BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン1 第21話~第22話 あらすじ・感想

第21話 英雄の秘密

あらすじ・感想

軍人墓地の英雄の墓の前で黒焦げになった焼死体が発見される。墓は元バスケット選手ケントのものでプロ入り直前にイラクへ行き、名誉の死を遂げ、もうすぐ1周年のセレモニーが開かれようとしていた。

戦争に抗議する者の仕業とも見られ、国防総省はジェファソニアン研究所に身元の確認を急かす連絡が入る。元軍人のブースは戦死者を汚す行為だと憤りを感じていて、感情をあらわにしている。

ジャックの分析で被害者は軍服を着ていて、アンジェラは似顔絵と歯の形状を軍のデータベースで照合し、ケントと同じ部隊にいたマーシャルだと身元を割り出す。耳の後ろに傷があり、被害者は自殺したのではなく耳の後ろを尖ったもので刺されたのが死因で、ブレナンはこれは殺人だと断定する。

復員病院に入院しているマーシャルと同じ部隊にいた元兵士に話を聞きに行くが、一度は退院して体調がよくなったがマーシャルの死で再入院し何かに怯えているようだった。軍にいる元指揮官の元へ行き報告書などに目を通すが不備が多く、ブレナンは大元となっているケントの墓を掘り起こして自分の目で真実を確かめることに。


軍人絡みの事件で、いつになくブースが熱くなっていて軍人に肩入れしていました。
いつもはブレナンが突っ走ってブースがなだめる役ですが、今回は立場が逆転し、ブレナンがなだめ役になっていました。
感情表現が下手でいつもストレートに物を言うブレナンですが、真実を追究しようとする気質があったからこそ、ブースの目を覚まさせて広い視野で捜査を進められたのだと思います。

ジャックがエキサイトしていてアンジェラ相手に言い合いをしていて、そんなことは気に留めずに淡々と仕事をしていたザックが素晴らしかったです。
よくザックはあんな状況で自分の考えをまとめられましたね。

事件は戦争から戻った帰還兵のゴタゴタだけにとどまらず、現地で起こったミスが原因だったという点が興味深かったです。
写真や遺体の痕跡など、証拠が不十分だった中から、非武装の一般家庭が襲われて、ケントが誤射で殺されたのを導き出したスクインツ達は本当に優秀です。
ブースも最後にはトラウマを信頼できる相棒に語ることができて、心の重荷をひとつ取り除けたのではないでしょうか。

ゲスト

ジミー・マーティン – オルディス・ホッジ
ウィリアム・フラー – マット・バタグリア
ピーター・レファーツ – カーク・B・R・ウォーラー
ハンク・ラトレル – ミッチ・ロングリー
ジョディ・キャンベル – ステイシー・ホーグ
マーシャル夫人 – モニー・マイケル
ティナ・ケント – シド・ストリットマター
ブラッドリー・ケント – エディ・アレン
キアラ・マーシャル – ジャスミン・マクニール
フィリップ・シーモア・ショア – リック・フィッツ

カレン・マーティン – エリカ・タゼル
サンダース捜査官 – アダム・リーバーマン
チャーリー・ケント – ジョン・バートン
デヴォン・マーシャル – ダリウス・コトレル

DATA

原題:The Soldier on the Grave
放送日:2006/5/10
監督:ジョナサン・ポンテル
脚本:スティーブン・ネイサン

第22話 マルコとポーロの再会

あらすじ・感想

裁判での証言が控えていてブースに急かされているブレナンにみんながあれこれと仕事を頼み、身元不明の頭蓋骨を復元したアンジェラのホログラムを見てブレナンは動揺する。遺留品を確認するとベルトのバックルがあり、子供の頃の記憶がよみがえったブレナンは頭蓋骨は母のものだと確信する。

ブースは今日の裁判でのブレナンの証言は無理だと連絡し、みんなに遺体はブレナンの母親だと伝える。所長はブレナンに家に帰って休むよう指示し、心配したブースが家まで訪ねて来てFBIが正式に捜査することになったと告げる。

ブースは裏でブレナンの両親について捜査を行い兄ラスと電話で話していて、死体の身元が判明しラスに会いに行って捜査に協力するよう要請する。

ジャックは遺体から厚紙を見つけてアンジェラに復元を頼むと映画のチケットで、ブレナンの母が失踪してから2年後に公開されたものだった。ブースはブレナン夫妻が1978年以前には存在せず偽名だとブレナンに伝え、さら彼女はショックを受ける。

ザックが頭蓋骨の内部が変色しているのを見つけ、何かで殴られ傷から少しずつ出血して死にいたったことが判明する。ブースはラスを連れて来るがブレナンは兄のことを受け入れられずに拒否し、冷たく接してしまう。

アンジェラはラスが見た不審人物の似顔絵を作り上げ、ラボには両親が失踪した当時の車が届き、新しい血痕が発見される。似顔絵と血痕のDNAから容疑者としてマクビカーという人物が浮上する。


シーズンファイナルらしいブレナンの失踪した両親に関わるエピソードでした。
母親の遺体が見つかっただけでもショックなのに、失踪してから2年も迎えに来てくれなくて、しかも両親が犯罪者だったとはさぞかしブレナンはショックだったでしょう。

こんな時だからこそ、ブースがナイトのように側にいてくれてとても心強かったはずです。
マクビカーにあることないこと言われて、「私はテンペラン・スブレナン、法医人類学者・・・」と必死に自分を冷静に保とうと涙ながらに繰り返していた姿がいたたまれなかったです。

今回のブレナンは何かとキツかったですが、ラスとの誤解が解けてマルコとポーロに戻れたのはせめてもの救いでした。
お兄さんのラスがブレナンの元を去った理由もはっきりしたし、少しずつラスとブレナンの距離がこれから縮まっていってくれればいいですね。

そして、ブレナン達の父親は生きているようで、探すなと連絡して来たところを見ると、ずっと姿を隠しながらラスやブレナンのことを見守っていたんでしょうね。
まだブレナンの家族には謎が隠されているようですから、次シーズンも見逃せません。

ゲスト

ヴィンス・マクビカー – パット・スキッパー
デヴィッド・シモンズ – コービー・ライアン・マクラフリン
キャリー・ワーナー – ディー・ウォレス

DATA

原題:The Woman in Limbo
放送日:2006/5/17
監督:ジーザス・トレビノ
脚本:ハート・ハンソン

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