BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン5 第9話~第12話 あらすじ・感想

BONES/ボーンズ-シーズン5第9-12話 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン5の9話から12話のあらすじと感想です。
10話はハッピーなクリスマス・エピソードです。ブレナン役エミリー・デシャネルの実の妹ズーイー・デシャネルが登場しています。
11話はロズウェルで起きた事件の捜査で、X-ファイル風のBONESが楽しめます。

第9話 天才ゲーマーの真実

チームはあるアーケードゲームの世界チャンピオンの死を捜査する。大勢のファンがいたが、ライバルゲーマーなど、敵も多かった様子。一方、人気映画を良い席で見ようと、フィッシャー、スイーツ、ジャックは交代で並ぶことに。

あらすじ

廃油の中から男性の遺体が見つかりブースとブレナン、カミールが現場に来ていたが、肉付きの遺体で自分は不要だとブレナンは帰ろうとしていた。廃油の中から遺体を取り出そうとすると組織が全部取れてしまって骨が現れて、ブレナンの出番となる。

ブレナンとフィッシャーは骨の分析をしていて、頭を殴られ腰辺りを刺された跡が見つかる。足には犬にかまれたような跡があり左側の骨の磨耗が見られ、被害者の職業は郵便配達員だと解る。

ブースの調べで被害者はスティーブ・リフトンだと判明し、配達ルートと廃油の回収ルートで重なってる部分があった。リフトンの妻は夫はゲーマーで「パンキーポング」というアーケードゲームの世界チャンピオンで、パートナーと仕事をしていたと話す。

リフトンはキース・シーガーという男性に訴えられていて、息子ダギーを怪しい様子でじっとながめていて、声をかけたらすぐに逃げてしまい危険だと思って訴えたと言っている。自閉症のダギーはパンキーポングに夢中で、リフトンはダギーではなくゲームを見ていたとブレナンは説明する。

アンジェラはネットでリフトンの前のチャンピオン、ビリー・ゲーブルがリフトンはいかさまをしていると怒っている映像を見つけ、ブレナンに報告する。

感想

大分BONESの遺体のグロさには慣れてきたつもりですが、今回の油の中から見つかった遺体は結構グロかったですね。
遺体を出すところから皮膚や内臓がボロボロ落ちていて、フィッシャーくんがビールで肉を早く取り除こうとしている時にも目玉がポコンと浮かんできたりと、気合が入っていました。
目玉が浮かぶ時にはちゃんとそれらしい音まで入っていて、視聴者への挑戦状かと思ってしまったくらいです。

アバター絡みのジャックとスイーツ、フィッシャーの忙しそうな行動が見所です。
みんなあからさまに普段と態度が違っていて、カミールは不思議そうな顔をして何か怪しんでいました。
結局バレなかったみたいで、男性陣3人の巧妙な作戦勝ちでした。

スイーツは女の子に迫られてまずい雰囲気でしたが、デイジー第一でよくぞ耐えたなとほめてあげたいです。
逆にフィッシャーくんはスイーツが逃した女の子と仲良くなって、記録更新したみたいですね。

ジャックの腕に彫られたアンジェラのタトゥーは今回初めて本人に披露されたんですね。
今さらこんな小ネタをぶっこんでくるとは、ジャックとアンジェラの関係に何か変化があるのかもと勘ぐりたくなりました。

ゲスト

トーリー・ペイン – ケイリー・デファー
クリス・バリンジャー – サム・ゴルザーリ
ディアドレ・ライアン – ジェサリン・ワンリム
キース・シーガー – エヴァン・アーノルド
ジル・リフトン – ローラ・ハイスラー
ビリー・ゲーブル – オーレン・スクーグ
ウィリー – ミッキー・ジョーンズ
ジュニア – ニック・ノーデ
バリー – スティーヴン・クリストファー・パーカー
ダグ・シーガー – ジョーダン・オル

DATA

原題:The Gamer in the Grease
放送日:2009/12/3
監督:ケイト・ウッズ
脚本:ディーン・ロパタ

第10話 聖夜の誓い

サンタの恰好をした男が銀行前で金を要求し、体に巻かれた爆弾が爆発して死亡する。事故で自爆したように見えたが、ブースは犯人は別にいると見て捜査する。ブレナンは父が連れて来た風変りな親戚と会うことに。

