BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン1 第5話~第8話 あらすじ・感想

第5話 小さな死体

あらすじ・感想

大学で講演中のブレナンの元へブースがやって来て、郊外のモール近くの空き地に死体があるとの通報を受け捜査に連れ出されてしまう。ちょうど6歳の男の子チャーリー・サンダースが行方不明になっていて、その子の可能性が高いと見られていた。死体を発見してラボで身元確認を行いチャーリーに間違いないという結論に。

チャーリーの母マーガレットには実子チャーリーの他に里子のショーンとデビッドがいて、ブースは子供達のゲーム機を直して話を聞くと、チャーリーがいなくなったのは公園ではなくモールだと判明する。アンジェラがモールの監視カメラの映像からチャーリーを見つけ顔見知りの誰かに呼ばれて近づいていたが、ちょうど影になっていてチャーリーを呼んだ人物が誰なのかは解らない。

チャーリーの骨はもろくなっていて足の長さが左右違い遺伝的な病気だったことが解るが、マーガレットにはその症状が出ていないため実の母でないと断定する。マーガレットは正直にチャーリーが赤ちゃんの頃ドラッグ漬けの母親が亡くなり、密かに連れ去ったことを認めると誘拐罪で逮捕されてしまう。

アンジェラはモールの監視カメラ映像からショーウインドウのガラスに写った顔を分析し、チャーリーを呼んだのはショーンだと判明する。


子供の骨だとわかって、スクインツ全員がやるせなさを感じて仕事していたのが印象的でした。
ブレナンも子供の頃に里子だった経験がありショーンの気持ちを誰よりも理解していたからこそ、自分じゃなきゃ話は秘密は聞き出せないと名乗りを上げたのでしょう。

生きた人間は苦手なはずなのに、今回はブレナンが見事にショーンの心をつかみ、誰がチャーリーを連れ去ったのか聞きだしてくれました。
同じ思いをしたことがあるブレナンじゃなければ、ショーンも真実を言わなかったでしょう。

アーティストでグロテスクな遺体が苦手なアンジェラが、とうとうラボを辞めたいという気持ちが強くなっている中、ナイスな所長のアドバイスで考え直してくれてよかったです。
こういう所長の包容力があって部下思いなところは素敵です。

ゲスト

ショーン・クック – ポール・ブッチャー
デビッド・クック – エヴァン・エリンソン
マーガレット・サンダース – ナターシャ・ロイ
サラ・ジョンストン – ミシェル・アン・ジョンソン
カイル・ヘニング – ポール・パードゥッチ
エリー・ネルソン – キャスリーン・M・ダーシー
スカイラー・ネルソン – マクシミリアン・ローグ
エドワード・ネルソン – グレッグ・ラフェルソン

DATA

原題:A Boy in a Bush
放送日:2005/11/8
監督:ジーザス・トレヴィーノ
脚本:スティーブ・ブラックマン、グレッグ・ボール

第6話 壁の中の逃走

あらすじ・感想

ブレナンは無理やりアンジェラに誘われてクラブへ行くが周りの客を怒らせるようなことを言ってトラブルになり、絡んできた男に蹴りを入れ男は壁をぶち破ってしまう。壁の中から覚せい剤がクラブ中に舞い散り壁の中には干からびたミイラのような死体があった。すぐにブースに連絡して来てもらうが、ブレナンもアンジェラも薬のせいでハイになっていた。

ブレナンはラボに戻ってすぐに身元調査を行い指紋からクラブの人気DJマウントだと判明し、死因は壁から出た薬と同じもので窒息死したものと見られる。ザックは頭蓋骨に小さな陥没を見つけるが原因は今のところ不明だった。

ブレナンはザックを連れて現場の壁の中を調べると、壁の側面に血の跡がありヘソピアスが落ちていた。ヘソピアスの持ち主はDJマウントの恋人イヴで、マウントが死んだのと同じ頃から姿を消していた。

