BONES/ボーンズ、シーズン2の5話から8話のあらすじと感想です。
6話は外交絡みで国務省まで関わって来る大規模な事件です。外交特権を盾に逃げ切ろうとする容疑者にチームはどう立ち向かっていくのでしょうか。
8話ではブースとブレナンの潜入捜査が見所です。
第5話 嘘に溶けた真実
建設現場の浴槽の中で溶けた死体が発見されブースとブレナンは現場へ。浴槽の中の薬品によって骨はどんどん溶ける一方なので、浴槽ごと研究所に運ぶことに。
あらすじ
大腿骨の人工関節が発見されるがシリアルナンバーは溶けていて、高齢者の骨かもしれないと思われたが、分析を進めると軽度の骨形成不完全症だと判明する。この病気の患者は子供が多く大人のデータベースが存在しないため、子供に遺伝している可能性を考えて子供のデータベースから父親を探すことに。
ブースとブレナンが手分けして当たると2つの家族が該当し、家族から借りた写真には同じ男性ラリーが写っていた。ブースとブレナンはまず1人目の妻ライラから話を聞くと、ラリーは電気技師で出張が多く週の半分は家を空けていたとのこと。
一通り話を聞いた後急ごしらえの休憩室へライラを案内し、もう1人の妻ゲイルを同じ部屋に入れて外から様子を探るが、2人はお互いの存在を知らないようだ。
カミールは頭蓋骨にV字型の傷を見つけザックに現場で傷と一致するものを見つけてくるよう指示する。また、バスタブの底から細かい銅の欠片が見つかり、バスタブの部品が溶けて落ちたものらしかった。
ブースは建設業者に話を聞きに行くと、アシスタントのクロエはラリーはいい人でみんなから好かれていたと語るが、責任者のピートは計画とは違う安い部品を使って金を浮かせ、8万ドルも損していると怒りをあらわにしている。
感想
溶けた死体はなかなかグロくて、くまでで骨をすくったり髪の毛がちょこっと残っている頭蓋骨の一部があったりと、映像的にかなりショッキングでした。
事件も複雑で2つの家庭を持つ電気技師で、妻同士は全く知らないようでしたが実は知り合いだったというオチでした。
即効で作った待合室での2人の妻たちは演技だったというわけで、2人ともかなりの演技力でちゃんと事前に打ち合わせしていたんでしょう。
さらに3人目まで現れるし犯人は別の人物だったりで、かなり難解な事件でした。
ブースはいつから女たらしになったんでしょう。
元カノのレベッカと調子よくベッドインしたかと思ったら、今度はカミールですか。
冒頭とエンディングのブースの様子が全く同じで、女性だけ違ったのには笑いました。
ただ、レベッカが結婚しなかった理由がきちんとわかって、ブースは自分を責めなくてもすむようになったから心の重荷は多少取れたことでしょう。
おせっかいながらお膳立てしたブレナンでしたが、自分から人間関係に首を突っ込むようになったのはいい変化ですね。
ゲスト
ゲイル・シーバー – メリンダ・マックグロウ
ライラ・ターナー – スーザン・サンティアゴ
クロエ・ダニエルズ – ケリー・リン・プラット
ピート・バレーラ – ブルース・ノジック
レベッカ・スティンソン – ジェシカ・キャプショー
レイ・シーバー – ブリッジャー・パーマー
DATA
原題:The Truth in the Lye
放送日:2006/9/27
監督:スティーヴン・デポール
脚本:スコット・ウィリアムズ
第6話 スイートルームの女
ブースとブレナンは爆発事件が起きたマイアミのホテルへ。死傷者が数名出ている中、身元不明の遺体が見つかる。
あらすじ
ブースとブレナンは高級ホテルの爆発現場に来ていて、麻薬対策会議後のパーティー中に爆破が起こったと国務省のラズウェルから聞かされる。被害者達はコロンビアの要人達で、企画者のドロレス法務官は幸いにも軽症ですみ病院で手当中だとのこと。
シャンデリアの上から出席者以外の死体が発見され、爆破元は隣の部屋で法務官が戦っている麻薬カルテルのテロ首謀者だと見られていた。ラボで分析が始められ、壁からペンキと爆破に使われる化学物質が発見される。
シャンデリアの上にあった死体は若いブロンド女性のもので、身体的特徴からウエイトレスだと解りアンジェラが顔を復元する。ドロレス法務官は女性の顔には見覚えがないと言っている。アンジェラが現場写真の分析を行っていると、爆破が起こった部屋では最初に火がつけられ壁際に人の影が浮かび上がって、直前までその場所にいたようで、身長183cmの男性だと割り出される。
