第13話 埋められた歯科医
あらすじ・感想
森の中で南北戦争の再現ゲームをしていた男性2人が土に埋まった頭蓋骨を発見。ブレナンは土が硬くなっていて掘り出せそうにないため、周りの土ごとラボに運んでもらうことに。
遺体の入った土の塊ごとカミールがライトを当てて分析していたら、大量のクモが遺体から這い出してくる。ジャックは掃除機でクモを吸い取りながら、クモの卵が産み付けられてそれが孵化したものだが、発見現場では生息していない種だと言う。
歯だけは高級な材料を使って治療されていて、被害者は歯科医の学校に昔通っていたと見られ、治療記録から歯科医のダン・ピナードだと判明。
被害者の自宅で家の改築を請け負っていた業者のルーカスがテレビを見ていて、しばらくダンは家に戻って来ず、恋人ができたのかと思っていたと証言する。
被害者はゲイで元恋人クリスが怪しいとの情報を得て話を聞くが、クリスは新しい恋人もできてダンには未練はないと言う。ヴィンセントは周りの土をきれいに取るアイデアを思いつき、カミールにルパーブを用意してくれと頼む。
ルパーブ液に遺体を浸けると周りの物質がきれいに取れて、骨だけがきれいになり、白い謎の物体が浮いてきてジャックが分析することに。
インドにバイク旅行に旅立って以来どうしているかと思っていたら、元気にジャレッドが戻って来ました。
ブースもさぞ心配していたことでしょうが、ひと周り大人になって帰って来てくれました。
しかも、美人の恋人パドメを連れ帰って、幸せいっぱいという雰囲気でよかったですね。
パドメはかなりの美人で性格もよさそうだし、小学校の先生をしているなら将来子供ができてもいいママになれそうです。
でも、ブースは弟のこととなると親心が働くみたいで、何か隠していると身元調査をしてパドメの過去をほじくり返してしまいました。
ずっと親代わりとして面倒をみていた弟が悪い女に引っかからないようにという気持ちはわかりますが、弟のこととなるとついブースは熱くなって余計なことをしてしまいますね。
やっぱりジャレッドを怒らせてしまいましたが、ブレナンの説得やジャレッドとパドメの仲のよさを見て、ブースも納得してくれてよかったです。
ブレナンが愛を信じられるのもブースのおかげだと言っていたのが印象的でした。
実習生のヴィンセントも色々と思う所があるみたいで、ブレナンに認めてもらいたいという気持ちが強かったようです。
がんばったかいがありブレナンから一瞬でも賞賛のまなざしが感じられて、モチベーションがさらに高くなったのではないでしょうか。
ゲスト
ルーカス・ピックフォード – グレッグ・ピッツ
パドメ・ダライ – ディルシャッド・ヴァザリア
グレイス・ブライソン – フェイ・マスターソン
シド・ジーグラー – エルトニー・ウィリアムズ
クリス・ファイフ – キャメロン・ベンダー
ジェイソン・ヘンドラー – ロバート・ガント
ジャスパー・アルマン – トラヴィス・ウェスター
デュバル・ミルトー – マット・クラブト
DATA
原題:The Dentist in the Ditch
放送日:2010/1/28
監督:ドワイト・リトル
脚本:パット・チャールズ、ジョシュ・バーマン
第14話 天使と悪魔
あらすじ・感想
教会の祭壇で焼死体が見つかるが、角のようなものが生えていてしっぽまであり、見た目は悪魔そのものだった。ラボでブレナン達が調べてみるとほぼ人間で、角は本物の骨でできていたが整形手術で付けられたもので、尻尾は生まれつきのものだった。
被害者二ールは総合失調症で専門施設に入って治療を受けていたが、3日ほど前から姿が見えなくなっていたらしい。カミールは遺体の腸が破裂していて足が壊死していることから、麻薬を常用していたと見る。
ブース、ブレナン、スイーツの3人が施設に話を聞きに行き、コープランド医師が施設内を案内してくれる。自分が天使の生まれ変わりだと思っている女性患者の絵から、看護師ロイドが麻薬を二ールに与えていたことが判明する。
ブレナンはブース達が女性患者達に話を聞いている間、話しかけられたフィリップ医師から有意義な会話を楽しんでいたが、彼は自分を精神科医だと思い込んでいる患者だった。
