BONES (ボーンズ) -骨は語る- シーズン9 第16話~第18話 あらすじ・感想

BONES/ボーンズ_シーズン916話-18話 BONES (ボーンズ) -骨は語る-

第16話 湖に沈んだ希望

あらすじ

ブレナンはブースよりも現場に出た時にハイリスクだと保険会社に判断され、生命保険料が高額だと不満を感じている。

バッグに入った腐乱死体が沼から見つかり、ブース達は現場へ。バッグの中には遺体だけでなく、ヤツメウナギが入っていた。

被害者は3年前に骨折し、固定用のピンの製造番号から身元がわかる。被害者はアフガニスタン出身のサリー・ナゼリ、アメリカで教員助手をしていて、1年前に兄アジズと共にアメリカへ亡命している。

ブースとブレナンはアジズにサリーの死を告げに自宅へ行くと、ブースの旧友でCIAのダニーがいた。サリーはCIAの情報員で、アフガニスタンのテロリスト、イブラヒムの情報を集めるなどアメリカ政府に協力していたとのこと。

イブラヒムは爆撃でもう死んでいると見られているが、もし生きていればサリーに復讐したはずだ。バッグに遺体を詰めて一緒にヘビを入れるのがイブラヒムの手口で、今回の事件と似ている。

イブラヒムがいた刑務所で看守をしていたヨハンセンに話を聞くが、爆発の影響で記憶障害があり特に思い出せることはないと語る。

デイジーは博士号を取るための口述試験を受けて不合格だったが、試験が延期になったとみんなに嘘を付いている。完璧を求めるブレナンに試験に落ちたことを言えないと悩みをスイーツに相談し、正直に話せばわかってくれるとアドバイスをもらう。

ジャックがヤツメウナギから繊維を見つけ、造園業をしているアジズのものと一致する。アジズはプリペイド携帯を持っていて、事件の数日前にアフガニスタンのある地区に電話している。

ダニーによれば恐らく、イブラヒムの部下だったアフマドだろうとのこと。ブース達がアジズに聞くと、妹と一緒に故郷に戻りたくて連絡したとのこと。アジズは最近、妹の様子が変で夜、しょっちゅう出かけていたし、そのことをダニーに報告しても何もしなかったと責める。

感想

CIAのダニーは2回目の登場です。
前回は謎めいていてチラっと出て来ただけだった、今回はがっつり事件に絡んでいました。

被害者サリーとの関係や軍隊時代のナイフの件でブースには容疑者扱いされたけど、一緒に犯人を捕まえることができてよかったです。

他の政府機関絡みとか大きい事件に決まって登場するのがキャロリンです。
いつもはズバっと耳の痛いことも遠慮せずに言う彼女だけど、司法取引で犯人を逃すとブースに告げなくてはいけなかったのはなかなかしんどかったでしょうね。
今回は別の策で犯人を捕まえることができたし、すっきり終わってくれて良かったです。

デイジーが口述試験に不合格だったとブレナンに報告したけど、過去の遺物で自分も落ちたし実習で結果を出せばいいと彼女らしい励まし方でしたね。

デイジーは不合格の件で仕事に身が入らず見逃しが多発してたけど、ブレナンのアドバイスで息を吹き返したみたいにプロフェッショナルに仕事をこなしていました。
スイーツに相談してたけど、まだ未練があるみたいですね。

ゲスト

デレク・ヨハンセン – クリス・ブラウニング
アジズ・ナゼリ – ホーミー・ドルーディアン
サリー・ナゼリ – ナズニーン・コントラクター
カイル・スタンリー – クリストファー・コッポラ
ピート・ディネーン – パトリック・レナ

DATA

原題:The Source in the Sludge
放送日:2014/3/10
監督:イアン・トイントン
脚本:ジョナサン・コリアー

第17話 浄化槽の遺体

あらすじ

バージニアの浄化槽で遺体が見つかったとブースに連絡があり、ブレナンは浄化槽ごとラボに運ぶよう伝えてくれとのこと。

ブースは娘クリスティンを教会へ連れて行きたいが、ブレナンは反対している。スイーツにその件を相談すると、免疫力もアップするなど健康に良い効果があると言われ、精神医学ジャーナルに書いてあったとのこと。

ブレナンがラボに行くと、カミールから新しい実習生ロドルフォを紹介される。今は実習生を募集していないと断るがカミールから渡された経歴に目を通し、とりあえず雇うことに。

ここでの立場をわかってもらおうと、ブレナンはロドルフォに浄化槽に入り足りない骨を見つけるよう指示する。彼は浄化槽の壁に被害者の爪があるのを見つけ、この中で溺死したと死因を突き止める。

骨には無数の傷などがあり、被害者は刑務所にいて殴られたり刺されたりしていたらしい。皮膚の組織にタトゥーがあり、身元は仮釈放され回収業の仕事に就いていたベニー・シャーグソンだった。

保護監察官のファウラーによれば、刑務所仲間とは会わず真面目に働いていたとのこと。その後、ファウラーからベニーと兄弟同然だったホレイショの情報をもらい、彼は1週間前に釈放になっている。

ブースとブレナンが彼の職場へ行くと逃走し、レストランでブースが格闘の末、ホレイショを逮捕する。ホレイショは自分がベニーに密告させ仮釈放させたと言い、釈放後は関係を持たないようにしていたとのこと。一度だけ、ベニーから車を盗むのに必要な手助けを求められたと語る。

