第10話 人形遣い
アリゾナ州で連続殺人事件が起こり2人の男性の死体が発見され、1人の女性が行方不明になっている。被害者は2人とも棺のような箱に押し込まれていて髪は黒く染められ、幾つかの関節が外れていて首には何度も吊るされた跡が残っていた。
その後、新たな被害者が発見され彼は元々黒髪で、前の被害者と同様の跡が見られたが、まるではりつけにでもされたように手足に穴が開いていた。箱の中はきれいに彩られていて、プレゼントのようにラッピングされていた。犯人は何らかの妄想を抱いていて、それに該当する男性が見つかっていないため殺人を繰り返している。
手足を伸ばしてはりつけにするなど中世の拷問を行っていることから、犯人は何らかの裁きを下そうとしているとプロファイルが発表される。リードは被害者の体重がだんだん軽くなっていることやあごの関節まで外されていることから、犯人は自由自在に人間をマリオネットにして操ろうとしているのではと推測する。
モーガンとJJは被害者が着せられていた洋服を扱っている古着屋へ出向き、クレジットカードの利用明細を見てみると店主が奥へ行くが、車で逃走してしまう。
とうとうリードとメイヴが会うことになったと喜んでいたら、何やら雲行きが怪しくなってしまいました。
リードがストーカーだと勘違いした男性は別の人と待ち合わせしてただけで、とんだ取り越し苦労でせっかくの初対面のチャンスを逃して残念でした。
でも、リードとメイヴが同じ本をお互いにプレゼントしようとしていて、心は深くつながっていてロマンチックですね。
第11話 転生
アメリカの南東地域で同じ手口の殺人が2件発生し、どちらの被害者も背後からノミで一突きにされ、周りにはウジ虫が群がっていた。また、現場は100マイルも離れていて被害者同士に共通点はまるでなく、どちらもウジ虫と一緒に動物の毛が見つかっていて、被害者の奥歯からは木のかけらが検出され、犯人が木片をくわえさせたと見られる。
死体はウジ虫が発生するほど腐敗は進んでおらずこのウジ虫は殺人現場には生息していない種類で、犯人が持参してまいたものだった。2人目の被害者宅周辺で聞き込みを行っていたロッシ達は目撃者を見つけ、犯人は被害者のことをテイラーと別の名前で呼んでいたことが判明し、似顔絵も完成する。
木片をくわえさせてノミで後ろから殺す手口は、20年で8人の女性を殺した25年前のシリアルキラー、ラッセル・スミスの手口とそくりだった。3人目の被害者が車で発見され彼女が働いているレストランで同僚から話を聞くと、似顔絵の男に絡まれて誕生日のパイを出すよう要求され、男は被害者をキャロルと読んでいた。
BAUが過去に解決した事件を模倣して殺害された被害者が発見されていました。
これはシリーズ序盤からBAUメンバー達の写真を撮ったり、モーガンのグラスを盗んだりしていた犯人ですよね。
BAUに何か恨みがあるのか、それとも話題になった事件を再現したいのか、真相が気になるところです。
第12話 ツークツワンク
リードはいつものように公衆電話からメイヴに連絡を取ろうとするが、アダム・ワースと名乗る男から音声変換された声で「ツークツワン」と告げられる。彼女がストーカーに誘拐されたと確信してホッチに助けてくれと相談しメンバー達が集合し、まだ事件かどうか解らないので時間外に動くことに。
まずはメイヴの本名と居場所をガルシアが突き止め、メンデル大の遺伝学学者メイヴ・ドノヴァン教授だと判明するが10ヶ月前に休職していた。両親が倉庫を持っていてそこに住んでいた可能性が高くJJとモーガンが調べに行くと、争った形跡があった。両親の話で婚約者ボビーの存在を知らされ彼に会いに行くと、リードはレストランにいた男だと感情的になり、外へ出されてしまう。
ボビーはメイヴから婚約破棄されすでに別の恋人がいて、自分もストーカーされていたと送られてきた写真を見せる。JJはガルシアにメイヴの写真をPCに取り込んでもらっている最中、顔が塗りつぶされている写真を見つけ、アイライナーが使われていることから犯人は女性だと示唆する。リードはボビーの家に行った時のことを思い出し、「ドクター」と彼のことを呼んだボビーの恋人ダイアンが犯人だと確信する。
メイヴが誘拐されリードがホッチに「助けてください」と声を震わせながらお願いしていたところはとても心を打たれました。
ホッチがみんなを集めて事件の経緯を説明し、時間外に動くから協力できない者は出て行ってくれと言った時にも、誰1人として席を立たなかったのも、BAUの絆の強さを感じました。
リードとメイヴはとてもお似合いのカップルだったから、2人のいちゃいちゃぶりをもっと描いて欲しかったです。
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