BONES/ボーンズ、シーズン10の7話から9話のあらすじと感想です。
8話の被害者はカムがファンだったパズル作家で、サイン本までもっています。ラボで骨を分析していたデイジーが破水し、いよいよ出産です。
9話はオーブリーとブレナンの初コンビで捜査に挑みます。治験を終えたウェンデルに恋の予感も!
第7話 マネーゲームの末路
公園の回転遊具の下から遺体が発見される。被害者は大金を動かすヘッジファンド会社で働いていた。被害者の隠された一面が暴かれていく。オーブリーはいつも以上に事件に入れ込んでいて、ブースは心配になる。クリスティンが罵り言葉を使いブレナンはあまり気に留めていないが、ブースは重要視する。
あらすじ
子供達が公園の回転遊具で遊ぼうとするが遊具が回らず、父親達が力づくで回そうとすると頭蓋骨が飛び出て来る。
クリスティンが罵り言葉を使っていてブースは心配しているが、ブレナンはあまり気にしていないらしい。
ラボではブレナンとオリバーが骨を分析中。ブレナンは年齢の特定は難しいと言うが、オリバーは20代後半だと気づく。カミールは組織の変色具合から、死後2日から2日半だと死亡時期を特定する。
被害者の歯にはセラミックのかぶせ物があり、金持ちだったらしい。
オリバーはブレナンを抜いて法人類学界のトップになる宣言する。
頭蓋骨の損傷が激しく、この状態ではさすがのアンジェラも復顔できない。ブレナンは死因特定のために頭蓋骨が必要でカミールも身元の特定のために必要だと、頭蓋骨の取り合いになってしまう。
カミールは見つかった顔の組織を頭蓋骨に張り付けていき、アンジェラはデータをコンピュータに入れて損傷した部分は補完して復顔に成功する。被害者はトビー・ワクリンだとデータベースで引っ掛かり、妻が失踪届を出していた。
ブースとオーブリーは被害者の妻アニーから事情を聴きたいが、夫の死を知ったアニーはパニックになっている。ブースが深呼吸するようにすすめてようやく落ち着き、トビーは証券会社のトレーダーだったとのこと。
ブースとオーブリーは被害者が働いていた証券会社へ。トビーは高頻度取引の主任だったと、社長のメイソンは語る。トビーは最近、会社に損をさせている。メイソンはそれ以上にトビーは稼いでいたから、殺したりしないとのこと。
トビーの損失で被害をこうむった従業員の1人がエリス。ブース達は社長室から彼を見ると短気な性格らしく、怒って物を投げる姿を目撃する。
ブースとオーブリーがエリスを尋問する。エリスは損をして腹が立ったが、チームには必要な人材だったと話す。
ブースはエリスがバスケットチームの指輪をしているのに気づき、過去の試合で審判を殴ったことを持ち出す。試合中でテンションが上がっていただけだとエリスは反論する。
感想
今回はちょっとグロい場面が多かったですね。
カムが頭蓋骨に鼻や耳を張り付けていく工程や、光彩が必要で目に生理食塩水を入れて目が膨らんだ状態など、かなり生々しかったです。
昔はアンジェラもこんなグロいのを見たら顔をしかめてその場を去って行ったりしていたのに、テキパキと仕事をこなしていて成長しています。
ブレナンvsオリバーの戦いはブレナンの勝利で、オリバーがブレナンを越えるのはまだまだ先になりそうです。
IQが高くて自分はデキると自信満々だけど、ブレナンが鼻をへし折ってくれてすっきりしました。
オーブリーの過去が明かされました。
父親が犯罪者で家族を捨てて逃げ、まさにブレナンと同じ境遇ですね。
オーブリーとブレナンがバーで2人で飲むという異色の組み合わせだったけど、ブレナンがオーブリーにかけた言葉でオーブリーの心も少しは楽になったみたいですね。
ゲスト
メイソン・バーンズ – ギル・ベローズ
ブレア・エリス – ラモニカ・ギャレット
アニー・ワクリン – シャーリーン・アモイア
デレク・カプラン – アダム・バートリー
マッケンジー・サロウェイ – リサ・ダッツ
デール – ジェイミソン・ハー
ウェイン – ドリュー・ウィックス
スコッティ – オーガスト・マトゥーロ
DATA
