奥さまは魔女 シーズン8 第21話~第24話 あらすじ・感想

第21話 ワシントン騒動記(前編)

あらすじ・感想

タバサが学校の宿題で、ジョージ・ワシントン大統領のことを勉強している。サマンサはパパの大事な宝物だと、ワシントンのベルトの留め金とボタンをタバサに見せて説明する。

学校にどうしてもこれらを持って行きたいとタバサは言うが、サマンサはとても貴重なものだからダメだと断られてしまう。サマンサが下に降りエスメラルダがタバサからこの話を聞いて、本の中のワシントンの留め金とボタンを魔法で出してあげることに。

しかし、ワシントンその人がやって来てしまう。エスメラルダが大慌てでサマンサに説明し、ダーリンは会社へ。サマンサがお茶を入れているすきにジョージは外出してしまう。

公園を散歩したり公共の場で人々を集めて演説を始めていた。騒ぎを聞きつけて警官がやって来るとジョージは憲法を持ち出して訴えるが、警官に逮捕されてしまう。2000ドルの保釈金を払い4週間後に裁判を受けることになり、ジョージはスティーブンス家に戻って来る。


エスメラルダはいつも魔法で失敗してしまいますが、決して悪気があったわけではないということろが責められない点ですね。
タバサの望みをかなえてあげようと好意でやったことですし、サマンサもそれがわかっているからエスメラルダを叱ったりしなかったのでしょう。

でも、魔法の成功率が3%というのは、いくら何でも低すぎですね。
それなのに魔法を使おうとするエスメラルダの勇気も大したものです。

割と勉強になる内容でしたし、コメディに大事なことをさりげなく盛り込んでいた点が素敵でした。
今度は奥さんのマーサまでやって来てしまいましたから、どんなトラブルを起こすのか楽しみです。

ゲスト

ジョージ・ワシントン – ウィル・ギア
マーサ・ワシントン – ジェーン・コンネル

DATA

原題:George Washington Zapped Here (Part 1)
放送日:1972/2/19
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:マイケル・モリス

第22話 ワシントン騒動記(後編)

あらすじ・感想

妻マーサと共にスティーブンス家に戻って来たジョージ・ワシントン。ダーリンはイライラし始めて、エスメラルダは姿を消してしまう。

ジョージはダーリン達のために裁判に出ると言っていて、サマンサはマーサに食器洗い機などの説明をするが、体を動かして家事をする方がいいと言っている。

翌朝、ラリーがダーリンを迎えに来てワシントン夫妻と対面し、洗濯機の宣伝に出てくれないかと頼み込み、ダーリン達が反対する中、ジョージはOKしてしまう。

クライアントの前で打ち合わせをしていると、何タイプもある洗濯機にジョージが疑問を示し、宣伝に出るのを拒否。どの洗濯機も性能は変わらないとダーリンが説明すると、正直者のジョージは1番ではないから嘘は付けないと帰ってしまう。

いよいよ裁判に出向くことになり、ジョージはサマンサの弁護の元、巡査の主張を次々と打ち砕いていく。


マーサまで現代にやって来てもっとドタバタ騒動が起きると思いましたが、心が温かくなるような展開でした。
ラリーはいつもの調子でジョージを宣伝に出そうとしましたが、すぐにジョージはラリーがお調子者だと見抜き、自分の意見を貫き通しましたね。

裁判でもサマンサとジョージが協力して判事の心をつかみ、見事に無罪を勝ち取りました。
10人くらいでは集会とは言えないとか、剣は儀式用で逮捕から身を守るためのものだなど、サマンサの主張は正当なものでした。

サマンサの魔法で裁判はいくらでも乗り切れそうでしたが、魔法を使わず言論の自由や正しい主張で乗り切ったのがスゴいところです。
歴史上の人物が出て来るエピソードはいくつかありましたが、一番きれいにまとまっていましたね。

ゲスト

ジョージ・ワシントン – ウィル・ギア
マーサ・ワシントン – ジェーン・コンネル
ジャミソン – ジャック・コリンズ
アームストロング判事 – ハーブ・ヴォランド
クランドール巡査 – ジョン・ガーウッド

