BONES/ボーンズ、シーズン2第16話「骨のない死体」のあらすじと感想です。
ブレナンはマリーナのボートで、サリーと楽しく休暇を過ごしています。ブースは彼女の休暇を邪魔するがごとく、事件だとブレナンを現場へ連れて行きます。
あらすじ
ブレナンはブースに呼び出され、川に沈んだ箱から見つかった遺体の鑑定をすることに。しかし、遺体には骨がなく茹でて骨が取り出されていて、骨がないなら役に立たないとブレナンは早々に休暇に戻ってしまう。
カミールはアンジェラに復顔を頼むが頭蓋骨がないので無理だと言われる。アンジェラは髪から東洋系だと告げてその場を去っていく。
カミールがひざ小僧の骨を見つけ、サリーとヨットで過ごしていたブレナンをブースが呼びに来る。
被害者は20代前半女性で、ひざの形から先天的な遺伝の疾患を持っていて東洋系。アンジェラが大まかに顔を復元して幾つかのデータベースと照合し、婚約者ビザで入国した中国女性リー・リンファンだと突き止める。
ブースはリーの婚約者ハーパーを訪ねると東洋好きで武器などを集め武道着を着ていて、リーとは婚約解消して結婚しなかったととのこと。
ブースが殺人事件なのでハーパーの過去もほじくり返すと脅すと、窓から逃げてしまう。ハーパーの部屋から中国語の日記が出てきて、ブースはまたもブレナンの休暇を邪魔する。
日記を解読できる学者を紹介してくれと頼みに来て、事件が解決するまでブースは諦めないだろうからサリー共々捜査に協力することに。
中国文化に詳しいシー博士は日記ではなく違法な武器の売買記録で、骨については冥婚というアジアの儀式に使うために抜き取られたと説明。
シー博士の計らいで冥婚の儀式を行おうとしていて、骨の一部を持つ家族に会える手はずを整えてくれる。ブレナンはシー博士の恋人、ブースはその兄として行くことに。主人の隙を狙ってブレナンは物入れから骨を盗み代わりにチンパンジーの骨とすり替えてしまう。
雑感
冒頭からなかなかの衝撃です。
肉付きの死体が時々出て来て何てグロいんだろうと思っていたけど、骨なし肉なしの死体も同じくらい気持ち悪いです。
キャラクターの着ぐるみとかならかわいいんだけど、人間の皮だけだとあんなに不気味なんですね。
骨とか骨格は重要な要素なんだなと改めて感じました。
仕事一筋だったブレナンが休暇を思い切り楽しもうとしていて、こんな風にブレナンがハッピーで恋愛できるようになったのも、相手がサリーだからでしょうね。
ブースは2人がいちゃいちゃしているのにジェラシーを感じて、しきりに邪魔ばかりしていました。
船にブレナンを呼びにいくたびにやたらニコニコしていたし、本人も楽しんで満足げでした。
ブレナンが仕事をさっさと済ませて船に戻ろうとするなんて、以前からは考えられません。
それだけサリーに惹かれていて彼と一緒にいたかったのに、ちょっと残念な結果になってしまいました。
サリーから休暇を取って一緒に船で旅に出ようと誘われ、アンジェラはしきりに行けとすすめていましたし、あのブースですら行けとアドバイスしていました。
ロマン好きなアンジェラはそう言うし、ブースはブスっとした表情をしながらも、ブレナンの幸せを考えて心とは裏腹に行かせようとするなんて、優しいですね。
ブレナン自身もきっと迷っただろうけど、ブースが犯罪捜査という新たな使命を与えてくれたおかげで人生が充実しつつあるから、今の状況を変えたくなかったのかもしれません。
ラボではいつものように楽しいシーンを展開してくれて、アンジェラは骨なしで顔の復元ができないと早々に諦めましたが、ザックとジャックはいつもながらの実験です。
骨のない顔に風船を入れて膨らませるなんて無謀なことをやり始めて、案の定、グロテスクなわけのわからないマスクが出来上がっていました。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
休暇中に呼び出され現場に行くと骨のない死体で、さっさと休暇に戻る。
サリーからカリブ海へ一緒に行こうと誘われて悩む。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
被害者リーの元婚約者を捕まえようと追うが、素早くて逃げられてしまう。
事あるごとにブレナンを船まで呼びに行き、サリーまで捜査を手伝ってくれる。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
藻や虫から、2体の遺体の死亡時期を割り出す。
ザックと一緒に、骨なし遺体の頭部に風船を入れてふくらませる。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
頭蓋骨はなかったが、被害者の復顔を完成させる。
ブレナンからサリーとのことを相談され、一緒に行くよう強くすすめる。
■ ザック・アディ – エリック・ミレガン
頭部に風船を入れてふくらませれば、顔がわかるはずだと実験する。
被害者の遺体から見つかったわずかな骨のかけらから、様々なことを分析する。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
皮膚にあざを見つける。
ハーパーの武器を分析するが、どれも凶器ではないと断定する。
■ ティム・サリバン捜査官 – エディ・マクリントック
カリブ海に一緒に行こうとブレナンを誘う。
ブースに邪魔ばかりされるので、捜査が終わるまで協力する。
■ シー・ジョン・チェン博士 – マイケル・ポール・チャン
ブレナンの知り合いの文化人類学者。
冥婚の研究をしていて、ブレナンとブースを連れて冥婚を控える家族の家へ行く。
■ ドリュー・ハーパー – ジョン・ポール・ピトック
リーの元婚約者。
違法な武器の売買をしていて、ブースから逃げる。
■ ジャッキー・バロウズ – デボラ・シアカー
ルーマニアや中国など、あらゆる国から花嫁を斡旋する仲介業者。
審査は厳しくしていたが、リーが殺されたと聞いて動揺する。
■ マイ・チャン – ルシル・スーン
もうすぐ冥婚の儀式を控えている家族の1人。
ブレナンが箱を開け、チンパンジーの骨と入れ替える。
■ エリック・チャン – ボブ・レム
第2の骨の遺体の家族。
■ メアリー・チャン – アリス・ロー
第2の骨の遺体の家族。
■ ジョセフ・ハン – ジェームズ・ホン
防腐処置をしていなかった葬儀業者。
■ ネルソン・ハン – レナード・ウー
ジョセフの孫で、一緒に葬儀屋をやっている。
作品データ
原題:The Boneless Bride in the River
放送日:2007/3/21
監督:トニー・ワームビー
脚本:ゲイリー・グラスバーグ
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