ベニーの骨の状態から彼は交通事故にあって骨折し、痛みをこらえて誰かから逃げたことがわかる。アンジェラのシミュレーションで再現してみると、助手席に乗っていた犯人はベニーと同じく骨折などの傷を負っている。

スイーツはブースから大量の資料を渡され、人手が足りないから条件に該当する容疑者を割り出してくれとのこと。スイーツはあることに気づき、犯人を特定する。

感想

また新しい実習生が入って来たけど、かなり人数もいて十分なのでは?と思ってしまいます。
キャラ的にちょっと、オリバーやアラストとちょっとかぶっている部分もありますね。

初回からジャックがキューバ料理を作っておもてなししたくらいだから、みんなに受け入れられるのは早そうです。

ブースとブレナンのクリスティンを教会へ通わせるか問題も、エビデンス対決みたいになって楽しかったです。
ブースはスイーツから聞いた精神医学ジャーナル、ブレナンは聖水に含まれる健康に良くない成分で主張し合い、ブースの描いたストーリー通りにはいかなかったですね。

ブースもブレナン相手に科学対決なんて、無謀なことをしたものです。
結局、ロドルフォの宗教的価値観を聞いたブレナンにひらめきがあり、ブースの意見を取り入れました。
こういう柔軟性のある考え方ができるのがブレナンのいい所ですね。

ブースのレストランでの容疑者との戦いが面白すぎました。
ナイフやフライパンなどその場にあった調理器具で戦って見事にブースが勝利し、厨房の人達から拍手喝采でしたね。
冷蔵庫(?)の下に入って行ったブースの銃はしっかり回収したのか気になります。

ゲスト

ジョージア・グレース – デンドリー・テイラー
マーティン・ファウラー – ケビン・E・ウエスト
ホレイショ・マンシーニ – シャヒーン・エゼル
グラハム・ブレスリン – クリス・コイ

DATA

原題:The Repo Man in the Septic Tank
放送日:2014/3/17
監督:ジェフリー・ウォーカー
脚本:マイケル・ピーターソン

第18話 クズの中の遺体

あらすじ

植物に包まれた遺体がラボに運び込まれる。クズという植物で、遺体の組織や骨などを栄養にして、休息に成長している。茎が骨や組織の間に入り込み、ジャックはハサミで茎を取り除いていくが、もろくなった頭蓋骨が破壊されてしまう。

実習生達はバッファローで開催中の会議に全員出席し、クラークがブレナンの助手を努めることに。最近時間ができたクラークはミステリー小説を書き、みんなに読んで感想を聞かせてほしいと頼む。

組織からDNAを採取することができ、ジョー・スターケルだとわかる。弟ケンの働く職場へ、ブースとボーンズは向かう。ちょうど子供向け番組の撮影中で、ケンはブロッコリーの着ぐるみを着て仲間達と踊りながら歌っていた。

撮影が中断し、ブース達は兄の死をケンに伝える。ジョーは同じ番組のニンジン役だったが、新しい番組を作ることになった。

分析によると、数ヶ月前にジョーは誰かとけんかし、骨修復した跡がある。新番組のプロデューサーは番組が上手くいかず打ち切りだとジョーに告げてけんかになり、その時に傷を負っている。ブロデューサーにはアリバイがあり、容疑者からは外れる。

スイーツはSNSでジョーに熱烈なメッセージを送っていたネットストーカー、デブラから話を聞く。デブラは昔は太っていたがジョーのおかげで健康的な生活を送れるようになり、感謝しているとのこと。SNSに依存気味で、意識せずにメッセージをたくさん送ったと言っている。

ジョーは女性関係が派手だった。心臓病を患っていて薬を飲んでいたが、副作用が嫌で薬を止めていたらしい。

アンジェラはジョーのクレジットカードの履歴と事件の関係者の履歴を分析し、ジョーはケンの妻マリリンと浮気していたことがわかる。ケンは浮気のことは了承していたし、兄が薬を止めたことを知らなかった。

感想

ブースとブレナンがクリスティンの誕生日会をどうするかの流れが楽しかったですね。
2人とも子供のためを思ってあれこれ考えて、ブースはワンマンバンドを呼んだけど結局使い物にならず、自分でやったからこそクリスティンや場が盛り上がっていました。

ブレナンは親が逃亡生活をしていて誕生日会をやったことがないから、何がいいのかわからず…。
マックスが鬼ごっこが好きだったよとアイデアをくれたおかげで、クリスティン鬼ごっこ好きで楽しそうでしたね。

クラークが本を出すなんて、完全にブレナンの後姿を追っているみたいですね。
ただ、ブレナンと違って作家の才能はなさそう。

カムやジャック、アンジェラは感想をどう言うか、相当悩んでいましたね。
傷つけないためにそれとなくにごしてほめたり、本人のためにも友達として本当のことを言おうとした矢先に出版が決まったと知り、本音が言えなくなってしまいました。

読者代表の3人が本は退屈だと感じているから、出版社はOKを出したけど本が売れなくてクラークが落ち込みそうですね。

ゲスト

デブラ・アン・ヴォーカー – ケリー・スチュワート
ケン・スターケル – ジョナサン・チェイス
トミー・マンソン – ノア・ワイズバーグ
ジェイク・ウィンタース – デヴィッド・スターズィック
マリリン・スターケル – エリザベス・ロバーツ

DATA

原題:The Carrot in the Kudzu
放送日:2014/3/24
監督:ロブ・ハーディ
脚本:サンフォード・ゴールデン、カレン・ウィスカーヴァー

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