BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン5 第5話~第8話 あらすじ・感想

BONES/ボーンズ-シーズン5第5-8話 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン5の5話から8話のあらすじと感想です。
5話はミイラ遺体が発見されるが何千年も前のエジプトの物で、ブレナンは夢中になります。やがて、本物の死体が発見されます。
6話ではB&Bが鳥の羽まみれになり、8話ではブースの祖父が初登場します。

第5話 心の血を流した少年

B&Bははりつけになったミイラの遺体を捜査する。ミイラはジェファソニアンで展示される予定だった古いエジプトの物。担当していた研究所の博士が遺体で発見される。

あらすじ

高圧電流が流れるフェンスにミイラ化した遺体がはりつけになっていた。ブレナンが調査を行うと遺体はイラは3000年以上前のエジプトのもので感電死ではなかったが、ミイラには最近のものだと思われる血が付いていた。

ミイラの胸に穴が開いていて最近開けられたもので何かが入っていたと解り、ジャックは包まれていた布や微粒子を調べることに。ブースは環境団体がミイラをゴミ箱で見つけて抗議のために発電所のフェンスにはりつけにしたと突き止め、ミイラがどこのものか博物館に問い合わせしていた。

ブレナンはデイジーとミイラを分析し骨の特徴からある病気にかかっていて、首をはねられた形跡があり、頭蓋骨の状態から第18王朝のものだと気付く。興奮気味にブレナンとデイジーは分析を続け、ミイラの正体はファラオの2番目の王子アノックだと突き止める。

ミイラはジェファソニアン研究所のエジプト展示会のためにエジプト政府から借り受けていたもので、ブースとブレナンは担当の研究室を訪ねる。キャズウェル博士の助手が博士の部屋まで案内してくれるが内側から鍵がかかっていて、ブースが蹴破って中に入る。

ミイラの棺から血が滴っているのをブレナンが見つけ、中にはキャズウェル博士の遺体が入っていた。ミイラに付いていた血液とキャズウェル博士の血液が一致し博士は左目を刺されて死亡していて、博士が刺された凶器とアノックの胸を開いた凶器は同じものだと特定される。

感想

今回はミイラの盗難事件と本物の殺人、ブレナンと上司のデート、デイジー復活となかなかてんこ盛りで楽しかったです。
スイーツの個人的な頼みではブレナンも断ることができず、デイジーにチャンスを与えてあげて、意外と2人の息がぴったりで嬉々としてミイラを分析している姿が本当に楽しそうでした。

そんなデイジーが心配で心配でたまらなかったから、スイーツは子守みたいにデイジーにぴったりくっ付いていたんでしょう。
けんかになりそうだったけどスイーツがちゃんと正直に話して丸く収まってよかったです。

ブレナンは本来の古代の遺体の鑑定ができてエキサイトしていましたし、本物の殺人事件よりもこっちの方が大事みたいでした。
最初はデイジーの復帰に難色を示していましたが、彼女の能力のおかげで鑑定もスムーズに進んだし、いいコンビになりそうです。

ブースは相棒としてブレナンと事件を解決したかったのに、ブレナンがミイラに夢中でちょっとさみしそうでした。
上司がブレナンとデートしたことも本当は気に食わなかったのかもしれません。

何より、デートの席でブレナンが自分のことを持ち出したのがショックだったし、2人の間のことは2人だけのものだと言っていました。
2人の時間をいかに大切にしているかがわかりましたし、最後のブレナンとのシーンはキスしそうな勢いでした。
邪魔が入ったのは残念でしたが、ブースはブレナンに恋しているのがわかります。

ゲスト

アンドリュー・ハッカー – ディードリック・ベーダー
スティーブン・ターンブル – アンディ・アンバーガー
アジタ・ジャバリ – モズハン・マーノ
リーランド・フランケル – ケイシー・マハフィ
アレクサンダー・ウィートン – イーライ・グッドマン

DATA

原題:A Night at the Bones Museum
放送日:2009/10/15
監督:ヤノット・シュワルツ
脚本:カーラ・ケトナー、ジョシュ・バーマン

第6話 チキンファーム殺人事件

川岸で養鶏農家の遺体が発見される。被害者は周辺住民から恨みを買っていて、養鶏場の周りでは反対デモが行われていた。一方、アンジェラに新しい恋人ができたらしく、相手は意外な人物。

あらすじ

ガールスカウトの子供達が川で遺体を発見し、研究所まで運んできた。写真やサンプルなど全て採取されていて発見した座標まで書かれていたが、ブレナンは子供達に次はプロに任せるようアドバイスする。

遺体は異臭を放っていて臭いが強く、手足の指先が切り落とされている。アンジェラの復顔ではニワトリと人間のハーフのような顔になっていてジャックは政府の陰謀説を唱え始め、遺体からはニワトリの寄生虫まで見つかる。

