BONES/ボーンズ、シーズン4第17話「母親クラブ」のあらすじと感想です。
ブースとブレナンはミイラ化した遺体の捜査に当たる。被害者は妊娠中の高校生で、所属していたバレー部女子部員の半数以上が妊娠していた。
あらすじ
岩塩の貯蔵庫から女性の遺体が発見されるが塩で水分が抜けていてミイラのようになっていた。被害者のIDから身元が判明し、3週間前から失踪していた高校生。バレー部のアシュリー・クラークで、妊娠12週だった。
両親もアシュリーの整体師も妊娠のことは知らなかったが、後から父親がFBIにやって来て、アシュリーの部屋で妊娠検査薬を見つけたことを告白する。友達のベッカも妊娠していてお腹が大きく、アシュリーとボーイフレンドローリーのことでけんかになったが仲直りしたと話す。
カミールは遺体を薬品に浸して元に戻そうとしていて、ジャックは被害者の体に付いていた繊維は車に使われているものだと特定する。ローリーはクリスチャンでベッカともアシュリーとも寝ていないと話す。バレー部のホーソーンコーチは彼女に誘惑されて断ると脅され、バレー部の半数以上が妊娠していると話す。
高校のある部屋でベビーシャワーが開かれていて、ベッカを始め何人もの妊婦や赤ちゃんを抱えた高校生達がいた。リーダーのアリッサはお互いに助け合っていて、アシュリーの父親はアリッサ、ベッカ、ジェニーの父親でもあるクリントン・ギルモアだと話す。
クリントンはさえない青年でぽっちゃりタイプでモテそうになかったが自分は人気があると言い張っていて、彼女達に利用されているだけだとブースは忠告する。
雑感
塩漬けになったミイラ死体とういのがかなりユニークでした。
薬品で水分を与えて遺体を戻したり、グリセリンで特定の部位を膨張させたりできるのですね。
カミールの専門分野だったから力を発揮していたし、久々にブレナンとの肉と骨の戦いが見れて楽しかったです。
新しい助手のアラストくんもかなり個性的だけど、アンジェラに心をいやす曲を集めてCDを作ったりと心優しい青年ですね。
擬音をよく発していたのはクセなのか、ちょっと鼻につきました。
みんなのモニターを集めて全身のレントゲンを拡大し、死因らしきものを見つけたのは素晴らしかったです。
ファッションの流行を追うようにリーダーが妊娠すればそれにならって、みんなが真似して妊娠するなんてちょっと恐いことです。
集団生活でみんなで助け合って子育てするという発想はいいですが、何も寝起きを共にして一緒に生活する必要はあるのかな、なんて感じました。
アシュリーを含め4人の子の父親が同じ男の子で、はっきり言ってもてそうにないタイプです。
ブースがあえてバーベルの重さを重くして、クリントンに男というのはこういうもんだ、というのを見せ付けていたように感じました。
事の重大さを本人にわからせるためダイナーに呼び出してカツを入れたのも、自分が未婚の父で子供を持てばどれだけ苦労するか身に染みているからなんでしょう。
アンジェラはロキシーとペットのことで意見が食い違っていただけじゃなくて、とうとうロキシーと別れてしまいました。
それ自体にも少しはショックを受けていたようですが、その直後にはずみでジャックと寝ちゃうというのはどうなんでしょうね。
スイーツに禁欲をすすめられていましたが、自由奔放なアンジェラが我慢できるとは思えないです。
そんなスイーツとの夫婦を装った潜入捜査が上手くいったようで、無事に犯人逮捕につながりました。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
肉付きの遺体では分析できないと、カミールと言い合いになる。
特定のホルモンが検出されたと聞き、被害者アシュリーが妊娠していたと気づく。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
バレー部員4人の子の父親クリントンに会って、最初は信じなかった。
事件解決後、父親の責任についてクリントンに説教する。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
ロキシーと別れたアンジェラをなぐさめるため、関係を持つ。
アシュリーの体から見つかった糸から、車を特定する。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
ロキシーと別れ、勢いでジャックと関係を持ってしまう。
スイーツと夫婦のふりをして、潜入捜査をする。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
肉をはがす、はがさないでブレナンと口論になるが、カミールが勝つ。
検死を行うため、遺体を特殊な溶液に漬ける。
■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
ブースがアシュリーの母を尋問中、アシュリーが殺された理由を見つける。
アンジェラと潜入捜査に行き、こりがひどいと先生に治される。
■ アラスト・バジリ – ペジ・ヴァーダト
ムスリムの実習生。
独特な方法でレントゲン写真を分析し、死因を見つける。
■ クリントン・ギルモア – スペンサー・ブレスリン
バレー部員4人の子の父親。
ぽっちゃりでモテるタイプではないが、優しくて女の子に寄り添う。
■ ベッカ・ヘッジペス – モニーク・コールマン
アシュリーの友達。
元カレを取り合ってもめたこともあるが、その後、仲直りする。
■ アリッサ・ホウランド – ケイラ・ユーウェル
学校のリーダー的存在で、みんながあこがれている。
みんなが自分の真似をして妊娠し、コミュニティを作って子育てしている。
■ アシュリー・クラーク – マリア・レーシー
岩塩の貯蔵庫で見つかった被害者。
妊娠していたが、両親は知らなかった。
■ ボブ・クラーク – アンドリュー・ボルバ
アシュリーの父親。
後からブースに会いに来て、娘の妊娠に感づいていたと告げる。
■ エレン・クラーク – エイミー・ピエッツ
アシュリーの母親。
娘が小切手を偽造しようとしていたと話す。
■ ショーン・フィッツ – ラモン・デ・オカンポ
アシュリーの整体師。
アシュリーの怪我について、ブースとブレナンに説明する。
■ アダム・ホーソーン – マット・ブシェル
バレー部のコーチ。
アシュリーに迫られたが、拒否する。
■ ローリー・デイビス – ブランド・イートン
ベッカとアシュリーと付き合っていた。
クリスチャンなので、2人と体の関係になったことはない。
■ テス – アーネスティン・フィリップス
岩塩の中から遺体を見つける。
■ ダーリーン – ハイディ・サルツマン
テスと一緒に遺体を見つける。
■ ロキシー・リオン – ニコール・ヒルズ
ネコ派だが、アンジェラが犬を飼いたがっている。
将来のことを考えて、アンジェラと別れる。
作品データ
原題:The Salt in the Wounds
放送日:2009/3/19
監督:スティーヴン・デポール
脚本:カーラ・ケトナー、ジョシュ・バーマン
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