BONES/ボーンズ、シーズン6第8話「溶けた骨の真実」のあらすじと感想です。
チームは黒焦げになった車の中にある溶けた骨の捜査を担当する。普通だと、骨が溶けることは考えられない。遺体から銃弾が見つかるが死因は火でも銃でもなく、死因の特定に苦労する。
あらすじ
朝日が昇ると死体が乗ったトラックが燃え始め、やがて爆発。車の中から骨が溶けたように見える遺体が発見される。燃焼促進剤のようなものは使われていなかったが、かなり高温で燃えた形跡が見られて、発火点の特定すらできない状態だった。
車から発見された白い粉をジャックが解析し、カミールは胸の辺りに銃弾を見つけ撃たれて殺されたのではないかと見ている。カミールとデイジーで骨に付着した物質を分離しようとしていて、アンジェラが車の製造番号の下4桁を見つけ出し車の持ち主を特定する。
ジャックとデイジーは粉が酸化マグネシウムだと突き止め、結晶化して骨が溶けたように見えたと仮説を立てる。ブースは車の持ち主ジェシーの店を訪ね、マグネシウムの削りカスが辺りに捨てられているのを発見する。ジェシーの話では被害者は従業員のジョージ・ライフォードで、不要なマグネシウムをやったとのこと。彼は金の問題を抱えていた。
ブースはジョージがマグネシウムを盗みジェシーが撃って殺したのではないかと聞くが、彼は否定する。ジョージとは高校からの友達で、殺すはずがないと語る。
デイジーは銃弾は骨に大してめり込んでいないし、取り出した銃弾には線条痕がないので、死因は銃ではないとブレナンに報告する。
高校の教師をやっているジョージの妻から話を聞くため、ブースとブレナンは高校へ。教室にはジェシーの店でバイトしている青年ランディがいて、ブースが妻から話を聞いている間にブレナンにランディから情報を聞き出してくれと頼む。
ブレナンは居残りの生徒達に色々と聞くが、アンバーにからかわれたランディは教室から出て行ってしまう。一方、ジョージの妻キャシーは夫が死ぬ1週間前に生命保険に加入していた。子供のことを考えて夫が加入したとキャシーは言っている。
FBIにキャシーがやって来て、スイーツが事情聴取をする。キャシーはスターウォーズ・カードにオークションサイトで大金を払っていた。いつも同じ出品者ベイダー649に毎月500ドルも払っている。
雑感
「骨は溶けない」の真相をブレナンやブースが暴いてくれて、溶けたように見える謎解きもなかなか楽しかったです。
相変わらずアンジェラのコンピュータ技術がスゴすぎて、刺殺された傷を見つけ出すし溶けた骨を元通りの状態に戻してしまうしで、彼女がいなかったらFBIの事件の半分くらいは未解決だったかもしれません。
デイジーはやたらとFBIの心理テストのことを気にしていて、スイーツに泣き付いて練習した甲斐がありました。
スイーツとキスしながら問題を盗み見しようとしたりして、なかなかのやり手です。
ブレナンと好きな色を聞かれた時の話をしていましたが、2人とも同じ答えでやっぱり科学者は思考が専門的で普通じゃないんですね。
今回の実験はちょっと危険そうでした。
銃弾がジャックやデイジーに当たったらどうするんだろうと心配でしたが、案の定、ジャックに薬きょうが当たってしまいました。
デイジーはジャックをその気にさせようと「ラボのキング」を称えて陛下と呼んでいて、ジャックもまんまとデイジーの作戦に乗ってしまいましたね。
ハンナは子供が苦手だと言っていましたが、ブースのアドバイスのおかげでパーカーとも自然に打ち解けられてよかったです。
ブースはハンナと真剣ですから、パーカーとの間に溝ができてしまったら関係も少し複雑になってしまいます。
やはり、人好きするハンナは見事にパーカーの心もがっちりつかんで、ブースの悩みも1つ取り除けましたね。
キャスト
■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
被害者の妻の教え子たちから話を聞こうとし、生徒達からクールだと言われる。
アンジェラの骨の復元画像を見て、死因は刺殺だと特定する。
■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
ハンナを嫌っているパーカーとハンナを会わせる。
容疑者の生徒のロッカーを調べ、凶器かもしれないナイフを発見する。、
■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
デイジーと熱で弾が飛ぶかどうかの実験をし、薬きょうで怪我をする。
凶器のナイフの種類を詳しく特定する。
■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
焼け焦げた車から、製造番号下4ケタを判別。
溶けた骨をコンピュータで復元する。
■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
骨を見てすぐに胸の銃弾を見つける。
液体窒素で、車から骨をはがす。
■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
キャシーに事情聴取し、生徒と浮気していたことを聞き出す。
デイジーの心理査定のテストに協力する。
■ デイジー・ウィック – カーラ・ギャロ
FBIの心理査定に通るかどうか心配になっている。
スイーツに問題を出してもらい、査定の練習をする。
■ パーカー・ブース – タイ・パニッツ
パパを取られると思って、ハンナを嫌っていた。
ブース抜きでハンナと過ごし、仲良くなる。
■ ハンナ・バーリー – キャサリン・ウィニック
パーカーの心をつかもうと、2人きりで話す。
一緒に動物園に行き、すっかり仲良くなる。
■ キャシー・ライフォード – アリシア・ラガノ
被害者ジョージの妻。
生徒と浮気し、別の生徒に知られて金を払っている。
■ ランディ・スミノフ – アラステア・ジェームス
キャシーの浮気相手の生徒。
ジョージと同じ店で働いていた。
■ アンバー・フレア – ステラ・メイヴ
自称ランディのガールフレンド。
ランディをからかって、彼は教室から出て行く。
■ ジェシー・ウィルソン – マック・ブラント
ジョージが働いていた店のオーナー。
凶器のナイフを持っていたが、半年前に盗まれた。
■ ハノーバー – アオニカ・ローラン
弁護士。
ランディ達の弁護を担当。
■ ポール・リノト – タナー・ノヴラン
ベイダー649というハンドルネームで、キャシーから金を受け取っていた。
■ ジル・マッキントッシュ – テイラー・パークス
キャシーの教え子。
ランディ達と一緒に居残りしていた。
作品データ
原題:The Twisted Bones in the Melted Truck
放送日:2010/12/2
監督:ゴードン・C・ロンズデール
脚本:ジョシュ・バーマン
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