ブースの調べによるとニワトリ顔の男はニック・レイビンで養鶏場を経営していた。早速ブースとブレナンでニックの養鶏場に向かうが、入口付近では養鶏に反対している地域住民たちのデモが行われていて大騒ぎになっていた。

ニックの妻ゲイナーは夫が失踪してから2ヶ月も経っていて死を予感していたらしく、ブース達が伝えてもさほど驚いた様子はなかった。ブレナンはニックの鼻が養鶏場の異臭で変形していたことを話すと、ゲイナーは夫に注意したが子供の頃からここで仕事をしていて全く気にしていなかったと言う。

ニックに恨みを持つ人間は養鶏場に反対している住民達の中にいるだろうとの証言があった。ブースはニックと一番もめていたジョシュに第一容疑者だと告げると、ブレナン共々ジョシュ達にコーンシロップをかけられて紙で作ったニワトリの羽の付けられてしまう。

感想

ブースとブレナンはとんだ騒ぎに巻き込まれて、鳥の羽だらけにされていました。
コーンシロップと紙の羽だったからそれほど被害も出なかったですが、羽まみれの2人がちょっぴり可笑しかったです。

おっと、ウェンデルとアンジェラの意外なカップルが誕生し、スイーツのお許しも出て体の関係にまで発展したみたいですね。
ウェンデルも素直で苦労していて頑張っている青年だから、アンジェラと上手く行って欲しいですね。

いち早くこの2人の関係に気付いたのがカミールで、ちょっとしたしぐさから見抜いたのがブースでした。
特にブースは脳の手術をしてから感が鈍ったと悩んでいた真っ最中だったので、これで少しは自信が取り戻せたんじゃないでしょうか。

珍しくブレナンとアンジェラのけんかが勃発していました。
アンジェラは子豚を救おうと寄付を募っていましたが、ブレナンは無意味だとひと蹴りです。
自分の主義を曲げるか友情を取るかで最後まで迷っていましたが、ブースのアドバイスで友情を取って丸く収まってくれました。

レストランで帰ろうとするブレナンの手を取って話していたブースとのシーンにちょっとドキドキしてしまいました。
すぐにスイーツが双子の話に持っていってしまいましたが、ブースの気持ちが手を握っていたシーンに現れていました。

ゲスト

ジョン・コリンズ – ショーン・ブリジャース
ゲイナー・レイビン – トレイシー・ミッデンドーフ
ジーナ・マクナラマ – スーフィ・ブラッドショウ
ジョッシュ・パーソンズ – アンドリュー・J・ウェスト
ロイ・メイヤーズ – スティーヴン・M・ポーター

DATA

原題:The Tough Man in the Tender Chicken
放送日:2009/11/5
監督:ドワイト・リトル
脚本:ディーン・ロパタ

第7話 カインとアベル

道路が陥没した穴から見つかった遺体は、子供のように小さかったが実は大人だった。レスラーだった被害者は敵も多く、誰もが怪しく見える。一方、ブースは射撃テストが控えていたが思わしい状態ではなく、信頼できる人物に相談する。

あらすじ

ブースはFBIの射撃テストが近く練習していたが的から大きく外れてしまい、脳の手術の影響かと思ってスイーツに相談しに行くが彼はFBI捜査官の評価をしているので、別の人に相談することに。

水道管が破裂して道路が陥没して穴が開き、そこから緑色の白骨死体が発見される。遺体は子供のように小さかったがブレナンは骨の状態から大人の男性だと特定し、近くには金貨が落ちていた。

地下水と地下にあった物質がカルシウムを緑色に染めてしまって、骨が染まっている深さから遺体は死後2ヶ月から5ヶ月は経っていた。ビンセントは被害者が右肩を痛めていて肋骨にも傷があるのを発見し、骨の変形具合などからレスラーではないかと言い出す。

アンジェラが小人のレスラーを探しているとブレナンが骨の形状が良く似ているレスラーを見つけ、彼の名はアイアン・レプラコーンだった。

ブースはゴードンのレストランに行き射撃の腕が落ちたことや、脳の手術をしてから以前とは変わってしまったことなどを相談する。ゴードンはしばらくブースの様子を観察することにして、捜査にも加わってブレナンとブースの3人でレスリングの試合を見に行くことに。

感想

久々のゴードン先生の登場で、ゴードン&ブース、ゴードン&スイーツの面白いコンビが見られました。
すっかりシェフになったゴードン先生でしたが相変わらず観察眼が冴えていて、見事にブースの悩みを解決してくれました。

