BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン3 第13話~第15話 あらすじ・感想

第13話 真実が裁かれるとき

あらすじ・感想

ブースとブレナンが事件の捜査中にキャロリンが突然やって来て、ブレナンの父マックスの公判が始まるので、ブレナンとブースは一緒に捜査できないと言ってくる。拘置所の面会室にマックス、ブレナン、ラスの他に弁護士のバロンと以前ブレナンの助手を務めていたエジソンが加わり、裁判に臨むことに。

エジソンは研究所にやって来てFBI副長官の骨の鑑定を始め、事件に関する資料がすべて欲しいと要求し、ザックが見逃したことはないか確認していく。ブレナンとは対立する形になってしまった研究所の仲間達は気まずい雰囲気を感じながら、自分達の仕事をするしかないと話し合う。

いよいよマーカス・ハドーズ判事の下裁判が開始される。休憩時間にブースはブレナンにコーヒーをおごり、カップの影でこっそり裁判に関する話をして自分が最初に証言台に立つと伝える。

ブースを筆頭にカミール、ザック、ジャックと証言台に立って科学的な証拠について述べていき、アンジェラの番になるが証言台に証言はしないと言い切り、法廷侮辱罪で収監されてしまう。検察側有利で裁判が進んでいてマックス達は何か手はないかと焦っていて、明日はラスに証言をさせることに。

ブレナンはアンジェラに証言するよう説得するがアンジェラはイエスとは言わず、友達の父親を死刑台に送るような証言をしたら後悔すると意志を曲げようとはしなかった。

翌日、マックスと半年間面談してプロファイルしていたスイーツがマックスに不利な証言し、次にラスは殺人が行われていた時間帯は仕事の面接に行っていたと証言するが、キャロリンに突っ込まれて仕事は父の紹介だと言ってしまって、マックスが殺人現場からラスを遠ざけたのだと指摘される。

どんどん追い詰められていく弁護側だったが、エジソンはザックが見逃した傷を頭蓋骨から見つける。裁判ではエジソンが尋問を許されザックを証人席に呼んで傷を見せて、ザックは凶器は別のもので自分の鑑定はミスだったと認めさせる。


冒頭の背筋を鍛えているポーズのような白骨は何だったのでしょうか。
あんな面白ポーズの摩訶不思議な白骨死体ほど、ブレナンとブースに解決して欲しかったです。

ブレナンは骨のポーズがおかしかったというよりも、カーペットに簀巻きにされたって溶けるまでに何千年もかかるというジョークに大笑いしたんでしょうね。
キャロリンもブレナンが大笑いしているのにビックリしていましたが、ボーンズ始まって以来のいい笑顔でした。

とうとうマックスの裁判がやって来て、ブレナン以外、ブースもスクインツ達もスイーツまで敵の検察側で、ブレナンもさぞや心細かったでしょう。
家族vs友達という形になってしまって、大分弁護側が不利な状態が続いていました。

それを巻き返したのはクラークで、ザックがイラクに行っていた時にチラっと出てきたブレナンの助手です。
ザックの見逃しを見つけて凶器ではないと突き止めたまではよかったですが、ブースに凶器を発見されて巻き返されてしまいました。

一時はどうなることやらと思いましたが、ブレナンがマックスを救うために知恵を絞って、自分にも殺害の機会があったと疑いを向けさせた作戦はさすがでした。

カッコよかったのはアンジェラ。
親友のために証言はできないと最後まで自分の意志を貫いていました。

ゲスト

デビッド・バロン – アーニー・ハドソン
マーカス・ハドーズ判事 – ジョージ・ワイナー
ロバート・カービー – ライアン・カトロナ
パティ – キンバリー・エヴァン
ベラ・ラゼリ – タチアナ・ピッコーネ

DATA

原題:The Verdict in the Story
放送日:2008/5/5
監督:ヤノット・シュワルツ
脚本:クリストファー・アンブローズ

第14話 アメリカン・アイドル殺人事件

あらすじ・感想

道路脇の草むらで男性の死体が発見され、死後2週間は経過していた。アンジェラのコンピュータで2週間前に失踪届けが出されているトミー・サワーだと判明し、トミーの隣に住むアダムが失踪届けを出していた。

トミーはジムのインストラクターでアダムとは親しくなかったが、1ヶ月ほど前に太っちょパムが家に押しかけていたとのこと。ザックはトミーののどの骨が何かで削られていて、ナイフのような刃物ではないくチーズスライサーのようなものだと推測する。

トミーが働いていたジムのジェイソンはトミーは人気者でパムがしつこく迫っていたと話す。FBIにパムを呼んで尋問を始めると、パムはトミーの写真のアルバムを持って来て見せるが、どれも遠くから盗撮したものばかりで親にトミーと結婚すると報告までしていた。

パムを1人にしてスイーツに様子を探ってもらいその間にブースは彼女のアリバイを確かめてシロだと解り彼女を慰めるために優しくするが、彼女は危険だとスイーツから忠告される。

トミーの体から大腸菌が発見され、疾病センターの情報ではチェッカー・ボックスというピアノ伴奏で歌が歌えるバーだった。トミーはここの常連で人気もあり、オーナーのジェリーはトミーが消えた夜クリスともめていたとのこと。

クリスは自分が歌うはずだった曲をトミーに歌われて別の曲を歌うハメになり、文句を言いに行った後中に戻ってスカウトの男に売り込みに行ったとのこと。スカウトの男は偽者で店の人気を上げるためにオーナージェリーと組んで詐欺をやっていたことが判明する。