クラブのオーナーの話ではマウントは別のDJルールズと仲が悪かったらしく、ブースとブレナンはルールズに話を聞きに行くことに。イヴはマウントのライバルDJルールズの元恋人でルールズとマウントは何かと対立しいていたが、ルールズは昔の怪我で手首を満足に動かせない状態だった。


ブレナンのクラブでの暴れっぷりから死体が発見され、薬でハイになったブレナンはかなり弾けていました。
ミイラに大喜びして色々と説明したり、テッサにまでミイラ見る?なんて勧めていました。
ラボで正気に戻ってからのテンションの違いが面白かったです。

冒頭の遺体の身元を調べるためにミイラを水で戻して、皮膚をはいで手袋みたいにしていたのにはギョっとしました。
ブースも目を背けていましたが、わざわざ手にはめなくても指紋が取れそうでしたけど、やる必要があったんでしょうか。

ブースとテッサの関係危うし?ですね。
アンジェラの入れ知恵で2人で旅行するのにビビってしまって、せっかくの休暇がキャンセルになったらしく、ブースはちょっぴりさみしそうでした。
それもこれも、アンジェラのおせっかいのせいで、ブースとブレナンをくっ付ける気マンマンです。

ゲスト

オークス捜査官 – モリス・チェストナット
ランダル・ホール – ボキーム・ウッドバイン
テッサ・ジャンコウ – アン・デュデック
ルールズ – チャールズ・ダックワース
ジョージ・ウォーレン – ラズ・アロンソ
テイラー – ロバート・ゴセット
ファースト捜査官 – ジョン・スターリング・カーター
マギー・マックレガー – キャシー・バイロン
イヴ・ウォーレン – エイプリル・ウィーデン

DATA

原題:The Man in the Wall
放送日:2005/11/15
監督:ターニャ・マキアナン
脚本:エリザベス・ベンジャミン

第7話 32時間の命

あらすじ・感想

32時間後に死刑執行が行われる死刑囚ハワード・エプスの弁護士がブースを訪ねて来て、彼はずっと無実を訴えていて証拠の見直しをして欲しいと頼みに来る。17歳の少女エイプリル・ライトが夜中に頭を殴られて殺され、駐車場で遺体が発見された7年前の事件で、ブースが担当していた。

裁判では証拠として採用されなかった陰毛があり、ブースはエプスが犯人だと思っているが捜査に疑問が残る点があると感じていて、ブレナンに証拠の見直しを頼むことに。

ザックは現場写真を撮りに行き、裁判では電話番号だとされていた番号は別のもので、駐車スペースやゲートの入口、時間など、デートの待ち合わせの日時と場所だと気付く。死体発見現場と殺害場所は明らかに違っていてレントゲン写真の手の部分に異物があり、死体を発掘してラボで分析し直すことに。

ブースは被害者家族に説明しエイプリルは担当弁護士のデビッドの事務所でアルバイトしていて、陰毛の持ち主はデビッドだと疑っていた。新しい証拠が幾つか見つかりブースが押収したデビッドの下着から陰毛が証拠と一致し、被害者の頭蓋骨には微粒子が付着していて、沼地に生息する植物の花粉だとジャックは断定する。


32時間という時間の制限があったから、かなりスリリングな展開でした。
最初はのんびり虫を使って賭けをしていたジャックとザックでしたが、いったん仕事モードに入ると本領発揮とばかりにあれこれと当時の科学捜査のミスを指摘している手腕はさすがです。
ザックの記憶力のよさのおかげで数字を覚えていて、暗号をあっさり解いてしまったのも素晴らしかったです。

アンジェラはせっかくデートを楽しもうと素敵な男性をラボに連れて来たのに、死体が運び込まれて散々な結果になってしまいました。
その割にはヘコんでいなかったのが幸いです。