スイーツはブースがゴードンに相談したのが気に入らなかったみたいでしたが、ゴードンと協力して捜査もはかどったしブースの射撃の腕を元に戻す方法を発見できたのも、2人が揃っていたからですね。
シェフになって精神科医としての仕事から遠ざかっていたゴードン先生ですが、相変わらず鋭かったです。

ブースがスイーツに素直に射撃のことを素直に相談できなかったのも、FBI捜査官を分析するという立場があったから、お互いの立場を考えてのことなのでしょう。

ブレナンはブースの射撃の腕が落ちてしまったのは練習不足や老化のせいだと、ブースにとっては耳の痛い言葉ばかりでした。
脳に異常はないと医学的にわかっているし、まっすぐなブレナンの性格からしたら妥当な結論なんでしょうね。

しかし、ブースの心は複雑で、そんな心理的なものが射撃や退院してからの変化に現れているのでしょう。
そして、ゴードン先生がきれいにまとめてくれて、大切な人を守るためなら男は何でもできるとアドバイスしていました。
そのおかげで、ブレナンが見守る中、ブースは見事な射撃の腕を披露できたし、素敵な最後のシーンでした。

ゲスト

ノバーロ – ダン・カステラネタ
ギジェット・ジョーンズ – デビー・リー・キャリントン
デレク・デフォント – デイヴィッド・ノローナ
ニコール・デフォント – ウィン・エヴァレット
トッド・ムーア – マーティン・クレバ
ジョージ・アラノ – ジェレマイア・バーケット
カーソン – エヴァレット・ウォーリン

DATA

原題:The Dwarf in the Dirt
放送日:2009/11/12
監督:チャド・ロウ
脚本:カリン・アッシャー

第8話 愛の形見

不動産業者がベッドで遺体を発見する。事故の可能性もあったが、チームの分析が進み殺人だとわかる。施設に入っていた祖父ハンクが問題を起こし、ブースはハンクを家で預かることに。

あらすじ

ダイナーでブース、ブレナン、スイーツの3人はブースの祖父ハンクを待っていた。退職者用の施設でハンクは看護師らと上手くいかず、しばらくブースが預かって一緒に住むことになっている。

再会を喜び合っているブースの元へ呼び出しの電話が入り、ブースとブレナンは現場へ向かい、スイーツがハンクをアパートまで送って行くことに。

家の販売業者が売り家のベッドでほぼ灰になった死体を見つけ、ブレナンは灰がくずれそうになっている手をヘアスプレーで固めて、被害者は女性だと鑑定する。ベッドサイドにキャンドルとチョコレートケーキがありキャンドルから燃え移ったのではなく、ブースは自然発火ではないかと言い出す。

ジャックの分析ではブースの言うことはあながち間違いではなく、寝たばこをしていて火が燃え移り、被害者の脂肪がロウソクのロウの役割をしてパジャマが芯となり灰になったという仮説を立てる。

被害者の女性の足はハイヒールで変形していて体重がかなり重かったと見られる。アンジェラが被害者の手を分析して防御創のようなものがあるのを見つけ、ジャックが分析したオレンジ色のねばねばはベストだろうと予測する。

感想

ブースの祖父が初登場で、この祖父にしてこの孫ありというのが何となくわかりました。
年老いてはいるけど愛嬌があって人好きのするタイプだし、正義を貫いて困っている人を助けようとする姿はブースそっくりです。

ブース達が被害者が働いていた店に行った時、つい困っている人を助けたくなってベスト着てちゃかり働いていました。
太っている人専用のバーでは女性達に大人気で、ノリノリダンスが本当に楽しそうでした。
スイーツの子供ネタは鉄板で、ハンクにまでパーカーの友達じゃないかなんてからかわれて、ブースと同じようないじり方をしています。

でも、やはり年には勝てなくて薬をいつ飲んだか忘れたり、迷子になったりして、最後にはボヤ騒ぎまで起こしてしまいます。
ブースも仕事があるからハンクにべったり付き添うわけにもいかず、真剣に頭を悩ませていたのは愛があるからこそでしょうね。

最終的にはハンクがブースのことを思って自分から施設に戻ると言い出して、そんなハンクの気持ちがブースも痛いほどわかったはずです。
そして、ハンクはブースのことをブレナンにしっかり頼んで去って行ったのがじーんときました。

ゲスト

ケイティ・セルニック – サラ・ラファティ
ハワード・ファイルマン – デヴィッド・ボウ
ステファニー・サイモン – エイドリアン・スミス
モーリーン・マック – カーラ・レナータ
デビッド・ポウ – カーター・マッキンタイア
ハンク・ブース – ラルフ・ウェイト

DATA

原題:The Foot in the Foreclosure
放送日:2009/11/19
監督:ジェフ・ウールノー
脚本:パット・チャールズ

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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