BONES/ボーンズ、シーズン5第19話「殺しのセッション」のあらすじと感想です。
業務用洗濯機から遺体が発見されるが、証拠は何もかも洗い流されている。やっと被害者を突き止め、彼はロックの音楽キャンプに参加していた。やがて、凶器は高価で希少なギターだとわかる。
あらすじ
ホテルの業務用洗濯機の中から骨が見つかる。肉は柔軟剤や漂白剤、洗濯機の熱のせいで完全に腐敗していて、洗濯機の中に残されていた。骨もきれいに血液などが洗い流されていて、死因や凶器の特定は難しい状態である。
骨の状態から被害者は冒険好きで毎年のようにスリルを味わっていて、何らかの怪我を繰り返していた形跡が見られる。人工的なシリコン物質が見つかり、アンジェラのコンピュータ技術で製造番号を読み取り、被害者は不動産業者のリチャード・コールだと特定される。
誕生日のたびに様々なキャンプに参加し、別人になりきってスリルや興奮を味わっていたとのこと。今年はロックの音楽キャンプに参加していたが、主催者のサイモン・グラハムともめて追い出されたという情報を得る。
サイモンはコールと和解していて、有名なロックミュージシャン、エリック・ダルトンと共演させることで取引きしたと言っている。
エリックの部屋に行ってみると誰かと争った形跡が見られるが、相手はコールがだましてからかった男で、単にけんかをしただけだった。
アンジェラとアラストが傷跡を分析し、死因につながる傷を見つけ出し、凶器はギターだと特定する。しかも、特殊な形のギターで、高価な57年製のレスポールだと判明する。
雑感
音楽ネタ満載で、ロックな雰囲気がカッコよかったです。
体育会系なノリのブースはロックを聞きまくっていたみたいで色んなバンドにも詳しかったし、セッションではノリノリで歌っていました。
もうワンフレーズだけとブレナンにおねだりして、頭にネクタイをまいて弾けていた姿がかわいかったです。
スイーツは以前メタルバンドをやっていたと言っていたし、自分でもキーボードを弾いて歌っていましたから、音楽に詳しいのは当たり前ですね。
夢見る少年みたいにサイモン・グラハムの取調べに同席させてくれと、ウルウルした目でブースに頼んでいたのがかわいかったです。
ロックなどには全く興味なしのブレナンでしたが、ステージ上で披露したギターの腕はなかなかのものでした。
ブースがあれだけ楽しそうにしていてあんな素敵な笑顔をされたら、何もしないわけにはいかなかったのかも。
演奏していた曲が2人の思い出の曲というのも、イキな感じでしたね。
ブースとブレナン、双方に相手がいて、お互いに相手との関係が気になっているようですね。
ブレナンはブースがキャサリンと社会的契約を結んだとしきりに話題に出すし、ブレナンがアンドリューからCDをもらったと言ったら、今度はブースが社会的契約を結んだと言い出すし…。
お互いに恋愛感情を持っているのに、否定せざるを得ないというのがちょっと切ないですね。
ロック・ミュージシャンを父に持つアンジェラの知識はさすがです。
凶器がギターだと特定したし、年代や種類までピタリと当てて、ギターをバラすのは自分の見ていないところでやってくれと、父親譲りのギターへの愛情が感じられました。
久々にカミールにも春がやって来て、素敵な婦人科医との出会いがありました。
結局、ミシェルにはバレてしまって別の婦人科医を探すことになりましたが、親子の立場が逆転してミシェルに説教されていて面白かったです。
ミシェルが正論を言っていたから、賢いカミールも反論できず。
ミシェルなりにカミールのことを心配していて、彼女の恋を応援しようとしているのが素敵でした。
仲のいい信頼関係のある親子ですね。
バジリくんもラボのみんなとなじんできたみたいで、いい雰囲気でした。
野球ファンだったとは驚きで意外と詳しかったし、自分でも野球チームでプレイするほど好きなんですね。
ジャックと野球の話で盛り上がっていたし、論理的にブレナンを説得していたのはお見事でした。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
被害者は1年おきに怪我をしていることを発見する。
捜査で音楽キャンプに行き、ステージ上でギターを演奏する。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
キャサリンからプレゼントされたイルカのネクタイをしている。
音楽キャンプに飛び入りし、ステージで歌う。
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
小さな骨のカケラを見つけてアラストに渡すと、マンモスの骨だとわかる。
アラストと一緒に凶器のギターを分解し、髪の毛を見つける。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
壊れたシリコンの破片から、コンピュータで製造番号を突き止める。
アラストが取った凶器の型から、ギターが凶器で種類や年代を特定する。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
ミシェルの婦人科の先生を探し、ポール・リドナー医師に決める。
ポールとランチに行き、次は映画に行こうと誘う。
■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
サイモン・グラハムに合って大興奮し、仕事を忘れて質問する。
音楽キャンプ参加者の女性の尋問を見て、犯人ではないと断定する。
■ アラスト・バジリ – ペジ・ヴァーダト
野球好きで野球の話をしたり、何かを野球のプレーに例えたりする。
アンジェラのサポートがあり、死因となった傷を絞り込む。
■ ミシェル・ウェルトン – ティファニー・ハインズ
カミールと新しい婦人科で検査を受ける。
留守電を聞いて、担当医とカミールとデートするのを知ってしまう。
■ ポール・リドナー – エロン・ゴールド
ミシェルの産婦人科医。
カミールを気に入り、ランチに誘う。
■ サイモン・グレアム – マイケル・デ・バレス
音楽キャンプの主催者。
不動産のことで被害者コールともめていたが、その後、和解する。
■ エリック・ダルトン – ジョシュ・トッド
プロのギタリストで、音楽キャンプのゲスト。
パーティーのあった日、彼の部屋でコールと誰かがもめたが、途中で抜けて知らなかった。
■ フレッド・キートン – スティーヴン・ハック
ロックのギタリストにあこがれていた音楽キャンプの参加者。
コールにだまされて笑いものにされ、コールを殴る。
■ ベベ – モリー・モーガン
音楽キャンプの参加者。
コールのギターを盗んで売った。
■ ジーノ – ジョン・ウィン
音楽キャンプの参加者。
サイモンを探すブースに居場所を教える。
■ リチャード・コール – マイケル・イリオパウロス
ホテルの業務用洗濯機から見つかった被害者。
毎年、ファンタジーキャンプに参加し、今年も音楽キャンプに参加していた。
作品データ
原題:The Rocker in the Rinse Cycle
放送日:2010/4/29
監督:ジェフ・ウールノー
脚本:カリーヌ・ローゼンタール
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