第1話 The Magic Riddle
時は11世紀。キャットウィーズルはノルマン兵に地下牢に閉じ込められていて、無理難題を押し付けられている。ノルマン兵の隙を突いて牢を逃げ出すが城のてっぺんまで追い詰められて、空飛ぶ魔法の呪文を唱えて池にダイビングするが、池から上がるとそこは20世紀の世界だった。
近くの館に忍び込み、部屋に隠れているとある少年が部屋から壁の中へと消えていくのを見てしまう。キャットウィーズルは少年の後を付けていくと、地下にある隠し部屋へと通じていて、そこで少年に見つかってしまう。
その隠し部屋には古代の魔法の呪文が壁に書かれていて、キャットウィーズルは大歓喜する。12歳の少年はセドリックという名で、隠し部屋はセドリックの祖先アルフレッドが魔法の研究をしていた部屋だったのだ。こうして、キャットウィーズルの時間を越えた二度目の旅が始まった。
DATA
放送日:1971/1/10
監督:デヴィッド・リード
脚本:リチャード・カーペンター
第2話 Duck Halt
空と飛ぶ魔法を完成させるため、魔法本を見ようとキャットウィーズルはセドリックの部屋に忍び込むが、朝の5時で家族が起きてしまうからと追い出されてしまう。セドリックに自分のことを聞かれて正直に答えるが、当然信じてもらえない。
空飛ぶ魔法を完成させるには13の印を集めなくてはならず、一つ目の印はセドリックの家で羊の角を既に入手済み。二つ目の印に繋がる手がかりが雄牛の描かれた看板にあると睨んだキャットウィーズルは、取り外された看板が乗せられたトラックに乗り込み、そのまま一緒に運ばれてしまう。
やっと車が停止して倉庫に着いたので看板を盗もうとするが、持ち主のピックルに見つかり大騒動になってしまう。
キャットウィーズルを追いかけてきたセドリックはピックルの隙を突いて、キャットウィーズルに自転車に乗って逃げるようアドバイスして、乗り方を教えるのだが…。
ゲスト
ピックル – ビル・オーウェン
DATA
放送日:1971/1/17
監督:デヴィッド・リード
脚本:リチャード・カーペンター
第3話 The Heavenly Twins
ダック・ホールトを住み家として暮らし始めたキャットウィーズルは、次なる印である双子の象徴、ヘヴンリー・ツインズを探すことに。
セドリックが今日は自分の誕生日だけど、退屈なパーティーがあると愚痴をこぼしに来た後、キャットウィーズルは魚釣りに出かける。そこでマジシャンのヴァダンティと出会って彼の手品に感動し、自分も魚が釣れる魔法を披露して4匹の魚を釣り上げてみせる。
ヴァダンティの家まで付いて行って手品用のうさぎを失敬し、セドリックへのプレゼントにしてしまう。偶然にもヴァダンティはセドリックの誕生日パーティーにマジシャンとして招待されていて、こっそり潜り込んでいたキャットウィーズルと出くわし、彼を自分のアシスタントとしてパーティーでマジックを披露することになるのだが…。
ゲスト
ヴァダンティ – ポール・エディントン
DATA
放送日:1971/1/24
監督:デヴィッド・レーン
脚本:リチャード・カーペンター
第4話 The Sign of the Crab
今日はカニの印を手に入れてやるぞと張り切っているキャットウィーズル。その頃、セドリックの屋敷キングス・ファージングに昨夜泥棒が入り、壁に飾られていた銀のカップ類が盗まれてしまった。
ダック・ホールトに見知らぬ男が飛び込んできて、男は涙ながらに訴えかけてキャットウィーズルの同情を買うのに成功し、持っていた荷物を預かってくれと言っててどこかへ行ってしまった。セドリックはダック・ホールトにやって来て、謎の男が置いていった荷物を開けると屋敷から盗まれた品が詰まっていたのだ。
セドリックはキャットウィーズルと協力して品物を屋敷元の場所に戻そうとするが、警察は泥棒が舞い戻ってくるだろうと警備していた。警備の網をかいくぐって屋敷の中に入ったキャットウィーズルは、警官の格好をして昼間荷物を預けていった泥棒テッドと遭遇する。
ゲスト
ピュー警部 – デレク・フランシス
テッド – ロナルド・レイシー
DATA
放送日:1971/1/31
監督:デヴィッド・レーン
脚本:リチャード・カーペンター
第5話 The Black Wheels
獅子の印を探して壊れた傘や時計、レコード盤などのがらくたを集めてきたキャットウィーズル。洗車中のセドリックの家にやって来て、傍らで鳴っているレコードプレーヤーに興味を引かれる。プレーヤーは音の出る魔法の箱でレコードは声の詰まった黒い回転盤だと思い込んでいるのだ。
キングス・ファージングの歴史や展示物を客達に紹介している、グルームの声が突然で出なくなったと聞いたキャットウィーズルは、こだまをバケツで捕まえて声を取り戻そうとするが失敗する。今度は拾ってきたレコード盤に魔法をかけて魔法薬を作り、これをグルームに飲ませようと彼の部屋へ忍び込むが、グルームは一口飲んだ途端、あまりの不味さに家を逃げ出してしまう。
本物の医師ホーキンンス先生が到着し、セドリックはキャットウィーズルを逃がそうとするが時すでに遅し。キャットウィーズルはグルームの振りをして先生の診察を受けるのだが…。
ゲスト
ホーキンンス先生 – ジョナサン・エルソム
DATA
放送日:1971/2/7
監督:デヴィッド・リード
脚本:リチャード・カーペンター
コメント