原題:The Money Maker on the Merry-Go-Round
放送日:2014/11/13
監督:マイケル・ラング
脚本:キース・フォーグルソング
第8話 消されたパズルマスター
水圧破砕場のピットから遺体が発見される。被害者は有名なパズル作家で、容疑者らしき人物が何人か浮上する。事件は思った以上に難解で、被害者の隠された秘密が明かされていく。
あらすじ
出産間近のデイジーはみんなにもうすぐ遺体が届くと伝える。デイジーの言動はいやに落ち着いていてドゥーラのサポートによる影響らしいが、カミール達は心配している。
水圧破砕現場で見つかった遺体と1時間前の遺体の画像とでは大きく違っていて、酸によって組織がどんどん溶けている。ジャックが現場の水を調べると塩酸が加えられていて、組織などの破壊を止めようと重曹を入れる。
被害者の頭蓋骨は一部プラスチックポリマーで、頭部に怪我を負って手術したのだろう。国内でこのような手術を受けた例は2件だけだった。身元はすぐに判明し、パズル作家のローレンス・ブルックス。カミールは彼のファンで、サイン入りのパズル本を持っている。
ブルックスの妻エミリアは失踪届を出しておらず、夫はどこかでパズルを作っているものだと思っていたらしい。
アンジェラは被害者のギブスに書かれた文字をコンピュータで復元する。カミールは被害者の筆跡でないものを見分け、パズルの鍵のようだが何か意味深だった。
ブースとオーブリーはブルックスの助手だったアレクシスの所へ。ブルックス宛に脅すような留守電メッセージが残されていて、誰からかわからないとのこと。同じ頃、ストーカーらしき男がブルックスを訪ねて来たと語る。
ジャックとデイジーは実験し、ブルックスがピットに落とされた正確な時刻を割り出す。
アレクシスの協力で似顔絵を作り、その男エモリーを事情聴取に呼ぶことに。彼はブルックスのファンで2年間も彼について調べていて、本を書くつもりだった。
エモリーの声は留守電の声とは一致しない。彼が言うには、ライバルのパズル作家だったマッキーオンが怪しいとのこと。
デイジーは被害者の骨の状態を調べ、骨密度が異常に低いとブレナンに報告する。
アンジェラはデイジーの検診に付き添って行き、デイジーはアンジェラをドゥーラに紹介する。ドゥーラはエネルギーが混じったら困ると言い、結局、アンジェラは病室には入らず待合室で待つことに。
感想
デイジー出産回。
子供部屋は子供に決めさせるとか、ブレナンからもらったおもちゃのどれを使うかは子供が決めるなど、不可解なことを言っていましたね。
どうやらデイジーはドゥーラの指示を全面的に守っていて、かなりスピリチュアルに傾いていました。
ブレナンが「デイジーは痛みに弱くて、歯医者の治療でも全身麻酔をしていたほどだ」みたいなことを言っていたけど、いざ陣痛の痛みに耐え切れず、ドゥーラを追い出して現代的な出産を選びました。
スイーツがいなくて子供を1人で産んで1人で育てると考えた時、スピリチュアルな物に頼りたくなったのかもしれないですね。
家族同然の愛する仲間達に囲まれて、元気な男の子が生まれて良かったです。
デイジーの悲鳴を聞いて、隙あらばこの場から逃げ出そうとしていたブースがちょっとかわいかったです。
ゲスト
エモリー・スチュワート – ショーン・マークウェット
アレクシス・シーマン – アリソン・ヘイスリップ
ヴァレンティナ – ミンディ・コーン
エミリア・ブルックス – デボン・エイヤー
ドナルド・マッキーオン – サム・ロイド
リッチー・ウィリアムス – ジャック・トパリアン
DATA
原題:The Puzzler in the Pit
放送日:2014/11/20
監督:チャド・ロウ
脚本:エケチ・オコロ・キャロル
第9話 刻まれた教授
チームは心理学の大学教授のバラバラ死体を捜査する。殺人の動機は被害者が行っていた実験にあると見られる。ブースは交通違反の講習で捜査できず、ブレナンはオーブリーと初めてコンビを組むことに。
あらすじ
