クリミナル・マインド シーズン7 第16話~第18話

第16話 つぐない

ジョージア州アトランタで娼婦が殺される事件が3件立て続けに起こっていた。被害者達は残虐に刺されてはいるもののレイプされた形跡もなく衣類もきれいに着せられていて、街から離れた公園で見つかっている。さらに被害者達はどちらも250ドル持っていて金は盗まれておらず、殺し方の残虐性と死体遺棄の丁寧さから、複数犯によるものと見られる。

主導権を握っているのは支配型の犯人で性的に不能で女性を殺すことで快楽を得ていて、服従している方は自責の念に駆られて遺体を整えて捨てている。やがて次の犯行が行われこれまでとはターゲットが変わり、性的な問題を解決するセラピストだった。他の被害者同様、今回の被害者にも太ももに円柱形のものを押し当てられたあざのようなものが見られ、犯人は車椅子で障害を持った人物だと推測される。

犯人の主従関係の絆が深いと判断したホッチ達は記者会見で従属している者に語りかけて良心に訴え、名乗り出てもらおうとするがそれらしい連絡は入らなかった。

ガールズナイト決行でJJの子供の子守に名乗り出たのがリードだったというのが驚きです。
ドラマ見たくらいじゃ子守なんてできそうにないですが、ちゃんと面倒みれたんでしょうか。
そして、ホッチのトライアスロン大会はメンバーのほとんどが応援に来ていましたが、女子会組は前日の深酒がたたってヘロヘロだったけど、ホッチの晴れ姿を見に駆けつけたのはえらいです。
ジャックとベスの対面も無事にすんでいい雰囲気だったし、メンバー達も初めてベスを見て品定めしたんでしょう。

第17話 禁断の果実

ワシントン州シアトルで2組のカップルが22口径の銃で処刑スタイルで殺される。現場には無理やり押し入った形跡はなく何も盗られおらずレイプの痕跡もなしで、クッションで消音して撃った跡が残っていた。次の殺人が間もなく起きると予想した通り弟3の事件が起こり、チームは現地に着き次第手分けして捜査を行うことに。

殺されたカップル達は同じ教会に通い里親プログラムに参加していて、緊急時に里親として2、3日子供を預かるリストに名前が載っていた。犯人は女性で自分の子供を亡くしたか身ごもれないため子供を欲しがっているが、被害者達の家に子供がいなかったため殺されたと見ている。

里親プログラムに関わる従業員や退職者なども調べてみたがプロファイルに合致する人物は特定できず、最近まで施設にいたのではという考えで分析を進めるが、やはり何も出てこなかった。次の犯行が行われ今度は被害者の家ではなく人通りのある路上で、犯人は赤ちゃんを連れ去っている。被害者達は同じ子供を預かっていて、実の母親が子供を奪い返すために犯行を重ねていたことが判明する。

最後の最後までトミーが本当にかわいそうでした。
純粋にマギーを愛していて施設にいる間も手紙のやり取りをして彼女を待ち、やっと会えて一緒に家出してまで付いていったのに、あの仕打ちはむごすぎます。
そして、ケヴィンとガルシアはお似合いのカップルなのに何かひと波乱ありそうです。
今のままでいいというガルシアに対しケヴィンは一歩前進したいみたいで、2人の思いが食い違っているからこじれなければいいんですが…。

第18話 翼

アリゾナ州クロフォードの砂漠近辺でティーンくらいの男の子が発見される。少年は長期間どこかに監禁されていて逃げ出してきた跡があり、日の当たらない場所にいて栄養失調で関節炎もあり鎖でつながれていた跡があった。モーガンとJJが少年に会いに行くが予想以上に精神的ダメージを受けていて、恐怖や緊張のため医師にも治療させようとはしない。

口がきける状態ではなく病室の隅にある机の下に丸くうずくまったまま、動こうとはしなかった。モーガンはゆっくりと腰を落ち着けて少年とコンタクトを取ろうと床に座り込み、時間をかけて少年との距離を縮めようとする。少年が発見された場所と同じフラッグスタッフ近辺でビリーという少年が行方不明に。犯罪の少ない地域なので同一犯による犯行だと見られている。

少年が保護された事件がニュースで流れ、サム・アレンという女性が鎖につながれた少年を見たことがあると警察に来るが、勘違いだったとそのまま帰ってしまう。エミリーとロッシはサムを説得しようと家まで行くが、サムはかたくなに記憶違いだったと言い張るだけだった。

頼れる兄貴モーガンの魅力がいっぱい詰ったエピソードでした。
エンジェルと少しずつ心を通わせようとする過程も素晴らしかったし、過去の自分のトラウマをさらけ出して少年を励ますところもよかったです。
終盤はサムの協力もあってなだれのように事件が解決に向かっていきましたが、もう少しその過程を描いて欲しかったです。

クリミナル・マインド

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク