BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン2 第13話~第16話 あらすじ・感想

第13話 沼に沈んだ青春

あらすじ・感想

ブースとブレナンが歩いている途中事件の電話がブースに入るがアイスクリーム・トラックの音にかき消されて何も聞こえず、腹を立てたブースはトラックのピエロを銃で撃ってしまう。ブースはピエロを撃ったのが問題となり精神科医の所へ行き、ブレナンは事件で呼び出されてフロリダのエバーグレースへ向かい、新しいパートナーのサリーことサリバン捜査官と組むことに。

人間を食べたワニの死体が上がりブレナンはワニの口からロケットを発見し、ワニの死体はラボへ送られ人間の骨を取り出していた。被害者は10代後半の女性で失踪者リストと遺体にあった手術の跡からジュディ・ダウドだと判明し、父親の話だと友達と春休みの旅行に出かけて行方不明になったとのこと。

ブースはサインだけもらって仕事に復帰するつもりで精神科医のワイアット先生の家へ行くが、ここへ来た理由を話すとサインは後回しにされ、バーベキュー用のコンロを作れと言い残して去って行く。

ジュディと旅行に行った友達アビーは彼女がお持ち帰りされたと思ってホテルを出たと話し、人には見せられない写真をWebに残していて、写真からHSBという女子大生を酔わせて服を脱がせるサイトに参加していたことがわかる。

ザックは肩甲骨の内側に刺し傷を見つけネジのような跡が残っていて、こワニに食べられる前にジュディは死んでいた。WebからジュディとHSBの運営者モンテがいちゃついている映像が見つかり、彼が最有力候補者に。


初のブースとブレナンが別れての捜査で、どうなることやらと思ったらちゃんと解決しました。
ブレナンの1回限りのパートナーになったサリーは仕事もできるけど、人生を思い切り楽しもうと色んなことにチャレンジしているユニークなキャラです。

ちょっとノリが軽いけど被害者家族への接し方も思いやりがあって優しいし、容疑者を追い込む手腕もなかなかのものでした。
ブースがカミールと別れた直後でフリーになったと思ったら、今度はブレナンに強力なライバル登場で、ブースとブレナンの恋愛のタイミングはまたもや先送りになってしまいました。

ブースはちょっとカッとして車にピエロを撃ったのではなく、前回のエップスの件で苦しんでいたせいでイラついていたんですね。
のらりくらりとサインをかわしながら相手に心を開かせるゴードン先生の治療方法が実に見事でした。

今回2人目の面白キャラがゴードン先生です。
ブースがどうしてピエロを撃ってしまったのかを引き出そうとして、あれこれ作業を言いつけながらブースを見極めて彼の心の傷に迫っていきます。

そう簡単にはサインしないぞ!とさりげなくアピールしていて、最後には見事にブースの迷いやピエロを撃った理由を突き止め、ブースに自分と向き合う機会を与えることができました。
なかなかのスゴ腕精神科医ですね。

ゲスト

ティム・サリバン捜査官 – エディ・マクリントック
モンテ・ゴールド – アレックス・ウィンター
ロイド – イーモン・ロッシュ
エディ – エリック・ジャングマン
ビル・ダウド – ジョン・レイシー
アビゲイル・シムズ – ケリー・クルーガー
アイザック・ホーン – フレンチ・スチュワート
アラン・シモンズ – エメカ・ナディ
ジュディ・ダウド – ジャーミー・ミラー

DATA

原題:The Girl in the Gator
放送日:2007/2/7
監督:アラン・クローカー
脚本:スコット ウィリアムズ

第14話 友情とルールのジレンマ

あらすじ・感想

ある邸宅で男性が椅子にくくりつけられて殺されているのが発見され死後3週間くらいは経っているようだが、肉がかなり残っていてブレナンは自分が何故呼ばれたのか解らないとつぶやく。被害者は富豪のテリー・バンクロフトらしくジェファソニアン研究所の大口支援者で、全力で分析に当たる必要があるとカミールから聞かされる。

ブースは妻クラリッサにキッチンで質問し、夫は釣り旅行に出て圏外で連絡がずっと取れず、危険な地域にある青少年のためのセンターを支援していたのが関係しているかもと語る。

ラボでは身元はテリー・バンクロフトだと断定され、カミールは最初に首を刺して殺し死後に椅子にくくりつけて何ヶ所も刺していると状況を見極める。

ジャックは証拠品の中の写真立てを開けて、自分と被害者、他2名が写った1995年の写真を持ち去る。テリーの家へジャックは行き元恋人のクラリッサと会って今事件を調べていることを告白し、事件から外されないように知らないふりをしてくれと頼む。

