BONES/ボーンズ、シーズン1第12話「ヒーローの死」のあらすじと感想です。
路地裏でコスプレをした少年の死体が発見され、マスコミが押し寄せています。ブースの上司カレンは早く事件を解決するよう指示。ブースはブレナンに遺体の鑑定を依頼します。
あらすじ
遺体は損傷と腐敗が進んでいて体に強い衝撃が加わったものと見られ、屋根から落下したのか誰かに突き落とされたかしたようだった。
ラボで分析が進められザックが被害者は13歳から18歳の少年で、ジャックは被害者のバッグにあったのはマンガだと突き止める。脊髄辺りをナイフのようなもので刺されたのが原因で死亡し、犯人は自殺に見えるように屋根から突き落としたと断定する。
被害者の身元が解り、2ヶ月前に失踪届けが出されていた17歳のウォーレン・ギャラガーで、年齢の割には小柄だとブレナンはつぶやく。ウォーレンは自分でマンガを書いていてアンジェラが復元したマンガから、彼が死んだ時のコスチュームは「シチズン14」のヒーローのものだった。
ブースとブレナンはウォーレンが出入りしていたマンガ本屋へ行くと上でコスプレをした集団がいて、ウォーレンもそのメンバーだったが脱退したと聞かされる。その中の1人アビゲイルはウォーレンのことを心配していて、シチズン14でヒーローのパートナーのコスプレをしていて、ウォーレンとは友達だった。
雑感
グッドマン所長を始めとしてみんながマンガの中からウォーレンのパーソナリティを探ろうとし、事件解決の糸口をつかむことができました。
これも考古学者であり物語を大切にする所長だからこその観点で、上手く事件解決に生かされていました。
オタクっぽいザックがマンガを読んだことがないというのは意外でした。
ジャックが言っていたけど、スターウォーズやスタートレックなどのSFにはどっぷりだけど、漫画には手を出していなかったんですね。
事件きっかけでマンガを読み始めたら、すっかりハマってしまって大いに楽しんでいました。
天才ザックは短期間で何十冊も読破、自分なりの深すぎるほど深い考察をみんなに披露し、周りは少し迷惑していたかも。
ブレナンが仕事の説明をしている時もマンガのことを熱く語っていたし。
同時に2つのことをできるザックだから、ブレナンはとやかく言いませんでしたね。
そういえば、ウォーレンの部屋でブースも貴重なコミックを見つけてテンションが上がっていたけど、オタクじゃなくても男の子はコミックに夢中になるものなんですね。
ウォーレンが描いたマンガから、みんながあれこれと心理分析を進めて行って、それが形になって犯人逮捕につながった感じです。
所長はウォーレンの考え方や人となりをマンガから読み取っていたけど、どちらかというと考古学というよりも心理学に近かったように思います。
ウォーレンのアルバイト先にB&Bが行ってからの展開が早かったですね。
ブースがボーリング好きで自前っぽいユニフォームを着ていたし、マイボールまで持っているとは驚きです。
サッカーとか野球とか、屋外で体を動かすハードなスポーツが好きそうなイメージ。
凶器がレベリングナイフだったから、ストーリー的にブースをボーリング好きという設定にした感じですね。
アンジェラがシティズン14が使っている武器を映像で再現していたけど、今回に限っては2Dだったのはこだわり?
奥さんに暴力をふるうくらいだから、犯人は怒らせたら怖いヤツ。
犯人を追い詰めるとやっぱり反撃してきて、最近のお決まり通りあっさりブレナンに倒されてしまいました。
犯人を逮捕できてウォーレンが果たしたかった使命をブースやブレナン、スクインツ達で成し遂げることができましたね。
最後のアンジェラが描いていたウォーレンのマンガの続きが本当に素敵!
「ありがとう」とヒロインがシチズン14にお礼を言って、ウォーレンがやり残したことを全て完成させてあげることができました。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
脊髄を刃物で、ひと突きされたのが死因だと特定する。
小さな骨の欠片を削り、事件解決のヒントを得る。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
路地裏で発見された死体の分析にブレナン達を呼ぶ。
ボーリング好きで、捜査のついでにボーリングをしようとブレナンを誘う。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
被害者のバッグの中身はマンガ本だと報告する。
ザックが取り出した骨を見て、骨が溶けていると指摘する。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
マンガ本を復元する。
犯人の体格や被害者がどのように刺されたか、ホログラムで再現する。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
マンガを読んだことがない。
事件をきっかけにマンガにハマり、何十冊も読む。
■ ダニエル・グッドマン – ジョナサン・アダムズ
マンガの内容から、被害者の性質や心理などを分析する。
■ サム・カレン – ジョン・M・ジャクソン
ブースに早く事件を解決するよう指示。
■ テッド・マグルーダ – ジョン・メセ
被害者がバイトしていたボーリング場のオーナー。
■ ルーシー・マグルーダ – サラ・アルドリッチ
テッドの妻で、被害者はいい子だったとほめる。
■ ヘレン・グレンジャー – ジュディス・ホーグ
被害者の母。
■ ジョン・ケルトン – イヴァル・ブロガー
被害者の義理の父。
■ ステュー・エリス – アーロン・ポール
マンガ本屋のオーナー。
被害者が書いていたマンガの絵を担当。
■ ジェレミー・クズネツキー – ジョシュ・キートン
被害者が所属していたグループのメンバー。
■ アビゲイル・ジーニー – アドリアナ・リマ
グループのメンバー。
被害者の事が好きだったが、相手にされなかった。
■ シチズン14 – マイケル・ダン
被害者が書いていたマンガの主人公。
■ ウォーレン・ギャラガー – ジェームス・ライリー
事件の被害者で、17歳の少年。
■ ケリー・メイラ – スゼット・クラフト
■ スワイプ – フィネアス・イーガン
作品
原題:The Superhero in the Alley
放送日:2006/2/8
監督:ジェームズ・ホイットモア・Jr
脚本:エリザベス・ベンジャミン
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