歌がテーマになっていたせいか、ザックとブレナンの美しい歌声が聴けて大満足でした。
ザックは歌が上手いだけでなく、日頃から体を鍛えているなんて意外性ありすぎです。
ブレナンもいい声をしていて、ママが上手いとほめていたのがわかるようです。
オープンマイクで歌えるように準備をしたブースも粋な計らいで、ブレナンもうれしそうでした。

太っちょパムはヤバすぎで、スイーツがブースに危険だとさんざん忠告していたのに軽く見ていたから大事になってしまいました。
もっときっぱりブースがパムを遠ざけていたら、こんな結果にならなかったかもしれません。

パムもトミーが死んだショックから立ち直っていなくて、いつも以上に常軌を逸した行動に出てしまったんだと思います。
最初からブレナンを敵視していたし、ブレナンを見つめるブースの目に愛情が見えてしまって、嫉妬の炎がさらに燃え上がってしまったから、究極の選択をしてしまったんでしょう。

ブレナンとみんなの楽しそうな歌で締めくくられるんだろうなとのほほんと見ていたら、衝撃のラストでビックリしました。
シーズンファイナルに向けて盛り上げてきたなという感じです。

ゲスト

パム・ヌーナン – ジェニファー・ヘイスティ
アダム・マシューズ – コルビン・オールレッド
ジェイソン・バーグマン – ケント・フォールコン
ジェリー・リンカーン – イーサン・フィリップス
クリス・カラバサ – イアン・リード・ケスラー
ダックス – ジェフ・ミード
ミッチェル – ジョシュア・ワインスタイン
トミー・サワー – エース・ヤング
エマ・フォン・ヘルバーグ – ジェッサ・フレンチ
ヘレン – クリスティーナ・ウロア

DATA

原題:The Wannabe in the Weeds
放送日:2008/5/12
監督:ゴードン・C・ロンズデール
脚本:ジョシュ・バーマン

第15話 下顎骨に刻まれた秘密

あらすじ・感想

ブレナンは500年前の骨の鑑定を行っていてブースの葬儀に行こうとはせず、アンジェラが何とか説得して葬儀に参列することに。儀仗兵達が銃を構えたところへ謎の男が花を供えにやってきて兵士の1人が飛び出して彼を追いかけ、兵士がブースだと解ったブレナンは棺おけの中にあった人形の手を取り出して男を殴り、その後ブースにパンチを食らわせる。

研究所ではブースがブレナンに事情を説明している中ブレナン宛に小包が届いていて、中には下顎の骨と銀のネジが入っていて、ゴルモゴンからのものだった。骨は茹でられ歯型が付いていてカミールは被害者の歯の間からDNAを取り、ジャックは微粒子を、ザックは噛み跡の分析を開始する。

ザックとジャックは歯型は入れ歯で普通の歯医者では扱っていない素材からできていて、恐らく手製のものだろうと推測し、カミールはDNAから被害者はロビイストだと断定する。

ジャックとザックは入れ歯を作ろうと実験室に入りザックが薬品を入れた瞬間に大爆発が起こり、ザックは手に大怪我を負ってしまう。爆発の分析はFBIには任せられないとジャックも隣で分析していて、2人は起爆性のある同じ薬品を見つけ出し、実験前に薬品がすり替えられていたことが判明する。

ブースは自分の死の偽装を誰に知らせるかというリストがありスイーツがブレナンを外したと知って怒っていたが、スイーツはブレナンならブースの死を乗り越えられると専門的に判断したと説明すると、ブレナンは納得する。

金庫室にあった銀の骸骨がなくなっているとカミールが3人を呼びに来る。爆発の影響で防犯カメラが停止していて警備員達は職員達の安全を優先し、警備が薄くなっている中で何者かが金庫室に入って骸骨を盗んだのだ。

犯人はジェファソニアン研究所内部の者でスイーツは陰謀論を唱えるジャックが怪しいと言っていて、元刑事のカミールはスイーツが怪しいと見ていた。


ブースの死の偽装事件とゴルモゴンとの決着の2つを詰め込んだせいか、シーズンフィナーレとしてちょっと消化不良なエピソードでした。
今シーズンは話数が少なかったですから、決まった尺で何とかそれなりの形でまとめなくてはならなかったのでしょう。
ブレナンのブースを失った心情的な部分をもっと丁寧に描いて欲しかったし、ゴルモゴンの弟子に彼がどうしてなってしまったかにも時間を割いて欲しかったです。

何だか重たい事件でしたしゴルモゴンの弟子の正体を知ってしまってかなりショックでした。
誰が犯人なのかみんなお互いを疑って疑心暗鬼になり、声をかけられらだけでビクビクしていたのはいつもの仲良しスクインツらしくなくて、ちょっと寂しかったです。

唯一救いだったのがブースの入浴サービスシーンですね。
頭につけたビール付きヘルメットでビールを飲んだり葉巻をふかしていたりして、すっごく楽しそうでした。
ブレナンが怒鳴り込んできて立って反論する気持ちは解るのですが、何せブースは裸ですからブレナンにばっちり見られてしまいましたね。

シーズン通しての敵ゴルモゴンと決着がついたのは良かったですが、あまり後味のよい終わり方ではありませんでした。

ゲスト

ヒューイ・マディソン – ドニー・ジェフコート
マーカス・ガイアー – デビッド・グリーンマン
ゴルモゴン – ローレンス・トッド・ローゼンタール

DATA

原題:The Pain in the Heart
放送日:2008/5/19
監督:アラン・クローカー
脚本:ハート・ハンソン、スティーヴン・ネイサン

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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