ブースは青少年センターの管理者フレイジャーから、テリーは金銭面だけでなく施設に来て子供達を支えていたと語る。フリオという少年が麻薬を持っているのを見かけて取り上げたらしく、フリオのロッカーから血の付いたジャケットが発見される。

ブースはフリオが身元不明死体としてモルグにあるという連絡を受け、フリオは後頭部から銃で撃たれていて死後20日は経っていて、彼にテリーは殺せないため何者かが彼のジャケットに血を付けたのだと推理する。


直接ジャックが事件の関係者と絡んでいて、担当から外されたくなくて証拠隠滅してしまうとは驚きました。
ジャックはそういうところはしっかりしていると思ったのですが、やはり私情に流されてしまったのでしょう。
危うく証拠を全て潰されそうになりましたが、ジェファソニアンの面々はその程度じゃ折れませんでした。
日頃ジャックと一緒の時間を過ごしていたアンジェラのジャック譲りの知識のおかげで、カビを特定できたのが素晴らしかったですね。

キャロリン検事の毒舌ぶりは相変わらず冴えていて、最後にしっかりフォローしているところに優しさを感じます。
登場するたびにすごいインパクトを残してくれて、言っていることが正論だから誰も言い返せないのが笑えます。
ブレナンの父親の件でブースに車を貸してボコボコにされたのはかなり悔しかったのかもしれませんね。

ブレナンはサリーといい雰囲気でやっと彼女にも春がやって来ましたが、そんなブレナンを見てふてくされていたブースがかわいかったです。
そんなブースもまだゴードン先生のカウンセリングを受けていて、地味なネクタイやソックスで登場していました。
物腰は柔和なのにキレる分析医で、ブースもゴードン先生を少しずつ信頼しているみたいです。

ゲスト

ティム・サリバン捜査官 – エディ・マクリントック
ロバート・フレイジャー – リード・スコット
デビッド・バロン – アーニー・ハドソン
クラリッサ・バンクロフト – メレディス・モンロー
チャーリー・バーンズ捜査官 – ネイサン・ディーン

DATA

原題:The Man in the Mansion
放送日:2007/2/14
監督:ドワイト・リトル
脚本:クリストファー・アンブローズ

第15話 赤いテープ

あらすじ・感想

マリーナで遺体の一部が浮いていると通報を受けて警察が潜って調べてみると、残りの遺体が発見され、碇に吊るされて赤いテープが巻かれていて、ブレナンの最新作の小説と同じような殺され方をしていた。被害者は40代半ばの男性で死後5日は経っていて、頭部を撃たれて魚達に食べられた跡があった。

事件を聞いてサリーが手伝いたいとやって来てブースはあまりいい気はしなかったが、ファンレターの中から怪しい人物を探してもらうことに。

ジム・ロパタだと身元が判明し妻コニーと彼女の兄グレッグから事情聴取すると、コニーは夫から暴力を受けていてグレッグは早く別れるよう言っていた。ブースはグレッグが妹を守ろうとしてジムを殺したのではないかと容疑をかけるがグレッグにはキャンプに行っていたというアリバイがあった。

弟2の殺人が起こり被害者はネズミにたかられて体を食べられていて、これもブレナンの本の通りだった。被害者セイディ・ケラーは資産家で夫アシュトンから事情聴取すると、妻は活動的で外に出るタイプで男もいたとのこと。妻の遺産を狙った夫の犯行という線が濃かったがアシュトンは殺害日時にはアリバイがあり、ゴルフ大会に出ていた。

弟2の殺人では弾はネズミの体内にあり、出てきたものを比較すると弟1の殺人の弾と一致し、テープも同じものが使われていたが、手口が違っていてブレナンの本の通りに殺人を犯しているという共通点しかなかった。


いつかはブレナンの本を題材にしたエピソードがあると期待していましたが、予想以上にミステリーしていて楽しめました。
それにしても、ネズミやら虫やらがたくさん出てきて今回も割とグロかったです。
冒頭からジャックの虫講義でしたから嫌な予感はしていました。

ブレナンは自分の小説が犯罪に使われて、容疑者でもターゲットでもありませんでしたが、殺人のきっかけを作ってしまったことで、責任を感じずにはいられないですよね。
そんな怒りやイライラが合わさったせいか、最初はラブラブだったサリーを自分から遠ざけてしまいました。

2人の関係をサポートしたのがブースです。
ブレナンにはサリーはいいヤツだとほめて、サリーにはブレナンは人を遠ざけることろがあるから離れるなとアドバイスして、結局2人はブースのおかげで元通りになったようなものです。