被害者の頭蓋骨に微小な骨折が見られ、ロイドの車から押収した武器で実験するが傷とは一致しない。手の傷から被害者は武器ではなく電気で感電して死亡したと死因を突き止める。
色んな謎を秘めているアラストは今回も新たな技を披露してくれました。
ジャックがカッコよくヌンチャクで実験を成功させてラボのキングになるかと思いましたが、あっさり頭をぶつけてダウンです。
代わりにアラストが香港スターなみにヌンチャクを操って、見事に人形の脳天に攻撃を加えていて、あんなに優しくておとなしいのに意外と武闘派だったんですね。
ジャックはそんな姿を見て、忍者か?なんて言っていましたが、忍者はヌンチャクを使わないですね。
細かいところでまだまだ日本は誤解されているだなって思いました。
そんなアラストも、悪魔と毎日会っている発言でカミールを驚かせていましたが、本音を聞いてみると自分の中の悪魔と戦っているという意味だったんですね。
戦争で仲間を守るために敵を殺したけれどその罪の意識と毎日向き合っているということで、カミールが危惧していたような内容ではなく感動的な内容でした。
いつもは心理学や精神科医を信じていないブレナンですが、フィリップが暴れだしてコープランド医師の迅速な対応を見ていて、敬意を表していました。
心理学を信じたからというよりも、軽く見ていて思った以上に大変な仕事だというのを目の当たりにしたからなんでしょう。
これで、ブレナンも少しはスイーツに対する考えも変わったかもしれません。
ゲスト
アダム・コープランド医師 – ジョシュア・マリーナ
ロイド・ロバートソン – ジョッコ・シムズ
エリカ・ターナー – ラスティ・シュウィマー
フィリップ・ウォーマック – アンリ・ルバッティ
ネビア・ラーキン – アマンダ・シュル
ゲイブ・ターナー – スコット・コーディル
パトリック – ジョン・アピセラ
ウィリアム – ダニエル・ポロ
ニール・ローリー – ジョン・パトリック・ルーニー
DATA
原題:The Devil in the Details
放送日:2010/2/4
監督:イアン・トイントン
脚本:マイケル・ピーターソン
第15話 魂の伴侶
あらすじ・感想
ワシントンが地震に見舞われ、水道管が破裂して地下鉄に向かって水が流れ込み、水圧で白骨化した遺体が地下鉄の窓にぶつかる。ちょうどその地下鉄にはスイーツが乗っていて、トラウマを抱えることに。
遺体の鎖骨部分には傷があり、青い塗料が残されていてジャックが分析する。肩甲骨には歯が埋まっていて視力を回復する特殊な治療を受けていて、被害者は目の不自由な男性だと判明する。
この手の治療が受けられる眼科は限られていてすぐに被害者が判明するだろうと話していると、ジャックは青い塗料はポリマーで、特殊な弾で撃たれたようだと報告する。
もっとサンプルが必要なので、ジャックとデイジーで地下鉄のトンネルで被害者の肉を食べたねずみのフンを採取しに行く。2人はねずみの巣を発見して、上には換気口があり、ここから被害者の遺体が捨てられたと予測する。
アンジェラが被害者は30歳の男性マーティン・アラゴンで、文書の代筆で生計を立てていたと身元を特定する。ブレナンは頭蓋骨に傷があるのを発見しガラスが割れて刺さったような傷らしく、デイジーに武器の特定をするよう指示する。
ブースはアラゴンの仕事のパートナー、ソフィアから証言を取り、アラゴンはあらゆる分野に精通していて優秀だったと話す。
事件も新手の青い弾が使われていたりと新要素がたくさんあったのですが、聖子ちゃんの出演やスイーツの苦悩、ブレナンの本の話題なのでかき消れた感じでした。
松田聖子が演じたイワナガは本のストーリーはミステリーの手法よりも、登場人物の2人の関係や恋愛模様など、本筋から外れた部分ばかり取り上げていました。
メモ魔という設定で、肝心な部分はメモしないで、ブレナンいわくどうでもいい部分だけ取り上げていて、なかなかいいキャラだったと思います。
スイーツは人の死を目の当たりにして、自分の腕の中で希望いっぱいだった若者が死んだのだから、当然のことです。