あらすじ

ブースは銀行強盗の知らせを受けて銀行へと急行しサンタクロースに扮した犯人に銃を向けるが、犯人は体に爆弾を巻いていて、銀行の前で爆発してしまう。

怪我人が出てブレナンとカミール、ジャックも現場にやって来て、犯人の肉や骨が飛び散りブースや目撃者のジョージアにも付着し、2人は証拠としてラボへ連れて行かれる。

ジャックは爆弾の破片を回収しながら、自家製の爆弾だろうとブースに話す。ブースはラボでジョージアからバス停でバスを待っていたら急にサンタクロースが爆発したと聞く。

ちょうど現場からジャックが戻って来て、爆弾の心臓部を発見し27.4メガヘルツの周波数で爆発するようになっていて、もう1人無線を操っていた人物がいるはずだと示唆する。

ブースはサンタが爆発する直前に何者かの声を聞いていて、サンタはコールだと言っていたのを思い出し、無線用のスキャナで電波の出所を探すことに。

ブースとブレナンが電波の出所らしき家を見つけてアンテナを倒し、違法にラジオ放送を行っていたオーウェンを逮捕する。オーウェンは体制に反発する放送を行っていたが、爆発とは無関係だと主張している。

感想

クリスマスらしいハートフルな展開で、最後はみんなそろって楽しく食事して、にぎやかなクリスマスになりました。
久々にプレナンのパパ、マックス登場で、パパのお願いを聞いて家族でのクリスマスを決めたブレナンも意外と優しいところがありますね。

ブレナン役エミリー・デシャネルの妹ゾーイ・デシャネルが変なまたいとこマーガレット役で登場。
マックスが2人並ぶと姉妹みたいなんて言っていたように、実の妹さんだからやっぱり顔も似てます。
マーガレットはフランクリンの言葉の引用ばかりして、ブレナン以上に風変わりなタイプでした。

ブースのセクシーショットも見所で、つるんとした美しいボディをさらしてくれて、目の保養になりました。
鍛え上げられた肉体はマッチョでカッコよかったし、意外と色白でつやつやなお肌をおがめてラッキーでした。

最初、被害者は爆弾をまきつけて銀行強盗をやった悪者という始まりでしたが、解決してしまったら真の被害者が彼だったわけです。
被害者の母親の気持ちを考えて、葬儀に参列しようと決めたブレナンの優しさが光っていました。
カミールがミシェルを家族として思っている母親らしさみたいなものも現れていたし、家族の絆が感じられる感動的なエピでした。

ゲスト

マーガレット・ホワイトセル – ズーイー・デシャネル
オーウェン・ティール – ドリアン・ミシック
ミシェル・ウェルトン – ティファニー・ハインズ
ジョージア・ハートメイヤー – メリンダ・ペイジ・ハミルトン
アビー・シバレー – ウェンディ・フィリップス
マラカイ・ウォレス – ジャック・ケーラー
ホールデン・シバレー – マット・マクタイ

DATA

原題:The Goop on the Girl
放送日:2009/12/10
監督:ティム・ソーサム
脚本:カーラ・ケトナー

第11話 X-ファイル・イン・ロズウェル

ロズウェルで宇宙人のような遺体が発見され、B&Bが捜査に向かう。地元の病院で分析を始めたブレナン。MRIを使おうとすると遺体が起き上がるなど、摩訶不思議な現象が起きる。

あらすじ

ニューメキシコ州ロズウェルで銀色の袋に入れられた宇宙人のような死体が見つかり、ブースとブレナンが現場へ。袋を開けると遺体は銀色に光っていてブースは宇宙人か?と聞くが、ブレナンは袋で密閉されていたせいで屍蝋化して光っているだけで、人間の女性だと答える。

そこへ、ショットガンを持った女性マーシャが現れてブース達に銃を向けるが、保安官がFBIの捜査官だと説明する。

ブレナンは遺体をラボに送りたいと言うが保安官は駄目だと断る。以前にエイリアンの遺体をワシントンに送ったことがあり、トラブルになったかららしい。そんな話をしているとXファイルのテーマが流れて、被害者の側に落ちていた携帯が鳴っていた。

ブレナンは閉鎖された病院で遺体の分析を行うことに。第一発見者のマービンはUFO愛好家で、自分も5年前に異星人に拉致されたと言っている。

発見したものは人間の遺体だとは思わずエイリアンのものだと思い込んで喜んでいたが、暗闇にオレンジ色の目がたくさん光っていたが、多分コヨーテだろうとの見解だった。

ブースがブレナンが分析している病院を歩いてるとデルミーという女性が話しかけてきて、自分はUFOブロガーでエイリアンの遺体について色々と聞かれる。保安官は彼女のことを知っていて、不法侵入だと留置場に拘留することに。

感想

まさにXファイルといった雰囲気そのもので、UFOチックな面白いストーリーでした。
トップではXファイルのテーマ曲が流れたし、死体発見現場で見つけた携帯からもXファイルのテーマ曲が流れてきて、ブースとブレナンがモルダーとスカリーに見えてもおかしくない雰囲気でした。