ブレナン達スクインツチームが次々に新しい手がかりを見つけては、新事実が発覚し、事件とどうつながっていくのかが見所でした。
それもこれも、正義感に燃える弁護士エイミーが発端で、ブースもブレナンも正義を貫こうとした結果ですね。
終盤のタイヤレバーを探す大掛かりな捜査と、エプスのずる賢い作戦には脱帽です。

ゲスト

エイミー・モートン – レイチェル・レフィブレ
ラリー・カーライル – マイケル・マンテル
デビッド・ロス – ジェフリー・ノードリング
ケン・ライト – デヴィッド・スターズィック
メアリー・ライト – ジョーン・マクマートリー
シド・シャビロ – ヘヴィ・D
ハワード・エプス – ヒース・フリーマン
コーエン判事 – マイケル・ロスハー
トロイ・プルイット – マーカス・アシュリー
エイプリル・ライト – ケンドラ・ローズ・モンターナ

DATA

原題:A Man on Death Row
放送日:2005/11/22
監督:デビッド・ジョーンズ
脚本:ノア・ホーリー

第8話 冷蔵庫に捨てられた少女

あらすじ・感想

ブレナンが学生だった頃の指導教官マイケル・スタイアーズ教授がラボに来て、普段は見せないような笑顔でボーンズは迎える。そこへブースが事件だと古い冷蔵庫を運んで来て、中には白骨化した死体が入っていた。

歯の治療記録から被害者の身元は19歳の女性マギー・シリングだと判明。親とは疎遠で11ヶ月前に身代金要求があったがその後は犯人からの連絡もなくなり、親はドラッグ漬けだった娘は家出したものと捜索願を出していなかった。

マギーの腕には疲労骨折の跡があり臓器からは致死量を超える鎮痛麻酔薬が発見され、骨がもろくなる病気にかかっていた。
有力な容疑者としてマギーが通っていた病院の元従業員コステロが浮かび上がる。ブレナンは家宅捜索で見つかった証拠からマギーは長期間手足を縛られて監禁されていて、コステロ夫妻は彼女を静かにさせておくために薬を与えていたと断定する。

マイケルは弁護側の専門家としてマギーの遺体をチェックしに来て、ブレナンの分析結果に数ヶ所ダメ出しをして彼女を怒らせてしまう。


ブレナンが学生の時ってどんな風だったのか、つい想像してしまいました。
今よりもひたむきでもっとトガっていて、ちょっぴり扱いにくかったのかもしれません。
そんなストレートで素直な部分にマイケルも引かれたのでしょう。

あまりブレナンには浮いた話がなかったですが、あれだけきれいなら周りの男性も放っておかなかったはずです。
普通の男性ではブレナンは扱えないだろうなと思っていたら、年上で包容力もあり知識も豊富な教授なら納得ですね。
指導教官と教え子の危険な関係を知って、ザックが自分とブレナンも…と想像していて、何度も周りに否定されているのが面白かったです。

マイケルが鑑定中にザック、ジャック、アンジェラとすごい形相でマイケルをにらんでいて、ブレナンを取られたくないという思いと、弁護側の敵めという思いがものすごくこもっていました。
いつもはけんかばかりして意見が合わないジャックとザックが結託して、マイケルが共通の敵だと認識してとブースにまで合図を送っていたのには笑いました。

ゲスト

マイケル・スタイアーズ – ジョシュ・ホプキンス
ニール・メレディス – マット・ロス
ジョイ・ディーバー – アリシア・コッポラ
アンドリュー・レビット検事 – レナード・ロバーツ
メアリー・コステロ – レイチェル・マイナー
スコット・コステロ – ロス・マッコール
オードリー・シリング – ケイト・マクニール
バラガン医師 – ルー・リチャーズ
ブライアン・シリング – キース・セロン=ライト
マギー・シリング – アマンダ・サッカニー
ラング判事 – パティ・ヤスタケ

DATA

原題:The Girl in the Fridge
放送日:2005/11/29
監督:サンフォード・ブックステイヴァー
脚本:ダナ・コーエン

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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