ブースやジャックが普段はあまりスイーツに見せない優しさや思いやりに満ちていたし、彼を完全に仲間だと見て心配している様子が温かかったです。
ブースは死んだ若者は幸せだったとアドバイスして、それでスイーツも前を見ることができて、思い切った決断ができたのでしょう。
ジャックの187ページ絡みの騒ぎも面白かったです。
ジャックのテクをアンジェラがブレナンにもらして、それが本になり、最後にはアンジェラがアイデア料をもらっていました。
小切手を見て驚いていましたから、相当な額だったんでしょう。
ゲスト
マッキーナ・グラント – クレア・デュヴァル
コリン・ケイシー – マイケル・トロッタ
エディ・セラフィキ – ジェームズ・マディオ
ソフィア・ミード – ステファニー・チルダーズ
スチュワート・ボンダー – ペイジ・ケネディ
マルコ – ワイアット・フェナー
リク・イワナガ – 松田聖子
DATA
原題:The Bones on the Blue Line
放送日:2010/4/1
監督:チャド・ロウ
脚本:カーラ・ケトナー
第16話 二人の絆
あらすじ・感想
スイーツが出す本を読ませてもらったブレナンとブースは、間違いがいくつかあると指摘する。そもそも、2人が出会ったのはクレオが殺害された事件だと本には書かれてあったが、初顔合わせはそれより約1年前の事件だった。
当時はまだカミールはFBIの検視官をしていて、やっかな事件なのでジェファソニアンのブレナン博士の手を借りろとブースにアドバイスしたのがきっかけだ。
大学で講義するブレナンの元へブースが訪れ、はっきりした物言いの彼女をその場で気に入って身元の鑑定を依頼する。研究所で鑑定が行われ、ブレナンは分析の結果をまとめてブースに伝える。
被害者は16歳くらいのアフリカ系アメリカ人で、育った場所や仕事などをピタリと指摘し、ブースは結果に感心していた。そもそも身元の特定はテストで、ブレナンはお互いのことや実力を知らず手探り状態だったため、ブースの行為を許すことに。
被害者ジェマ・アリントンを殺したのは連邦判事のヘイスティだと見ているが、証拠がなくて追い詰められないとのこと。ブースはブレナンに逮捕できるような証拠を探してほしいと頼む。ザックはレントゲン写真から被害者の内耳の骨がなくなっているのに気づいて、ブレナンに報告する。
思い出を振り返るエピソードでとても楽しめました。
最初の頃のブレナンはまだまだ人と関わるのが苦手だったし、ストレートに言葉を表現したり態度に表したりして、相手を怒らせていたのを思い出します。
すぐに体が動いて、連邦判事の顔面にパンチしていましたが、初期の頃のブレナンはこんな風にアクティブだったのが懐しいです。
ジャックがまだ怒りっぽかったり久々にザックが登場して、ジャックとザックの実験の始まりもここからだったんですね。
最初からザックはやられ役で、ジャックが攻撃役、さらにブレナンまで加わってザックはボコボコにされて、ちょっとかわいそうだったけど笑えました。
ブースとブレナンはお互い一目ぼれで、キスまでしていたとは驚きです。
あの勢いならベッドインしてもおかしくなったのに、ひと呼吸置いてしまったのが今の関係になってしまったんでしょう。
一歩踏み出そうとギャンブラー、ブースがブレナンにキスしましたが、ブレナンは自分は変われないと拒否してしまいます。
彼女の気持ちをしっかり理解したブースは納得して引いてくれましたが、今後、関係が微妙になったり気まずくなったりしないかどうか心配です。
ゲスト
マイルズ・ヘイスティ判事 – セス・アイラー
タッカー・ヘンリー – セオドア・ボーダーズ
ジョスリン・アリントン – アンジェラ・ギブス
ジェマ・アリントン – ローラ・イジボア
DATA
原題:The Parts in the Sum of the Whole
放送日:2010/4/8
監督:デヴィッド・ボレアナズ
脚本:ハート・ハンソン
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