BONES -骨は語る- 6×9 私の中の彼女

BONES-骨は語る-シーズン6 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

BONES/ボーンズ、シーズン6第9話「私の中の彼女」のあらすじと感想です。
チームは優秀な外科医の死を捜査することに。ブレナンは被害者が自分によく似ていて、いつも通りの冷静な分析ができなくなってしまう。

あらすじ

ブレナンは料理は自宅に友人を招き、手料理でもてなす。出席者はブースとハンナ、ジャックとアンジェラ。食事を楽しんでいると、カミールから呼び出される。

ウッドランドという治安の悪い地域に呼び出されたブース、ブレンナンとカミール。倒れた木の根っこに絡まるようにして遺体が発見され、ブレナンは被害者の大まかな年齢や体格を分析していると、遺体に自分が持っているのをそっくりなイルカの指輪を発見。さらに、被害者の体格はブレナンと同じで、ブレナンは被害者のことが気になり始める。

被害者は指の特徴から裁縫師などハサミで切るような動きが多い職業で、ブレナンは外科医も含まれると言う。

木の年輪から死亡時期は約11ヶ月前で、失踪者を探すと優秀な心臓外科医のローレン・イームスだった。ローレンの同僚の話では、彼女は独身で友達もおらず、人を寄せ付けない冷たい女性で仕事一筋だったとのこと。

彼女の資料を受け取ったブレナンはローレンが自分そっくりな顔をしていて、性格も似ていることに動揺していた。ローレンは移植チームのクリス・マーカムと親しかったが、クリスの片思いだったらしい。

家に帰っても眠れずラボに行って仕事をしていると、夜警のマイカが差し入れを持って来て、時には主観的に仕事をしてみればとアドバイスされる。ローレンの治療記録のCDを聞いてみると彼女の声は自分そっくりで、だんだんとブレナンはローレンと頭の中で会話するようになっていく。

ローレンを思っていたクリスから話を聞くといつも断られてばかりいたが、目を見れば自分に思いがあるのはわかっていたとのこと。ローレンの胸には刺されたような傷があり、クリスは彼女は転んで怪我をしたと言っていて、ちょうどその頃、移植のことで患者の父親ともめていたらしい。

ジャックの分析で、ローレンは反射板の付いた凶器で殴られたとわかる。ブースとブレナンはローレンともめていた患者の父親に会いに行く。今は子供は回復し、ローレンを恨んではいないとのこと。

息子とマッチする心臓があったが感染症の危険があるとローレンが判断し、移植が見送られていた。ブレナンはローレンと同じ意見だと告げる。道具箱の中に反射板のついた懐中電灯を発見し、ブレナンは素手で触ってしまう。

雑感

ブレナンの内面をぐっと掘り下げたエピソードで、どんどんローレンと自分を重ね合わせてやつれていくブレナンがちょっと心配になりました。
いつも以上に事件に入れ込んでいるし、明らかに動揺していていつもの冷静さを欠いていましたね。

自分が大事にしているのと同じイルカのリングを被害者がしていたのを見た時から始まり、ローレンの人となりを知れば知るほど自分と同じだと思い込んでしまいました。
書類の写真を見てもブレナンそっくりだったし、CDの声もブレナンそっくりで、どうしてブースやカミール達が気づかないんだろうと不思議に思っていました。
その謎が最後になって解き明かされてなるほど!と思ったし、ブレナンの視点のみから描かれていたんですね。

ローレンみたいに後悔したくないとブレナンはとうとうブースに気持ちを伝えるんですが、すでにブースにはハンナがいて、ブレンナンの気持ちには応えることができません。
ちょっと前まではブースがブレナンを追いかけていたのに、すでに時遅しでちょっと恋のタイミングがずれただけなのに大きく状況が変わってしまいました。

心から愛するハンナがいて「彼女は二番手じゃない」と言い切ったブースがカッコよかったです。
車の中で泣いているブレナンは切なかったですが、傷が少しは癒えてブースみたいに新しい道が1日でも早く見つかってほしいです。

キャスト

■ テンペランス・ブレナン – エミリー・デシャネル
被害者ローレンが同じイルカの指輪をしていて、自分そっくりだと思ってしまう。
ローレンに肩入れし、感情的な言動を取るようになる。

■ シーリー・ブース – デヴィッド・ボレアナズ
懐中電灯を素手で触ったブレナンへ注意する。
恋人のハンナがいるからと、ブレナンの告白を受け入れない。

■ ジャック・ホッジンズ – T・J・サイン
木の年輪を分析し、被害者の死亡時期を割り出す。
傷口の微粒子を分析し、凶器に反射板が使われていたと突き止める。

■ アンジェラ・モンテネグロ – ミカエラ・コンリン
ブレナンの手料理で、つわりが和らいだとお礼を言う。
同じようなイルカの指輪はどこにでもあると、ブレナンを励ます。

■ カミール・サローヤン – タマラ・テイラー
事件だと電話をして、ブレナンを現場へ呼び出す。
証拠品の指輪を持って行ったブレナンに、珍しいと言う。

■ ランス・スイーツ – ジョン・フランシス・デイリー
被害者と自分を重ねているだけだと、ブレナンに告げる。
ローレンはストレスから、自ら危険な行動を取るようになったと分析する。

■ ハンナ・バーリー -キャサリン・ウィニック
インターネットで失踪した外科医を見つける。
ブレナンの気持ちを考えて、ブースと言い合うブレナンの味方をする。

■ マイカ・レガット – エンリコ・コラントーニ
研究所の警備員で、9年務めている。
博識でブレナンと親しく、事件に入れ込む彼女にアドバイスする。

■ クリス・マーカム – ゴンザロ・メネンデス
ローレンに片思いしていたヘリのパイロット。
患者の父親とローレンがもめていたと話す。

■ マイク・ドゥワースキー – ブライアン・グッドマン
息子の心臓移植の件で、ローレンに文句を言った。
反射板のついた懐中電灯を持っていて、証拠として押収される。

■ アディット・ガド – シシール・クラップ
ローレンの同僚の医師。
ローレンの資料をFBIに持って来て、仕事一筋だったと語る。

■ アンソニー・トラクストン – フランシス・キャプラ
麻薬の売人。
ローレンが薬を買いに来たが、値切ったので小突いたと証言。

作品データ

原題:The Doctor in the Photo
放送日:2010/12/9
監督:イアン・トイントン
脚本:カーラ・ケトナー

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