BONES/ボーンズ、シーズン1第4話「クマの中に残された証拠」のあらすじと感想です。
ワシントン州でクマの遺体から見つかった人の手の写真から鑑定を頼まれたブレナンは、若い男性のもので、ノコギリで切られた跡があると分析します。
あらすじ
現地で調査を進める必要があり、ブースと共にブレナンも現地へ出張することに。町では手術などで腕を切断した者はおらず、行方不明になっているのは観光客の女性だけだった。
森の中を歩きながら手がかりを探しているとクマの糞を発見して研究所へ送り、ジャックの分析で死亡時期を特定することができた。また、ザックの調査で骨に歯型がついていて、ブレナンは画像を見て人の歯だと断定し、町の医師にプリオン病にかかったものはいないかと聞くが該当者はいなかった。
糞の中から人の皮膚が発見され、アンジェラはタトゥーを再現して被害者はアダム・ランガーだと判明し、レンジャーになりたいとシャーマンの指導を受けていた。
シャーマンに話を聞きに行くと急に逃げ出して、ブースが後を追うが懐中電灯の電池が切れて引き返す。冷凍庫から謎の肉が見つかり、ラボへ送って何の肉か確認してもらうことに。
雑感
ブースとブレナンはオフィスとラボを飛び出して、のどかで小さな田舎町へ初出張です。
バックには大きな山がそびえていて、本当に景色がきれいな場所ですね。
この町には若い女性が少ないせいか、ブレナンはモテモテ!
バーでダンスしてターンするたびにお相手が変わり、宅急便のチャーリー、保安官、地元の医師とみんなの注目の的だったけど、本人はうんざりって感じでしたね。
ちょっと暇ができたから楽しもうと思ってバーに来たのに事件のことばかり聞かれたのでは、楽しむ気分じゃなくなってしまいます。
そんなブレナンの気持ちを察して、彼女を守るかのようなブースはナイト役としてぴったりでした。
どこに行ってもブースとブレナンは相変わらずで、テンポがよくてユーモラスな会話も楽しめたし、さらにコンビとしての仲も深まったかな。
ブースは出張にも慣れているからいつも通りに怪しげな人を揺さぶって話を聞いて、ブレナンやスクインツ達の分析に基づいて捜査を進めていました。
シャーマンを追いかけて行って捕まえられなかったのがすごく悔しかったのか、しきりに電池切れのせいだと言い訳していたのがかわいかったです。
ジャックとザックの関係は兄と弟みたいで、いつも楽しいです。
今回は、ホットな宅配便配達のお姉さんの取り合いです。
ジャックはザックよりも女性の扱いに慣れていて、ジョークで笑わせてポイント稼ぎ。
ザックは素直におしゃべりして、キュートなかわいさで勝負していました。
最後に勝負をかけて2人でお姉さんに選んでもらおうとするけど、結局、お姉さんが選んだのはアンジェラで、そうきたか!とひねりが効いていて楽しかったです。
事件の方はカニバリズムを扱っていてかなりグロい展開になってもおかしくなかったけど、軽いタッチに仕上がっていました。
事件そのものよりもブースとブレナンがいつもじゃない環境で、事件を解決していく過程を楽しむエピソードというという感じ。
ストーンヘンジが出てきてグッドマン所長も活躍できたし、タトゥーを再現したアンジェラはいつもながらお見事でした。
ブレナンも念願の銃を持たせてもらえましたが、今回は出番がなくて残念でした。
まさか、犯人をバコーンとおまるで殴るとは思わなかったです。
サイコ野郎の言い分は聞けば聞くほど不快になるし、しゃべらせるだけ時間のムダですからね。
ブレナンがバコーンとやってくれたおかげで、気分もすっきり爽快でした。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
ブースと一緒にワシントン州にある小さな町へ。
死んだ熊が食べた手の分析を行い、被害者を特定する。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
ブレナンと共に捜査を進める。
パークレンジャーに逃げられ、借りた懐中電灯が切れたせいだと言い訳している。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
ブレナンから送られた熊の糞を分析。
見つかった物質や微粒子から、被害者が殺された周辺の環境を報告する。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
皮膚に掘られたタトゥーの断片をコンピュータで分析。
ザックが難航していた凶器特定のアシストをする。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
美人の宅配便係に夢中になる。
ジャックとどちらが気に入られているか競争する。
■ ダニエル・グッドマン – ジョナサン・アダムズ
FBIの要請で、ブレナンが現地に行く許可を与える。
考古学の知識で、ストーンヘンジの意味を解読。
■ アンドリュー・リグビー医師 – アレックス・カーター
町の医師。
ブレナンの検視のアシストをする。
■ デニス・ランドール医師 – マルグリット・マッキンタイア
町の獣医。
ブレナンに町中の男性の人気を奪われ嫉妬する。
■ シャーマン・リバース – スティーヴ・リーヴス
先住民のパークレンジャー。
保安官、ブース、ブレナンが聞き込みに来て、森の中へ逃げる。
■ チャーリー – ラスティ・ジョイナー
町の宅配便屋。
ブレナンの小説の読者で、ブレナンに気がある。
■ クリス・スカッター保安官 – トム・キーシェ
ブース達の捜査に協力する。
初対面でブースには不愛想だったが、ブレナンが現れて急に好意的になる。
■ トニ – K・D・オーバート
研究所に荷物を届ける宅配便屋。
ジャックとザックに気に入られるが、彼女が選んだのはアンジェラだった。
■ アダム – マイク・ガンサー
熊のお腹から見つかった腕の持ち主で、殺人の被害者。
パークレンジャーになりたいと、シャーマンの所へ時々来ていた。
作品データ
原題:The Man in the Bear
放送日:2005/11/1
監督:アラン・クローカー
脚本:ローラ・ヴォルナー
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