歯型からウエイトレスの身元はリサ・ウィナカーだと判明し、同僚の話ではその日は非番だったのにバーに来て、若い男性と上に行き、相手の男性はドロレス法務官の息子アントニオだった。アントニオは外交特権を盾に何も語ろうとはせずすぐに釈放されてしまう。
感想
冒頭からブースが鼻歌なんか歌ったりして、何があったのかバレバレです。
エレベーターで一緒になったのがブレナンだったからバレずにすみましたが、嗅覚の鋭いアンジェラだったら一発でバレていたでしょう。
ブースもそれを自覚しているみたいで、カミールにアンジェラには気をつけろと言っていました。
ところが、一発目に気づいたのがジャックで、しかもアンジェラ自身に気づかせようと何も言わないところがイキです。
ボディタッチや2人のちょっとした会話からジャックは読み取ったんでしょう。
アンジェラにわざと言わなかったのは、秘密に気づいた時の楽しみがあるからなんでしょうね。
今回はジャックがキラっと光っていた話で、憧れの陰謀説をでっち上げて通報し、黒服につかまってうれしそうでした。
機密コードは以前チラっと話に出ていたところから聞いたんでしょうか。
毎度毎度、実験パートはとても楽しくて、ザックとジャックの息の合ったコンビがいつもやらかしてくれます。
綿密に計算して爆発を起こすはずでしたが、予想外に大規模だったようです。
顔を黒くして怪我はないと言って出てきた2人がやんちゃな子供みたいで、とてもかわいかったですね。
警報が鳴り響いてガラスにヒビが入ったりしていましたが、あの後ラボはちゃんと修理されたのでしょうか。
ゲスト
アレックス・ラズウェル – ダニー・ウッドバーン
ドロレス・ラモス – バーティラ・ダマス
ジル・ウィナカー – ローラ・リー・ヒューズ
アントニオ・ラモス – アンドレス・ロンドノ
ジュアン・ラモス – カルロス・ラカマラ
ローレンス・メルヴォイ – ジョン・カーサー
デニス – セリーナ・ヴィンセント
DATA
原題:The Girl in Suite 2103
放送日:2006/10/4
監督:カレン・ガヴィオラ
脚本:クリストファー・アンブローズ
第7話 幼きクイーンの悲劇
浄水場のろ過装置から10歳の少女の遺体が発見される。美少女コンテスト中に行方不明になっていたブリアナ・スワンソンで、いつもコンテストではトップだった。
あらすじ
歯は義歯やラミネート加工の跡があり髪の毛は脱色されていて、残留物から化粧をしていたことが判明する。アンジェラの復顔に加工された部分を加えると30歳くらいの見た目になり、データベースとの照合から、身元は美少女コンテスト中に行方不明になっていたブリアナ・スワンソンだった。
母親の話ではコンテスト中に少し目を離したすきにいなくなってしまい、元夫が怪しいと言っている。遺体から発見された物質は屋根ふき職人が使うものでブリアナの父は屋根ふき職人だったが、元妻が娘をミスコンの世界に入れてしまって元のかわいい娘に戻してやりたいと語り、ブースは夫はシロだと見ている。
ラボではブリアナの首とあごに外傷の跡があり、衣類からスチールが検出され、骨が矯正されていてコルセットで締めていて栄養失調の跡もあり、ニキビ予防や汗抑制用など薬を大量に飲んでいたことが解る。
ブリアナが通っていたダンス教室へ行き、ブレナンはブリアナがプライドが高く女王様気取りで欲しいものは何でも手に入れる子だったと聞く。ブースはミスコンの生徒の兄がこっそりレッスンをのぞいていて、つま先にスチールが付いた靴を履いているのを見つけて、彼から話をきくことに。
感想
子供のミスコン絡みの事件は犯罪捜査モノのドラマでは、たいてい1回は取り上げられているイメージです。
今回はそれいに異議を申し立てたブレナンはまさに適任で、みんなが思っていることを代弁してくれていました。
そんなブレナンがダンスレッスン場に行って子供たちの相手をしていたのには笑いました。
ブリアナが嫌われていたという情報を引き出せたのはよかったですが、大根足を知らなかったり、この年で女王を本能的にかぎ分けていると難しい骨の講釈を持ち出して語っていました。
聞いていた子供たちがわけがわからないブースみたいな顔をしていたのがまたかわいかったですね。
アンジェラがブレナンに恋の相談を持ちかけ、通りかかったカミールまで仲間に入って、女子トークで盛り上がっていました。
ブレナンも女子会に混ざれるような人並みの感覚を少しは身に付けてきたのでしょう。