ブースは2人がイチャイチャしてる所を見て、ちょっぴりジェラシーを感じていたように見えました。
だったら2人が仲直りするように仕向けなければよかったのに、やはり、ブレナンのために放っておけなかったのでしょう。

ゲスト

ティム・サリバン捜査官 – エディ・マクリントック
ハンク・ベルデン – ジョナサン・スレイヴィン
エレン・ラスコー – ヴァラリー・ペッティフォード
オリバー・ローリエ – クリス・コナー
グレッグ・ブラレイ – コルビー・フレンチ
アシュトン・ケラー – スティーヴ・ブラウン
コニー・ロパタ – ダービー・スタンチフィールド

DATA

原題:Bodies in the Book
放送日:2007/3/14
監督:クレイグ・ロス・Jr
脚本:カリーヌ・ローゼンタール

第16話 骨のない死体

あらすじ・感想

休暇中でサリーと過ごしていたブレナンはブースに呼び出され、川に沈んだ箱から見つかった遺体の鑑定をすることに。しかし、遺体には骨がなく茹でて骨が取り出されていて、骨がないなら役に立たないとブレナンは早々に休暇に戻ってしまう。

カミールはアンジェラに復顔を頼むが頭蓋骨がないので無理だと答え、髪から東洋系だ告げてその場を去っていく。カミールがひざ小僧の骨を見つけ、サリーとヨットで過ごしていたブレナンをブースが呼びに来る。

被害者は20代前半女性でひざの形から先天的な遺伝の疾患を持っていて東洋系ということから、アンジェラが大まかに顔を復元して幾つかのデータベースと照合し、婚約者ビザで入国した中国女性リー・リンファンだと突き止める。ブースはリーの婚約者ハーパーを訪ねると東洋好きで武器などを集め武道着を着ていて、リーとは婚約解消して結婚しなかったととのこと。

ブースが殺人事件なのでハーパーの過去もほじくり返すと脅すと窓から逃げてしまう。ハーパーの部屋から中国語の日記が出てきて、ブースはまたもブレナンの休暇を邪魔して日記を解読できる学者を紹介してくれと頼みに来て、事件が解決するまでブースは諦めないだろうからサリー共々捜査に協力することに。

中国文化に詳しいシー博士は日記ではなく武器の売買記録で違法なもので、骨については冥婚というアジアの儀式に使うために抜き取られたと説明される。

シー博士の計らいで冥婚の儀式を行おうとしていて骨の一部を持つ家族に会える手はずを整えてくれ、ブレナンはシー博士の恋人、ブースはその兄として行くことに。主人の隙を狙ってブレナンは物入れから骨を盗み代わりにチンパンジーの骨とすり替えてしまう。


仕事一筋だったブレナンが休暇を思い切り楽しもうとしていて、こんな風にブレナンがハッピーで恋愛できるようになったのも、相手がサリーだったからでしょうね。
ブースは2人がいちゃいちゃしているのにジェラシーを感じて、しきりに邪魔ばかりしていました。

ブレナンが仕事をさっさと済ませて船に戻ろうとするなんて、以前からは考えられません。
それだけサリーに惹かれていて彼と一緒にいたかったのに、ちょっと残念な結果になってしまいました。

サリーから休暇を取って一緒に船で旅に出ようと誘われ、アンジェラはしきりに行けとすすめていましたし、あのブースですら行けとアドバイスしていました。
ロマン好きなアンジェラはそう言うでしょうし、ブースはブスっとした表情をしながらも、ブレナンの幸せを考えて心とは裏腹に行かせようとするなんて、優しいです。

ラボではいつものように楽しいシーンを展開してくれて、アンジェラは骨なしで顔の復元ができないと早々に諦めましたが、ザックとジャックはいつもながらの実験です。
骨のない顔に風船を入れて膨らませるなんて無謀なことをやり始めて、案の定、グロテスクなわけのわからないマスクが出来上がっていました。

ゲスト

ティム・サリバン捜査官 – エディ・マクリントック
シー・ジョン・チェン博士 – マイケル・ポール・チャン
ドリュー・ハーパー – ジョン・ポール・ピトック
ジョセフ・ハン – ジェームズ・ホン
ジャッキー・バロウズ – デボラ・シアカー
マイ・チャン – ルシル・スーン
エリック・チャン – ボブ・レム
メアリー・チャン – アリス・ロー
ネルソン・ハン – レナード・ウー

DATA

原題:The Boneless Bride in the River
放送日:2007/3/21
監督:トニー・ワームビー
脚本:ゲイリー・グラスバーグ

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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