DATA

原題:George Washington Zapped Here (Part 2)
放送日:1972/2/26
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:マイケル・モリス

第23話 タバサは天才

あらすじ・感想

タバサは2年に進級するためのテストを受けることに。タバサを心配したエンドラが部屋に行ってみると、浮かない顔をしていた。
そこで、エンドラはタバサがテストに合格できるように、魔法で頭を良くしてしまう。

テストが始まり、わずか30秒でタバサは問題を解いてしまい、担任の先生もビックリしていて、全て正解だった。天才だと先生が騒ぎ始め、サマンサとタバサと共に校長先生のところへ。

サマンサは大慌てでタバサは普通の子だと説明するが、校長先生の前で難しい足し算を暗算で答えたり、校長室の絵がダビンチのものではないなど、天才ぶりを発揮してしまう。

先生はタバサを学術誌に出したいとサマンサの自宅までやって来るが、サマンサは丁重にお断りする。先生が庭をのぞいていると、タバサがアダム相手に魔法を使っているところを目撃してしまう。


エンドラの魔法とサマンサの魔女告白の2段構えのエピソードでした。
タバサが落ち込んでいて自信がなさそうな様子でしたから、エンドラはおばあちゃんとしてタバサがテストに合格できるように魔法をかけてしまったのでしょう。

天才タバサのドタバタで話を引っ張りすぎていたら、いつものパターンでちょっとマンネリだなと感じていたかもしれません。
先生がタバサの魔法を偶然見てしまい、サマンサが魔女だと先生をちょっと脅かしたのは胸がスカっとしました。

グラディスさん以上におせっかい焼きの先生ですから、サマンサもちょっとお灸を据えたかったのでしょう。
サマンサの解決法はなかなか良かったですが、担任の先生は全然納得しておらず、渋々謝った感じでしたね。

タバサがどうして天才だったのかは上手くごまかされてしまって、あの後、校長先生もタバサに触れなかったのが意外です。

ゲスト

ローランド – チャールズ・レイン
ピーボディ – モーディ・ビケット

DATA

原題:School Days, School Daze
放送日:1972/3/4
監督:リチャード・マイケルズ
脚本:マイケル・モリス

第24話 内助の功は魔法の功

あらすじ・感想

ダーリンはクライアントのベンソン氏のベッド・マットレスの広告を担当しているが、スランプで納得できるものができずにいる。サマンサがアイデアを出してダーリンの下書きに手を加るが、ダーリンは魔法を使ったとサマンサに文句を言ってしまう。

ダーリンが出社してラリーとベンソンさんの前で仕上げた広告をプレゼンするが、平凡でつまらないと酷評される。サマンサの下書きは使わず、改めて作り直したいとベンソンさんに提案する。

帰宅したダーリンは相変わらずサマンサが魔法を使ったと責めていて、頭に来たサマンサは透明になって姿が見えなくなってしまう。翌朝になってもサマンサは透明のままで、寝不足でイライラしながらダーリンは会社へ。

ラリーはサマンサが手を加えた下書きがいいと言いやって来たベンソンさんに見せるが、ひねりは効いているが、パッっとしないとあまり気に入らない様子だった。その頃、サマンサはエンドラに誘われて、クラウド9のクラブでのんびりしている。


サマンサが魔法を使った、使わないの夫婦ゲンカは、スティーブンス家では定期的に起こりますね。
ダーリンがサマンサを信頼できずについ責めてしまう気持ちもわかりますが、8年も連れ添っている夫婦ですから、そろそろ信じてあげてほしいです。

今回はエンドラが出しゃばって余計なことをしませんでしたから、そう大事にはいたりませんでした。
娘夫婦を別れさせるいい機会だと、いつもなら何か仕掛けていたことでしょう。

離婚しろと言いながらも娘を気晴らしに連れて行ってあげて、やっぱり母として娘が傷ついているのを見かねてのことだと思います。
時にはこんな風に夫婦愛が試されたり、夫婦ゲンカになってしまうこともありますね。

ゲスト

ベンソン – J・エドワード・マッキンリー

DATA

原題:A Good Turn Never Goes Unpunished
放送日:1972/3/11
監督:アーネスト・ロッソ
脚本:バーニー・カーン

奥さまは魔女

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