結局、アンジェラは2人の意見を取り入れてジャックとデートして、上手くいったまではよかったです。
でも、同僚同士では上手くいかないと断ってしまったのは残念でした。
楽しいデートでジャックにさんざん希望を持たせた後に「友達でいましょう」はちょっと酷でしたね。
ゲスト
ジャッキー・スワンソン – カリ・ローシャ
クリスティン・ミッチェル – リサ・ソーンヒル
ジェレミー・ファレル – カイル・ガルナー
ドナ・ファレル – アマンダ・カーリン
ヘイリー・ファレル – グレイス・フルトン
シャーロット・クラフト – メアリー・ゴードン・マーレイ
デイヴ・スワンソン – ジェイソン・マシュー・スミス
リザ – アリエル・ウィンター
メーガン – マディソン・ダヴェンポート
ブリアナ・スワンソン – エメリカ・ロジャース
DATA
原題:The Girl with the Curl
放送日:2006/11/1
監督:トーマス・J・ライト
脚本:カリーヌ・ローゼンタール
第8話 砂漠に捨てられた女
ラスベガス郊外の砂漠で2つの遺体を発見する。捜査が進みカジノへの捜査で、ブースは昔のトラウマに直面することに。
あらすじ
ラスベガス郊外にある砂漠に呼び出されたブレナンとブース。2001年から行方不明になっている連邦検事メイソン・ロバーツと思われる白骨死体が発見される。ブレナンの所見では年齢は検事と一致していてバットのようなもので殴られている跡を発見し、ハゲタカが飛んでいるのを見かけてもう1つ死体を発見する。
若い女性でバットのようなもので頭を殴られて死亡し、死後約10日ほど経っていた。致命傷以外に体と頭には繰り返し殴られては回復した傷が見られ、耳から出た補聴器の製造番号から26歳の女性ビリー・モーガンで、2週間前に夫から捜索願が出ていた。
ブレナンは夫の暴力を疑うが、夫は手首を怪我していて細身で妻を殴ったりするタイプではなく、闇金から金を借りて返せなくなり手首に怪我をさせられた。研究所からの報告でブレナンはビリーがボクシングをやっていてグローブを付けていなかったと聞き、ブース達は地下で行われている違法なボクシングの試合に出ていたことを突き止める。
ビリーの遺体から車の修理工場で使われる薬品が見つかり、元修理工場で今は使われていない倉庫で闇ボクシングの試合が行われた形跡があった。
ブースとブレナンが闇金業者マッキーに話を聞きに行くと偶然ブースの旧友フランキーと再会し、彼から闇ボクシングの情報をもらって主催しているボクシングジムに2人で潜入捜査をすることに。
感想
ブースとブレナンの変身ぶりが素敵でした。
ワイルドなブースはカッコよかったし、ゴージャスなドレスを着てハイヒールをはき派手なメイクをしたブレナンがとても美しかったです。
テーマは生徒が憧れるようなホットな女教師だったはずですが、どう見てもブレナンは女教師には見えませんでした。
ブースとブレナンのいつもは見られないシーン満載で、芝居とはいえ腕を組んだりボディタッチしたりと、ドキドキする展開が楽しかったです。
シーズン1でちょっと触れていたブースのギャンブル依存症だったという設定が、ちょっぴり生かされていました。
代わりにギャンブルについて何も知らないブレナンはカードを数えてちゃっかり儲けていましたが、イカサマで捕まる寸前にブースに連れ出されてよかったです。
ラボ組はいつもより控えめな活躍だったものの、マリソルの傷からビリーとどんな風に戦ったかを割り出した技法は素晴らしかったです。
あんなことできるんだと素直に感動してしまいました。
ゲスト
ジョー・ノーランド – ジョン・マーシャル・ジョーンズ
エリック・ザン捜査官 – ネルソン・リー
ニック・アルノ – テオ・ロッシ
ウォルト・シュガーマン捜査官 – アーロン・D・スピアーズ
ルー・マッキー – ジョー・コルテーゼ
フランク・フランキー・ダニエルズ – カール・マキネン
ドン・モーガン – チャド・トッドハンター
マリソル – ションタ・サルダナ
モンロー – トロイ・ブレンナ
ビリー・モーガン – ブリジット・ライリー
DATA
原題:The Woman in the Sand
放送日:2006/11/8
監督:ケイト・ウッズ
脚本:エリザベス・ベンジャミン
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