第17話 ダーリンは魔法使いになる!
あらすじ・感想
日曜日にダーリンがソファーでゴロゴロしている様子を、エンドラとセリーナがこっそり見ている。ダーリンがだらしなくサマンサは家政婦みたいにこき使われていて、ダーリンを魔法使いにしようというアイデアが思い浮かぶ。
エンドラとセリーナは山の主に会いに行って、ダーリンを魔法使いにする方法を聞いてくる。800年前のダーリンの祖先を魔法使いにしてしまえば、今のダーリンも魔法使いになるらしい。
そこで、魔法使いにする薬をエンドラはセリーナに持たせ、800年前のダーリンの祖先、ダーリン大王のヒゲを3本抜いて薬に入れ、温めてダーリン大王にかがせればいいとのこと。
さっそくセリーナは800年前に行くとダーリン大王に気に入られて、めでたくダーリンの祖先は魔法使いになってしまう。その頃、お隣の木の枝を刈っていたダーリンはひと休みしに家に戻って来る。
サマンサが作ったアイスティーよりもビールがいいと言うと、アイスティーがビールに変わってしまった。サマンサはママの仕業だと呼び出して聞いてみると、ダーリンは魔女達を過ごしているうちに魔法が染み付いてきて魔法使いになったのだと言う。
過去を変えれば未来にも影響があるという、ちょっとSFチックなお話でした。
エンドラの策略とセリーナの実行力でサクサク仕事が進んで、あっという間にダーリンは魔法使いになってしまいましたね。
800年前のダーリン大王は今のダーリンと違って、ワイルドで女性好きだったようです。
そんなダーリン大王をセリーナも気に入ったみたいで、今のダーリンにもちょっと興味を持ってしまったようです。
エンドラはサマンサにバレた時の言い訳は考えてあると言っていましたが、魔法がちょっとずつ染み付いてきたなんてことをサマンサが信じると思ったのでしょうか。
どことなく胡散くさくて、やっぱりサマンサも信用しなかったようです。
口の軽いセリーナがボロを出してしまって、ダーリンも無事に人間に戻れてよかったです。
ゲスト
ダーリン大王 – ディック・サージェント
ファーガソン – リチャード・X・スラトリー
ガウェイン – アレン・エマーソン
DATA
原題:The Return of Darrin the Bold
放送日:1971/2/4
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:エド・ジュリスト
第18話 いたずらおじさん変身ス
あらすじ・感想
朝からアーサーおじさんがやって来て、いつものようにダーリンにいたずらをして、サマンサには最後のいたずらだと報告する。上品な魔女アレサに恋をしてしまったから、真面目なおじさんに変身すると言うのだ。
出社したダーリンは家具会社の社長ロックフィールドさんの仕事のアイデアを発表するが、クライアントはあまり気に入らなかったらしい。そこで、ラリーは後でロックフィールド夫妻をスティーブンス家へ連れて行くので、新しいアイデアを考えておけとダーリンに指示する。
アーサーおじさんはアレサを呼んでサマンサに紹介するが、いたずらをしたくて我慢できなくなり、アレサをピエロに変えてしまう。怒ったアレサはアーサーと別れると言い残して去って行ってしまった。
すっかり落ち込んだアーサーおじさんはいたずらやユーモアを自分の中から取り出し、スティーブンス家へ置いて行ってしまう。そんな中、ラリーとクライアント夫妻がスティーブンス家にやって来ると、アーサーおじさんの魔法があちこちで発動。
クライアントの奥さんのスカートが風でめくれたり、飲み物がテーブルにくっ付いて取れなくなり、挙句の果てにサルまで登場してしまう。
アーサーおじさんが恋したアレサは確かに魅力的な女性でしたが、おじさんの一番の長所を認めてあげられない人だったら、きっと長続きしなかったでしょう。
おじさんもサマンサの家にいたずらやユーモアを置いて行ってしまうなんて、それこそがユーモラスな行動ですね。
ちょっと堅物なところがあるダーリンがユーモアのセンスが身に着けば楽しい暮らしができるでしょうし、笑いの絶えない家庭になったかもしれません。
いつもの言い訳で素晴らしいアイデアを思いついて、クライアントも納得してくれたからよかったです。
今回のクライアントはお世辞が嫌いみたいで、いつもの手のひら返しなラリーの態度にピシっと意見していて、よくぞ言ってくれたとすっきりしました。
ゲスト
ライオネル・ロックフィールド – J・エドワード・マッキンリー
ロックフィールド夫人 – イザベル・マックロスキー
アレサ – バーバラ・ローズ
DATA
原題:The House That Uncle Arthur Built
放送日:1971/2/11
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:バーニー・カーン
