがちょうど居合わせなくてよかったですね。
ダーリンがいたらカンカンに怒って、たとえクライアントでもタダじゃすまなかったでしょう。
確かにセリーナは魅力的ですし弾けていて個性もありますから、刺激を求めている殿方なら惹かれて当然です。
サマンサとセリーナが同一人物だとすると、家と外とで変わりすぎですね。
ゲスト
ジョージ・ディンズデール – ジャック・キャシディ
コービー夫人 – モリー・ドッド
DATA
原題:A Chance on Love
放送日:1970/3/19
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:ジョン・L・グリーン
第27話 仕事なんてもうヤメタ
あらすじ・感想
タバサは裏庭に作ってもらった小さな小屋でままごとを楽しんでいる。窓の外から妖精が話しかけ、お腹が空いたから何か食べ物が欲しいとタバサに頼むと、タバサはサンドイッチを運んで来た。
ダーリンとサマンサに見つかりタバサは自分が食べるんじゃなくて、妖精にあげると言っても信じてもらえない。サンドイッチを取り上げられ怒った妖精は、ダーリンの鼻と耳を大きくしてしまう。
サマンサが妖精を探して連れて来て、魔女だと脅すとすぐにダーリンを元の姿へ戻してくれた。魔法の杖を失くして困っているらしく、サマンサは旅ができる魔法をかけ、妖精はそのまま空へと浮かび上がって行った。
屋根の上で待っていたのはエンドラでサマンサがかけた魔法を消し、自分の言う通りにしろと脅している。書斎で仕事をしていたダーリンは靴と一緒に妖精からの手紙を見つける。迷惑をかけたお詫びにと書かれてあり、サマンサが止めるのも聞かずに靴を履いてしまった。
すると、ダーリンは急に楽天的になって仕事はひと休みすると言い出し、2階で横になりに行く。サマンサは魔法の本を調べて妖精を操る方法を見つけ、妖精の好物チキンスープに薬を混ぜて食べさせようとする。
妖精はどっから沸いて出て来たのかと思ったら、エンドラの差し金でしたか。
今回は魔女議会も絡んでいたらしいですが、やはり、ダーリンとサマンサの愛は引き裂けなかったですね。
妖精もエンドラとサマンサの板ばさみになって、どっちの言うことも聞かないと身が危い状態だったから、ちょっとかわいそうでした。
最近のサマンサは怒らせたら怖い魔女の部分がよく出て来て、優しくて思いやりのあるサマンサという路線からちょっと外れています。
仕事する時間が取れなかったのは妖精のせいですが、エンドラに仕事が上手くいくよう魔法をかけてくれと頼むなんて、ちょっとサマンサらしくなったですね。
ダーリンは仕事は実力でやりたいタイプでしょうから、魔法でアイデアがひらめいたと知ったらきっとショックでしょう。
ゲスト
ティム・オシャンター – ヘンリー・ギブソン
DATA
原題:If the Shoe Pinches
放送日:1970/3/26
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:エド・ジュリスト
第28話 絵は口ほどに物をいい
あらすじ・感想
ダーリンとサマンサは初デートの記念日のお祝いの食事をすることになり、家にラリーとルイーズを招くことに。ちょうどエンドラが現れて、押入れに古い絵があったとサマンサにプレゼントし、サマンサも喜んでいる。
その絵とはサマンサの叔母コーネリアの肖像画で、サマンサに瓜二つのモナリザにそっくりな絵だった。しかも、描いたのはレオナルド・ダ・ヴィンチ本人で、サインもしっかり入っている。
ラリー夫妻がやって来てエンドラも一緒に食事をする中、ラリー達は絵に気づく。エンドラのいたずらでサインがダ・ヴィンチのものからダーリンのものに変わっていた。ルイーズが絵をとても気に入り、自分も描いてほしいと言い出す。
断りきれなかったダーリンとサマンサは、ラリーの家に行ってルイーズの肖像画をダーリンが描くことに。仕方なくダーリンもサマンサの魔法にかかることを承諾し、ラリーとサマンサがカードゲームをやっている間に魔法にかかったダーリンはルイーズの絵をせっせと描いていく。
プロなみの腕でルイーズの絵は美しく仕上がっていたが、窓の外からエンドラがダーリンに別の魔法をかけてしまう。
最後にダーリンが言っていましたが、モナリザ似の壁にかかっていた絵のモデルは、本当はサマンサだったのかもしれませんね。
セリーナがエンドラは2000歳を超えているなんて言っていましたから、サマンサがダ・ヴィンチと出会って絵を描いてもらったとしても不思議じゃありません。
エンドラのいたずら好きは今に始まったことではありませんが、ルイーズの絵をユニークすぎるものにしてしまうとは茶目っ気があります。
あれはあれで芸術だと言い張れば、何とかなったかもしれませんね。
ルイーズが着ていたドレスを絵を描くためだけに買わされたラリーも、意外と優しい夫です。
ちゃっかりしていて意見をコロコロ変えるラリーですが、ルイーズにちゃんとコントロールされているのでしょう。
ラリーみたいなタイプはしっかり者のルイーズみたいな妻が合っていますね。
DATA
原題:Mona Sammy
放送日:1970/4/2
監督:ルーサー・ジェームス
脚本:マイケル・モリス
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