MRIで死体が起き上がったのにもビックリだったし、ついブレナンが悲鳴を上げたりブースの銃がMRIに引っ付いたのもおかしかったです。
種を明かせば、単にベアリングの弾が頭の中に複数あっただけでしたが、それでも雰囲気を損なわないいい味付けだったように思います。

とうとうウェンデルとアンジェラの関係がオープンになり、ウェンデルも隠し事がなくなりほっとした様子でした。
ジャックにも受け入れてもらえて良かったけど、やっぱりそれは表面的なものでした。

3人でランチしているところへ偶然とはいえスイーツがやって来て、全然平気じゃないとアドバイスしたのもナイスです。
ジャックは自分の気持ちを偽れないとスイーツのところに飛び込んできたし、やきもきしながら2人の恋愛模様を見守ることになり、しばらくは切ない時間を過ごすことになりそうですね。

ゲスト

ジェリー・ボンズ保安官 – ベン・ジロー
マービン・ブリークマン – カイ・レノックス
デルミー・パランコ – ケリー・スミス
マーシャ・ビントン – デイル・ディッキー
ブレイン・ミラー – ディーン・ハグランド
レイチェル・アダムス – ペニー・ジョンソン・ジェラルド
デイブ – ジェームズ・マクマン

DATA

原題:The X in the File
放送日:2010/1/14
監督:アリソン・リッディ=ブラウン
脚本:ジャネット・リン

第12話 JFKの真実

ラボに政府職員が現れ、極秘で骨の鑑定を依頼する。誰1人ラボから出ることが出来ず、ブースはラボに入れない。ブレナン達は分析を進める中、ある重要人物の骨なのではと推測する。

あらすじ

一般調達局のホワイトだと名乗る黒のスーツを着た一団がやって来て、ブレナン達にある遺体の骨の鑑定を依頼する。全員拘束されてここから出ることはできず、骨のサンプルを取るのも禁止。別途用意されたサンプルも傷つける検査は禁止だと指示され、死因の特定のみをしてくれというのが要請内容だ。

たまたま研究所に来ていたスイーツも一緒に拘束され、こっそり携帯でブースに連絡を取って状況を知らせる。ブースがラボにやって来るが、ホワイトと黒服の男達に駐車場から入れてもらえず引き返すことに。

ブレナンは骨の状態から39歳以上の男性で骨粗しょう症を患っていて、頭蓋骨の状態から銃で撃たれた跡を見つける。カミールはジャックに微粒子などの分析を頼み、ブレナンは正式な骨の年代を割り出すため、骨の一部をポケットに入れて地下の標本と比較することに。

ブースは状況を上司のアンドリューに説明し、アンドリューは自分のコネを利用して政府関係筋から探ると約束する。

ジャックはピンクのウールの繊維を発見し、ブレナンが出した正確な骨の年代から、持ち込まれた遺体は1963年に暗殺されたJF・ケネディのものではないかと推測する。果たして遺体は本当にケネディなのかどうか、死因は何かなど、スクインツ達は真実を追究することに。

感想

殺人事件の起こらない珍しい事件だったのに、上手くBONESのキャラが生きていてブースの大活躍も描けていた印象的なエピソードでした。
ホワイトの裏をかいてどんどんスクインツ達が自分達なりの分析を進めようとする手腕はお見事でしたし、スイーツの相手に不安を抱かせる作戦も成功しました。

ブースは大事な仲間達を放っておけなくて、無理やりラボに侵入したやり方がド派手でカッコよかったです。
最後のホワイト達をやっつけるアクションも、目がハート形になるほどほれぼれする動きでした。
もちろん、最初のマイケル・ジャクソンのダンスもなかなかのものでした。

そんな緊迫感のある中、妊娠検査薬騒ぎでいつものスクインツ達の日常も描かれていました。
カミールはミシェルじゃないかとやきもきしていたし、アンジェラは自分だと告白してウェンデルにどう告げるべきかなど、内心では何かと不安でたまらなかったことでしょう。

そんなアンジェラの気持ちを一番理解して、プロポーズなみの優しさと愛を見せたジャックが素敵でした。
久々に登場したアンドリューもいいキャラで、ちょっとタイミングが遅かったけどブースを救うためにFBIを連れて突入してきたし、まだブレナンをあきらめていないところが彼らしかったです。

ゲスト

アンドリュー・ハッカー – ディードリック・ベーダー
ホワイト – リチャード・T・ジョーンズ
ジョーンズ – スコット・コナーズ
スミス – ディラン・ケニン

DATA

原題:The Proof in the Pudding
放送日:2010/1/21
監督:エミール・レヴィセッティ
脚本:ボブ・ハリス

BONES (ボーンズ) -骨は語る-

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