BONES/ボーンズ、シーズン2第5話「嘘に溶けた真実」のあらすじと感想です。
建設現場の浴槽の中で溶けた死体が発見されブースとブレナンは現場へ。浴槽の中の薬品によって骨はどんどん溶ける一方なので、浴槽ごと研究所に運ぶことに。
あらすじ
大腿骨の人工関節が発見されるが、シリアルナンバーは溶けている。高齢者の骨かもしれないと思われたが、分析を進めると軽度の骨形成不完全症だと判明する。
この病気の患者は子供が多く大人のデータベースが存在しないため、子供に遺伝している可能性を考えて子供のデータベースから父親を探すことに。
ブースとブレナンが手分けして当たると2つの家族が該当し、家族から借りた写真には同じ男性ラリーが写っていた。
ブースは建設業者に話を聞きに行くと、アシスタントのクロエはラリーはいい人でみんなから好かれていたと語るが、責任者のピートは計画とは違う安い部品を使って金を浮かせ、8万ドルも損していると怒りをあらわにしている。
ブースとブレナンはまず1人目の妻ライラから話を聞くと、ラリーは電気技師で出張が多く週の半分は家を空けていたとのこと。
一通り話を聞いた後急ごしらえの休憩室へライラを案内し、もう1人の妻ゲイルを同じ部屋に入れて外から様子を探るが、2人はお互いの存在を知らないようだ。
ジャックはゴム手袋のカケラを見つけ、カミールが何とか指紋を取る。
ブースはライラとゲイルを呼んでそれぞれ指紋を取り、ラリーに2つの家族があったことを説明すると、妻達は口論を始める。
ブースに電話があり、どちらの妻の指紋もゴム手袋の指紋と一致しなかった。
カミールは頭蓋骨にV字型の傷を見つけザックに現場で傷と一致するものを見つけてくるよう指示する。
ザックは現場から、配電盤を持ち帰る。
また、バスタブの底から細かい銅の欠片が見つかり、バスタブの部品が溶けて落ちたものらしかった。
しかし、銅の粒と一致するものを探すが、該当するものはない。
ブースがやって来て銅の粒を見て、バードショットだと気づく。
雑感
溶けた死体はなかなかグロくて、くまでで骨をすくったり髪の毛がちょこっと残っている頭蓋骨の一部があったりと、映像的にかなりショッキングでした。
いつもは平気なブレナンでも「これはさすがに気持ち悪い」みたいなことを言っていたから、相当なもの。
あんなにドロドロに溶けた状態でも、色々と証拠が出て来るものなんですね。
ヘア用ハシやゴム手袋のカケラ、銅のカケラなど、どれも事件を解決するのに役立ってくれました。
事件も複雑で2つの家庭を持つ電気技師で、妻同士は全く知らないようでしたが実は知り合いだったというオチ。
即効で作った待合室での2人の妻たちは演技だったというわけで、2人ともかなりの演技力でちゃんと事前に打ち合わせしていたんでしょう。
さらに妊娠中の3人目の女性まで現れるし犯人は別の人物だったりで、かなり難解な事件でした。
ブースはいつから女たらしになったんでしょう。
元カノのレベッカと調子よくベッドインしたかと思ったら、今度はカミールですか。
冒頭とエンディングのブースの様子が全く同じで、女性だけ違ったのには笑いました。
レベッカが結婚しなかった理由がきちんとわかって、ブースは自分を責めなくてもすむようになったから心の重荷は多少取れたことでしょう。
おせっかいながらお膳立てしたブレナンでしたが、自分から人間関係に首を突っ込むようになったのはいい変化ですね。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
現場から、バスタブごとラボに運んでほしいと要求する。
社交術として、ブースとレベッカの関係をカミールに話す。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
パーカーの母で元恋人レベッカと関係を持つ。
取調室を改装して2人の妻を入れ、反応を見る。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
レベッカとのことを耳にし、ブースをからかう。
溶け残ったゴム手袋のカケラを見つけ、カミールに渡す。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
被害者の病気が子供に遺伝している可能性を示し、リストを作成する。
ザックが見つけた象牙を解明し、捜査に大きな進展を与える。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
バスタブの残留物の中から、象牙の物を発見する。
カミールの指示で、被害者のV字型の傷に合う物を現場へ探しに行く。
■ カミール・サローヤン タマラ・テイラー
バスタブから脂肪を取り出し、被害者の体格を割り出す。
ブースのゴシップをみんなに話す。
■ レベッカ・スティンソン – ジェシカ・キャプショー
パーカーの母でブースの元恋人。
ブレナンと話し、ブースに結婚しなかった理由を説明する。
■ チャーリー・バーンズ – ネイサン・ディーン
FBI捜査官。
■ ピート・バレロ – ブルース・ノジック
遺体が見つかった工事現場の責任者。
ラリーに工事費をだまし取られ、よく思っていない。
■ ゲイル・シーバー – メリンダ・マックグロウ
ブレナンが会いに行ったラリーの妻の1人。
FBIの偽待合室で泣いていて、ライラにティッシュをもらう。
■ レイ・シーバー – ブリッジャー・パーマー
ラリーとゲイルの息子。
■ ライラ・ターナー – スーザン・サンティアゴ
ブースが会いに行ったラリーの妻の1人。
FBIの偽待合室でコーヒーを手にし、泣いているゲイルにティッシュを渡す。
■ クロエ・ダニエルズ – ケリー・リン・プラット
ピートの会社の受付係。
被害者がラリーだと、ピートに報告する。
作品データ
原題:The Truth in the Lye
放送日:2006/9/27
監督:スティーヴン・デポール
脚本:スコット・ウィリアムズ
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