第19話 魔女ドックいり
あらすじ・感想
タバサが割ってしまったカップを片付けるため、サマンサが魔法を使おうとするが魔法がかからない。ちょうどセリーナがやって来て、魔女ドックに入って1万項目にも及ぶ検査を受けるようサマンサにアドバイスする。
さっそくサマンサは魔女ドックに行き、セリーナが子供達の面倒をみることに。
ラリーが出社前にダーリンに会いに来て、お得意のバークレー夫妻をスティーブンス家でもてなしてくれと頼んでくる。サマンサの調子が悪いと断ろうとしていると、サマンサに変身したセリーナが現れて接待をOKしてしまう。
アダムはお昼寝中で、セリーナはタバサとかくれんぼして遊ぼうと提案する。2人だけじゃ面白くないからタバサの部屋のぬいぐるみや人形に魔法をかけて、一緒にかくれんぼを始めてしまう。
1人ずつセリーナが見つけて部屋に連れて行くが、かくれるのが上手なモンスターはそのままだった。やがて、ラリーがバークレー夫妻を連れてやって来る。
セリーナはバークレーさんにベタベタして奥さんが怒り出したところへ、ちょうどサマンサが帰って来た。セリーナはそのまま姿を消してリビングに戻ると、バークレーさんは奥さんが嫉妬したことに喜んでいて、お互いに愛情を確かめ合えたと喜んでいる。
子供達の世話を頼むのに、ダーリンはエスメラルダかエンドラに頼むようサマンサに言っていました。
エスメラルダはわかりますが、ダーリンの中ではエンドラよりもセリーナの方がトラブルを起こして、厄介だと思っているのでしょう。
セリーナは天真爛漫でエンドラみたいに嫌味を言ったりひねくれたところがないから、人好きするタイプだと思いましたがダーリンはそうではないみたいですね。
そんな予感が的中して、殿方大好きなセリーナらしさがよく出ていました。
クライアントのバークレーさんもサマンサに化けたセリーナを気に入っていましたが、やはり、奥さんからは嫌われてしまいました。
おまけにセリーナの置きみやげのモンスターまで登場して、いつも通り苦肉の策のアイデアで何とか乗り切れてよかったです。
ゲスト
ローランド・バークレー – ロバート・カミングス
マーサ・バークレー – ナン・マーティン
DATA
原題:Samantha and the Troll
放送日:1971/2/18
監督:ウィリアム・アッシャー
脚本:リラ・ギャレット、ジョエル・ラップ
第20話 ダーリン豚児になる
あらすじ・感想
ダーリンはブリンガム大佐のレストランのCM案を2つ考えていて、どっちにするか迷っている。エンドラはダーリンにはっきりしないと突っかかり、優柔不断になるよう魔法をかけてしまう。
出勤前のダーリンをお隣のグラディスさんが呼び止めて、町のゴミ箱の色を塗り替えたいと意見を求めるが、はっきりしない態度だった。
会社でラリーにCM案を見せてもどっちがいいか決められず、挙句の果てにネクタイの色が気に入らないと買いに行ってしまった。
グラディスさんがサマンサに朝のダーリンの様子がおかしいと告げ口しに来て、ママが魔法をかけたのだと気づく。エンドラを呼び出しても応答に答えず、心配になったサマンサはダーリンの会社へ。
クライアントが来ているのにダーリンは遅れていて、やっと帰って来てCM案を説明し始めるが、優柔不断な態度に大佐は自信のない宣伝マンとは仕事できないと機嫌を損ねている。
ダーリンは早退して新しいCM案を家で練ることに。サマンサはやっとエンドラを捕まえて魔法を解いてもらうが、ダーリンの余計なひと言で怒ったエンドラはダーリンを豚児に変えて屋根の上の飛ばしてしまう。
ちょっと仕事のことで迷ったくらいで、エンドラも優柔不断になる魔法をかけるなんて、ちょっとひどいですね。
いつもおせっかいなグラディスさんですが、今回はダーリンの異変をサマンサにいち早く知らせてくれたからこそ、エンドラのいたずらだと気づけたのがよかったです。
クライアントもすっきりはっきりしない説明だと、やはり自社の宣伝を任せていいかどうか不安になるのも当然です。
コロコロ態度を変えるのはラリーの十八番ですが、今回ばかりは大佐の機嫌を取ってダーリンの家まで連れて来ることができたのは素晴らしかったです。
いつも通りサマンサの内助の功でダーリンのピンチが救われましたが、いつも以上に苦し紛れのアイデアだった気がします。
ゲスト
ブリンガム大佐 – ハーブ・エデルマン
ハガサおばさん – イザベル・マクロスキー
ベティ – アン・ドラン
DATA
原題:This Little Piggie
放送日:1971/2/25
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:エド・ジュリスト
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