BONES -骨は語る- 5×7 カインとアベル

BONES-骨は語る-シーズン5 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン5第7話「カインとアベル」のあらすじと感想です。
道路が陥没した穴から見つかった遺体は、子供のように小さかったが実は大人だった。レスラーだった被害者は敵も多く、誰もが怪しく見える。一方、ブースは射撃テストが控えていたが思わしい状態ではなく、信頼できる人物に相談する。

あらすじ

ブースはFBIの射撃テストが近く練習していたが的から大きく外れてしまい、脳の手術の影響かと思ってスイーツに相談しに行く。しかし、彼はFBI捜査官の評価をしているので、別の人に相談することに。

水道管が破裂して道路が陥没して穴が開き、そこから緑色の白骨死体が発見される。遺体は子供のように小さかったがブレナンは骨の状態から大人の男性だと特定し、近くには金貨が落ちていた。

地下水と地下にあった物質がカルシウムを緑色に染めてしまって、骨が染まっている深さから遺体は死後2ヶ月から5ヶ月は経っていた。ビンセントは被害者が右肩を痛めていて肋骨にも傷があるのを発見し、骨の変形具合などからレスラーではないかと言い出す。

アンジェラが小人のレスラーを探しているとブレナンが骨の形状が良く似ているレスラーを見つけ、彼の名はアイアン・レプラコーンだった。

ブースはゴードンのレストランに行き射撃の腕が落ちたことや、脳の手術をしてから以前とは変わってしまったことなどを相談する。ゴードンはしばらくブースの様子を観察することにして、捜査にも加わってブレナンとブースの3人でレスリングの試合を見に行くことに。

雑感

ブースが虹のふもとのレプラコーンと妖精の話を持ち出してきて、かなりロマンチックな始まりです。
噴き出す水道管の水で虹ができて、ブレナンがちょっと輝いて見えましたね。

タイトルは「カインとアベル」ですが、レプラコーンという名称が入ったリングネームだった被害者はまさに金貨を大量に持っていて、捕まえた犯人が伝説通り金貨を手に入れていたから、「レプラコーン」というタイトルでもよかったくらいです。

久々のゴードン先生の登場で、かなり楽しかったです。
シェフ姿が板に付いていて、料理の腕もかなりのものですね。
元々料理好きだったのでしょうが、自分のお店まで開いてやりがいのある仕事ができているようで良かったです。

ゴードン&ブース、ゴードン&スイーツの面白いコンビが見られました。
すっかりシェフになったゴードン先生でしたが相変わらず観察眼が冴えていて、見事にブースの悩みを解決してくれました。

もう精神科医は引退したと言いながらブースに付き添って問題を解決しようとしてくれて、とても優しくて思いやりのある方です。

ブースからすれば手術を受けてからあら色んなことが変わって自信を失いかけていたし、一番自信のあった射撃というスキルまで失うなんて、耐えられなかったのかもしれませんね。
表には出さなかったけどかなり悩んでいたんだろうし、強い味方のゴードン先生がいれば何とかなると思ったのでしょう。

スイーツはブースがゴードンに相談したのが気に入らなかったみたいでしたが、ゴードンと協力して捜査もはかどったしブースの射撃の腕を元に戻す方法を発見できたのも、2人が揃っていたからですね。
シェフになって精神科医としての仕事から遠ざかっていたゴードン先生ですが、相変わらず鋭かったですね。

ブースがスイーツに素直に射撃のことを相談できなかったのも、FBI捜査官を分析するという立場があったから、お互いの立場を考えてのことなのでしょう。

ブレナンはブースの射撃の腕が落ちてしまったのは練習不足や老化のせいだと、ブースにとっては耳の痛い言葉ばかりでした。
脳に異常はないと医学的にわかっているし、まっすぐなブレナンの性格からしたら妥当な結論なんでしょうね。

しかし、ブースの心は複雑で、そんな心理的なものが射撃や退院してからの変化に現れているのでしょう。
そして、ゴードン先生がきれいにまとめてくれて、大切な人を守るためなら男は何でもできるとアドバイスしていました。
そのおかげで、ブレナンが見守る中、ブースは見事な射撃の腕を披露できたし、素敵な最後のシーンでした。

キャスト

■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
ポスターとリングのレプラコーンが別人だと、試合中にブーイング。
銃のことをハジキと言うなど、ジョークを覚えたと披露する。

■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
射撃の腕が落ちてしまって、困ってゴードン先生に相談しに行く。
試合後にリングに上がり偽レプライコーンを痛めつけるが、ブーイングの嵐に。

■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
骨が緑色に染まっていた理由を突き止める。
大量の泥や土の中からリングを見つける。

■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
ネットで低身長のレスラーを見つけ、名前はアイアン・レプラコーンだと教える。
ゴードン・ゴードンと話し、食べにくいバーガーをもっとシンプルにとアドバイスする。

■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
ラボでビンセントと分析を進める。
ビンセントのトリビアを優しく制して、仕事に集中させる。

■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
ゴードンと一緒に取り調べを行う。
本を出さなかった理由は、2人がお互いに愛し合っているからと告げる。

■ ビンセント・ナイジェルマリー – ライアン・カートライト
肋骨に3ヶ所の傷を見つけ、死因かもしれないと報告する。
マリリン・モンローの足指は6本などのトリビアを披露する。

■ ゴードン・ワイアット – スティーブン・フライ
助けを求めてやって来たブースに付き合って、問題解決に当たる。
スイーツやブレナンと話し、ブースに的確なアドバイスを与える。

■ ナバロ巡査 – ダン・カステラネタ
水道管が破裂した現場で、B&Bに骨が見つかった経緯を説明する。

■ ギジェット・ジョーンズ – デビー・リー・キャリントン
レスリングの興行主。
被害者プライスの元恋人で、彼には本命の女性がいたと語る。

■ デレク・デフォント – デイヴィッド・ノローナ
被害者の双子の兄で、普通サイズ。
保釈審問に行ったり仕事を世話したりと、力になっていた。

■ ニコール・デフォント – ウィン・エヴァレット
デレクの妻。
被害者と長期間、浮気をしていた。

■ トッド・ムーア – マーティン・クレバ
アイアン・レプラコーンとしてリングに上がっている。
FBIから逃げようとして、ブースに叩きのめされる。

■ ジョージ・アラノ – ジェレマイア・バーケット
被害者と同じ部屋だった囚人。
被害者が恋人から別れの手紙を受け取り、早く出たがっていたと話す。

■ カーソン – エヴァレット・ウォーリン
ブースの隣で射撃の練習をしていた男性。

作品データ

原題:The Dwarf in the Dirt
放送日:2009/11/12
監督:チャド・ロウ
脚本:カリン・アッシャー

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