ブレナン達はバラバラ死体の数本の骨のみを分析し、わかる情報をまとめている。カミールがDNAで被害者を特定しようとしたが、データベースでは引っ掛からなかった。
ブースは交通違反の切符がたまり講習を受けていて、終わるまでは捜査することはできない。今回はオーブリーがラボの仲間達やブレナンと組んで捜査することに。
アンジェラは今までに遺体が見つかったゴミ箱の情報を元に捜索範囲を割り出し、ブレナンや仲間達、オーブリーも現場へ。片っ端からゴミ箱をひっくり返して調べるが遺体は見つかっていない。
2人組の中学生がゴミ箱を並べ、カートに乗ってゴミ箱に突っ込むというバズりそうな動画を撮影している。ブレナン達がやって来た時ちょうどカートがゴミ箱にぶつかり、ブレナンの手に頭蓋骨が降って来る。
ラボには他のゴミ箱から見つかった骨も届く。骨の切り口から見て、電動ノコギリでバラバラにされたと見られる。
アンジェラの復顔からデータベースを検索し、被害者の身元がやっとわかる。心理学の大学教授ランダル・フェアバンクスで、長期休暇を取っていたため捜索願が出ていなかった。
ブレナンとオーブリーが教授の自宅へ行って辺りを捜索し、色の違うアジサイがあり殺害現場は自宅だとわかる。ガレージにも血痕の跡があり、戸棚の中から教授の飼い猫スキナーを見つけて保護する。
お隣の家の鳥用巣箱にカメラが設置されていて、証拠として押収することに。近所の人達は教授の家から、女性の叫び声がするのを時々聞いていたとのこと。教授はある種の心理学的実験を行っていて、声は教授の助手タビサのものだった。
実験の被験者となった生徒の中から、アンジェラは教授を恨んでいた人物アレックスを探し当てる。彼は精神科にも入院していたことがあり、教授に何度も脅しのメールを送っている。
オーブリーがアレックスを呼んで尋問する。アレックスは教授の実験で人生を破壊されて恨んではいたが、殺してはいないとのこと。
ブレナンは被害者の顎の骨の一部が違っているのを見つけ、アメリカではあまり行われない治療を受けたことに気づく。被害者は2年前、元院生ヴィクトリアとブラジル旅行に行って怪我をし、治療していた。
感想
ブースは直接捜査に参加できず、オーブリーがブレナンやスクインツ達との相性を試されるエピソードでした。
ブレナンが憶測を嫌い事実しか見ないことなど、短時間でオーブリーはブレナンの特性を理解していて、飲み込みが早くてかなり優秀でしたね。
アジサイの色の変化から死亡時期を特定すればいいなど科学的なアイデアを出したりして、ジャックにも気に入ってもらえたみたいで良かったです。
最後にはブレナンと共有していた情報からお互いに犯人に行きつき、盛り上がっていたのが楽しそうでしたね。
ウェンデルの治験が無事に終わり、積極的な看護師アンディと急接近です。
最初は楽しそうだったウェンデルだけどアンディからの連絡を避けていたから、アンディの押しが強すぎたせい?って思ったら違いました。
自分の病気のせいで誰かと親密な関係になるのを恐れていたんですね。
アンディの説得のおかげで素敵な出会いをふいにせずにすんだし、ウェンデルには幸せになってほしいですね。
ゲスト
アンディ・ロバーツ – シャリータ・グラント
フランシー・フォン・マーテンス – ミリアム・フリン
タビサ・コールマン – シャンナ・コリン
ヴィクトリア・アンドリュース – チャスティティ・ドットソン
アレックス・ヘック – グラント・ハーヴェイ
バーバラ・ハントリー – レヴァ・ローズ
ルース・ワーニック – メアリー・ギリス
ヘンリー – ブレイデン・フィッツジェラルド
ライリー – ダラス・リュー
ランダル・フェアバンクス – デヴィッド・L・キング
DATA
原題:The Mutilation of the Master Manipulator
放送日:2014/12/4
監督:ティム・ソーサム
脚本:ヒラリー・ワイズマン・グレアム
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